戦女神×魔導巧殻 第二期 ~ターペ=エトフへの途~   作:Hermes_0724

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第二期:主要登場人物紹介

1.インドリト(Indrit )

 

【略歴】

ケレース地方西方に広がるドワーフ族の族長「エギール」の一人息子。ドワーフ族の習わしにより、十二歳で他の鍛冶屋に弟子入りをするはずであったが、ドワーフ族の未来を憂えたエギールにより、黄昏の魔神ディアン・ケヒトの下で修行をすることになる。

 

【性格】

温厚で誠実、礼儀正しい性格。他人を深く信用する。ドワーフ族らしい豪快さや粗野な部分が無いため、父親から心配をされている。早熟で、物事をしっかり考えることができるが、そのため考え過ぎて決断力に欠ける面もある。

 

【外見】

ドワーフ族の男子には珍しく、母親似のため、銀色の髪と中性的な顔立ちをしている。華奢な身体のため、一見すると少女に見えることもあるが、本人はそれに対して多少の劣等感を感じている。

※イメージは「アルスラーン戦記の主人公アルスラーン王子」

 

 

 

2.ディアン・ケヒト(Dian Cécht)

 

【略歴】

神の誤謬により、科学世界から転生をした「元」人間。魔神の肉体と人間の魂を持つ。魔神の肉体により不老だが、魔力の回復力は人間並み。レウィニア神権国の建国に関わり、現神「水の巫女」とは浅からぬ縁を持っている。「光も闇も平等に住める安住の地」を求めて放浪し、ケレース地方に落ち着く。

 

【性格】

女性好きという点を除けば、極めて誠実で真面目。「黄昏」という名の通り、この世に「絶対の正義は無い」という思想を持っており、自分とは異なる思想や生き方も、基本的には肯定する。魔術や魔導技術の研究のほか、科学、数学、歴史、哲学など様々な分野に関心があり、勉強を欠かさない。「大魔術師ブレアード・カッサレ」に対しては、ある種の敬意を抱いている。

 

【外見】

黒髪、黒服、背中に愛剣「クラウ・ソラス」を背負う、中肉中背の青年。顔立ちは「悪くはない」程度。真面目な性格であるため、日々の基礎修行は欠かさず、身体は意外なほどに引き締まっている。

 

【能力】

普段は全身を魔力で覆うことで、魔神の気配を消しているが、それでも剣士としても魔術師としても、人超の強さを持つ。魔神化した場合は、その最大能力は「現神の十倍」のはずであるが、その強さまで「自己努力」で辿り着く必要があるため、いまだ成長中である。現時点では「地の魔神ハイシェラ」と、ほぼ互角と思われる。

剣筋は実の剣、魔術は「全ての魔術」を使うことが出来る。ただし、現神信仰が無いため「神聖魔術」は発動しない。

 

水の巫女は、上記のような戦闘能力よりも、「言葉の力」を危険視している。実際に、戦う場面よりも、言葉を交わすことで戦闘を回避する方が遥かに多く、戦ったとしても出来るだけ殺生はしないようにしている。

 

 

 

3.レイナ・グルップ(Reina Grupp)

 

【略歴】

アヴァタール地方東域の出身。「剣聖ドミニク・グルップ」の一人娘として、父の仇を討つために行商人の護衛役として修行をする中で、ディアンと出会う。ディアンの導きにより仇である「ルドルフ・フィズ=メルキアーナ」と対峙するが、ルドルフの志を前にして迷いが生まれ、怨讐を捨てる。その後、魔神の「第一使徒」となり、ディアンの傍らで永遠に生きることを決める。

 

【外見】

金髪碧眼、引き締まった躰と豊かな胸を持つ。街を歩けば男たちが見惚れるほどの「絶世の美女」。

※イメージとしてはPCゲーム「WORDS WORTH(Elf)」のシャロン

参考イメージURL(Takatan様のHPより)

http://www.zerochan.net/353098#full

 

【性格】

当初は、男勝りの性格であったが、ディアンと関わるうちに女性らしさに目覚め、今では嫋やかな話し方をすることが多い。ただし「敵」に対して容赦がないのは変わっていない。

 

【能力】

第一使徒として、不老の肉体と人越の力を持っている。剣筋は基本的には「実の剣」だが、第二使徒のグラティナとの修行により「虚実の剣」も修得し、非魔神のディアンとであれば五分に戦えるほどに強くなっている。

魔法については「治癒・再生・強化全般」「純粋・火炎・冷却・暗黒魔術」が使える。

 

 

 

4.グラティナ・ワッケンバイン(Gratina Wackenbein)

 

【略歴】

アヴァタール地方東域出身の「ハーフ・ヴァリ=エルフ」。剣豪「ワルター・ワッケンバイン」を父に持ち、幼いころから「虚実の剣」の指南を受ける。父の跡を継ぎ、バーニエの街の警備隊長を勤める中でディアンに出会い、行動を共にするようになる。ケレース地方に落ち着いてから、正式に「第二使徒」となった。

 

【外見】

ヴァリ=エルフ特有の褐色の肌と銀色の髪、身長と胸の大きさは、レイナとほぼ同じだが、腹筋はレイナより割れている。

※名前・性格・口調のモデルはPCゲーム「巨乳ファンタジー(Waffle)」のグラディス・フォン・ワッケンハイム

※外見イメージは、PCゲーム「巨乳ファンタジー2(Waffle)」のゼビア

※参考イメージURL(Waffle様HPより)

http://www.waffle1999.com/game/45kyonyu2/character00.html

 

【性格】

勝ち気で男勝り、使徒になった後も、男性的な口調は変わることは無い。一本気で高潔、ある種の騎士道精神を持っており、自分にも他人にも厳しい。

 

【能力】

幼少期より父親から「虚実の剣」を教わり、その極みに達している。特に「極虚の剣」は、非魔神状態であったとはいえ、ディアンですら躱すことが出来なかった「絶対必中」の必殺技となっている。剣筋は虚実だが、レイナとの修行で実の剣も修得をしている。使徒になった後は、レイナとほぼ互角の腕になっている。

魔法については「再生・強化・戦意全般」「純粋・火炎・地脈・暗黒魔術」が使える。

 

 

 

5.ファーミシルス(Farmisils)

 

【略歴】

飛天魔族(ラウマカール族)の剣士として、より強い者に仕えるために放浪をしていた中でディアンと出会い、行動を共にする。幼少時代に剣聖ドミニク・グルップから剣の手ほどきを受けているが、レイナが生まれる前の話である。ケレース地方に来て「闇夜の眷属の国」に憧れるが、ドワーフ族の集落に住むことでようやく自分の居場所を見つけることが出来た。

 

【外見】

純白の六枚翼と薄褐色の肌を持ち、露出の多い服を着ている。これは自分の肉体に自信があるためであり、肌を許すのはディアンのみと決めているが、そうなったかは不明。

※イメージはもちろん「幻燐の姫将軍」のキャラクター「ファーミシルス」

 

【性格】

飛天魔族らしく、自分に自信を持ち、正々堂々とした騎士道精神を尊ぶ。当初は殺戮も辞さない性格であったが、ディアンと出会う中で「不必要な殺傷」は控えるようになった。実は子供が好きで、ドワーフ族の子供と一緒に、空を翔んだりするらしい…

 

【能力】

上級悪魔族として、人越の力を持つが使徒では無いため、レイナやグラティナと較べて、身体的能力は一段劣る。ただし飛天魔族は修行を重ねることで更に強くなるため、いずれは魔神に匹敵する力を持つ「ラクシュミール」になる可能性もある。剣は中剣を使っていたが、ドワーフ族に「連接剣」を鍛ってもらい、以来、それを愛用している。

魔法は「戦意全般」「純粋・電撃・暗黒魔術」を使う。

 

 

 

6.リタ・ラギール(Rita Ragil)

 

【略歴】

二十代後半の女性でありながら、行商隊を率いる「凄腕の女商人」。ディアンすら感服するその商才で、危険地帯「古の宮」への行商を成功させる。プレイアの街に将来性を見出し、大通りの一角に「ラギールの店」を出店する。ディアンの勧めにより、ラウルバーシュ大陸初の「両替商」となる。

 

【外見】

(黙っていれば)それなりに可愛らしいが、手を口に当てて笑う様子は「悪徳商人」にさえ見える。胸の大きさは「まな板よりは、多少はマシ」程度だが、それなりに男性経験はあるらしい。カネを積めばカラダを開くらしいが、本人曰く『高いですよっ!たとえ胸が無くてもっ!』

※イメージは「魔導巧殻」の商人「シーラ」

 

【性格】

あっけらかんとした明るさと元気の良さが取り柄。良くも悪くも「顔に出る」正直な性格。一方で、行商人らしく人をよく観察しており、ディアンが魔神であること、レイナと関係があることにいち早く気づいていた。ディアンのことは「男としては問題だけど、護衛としては優秀」と評価しており、あくまでも「護衛」としか見ていない。

 

【能力】

卓絶した商才を持ち、利益のためならば危険をもいとわない。一方で、行商の成功を祝して皆に振る舞うなど、使うべきところでは、しっかりとカネを使う。

 

 

 

7.水の巫女(Water Princess)

 

【略歴】

数百年前に「運命を切り拓く力」を発現した青年「アレックス・レウィニア」と、村人たちの想いから生まれた土着神。プレイアの守り神として、民衆から絶大な支持を得ている。ディアン・ケヒトの協力を得て、宗教国家「レウィニア神権国」を建国する。

 

【外見】

魚のヒレのような両耳を持ち、一見すると「亜人」に見える美しき現神。胸の大きさは「レイナより一回り大きい」らしい。

※イメージはもちろん「戦女神」のキャラクター「水の巫女」

 

【性格】

硬質な表情のまま、滅多に笑うことは無い。常に沈着冷静に見えるが、実は「情多き女性」である。ディアンに対しては、共に生きたいという想いを持っているが、同時に、ディアンの思想を危険視していることもあり、複雑な感情を抱いている。

 

【能力】

水を通じて、瞬間的に移動をすることが出来る。他国であってもある程度の情報は把握でき、レウィニア神権国内であれば、ほぼ全ての情報を把握している。現神であるが、あくまでも土着神であるため、マーズテリアなどの戦闘能力は無い。

 

 

 

 

 




『戦女神×魔導巧殻 第二期 ~ターペ=エトフ(絶壁の操竜子爵)への途~』
2016年4月1日より、毎日22時更新!


【次話予告:4月1日 22時更新】

父「エギール」から、ディアン・ケヒトの下で修行をするように言われたイントリドは、戸惑いながらもディアンの住む家に向かう。庭の石台に座り、ディアンと会話をするうちに、父の期待を理解する。それは少年の想像を超えるものであった。

戦女神×魔導巧殻 第二期 ~ターペ=エトフ(絶壁の操竜子爵)への途~ 第一話「十二歳 旅立ち」

少年は、そして「王」となる…

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