今回は生徒会選挙です!
そろそう中学生編も終わりそうです。
高校生編も書くのでお楽しみに!
ではどうぞー!
『お兄ちゃんスキル』
これは比企谷八幡が妹の比企谷小町によって長年鍛えられたスキルである。陽乃と雪乃に会ってからは雪乃にも発動している。年下に対して発動するため時たまオートで発動してしまい比企谷八幡本人にも自覚がない。これはその一例である。
case1
「はぁー、眠い。」
俺は昼休み、特にやることもなく廊下を歩いていた。陽乃と雪乃も何かようがあるらしくいない。暇だなー。
そんなとき、1年の女子が資料を運んでいたのを見つけた。それも大量に。いつ倒れるか心配だ。ここで倒れられてもめんどくさい。仕方がない…。
「おい、それちょっと貸せ。」
「え、いや大丈夫です!」
「いいから、よっと。これどこまでだ?」
「え、えっと図書室までです。」
「了解だ。」
こうして俺は図書室までその資料を運んでいった。てかこの量女子一人で運ばせるなよ。俺でも結構重いぞ…。
「よっと、ここでいいか?」
「は、はい。ありがとうございました!」
「気にすんな。あのままあそこで倒れて資料がバラバラになるほうがめんどいだけだ。次からは誰かに手伝ってもらえよ。じゃあな。」ポン
「は、はい…。」カオマッカ
なんか顔が赤かったが熱でもあるのか?そんなことを思いながら俺は教室に帰って行った。
case2
「きゃあ!」
俺が教室に戻ろうとすると階段の上から女子が落ちてきた。
「よっと、大丈夫か?」
「あ、はい。大丈夫です。」
「ケガは…なさそうだな。次からは気をつけろよ。」
「は、はい!ありがとうございました!」
俺は手で返してやった。
このようにオートで発動するので立ちが悪い。その後堕ちた1年生の携帯にある1通のメールが届く。それは比企谷八幡ファンクラブへの招待状。このことが後の生徒会選挙につながるとは誰も知らない。
・・・・・・・
あの件から2月が立ち、6月。俺は自宅でぬくぬくと過ごしていた。当然陽乃たちもいる。
今俺は陽乃に膝枕されてる、マジ最高!小町とめぐりと折本はリビングで寝てるし、雪乃はカマクラと絶賛戯れ中。材木座は俺が指摘したやつを見直し中、風鈴は材木座の肩で幸せそうに寝ている。なんでこいつら付き合ってないの?よくわからん。
あと最近聞いたがなんでも風鈴は材木座に情報関係をいろいろと教わっているらしく少しならできるようになったらしい。何それ、チート?と思った。
そんなとき…
「ねえ八幡。」
「どうした?」
「私ね生徒会長に立候補しようと思うんだ。」
「いいんじゃないか?」
「それで八幡も副会長やらない?」
「ああ、いい…へ?なんて言った?」
「だから八幡も生徒会で副会長やらないかって。」
「えー、目立ちたくないー。」
「ダメ?」ウルウル
「いや、ダメじゃない!ダメじゃないから!」
「本当!よかった!」ニコッ
「まったく…」ナデナデ
「えへへ〜。」
「でも俺なんかが立候補して通るか?」
「大丈夫だよ!たぶん…。」
「たぶんかよ…。」
こうして俺は生徒会選挙に出ることとなった。正直勝てる気がしないが…
次の日毎度のごとく玉なんとか?がつっかってきて俺が生徒会選挙に出るといったらあいつも出るらしい。どうでもいいけど。
生徒会選挙は生徒会長と副会長を決める。生徒会長の立候補は陽乃だけだったので信任投票だけになった。副会長は俺と玉なんとかの一騎打ちでどうせ俺が負けるだろうと思っていた…
が!なんと俺が当選した。後から話に聞いたところ1年生からの投票が多く圧勝だったらしい。よくわからんがまあいい。
「やったね八幡!」ギューウ
「お、おう。なんかよくわからんがこれで陽乃と一緒だ。」ナデナデ
「うん!」ニコッ
「他のメンバーはどうするんだ?たしか生徒会長が選んで決めるらしいけど。」
「もう決まってるよ!」
そんなこんなでメンバーは
会長 雪ノ下陽乃
副会長 比企谷八幡
会計 城廻めぐり
同上 折本かおり
書記 材木座義輝
庶務 雪ノ下雪乃
こうして生徒会が発足した。