続いて旅行②です。
ではではどうぞ!
俺たちは昼食を食べたあとに登別に向かった。そこに待っていたのは…
「クマさん…」
そうクマ、クマである。
今いるところはクマ牧場、下からロープウェイに乗ったところにある。お土産売り場には『pu○a』ならぬ『ku○a』のハンカチやタオルがあったりしたが気にしない。雪乃と小町、風野は買ったが。
「クマさん…」
さっきから雪乃がこんな感じだったりする。パンさんつながりでクマもいけるのかと疑問に思う。
「はーい、餌だよ〜。」
パクッ
「八幡餌食べたよ!餌!」
「そうだな、俺もあげてみようかな。ほれ餌だぞ。」
プイッ
「あはは!八幡クマに嫌われてる!」
「おかしい、なぜだ…まだ何もしてないのに。」
「まあクマに嫌われても私がいるから大丈夫だよ!」
「まあそうだな。陽乃がいてくれればクマなんてどうでもいい。」ナデナデ
「もう!八幡たら///えへへ〜。」
その隣では
「お兄ちゃんたち甘いよ、甘すぎるよ…」
と小町が言っていたが俺たちには聞こえなかった。
その頃他のメンバーはというと…
「すみません〜、これ下さい。」
「はいよ!530円ね。」
「はむ!おいしいー!」
めぐりは何か食っており
「はあー、クマいいですね。」
「ふむ、中々だな。」
「あ、義輝さんも餌あげます?」
「い、いや。大丈夫だ。」
「そうですか?はーい、餌だよ。」
材木座と風野はいつもどおり2人で行動していた。
「クマさん…」
雪乃は帰りまでずっとこの調子だった。
・・・・
次に俺たちが向かったのは地獄谷だ。
『地獄谷』
日和山の噴火活動によりできた爆裂火口跡。直径は約450m、面積は約11ha。谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、泡を立てて煮えたぎる風景が「鬼の棲む地獄」の由来となったらしい。また、ここから多種類の温泉が1日1万㌧も湧出されており、温泉街のホテルや旅館に給湯されている。
今日俺たちが泊まるホテルもこの近くだ。
「うー、臭いよ。」
「お兄ちゃんここ変なにおいがする。」
「義兄さんこのにおい何?」
「義輝さん、ここにおいすごいです…。」
「ふむ、これは硫黄だ。」
「「「「硫黄?」」」」
「そのとおり。火山ガスや温泉などに多く含まれていて空気よりも重いから火山地帯、温泉の吹き出し口などの窪地にたまりやすいのだ。だからここらへんは硫黄のにおいがするのだ。」
「「「へえー。」」」
「さすが義輝さんです!」
「ははは!そうであろう。」
「はい!」
材木座の講座が少し入りながら俺たちは地獄谷を観光した。
・・・・・・・
地獄谷を観光した後に俺たちはホテルへ向かった。ホテルでは夕食を食べてた後て温泉に浸かった。夕食はうまいし温泉入れるしもう最高です。
こうして男子と女子に別れて部屋で就寝…ということはない。
「どうだい旅行は?」
「まあ楽しくはないことはないですよ。」
「ははは!八幡君は素直じゃないねー。」
「よく言われますけど。」
「まあ陽乃とも順調そうで何よりだ。」
「ええまあ。」
「うんうん!そういえば義輝君。」
「ん?何であろう春輝殿。」
「風鈴ちゃんとはどうだい?もう付き合ってるのかい?」
「げほっげほっ!」
春輝さんがそう言うと材木座は飲んでやつでむせた。
「な、な、なんのことでひゅか?」
「いやー、気になってね。同じ家に住んでいるようだし。」
「そういえばどうなんだ?好きなのか?」
「い、いや…」
「嫌いか?」
「そんなことはないが…」
「どうなんだ?」
「…もう我は寝る!おやすみだ!」ガバッ
「あ、逃げたね。」
「逃げましたね。」
俺たちは材木座をいじった後、明日に備えて寝た。
--女子side--
「陽さんって比企谷君と仲良いよね〜。」
「そりゃー、私と八幡だもん!」
「あらあらそれはよかったわ。」
「そういえば小町思うんだけど風鈴ちゃんはどうなの?」
「へ?私?」
「私も気になったわ。」
「材木座君のこと好きなんでしょ?」
「ば、ばれてる!?」
「「「「いやあれでばれない方がおかしい。」」」」
「で?どうなの?結婚したい?」
「け、結婚!?でも結婚…えへへ///」
「風鈴ちゃん戻ってきて!」
「は!」
「で?どこが好きなの?」
「そ、それは…」
この後風鈴の惚気を聞いたり、陽乃の惚気を聞いたりして盛り上がっていた。
その頃雪ノ下家では…
ピーピーピーピー
「何事だ!?」
警報が鳴っていた。
「警報です!パターン青、葉山です!」
「なんだと!?今やつはどうしている?」
「今こちらに向かって来ています!」
「総員!葉山隼人を排除せよ!」
「「「「「「了解!」」」」」」
使用人たちが慌ただしく動いていた。