はるのんとはちまんくん   作:アルスDQ

15 / 65
どうもアルスDQです!
今回で小学生編ラストです。
さてさてどうなるか?
ではどうぞー!
コメントもよろしくです!


卒業式、そして…

あのクソ野郎事件から1年がたった。

遠足にも修学旅行にも行った。

ちなみに班は全て陽乃と一緒でしたか何か?あと陽乃が転校してきてから俺の隣は席替えしても陽乃だったけどね。すごい偶然?だ。

 

(本当はくじで八幡の隣になった人と陽乃が交渉して変わってもらっていたので八幡の疑問があたっている。)

 

今日は小学校の卒業式だ。

始まる前に校門の前で写真を撮った。

俺1人、陽乃1人、俺と陽乃、俺と陽乃と小町と雪乃など。

 

卒業式はだいたいその前に練習を何回かやるがそれがめんどくさい。でも、授業やんなくていいから楽だけどね。

 

そして今から本番が始まる。

まず、開会の言葉から始まりそのあとに生徒1人1人校長先生から卒業証書をもらう。それが終わってからPTA会長や同窓会などの人たちから祝辞の言葉を聞く。ここまではいい。

 

やばいのはこの後の校長先生のお話という地獄だ。ここの校長は話が長いことで有名だが今日は30分ぐらいで終わらないかなー?

 

     ----30分経過----

 

終わらない…、まあこんぐらいなら。

 

     ----1時間経過----

 

・・・・・・まだか?

 

     ----2時間経過----

 

…やっと終わった。生徒はもちろん、先生や保護者まであの校長以外はぐったりしている。あの校長解任しないかなー。まあ今日で卒業だから小町と雪乃には悪いけど耐えてもらわないと。

 

そして閉会の言葉で式は終わった。

 

そのあとクラスで集合写真やらいろいろとやり陽乃と一緒にクラスを出た。

 

外に出たところで小町と雪乃が待っていた。

 

「「お兄(義兄)ちゃんー!お義姉(姉)ちゃーん!」」タタタ

 

「「卒業おめでとう!」」

 

「おう、ありがとな。」ナデナデ

 

「「えへへ」」

 

「ありがとね小町ちゃん、雪乃ちゃん。」

 

「お兄ちゃん、お母さんたちが待ってるよ。今日は冬乃さんがパーティやるって、早く行こうよ。」

 

「おう。」

 

「お姉ちゃんも行こ!都築さんも待ってるよ。」

 

「・・・・」

 

「陽乃?」

 

雪乃が陽乃の手を引っ張るが歩こうとしない。調子でも悪いのか?

 

「・・・八幡、話があるから屋上で待ってて。」

 

「ここじゃだめなのか?」

 

「・・・うん。」

 

「・・・わかった。じゃあ先に行ってるよ。」

 

「うん。」

 

よくわからないが大事な話みたいだ。

・・・いい機会だ、俺も覚悟を決めていうか。

 

そう思って行こうとすると小町が俺の袖をひっぱって耳を寄越すようにちょいちょいてやったので、近づけた。

 

「お兄ちゃん・・・。」

 

「?」

 

「頑張ってね!」

 

何を頑張るのかよくわからんけどとにかく

 

「おう。」

 

と答えて俺は屋上に向かった。

 

 

・・・・・

 

 

屋上に行って少しすると陽乃が来た。

 

「ごめんね、急にいって。」

 

「いや大丈夫だ、問題ない。」

 

「で?話って何?」

 

そう言うと陽乃は少しもじもじして、

やがて決意した様な感じで言った。

 

「えっとね・・・・、私は八幡と出会う前は家族ぐらいしか本当の意味で信用してなかった。同級生もそう。みんな私を雪ノ下家の長女としてしか見ていなかったの…。だけど…、だけど八幡は違った!私を雪ノ下陽乃として初めて見てくれた!私の外面だけでなく内面を見てくれたの!家族以外には見破れなかったことをあっさりと…。八幡が私を助けてくれた時から惹かれていった、その優しさに。だから…、だから!」ウルウル

 

俺は陽乃がこの後何を何を言おうとしたかわかった。だから俺は…

 

「え…」

 

陽乃をそっと抱きしめた。

 

「俺は今までぼっちだった。俺も心を本当に許しているのは家族だけだった。けどな…、陽乃と出会ってからは違ったんだ。」

 

「・・・」

 

「毎日が楽しかったんだ。みんなで旅行に行ったり、遊んだりしてさ。俺は今までそんなことしていなかったからさ。だから、俺は…。」

 

「もし、あの事故で陽乃が怪我したりと思うと胸が痛むんだ。だから本当に陽乃を助けることができてよかった。」

 

「その時に思ったんだ。これ気持ちがなんだって。」

 

「俺、比企谷八幡は陽乃、雪ノ下陽乃が好きです。」

 

陽乃は涙を流しながら答えた。

 

「うん、私も。私、雪ノ下陽乃は八幡、比企谷八幡のことが好き。」

 

「「だから…」」

 

「「俺(私)と…」」

 

「「付き合ってください!」」

 

そして俺と陽乃の影は一つになった。

 

 

----陽乃side----

 

卒業式が終わりクラスでいろいろやった後八幡と一緒に外に向かった。そうすると雪乃ちゃんと小町ちゃんがやってきた。

 

「「お兄(義兄)ちゃんー!お義姉(姉)ちゃーん!」」タタタ

 

「「卒業おめでとう!」」

 

「おう、ありがとな。」ナデナデ

 

「「えへへ」」

 

いいなー。後で私も撫でてもらおう。

 

「ありがとね小町ちゃん、雪乃ちゃん。」

 

「お兄ちゃん、お母さんたちが待ってるよ。今日は冬乃さんがパーティやるって、早く行こうよ。」

 

「おう。」

 

「お姉ちゃんも行こ!都築さんも待ってるよ。」

 

「・・・・」

 

私は動けずにいた。

告白する機会は今しかないと悟ったのだ。

 

「陽乃?」

 

八幡は私を心配している様に聞いてきた。やがて決意した私は…

 

「・・・八幡、話があるから屋上で待ってて。」

 

「ここじゃだめなのか?」

 

「・・・うん。」

 

「・・・わかった。じゃあ先に行ってるよ。」

 

「うん。」

 

八幡は少し小町ちゃんと話した後に屋上に向かって行った。

 

誘いに乗ってくれた。

後はこの思いを伝えるだけ…。

そんなとき、雪乃ちゃんが近寄ってきた。

 

「お姉ちゃん…、告白するの?」

 

「・・・うん。」

 

そう言うと雪乃ちゃんは飛びっきりの笑顔で

 

「頑張ってね!お義兄ちゃんならしっかりとしたこといってくれるよ!」

 

「そうだね、ありがとう。」ナデナデ

 

雪乃ちゃんに励まされた私は急いで屋上にいる八幡の元に言った。

 

 

・・・・・

 

 

屋上に行くとすでに八幡がいた。

 

「ごめんね、急にいって。」

 

「いや大丈夫だ、問題ない。」

 

「で?話って何?」

 

八幡がそう言うと私は少しもじもじしていたが、やがて決意していった。

 

「えっとね・・・・、私は八幡と出会う前は家族ぐらいしか本当の意味で信用してなかった。同級生もそう。みんな私を雪ノ下家の長女としてしか見ていなかったの…。だけど…、だけど八幡は違った!私を雪ノ下陽乃として初めて見てくれた!私の外面だけでなく内面を見てくれたの!家族以外には見破れなかったことをあっさりと…。八幡が私を助けてくれた時から惹かれていった、その優しさに。だから…、だから!」ウルウル

 

私は途中から目に涙を溜めながら自分の思いを伝えた。そして次の言葉を言おうとすると…

 

「え…」

 

八幡にそっと抱きしめられていた。

 

「俺は今までぼっちだった。俺も心を本当に許しているのは家族だけだった。けどな…、陽乃と出会ってからは違ったんだ。」

 

「・・・」

 

私な八幡の言葉を黙って聞いていた。

 

「毎日が楽しかったんだ。みんなで旅行に行ったり、遊んだりしてさ。俺は今までそんなことしていなかったからさ。だから、俺は…。」

 

「もし、あの事故で陽乃が怪我したりと思うと胸が痛むんだ。だから本当に陽乃を助けることができてよかった。」

 

「その時に思ったんだ。これ気持ちがなんだって。」

 

「俺、比企谷八幡は陽乃、雪ノ下陽乃が好きです。」

 

八幡が…、八幡が…私のことを好きだと言ってくれた。これほど嬉しいことはない。私も八幡にしっかり言った。

 

「うん、私も。私、雪ノ下陽乃は八幡、比企谷八幡のことが好き。」

 

「「だから…」」

 

「「私(俺)と…」」

 

「「付き合ってください!」」

 

そして私と八幡の影は一つになった。

 

 

その頃の小町と雪乃はというと…

 

「行っちゃったね…。」

 

「うん…。」

 

「今まで付き合っていないほうがおかしいけどね。」

 

「小町もそう思う。」

 

「お母さんたちに報告しときましょう。」

 

「うん!」

 

「これからもよろしくね、小町ちゃん。」

 

「小町こそよろしくね、雪乃お義姉ちゃん!」

 

そう言って都築の車へと歩いて行った。

 

・・・・

 

屋上での一件の後、俺たちは雪ノ下家に向かった。そして4人でパーティ会場に入った瞬間

 

「「「八幡君(様)陽乃(お嬢様)、卒業、そして婚約おめでとう! 」」」

 

「「は?」」

 

いやいや、卒業はわかるが婚約って何?俺たち付き合ったばかりなんだけど?

 

陽乃は顔を、真っ赤にしてるし…

 

「ふ、冬乃さん?」

 

「あら八幡君どうしたの?」

 

「こ、婚約って?」

 

「言葉どおりよ?今日から2人は付き合ってるんでしょう?」

 

「なんで知ってるんですか!?」

 

「うちの情報網なめないでよ?それにあなたたちも結婚したいでしょ。」

 

「「・・・それは」」カオマッカ

 

「なら問題ないわよね?さあ、パーティを始めましょう!」

 

その後はすごかった。みんなにどんな感じで告白したり聞かれたり、執事たちは自分たちが仕えるお嬢様に彼氏ができたのがうれしいのか号泣していた。

 

まさか付き合った当日に婚約者になるとは思いもよらなかったけどね。

 

そう思っていると陽乃が俺の隣に座った。

 

「なんか疲れたね…。」

 

「まあな。」

 

「けど、私は八幡の彼女になれてうれしいよ///」

 

「俺も陽乃の彼氏になれてうれしいよ///けど、その日に婚約者になるとは思わなかったけどな…。」

 

「あはは…」

 

そうすると陽乃が俺の肩に頭を預けてきた。

 

「ねえ八幡…。」

 

「どうした?」

 

「これからもよろしくね!」ニコッ

 

「俺の方こそよろしくな!」

 

こうして俺たちは小学校を卒業した。

 

 

 




これで小学生編は終了です!
次からは中学生編、たぶん小学生編よりも少ない気がしますが頑張ります!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。