戦女神×魔導巧殻 第二期 ~ターペ=エトフへの途~   作:Hermes_0724

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第十五話:「グラザ」という漢

大魔術師ブレアード・カッサレは、姫神フェミリンスと戦うために、十柱の魔神を召喚した。後に「深淩の楔魔」と呼ばれる魔神集団は、個々においても超常の力を持っていたが、何よりも驚異なのは、一つの意思のもとに十柱もの魔神が集結し、互いに協力をし合いながら姫神フェミリンスと戦ったという事実である。本来、魔神は個々独立の存在であり、己の欲求の赴くままに生きる。その魔神が、召喚契約に縛られていたとはいえ「他者のため」に戦うことは極めて珍しい。ブレアード・カッサレ以外にも、魔神召喚を実現した魔術師は存在するが、長期間に渡って複数の魔神を従え、一つの目的のために組織体を形成したのは、ブレアード・カッサレを除けば、イアス=ステリナの伝説上の人物「ソロモン王」のみである。

 

深淩の楔魔は、序列一位「ザハーニウ」、序列二位「カフラマリア」、序列三位「ラーシェナ」、序列四位「グラザ」、序列五位「エヴリーヌ」、序列六位「パイモン」、序列七位「カファルー」、序列八位「ゼフィラ」、序列九位「ディアーネ」、序列十位「ヨブフ」と、ブレアードが格付けをしている。これは、ブレアードが見た「強さの序列」であるが、序列一位「ザハーニウ」に関しては、強さは無論であるが、個性ある魔神集団の「束ね役」として見込まれたからである。また「強さの序列」と言っても、各魔神で強みが異なるため、必ずしも絶対的なものではなく、組織体としてまとまるための「参考」程度である。

 

姫神フェミリンスとの激闘により、十柱のうち八柱までが封印をされたが、そのうち三柱「ザハーニウ」「ラーシェナ」「パイモン」は、ブレアード・カッサレ自身の手によって封印されている。その一方で、「グラザ」「ディアーネ」は封印を逃れており、各々がその後、レスペレント地方の闇夜の眷属たちを率いている。ディアーネは、その好戦的な性格から悪魔族などを束ねて国家を形成し、光神殿の勢力と激しい戦争などを行っているが、グラザは比較的力の弱い眷属たちと共に、ひっそりと集落で生きる道を選んだ。

 

ブレアード・カッサレが、なぜこの二柱を封印しなかったのかは不明であるが、いずれにしても残された二柱の魔神によって、レスペレント地方の闇夜の眷属たちは、土地を追われること無く生き延びていることは事実である。

 

 

 

 

赤銅色の大男を見上げながら、ディアンは人間の貌へと戻った。魔神の気配が消える。

 

『深淩の楔魔の一柱、魔神グラザ殿とお見受けする。オレの名はディアン・ケヒト、白と黒・正と邪・光と闇・人と魔物の狭間に生きし、黄昏の魔神だ』

 

すると驚いたことに、グラザからも魔神の気配が消えた。ディアンと同じように、魔力を皮膜のように全身にまとわせている。

 

『グラザだ。確かに「深淩の楔魔」と呼ばれたこともあったが、今ではこの集落を束ねる長でしかない。それで、俺に何の用だ?』

 

『オレは今、ケレース地方に住んでいるが、そこにいる「魔神アムドシアス」から、魔神グラザがこの地にいると聞いてな。会ってみたいと思ってここまできたのだ。ちょっと聞きたいこともあるしな』

 

『なるほど、ただ会ってみたいというだけで、わざわざ旅をしてきたというわけか。物好きな奴だな…』

 

グラザは低く笑うと、シュタイフェに命じた。

 

『この者達は、俺の客人だ。地下の客間に案内しろ』

 

『し、しかしグラザ様…』

 

『害意があるのなら、とうに剣を抜いているだろう。どうやら本当に「旅目的」のようだ』

 

『有り難い。このところ野営ばかりで、オレの仲間たちも疲れているんだ。休める場所を与えてもらえるのは助かる』

 

『気にするな、部屋は幾らでも空いている』

 

シュタイフェはブツブツと言いながら、ディアンたちを案内した。集落の奥にある雑木林の中に、地下へ降りる入口があった。階段を降りて行くと、そこは信じがたい光景であった。前方に伸びる通路は天井が高く、石造りの床と壁を持っている。石自体が発光しているようで、松明などは不要であった。さらに空気の流れもある。換気も効いているようだ。

 

『ここが、かの大魔術師が造ったという「ブレアード迷宮」でさぁ。ブレアードは夜な夜な、ここに女子を連れ込んで無理やり…』

 

『そ、そうなんですか?』

 

インドリトがシュタイフェの話に反応する。ファーミシルスが溜息をついた。

 

『悪趣味な冗談を言うな。インドリトにお前の下劣さが感染ったらどうするつもりだ』

 

『ヒッヒッ…冗談ですよ坊っちゃん。大魔術師ブレアード・カッサレは、アッシも尊敬する御仁です。研究一辺倒の唐変木だったそうですが、アッシら闇夜の眷属を護ってくれたんでさぁ。この地には、ブレアードのためなら股を開くっていう女子がたくさん…ヒョゲェッ!』

 

ファーミシルスがシュタイフェの後頭部に手刀を叩き込んだ。シュタイフェとファーミシルスのやり取りに、インドリトは腹を抱えて笑った。ディアンはシュタイフェに尋ねた。

 

『ブレアード・カッサレは、今も生きているのか?』

 

『さぁ?あの戦争以降、ぷっつりと名前を聞きませんねぇ。アレだけの活躍をしたんですから、アッシなら飛天魔族や睡魔族を侍らせて毎日パッコンパッコン…フゲェッ!』

 

背中を蹴られてシュタイフェが盛大に転がる。演技だと思っていたが、どうやら本当に、こういう性格らしい…

 

 

 

 

 

部屋に荷物を入れると、ディアンは早速、グラザのもとを訪れた。プレイア産の葡萄酒を手土産として持っていく。グラザの部屋に入ったディアンは驚いた。壁一面に書籍が並んでいる。しかも…

 

『これは…ブレアード・カッサレの魔道書か!』

 

グラザがいることを忘れ、ディアンは書棚に向かった。自分は四冊を持っている。この旅でも持参している愛読書だ。だがここには十冊以上が並んでいる。グラザが笑いながら、ディアンの横に並んだ。

 

『お前も、ブレアードの暗号が読めるのか。召喚されたときに、一部の魔力が流れこんだためか、俺だけがブレアードの暗号を読むことが出来た。ブレアードの研究は多岐に渡っていて、読み物としても面白い。ここに並んでいるのは、レスペレント地方に来てから書かれたものだが、他にもあると思っていた』

 

『オレは、遥か南のニース地方やドワーフ族の集落「古の宮」で、ブレアードの魔道書を発見した。そこに書かれていた様々な思想や哲学、研究成果にオレは魅了された。もしブレアード・カッサレの魔道書を見つけなかったら、オレはこの地に立っていないだろう。どうだ、オレの持っている魔道書を貸す代わりに、この棚に並んでいる魔道書を読ませてくれないか?』

 

『構わんぞ。ここに並んでいる書籍は全て読み終えた。新しい魔道書には興味がある』

 

ディアンとグラザが向き合って座る。葡萄酒を飲みながら、互いの話しをする。ディジェネール地方で生まれ、龍人族の村で暮らしたというディアンの話に、グラザは驚いていたようだ。

 

『オレはどうやら、人間の魂と魔神の肉体を持つ「半魔神」のようだ。普段は人間の貌をして生きている。行商人の護衛役として、各地を旅するのは楽しかったな』

 

『人間の魂か…羨ましいな』

 

グラザの小さな呟きがディアンには気になったが、その時はそれ以上は聞かなかった。部屋から持ってきた四冊の魔道書を渡す。グラザから「カッサレのグリモワール」を借り、部屋に戻る。オイルランプの光の下で、ディアンは読み耽った。書かれていたのはブレアード迷宮を構築した「創造体」の錬成術についてである。ブレアードは、地脈魔術で穴を堀り、出てきた土塊などを材料に、作業用の創造体を錬成し、迷宮を構築していったらしい。掘り進めれば進めるほどに、創造体の数も増えていく。本来、創造体には土精や水精などの精霊達の力が必要であるが、ブレアードは精霊達の力が不要な「機械」として創造体を造ったようである。自己判断が出来ないという欠点はあるが、ほぼ無限に錬成できるという長所もある。壁を平にしたり、石積みを行うだけの単純作業であれば、機械で十分だと考えたようだ。ディアンは、持参している白紙の束にそれらを書き留めていった。

 

 

 

 

 

夜半、ディアンの読書は叫び声によって途切れた。遠くから確かに叫び声が聞こえる。ディアンは部屋を出て、声が聞こえる方へと進んだ。徐々に声が大きくなる。グラザの声だ。ファーミシルスが先に来ていた。どうやら起きていたらしい。

 

『ディアン、この叫び声は…』

 

『グラザの声だ。一体、何が起きているんだ?』

 

地下へと続く階段の下から、叫び声が聞こえてくる。ディアンたちが降りようとすると、下からシュタイフェが昇ってきた。沈鬱な表情を浮かべていたが、ディアンたちの姿を見ると、取り繕うように剽軽な表情を浮かべる。

 

『ウヒヒッ!ファミ、やっぱりディアンとデキてたんだねぇ~ これからズッコンバッコンかい?』

 

『…何が起きている。この声はグラザだろう?』

 

『あぁ、ちょっとストレスが溜まっているみたいで、時々こうして大声をだすんですよ…』

 

『恍けるな。タダ事じゃないことは解っている。そこを退け!グラザに会う』

 

静止するシュタイフェを押しのけ、ディアンとファーミシルスは階段を駆け下りた。そこは地下牢であった。叫び声のする方に向かおうとすると、シュタイフェが慌てて前を塞ぐ。

 

『旦那、見ないで下せぇ。グラザ様を傷つけたくねぇんです…』

 

だがディアンの表情を見て、シュタイフェは息を呑んだ。そこには明らかな怒りが浮かんでいたからだ。ディアンの中には、すでに予想が出来ていた。一歩下がったシュタイフェを通り抜け、牢獄の前に立つ。鎖で繋がれたグラザが呻き声を上げている。口からは涎をたらし、目は紅く光っている。ファーミシルスが驚きの声を上げた。

 

『こ、これは…』

 

『…魔神の「破壊衝動」か』

 

シュタイフェが諦めたように溜息をついて、説明をした。口調には悲痛が満ちている。

 

『グラザ様は魔神でさぁ。魔神は本来、本能の赴くまま、力を奮って破壊をする神…ですが、グラザ様はアッシら闇夜の眷属を束ねて、この地でヒッソリと生きることを選ばれた。戦争ではなく平和を、破壊ではなく建設を選ばれた。その代償が、これでさぁ…グラザ様は衝動が起きると、こうして自らを鎖で縛って、押さえ込んでいるんでさぁ…』

 

シュタイフェが床に両膝をついた。肩を震わせながら、絞りだすように言葉を続ける。

 

『だから、アンタを会わせたくなかったんだ!魔神の気配同士が共鳴すれば、破壊衝動が刺激される。魔神ディアーネだって、グラザ様を気遣って会いにこないのに…』

 

『バカ野郎が…』

 

ディアンは鉄格子を両手で掴み、一気に左右に広げた。魔神の膂力の前では、牢獄など無意味である。鋼鉄の鉄棒を左右に歪め、ディアンは中に入った。グラザは呻き声を上げながら、ディアンの姿を見た。ディアンは歯ぎしりをすると、いきなりグラザを殴りつけた。シュタイフェは慌てたが、グラザの瞳に理性が戻る。

 

『ディアンか…俺の情けない姿を笑いに来たか?』

 

『何やってんだお前は!こんなやり方をしたところで、反動が大きくなるだけだろうが!』

 

『だが、俺にはこうするより他にない…』

 

舌打ちしたディアンは、壁から鎖ごと引き抜いた。開放されたグラザは、フラついて床に膝をつく。見下ろしながらディアンが言う。

 

『溜まってんだろ?ぶっ壊したいんだろ?思いっきり力を振るいたいんだろ?なら何故そうしない!』

 

『俺がそんなことをしてみろ。この集落はどうなる…』

 

『立て!オレがお前の鬱積を晴らしてやる』

 

ディアンはグラザを無理やり立たせると、担ぐように抱えて迷宮から外に出た。シュタイフェとファーミシルスが心配そうに後に続く。

 

 

 

 

 

集落から少し離れた野原にグラザを連れてきたディアンは、そこで服を脱ぎ始めた。上半身が裸になる。紅い月「ベルーラ」の光で、肌が紅く染まる。

 

『何をしているんだ、お前は…』

 

『ムシャクシャした時の解消法を教えてやるよ。殴り合うんだよ。思いっきり、力の限り…』

 

『言っただろう、俺は…』

 

『お前の目の前にいるのは誰だ?言っておくがオレは…』

 

ディアンの気配が変貌した。全身を覆っていた魔力が消え、魔神の気配が立ち昇る。魔の気配で空気が歪む。

 

«…魔神なんだぜ?»

 

グラザの破壊衝動が喚起される。歯を噛み締め、呻き声を上げる。肩で激しく息をする。ディアンは笑みを浮かべながら説明した。

 

«魔法と武器は使わない、自分の肉体だけを使うのが決まり事だ。要するに、ただの「ブン殴り合い」だ»

 

«子供の喧嘩だな…»

 

グラザも魔神に変貌する。魔神ニ柱によって辺り一帯が魔の気配で覆われる。その圧迫感は、普段は見慣れているシュタイフェとファーミシルスですら、身震いをするほどであった。グラザも上半身を脱いだ。互いに魔神としての本能を全面に出す。

 

«行くぞッ!»

 

人外の速度でグラザとの距離を詰め、腹に蹴りを入れる。くの字に折れたグラザの顎を目掛けて、拳を突き上げる。グラザの身体が宙に浮く。だが…

 

«オォォォォッ!»

 

グラザの右拳がディアンの顔面を襲った。数歩吹き飛ばされる。口元から血が滴る。ディアンは口端から血を流しながら、笑みを浮かべた。

 

«どうした、まだまだこんなモンじゃねぇだろ!もっと全力で掛かって来い!»

 

二柱の魔神が咆哮を上げ、壮絶な殴り合いを始める。相手が人間なら一撃で即死する程の破壊力が交錯する。相手の破壊を受け止め、それを上回る破壊で相殺する。両者の顔は腫れ、肉体には至る所に痣が出来ている。だが口元には歓喜の笑みが浮んでいる。人間の魂を持ち、破壊衝動の無いディアンであっても、魔神として全力を出すのは心地よいのだ。まして魔神グラザにとっては、十数年ぶりの「開放」である。嬉しくないはずがない。シュタイフェは膝をつき、手を合わせていた。目元には涙が浮かんでいる。主の嬉しそうな顔を見て、ディアンに感謝をしているのだ。ファーミシルスもグラザを見ていた。ディアンと同じように、知性と落ち着きを持ちながら、魔神としての衝動に苦しむ姿は、とても切なく見えた。グラザの嬉しそうな顔を見て、胸の奥が少し痛んだ。紅い月に照らされながら、二柱の「喧嘩」はいつまでも続いた…

 

 

 

 

 

『…うっ…』

 

普段通りの部屋で、グラザは目を覚ました。普段との違いは全身の痛みである。体中に痣が出来、顔が腫れているのが解る。魔神の回復力を持ってしても、一晩では治らない。それほどに全力を出しあった喧嘩であった。純白の翼が視界に入る。ディアンの仲間の一人、ファーミシルスであった。

 

『き、気がついたか?』

 

グラザの顔に湿布を当てる。どうやら一晩中、見ていてくれたようだ。グラザは素直に礼を言った後、疑問に思った。

 

『俺よりディアンの面倒を見なくて良いのか?お前の主だろう』

 

『ディアンには、レイナとティナがいる。私は、アイツの使徒ではない。ただ一緒に、旅をしているだけの旅仲間だ…』

 

『そうか…』

 

グラザは目を閉じた。自分の中に蠢いていた破壊衝動が消えている。全力を開放したことと肉体の痛みが、破壊衝動を消し去ったのだ。ファーミシルスが身体にも湿布を当ててくれた。冷たい感触が火照った痣に心地よかった。

 

『済まない。私は、回復魔術は使えないのだ。あとでレイナに頼んでみよう』

 

『いや、いい…この痛みもまた、心地良い。悪いが、もう少しだけ眠っても良いか?』

 

ファーミシルスが返事をする前に、グラザは深い眠りに落ちた。薄褐色の手が、その顔に新しい湿布を置いた。

 

 

 

 

 

魔神の回復力は凄まじい。神核が無事であるかぎり、大抵の傷は数日で回復する。まして「殴り合いの痣」程度なら二日もあれば十分であった。ディアンは清々しい目覚めを迎えた。自分には破壊衝動は無いが、魔神として全力を出したのはかつての「アスタロト戦」以来である。痣だらけで部屋に戻った時は、レイナとグラティナに文句を言われた。インドリトまで「自分も見たかった」と言っている。ディアンは苦笑いをしながら、独りで寝たいと言って、部屋に入ったのだ。

 

『もう、回復したみたいね?』

 

レイナが朝食を持ってきた。顔が少し、嬉しそうだ。ディアンが首を傾げると、笑みを浮かべてレイナが言った。

 

『あれだけ殴り合ったんだから、グラザはあなたの友人ね。あなたに友人が出来て良かった』

 

思えば、魔神となってから仲間や知人は出来ても、友人は出来なかった。リタ・ラギールとは友誼はあるが、男同士の友情というものではない。水の巫女にしてもそうだ。ディアンは得心した。あんな殴り合いなど、普段の自分では考えられないことだ。あの時の得体のしれない怒りは、グラザを苦しめる「破壊衝動」に対する怒りだったのだ。

 

『グラザも回復しているみたいよ。ファミが言うには、すっかり落ち着いて、鼻歌を歌っているって』

 

『そうか、ファミがな…』

 

ディアンは瞑目して笑った…

 

 

 

 

 

二人の男同士が酒を酌み交わす。グラザの破壊衝動は完全に消えたようだ。無論、一時的なものにすぎない。澱のように蓄積し、いずれは表面に現れる。だがしばらくは大丈夫だろう。

 

『礼を言う。お前のお陰で、久々に気分の良い目覚めを迎えた』

 

『お互い様さ。オレもあんなにスッキリしたのは久々だ。また溜まったら言って来い。いつでも付き合ってやる』

 

笑いながら酒を飲む。二人の酒宴は一晩中続いた…




【次話予告】

魔神グラザは落ち着きを取り戻した。ディアンは長年の疑問をグラザにぶつける。当事者の口から、「あの大戦」の真相が語られ始める。それは従来の定説を覆す内容であった。

戦女神×魔導巧殻 第二期 ~ターペ=エトフ(絶壁の操竜子爵)への途~ 第十六話「フェミリンス戦争(前編)-深凌の楔魔-」

少年は、そして「王」となる…

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