さて今回から高校生編に突入!
皆さんの応援のおかげでここまでやっときました!
ではではいってみよー!
あと、作者は原作のところから入りたいなと思うんですけど高校1年生少しやったほうがいいですかね?
入学式
春休みが終わり4月になった。
俺こそ比企谷八幡は今日から高校生になる。
あー、小町と一緒に行けない…寂しいな…。
まあ、でも高校では陽乃たちがいるから問題ない!…問題ないよね?
そうこうしているうちに朝飯ができたようだ。
「お兄ちゃんー!できたから持ってて〜。」
「あいよ。」
俺は出来立てのご飯を机に運ぶ。
「じゃあ手を合わせて…」
「「いただきます。(!)」」
では一口…パクッ、うん美味い。
「…やっぱ小町が作ったものは美味いな。」
「もうお兄ちゃんたら、小町的にポイント高いよ///」
小町が料理が上手なのは冬乃さんに習っているかららしい。冬乃さんは普段は料理を作らないがたまに俺たちに作ってくれる。それがめちゃくちゃ美味い。それから陽乃、雪乃、小町、風鈴は習いに行っている。風鈴に至ってはすでに材木座家の食卓を任されているらしい。まあ、陽乃は母ちゃんにお袋の味とかを教えてもらっているようだが…。
今、朝飯を食べているのは俺と小町だけだ。親父と母ちゃんはまだ寝室で寝ている。毎日社畜ご苦労、そして親父は起きてこなくていい。小町の作った飯は食わせんぞ!
「そういえばお兄ちゃん今日から高校生だね!どんなかんじ?」
「ん?そうだな、いつもと変わらんな。」
「そういうものなの?」
「さあな、俺に言われてもわからん。さてと食べ終わったな。」
「「ごちそうさまでした。」」
「さてじゃあ行ってくるわ。」
「あれ?早くない?」
「あー、なんとなく今日は早く行くわ。」
「ふーん、じゃあいってらっしゃい!」
「ああ、行ってきます。」
こうして俺は家を出た。
バイトの金で買った最新の自転車に跨ぐと俺はスピードをほどほどに出しながら漕いでいった。
なんか自転車通学っていいよな。THE高校生ってかんじする。
あ、そうそう今日入学式があるんだがそこでは首席のやつが「新入生代表の言葉」というのを読む。首席はもちろん陽乃。ちなみに俺は次席だ。たぶん数点の差だと思うけど。
そんなことを思いながらしばらくすると犬がいた。そう犬。飼い主と一緒に散歩していた。いや、散歩というより飼い主が引っ張られているかんじだな。
そのまま通り過ぎようと思った瞬間、犬のリードが外れ道路に飛び出した。
そしてそこには車が来ている。
「あ、サブレ!」
「くそっ!」
俺は自転車から飛び出した。
「間に合え!」
俺はぶつかる寸前でなんとか犬を抱えてなんとかぶつかるのは免れた。
「ふぅ、なんとか大丈夫か…?」
あぶねー、ひかれるところだった。
と、思ったのもつかの間。反対車線から車が来ていた。しかも真っ直ぐに俺に向かっている気がする。
「あ、やば…」
俺は犬をとっさに抱きかかえて…
ドンッ!
人生で2度ひかれたのだった。
「あはは…ついてないな…。」
見ると俺をひいた車はそのまま行ってしまった。なにこれ?これが俗に言うひき逃げですか?
俺は犬を抱えたまま意識を失った。
・・・・・・・・
--陽乃side--
「フンフン♪フフン♪フンフフフフ~ン♪」
私は上機嫌だった。なぜなら今日は高校の入学式だからだ。それに八幡と同じ高校!もう幸せー!そういえば八幡、制服姿ほめてくれるかな?
「陽乃お嬢様そろそろ時間ですよ。」
「んー、了解!」
私は素早く準備を済ませ家を出る。
「じゃあ、お母さん、お父さん行ってくるね。」
「「いってらっしゃい!」」
玄関を出て都築の運転する車に乗り込む。
学校に着き少ししたあと入学式が始まった。私は首席なので「新入生代表の言葉」というめんどくさいものをやらなければならなかった。
「………新入生代表、雪ノ下陽乃。」
こうして入学式が終わり各クラスで色々と担任が説明した後放課後になった。八幡のとこいこっーと。
と、そのとき携帯がなった。
「電話?お母さん?もしもし…。」
「陽乃!すぐに病院に来て!八幡君が事故にあったわ!」
「!?わかったすぐ行く!」
クラスの人を無視して私は下駄箱に急ぐ。するとそこにはめぐりやかおりちゃん、材木座君が来ていた。
「陽乃殿、八幡が事故にあったのは本当か!?我も行くぞ!」
「私もー!」
「私も行くよ。」
「うん!みんな車に乗って!」
私たちは都築の待つ車へと急いで乗り込んだ。
「都築急いで出して!」
「話は伺っています!小町様と風鈴様はすでに向かっているそうです。では私たちも急ぎましょう!」
都築の運転で病院に行くとお母さんたちがいた。
「陽乃!こっちよ!」
お母さんに連れられた私たちは1つの病室に着いた。そしてドアを開けると…
スヤスヤ
眠っている八幡がいた。
「お、お母さん。八幡は…」
「足の骨折だけらしいわ。」
「よ、よかった〜。」ヘナヘナ
私は力が抜けて座り込んでしまった。
「陽さん大丈夫?」
「あー、うん。」
「よかったお兄ちゃん…。」ポロポロ
「ええ、義兄さんよかった…。」
「今日は一旦帰りましょう。先生曰く今日はまだ目覚めないだろうって。」
こうして私たちはそれぞれ家に帰った。
八幡の目が覚めたのは次の日だった。