霊魔は、夢を見ていた。それは、世界が一人の少年に破壊されている残酷な夢だった。まるで、地獄絵図のような夢だ。
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「霊魔、起きなさい。いつまで寝てるの」
霊夢は、大声で霊魔を起こした。
「う、うーん」
寝ぼけてなかなか目を覚まさないから、霊魔の耳元で大声で叫んだ。
「起・き・な・さーい!!」
「は、はい!」
霊夢に起こされて、ようやく霊魔は、目を覚ました。
「朝ご飯できてるから、早く食べちゃってよね」
「わかった」
「後、霊魔。食べたら境内に来て」
なんだろうと思いながら霊魔は、朝ご飯を食べた。そして、霊夢に言われたので、境内に向かってみる。そこには、霊夢がカードと思われる物を手に持って、なにか呟いた。
「霊符『夢想封印』」
そしたら、霊夢の回りに無数の光の玉が舞いそして、空高く弾けた。
「綺麗」
見惚れていた霊魔は、思わず口に出していた。
「霊夢、今の何?!すごく、綺麗だった!!」
「今のは、スペルカードよ」
「スペルカード?」
霊魔は、知らない単語に疑問を持った。疑問を持った霊魔に、霊夢はスペルカードの説明を始める。
「スペルカードは、この幻想郷で起こった異変や揉め事に区切りを付けるためのものよ。幻想郷では、必須のもので、今日霊魔には、このスペルカードを覚えて貰うわ」
霊夢の言葉に霊魔は、興味が湧いた。
「どうやって覚えるの?」
「私が教えるに決まってるじゃない。本来は、自分専用のを作るのだけど、今回は、私のと一緒のを覚えて貰うわ。慣れてきたら、自分のを作ってみなさい」
「わかった」
さっそく、二人の修行が始まった。
修行を始めてから一週間が過ぎた。
「大分できるようになってきたじゃない」
「うん。教えて貰った二つは、できるようなった」
霊魔は、霊夢に二つのスペルカードを教わった。一つは、霊夢がよく使う、霊符『夢想封印』。もう一つは、神霊『夢想封印』で、このスペルカードは、霊夢が覚えやすくて強いスペルカードを自分の中から選んでくれたものだ。後は、常に打てるホーミング弾も教わった。スペルカードにも限りがあるからだ。
「それじゃ、実戦と行きますか」
「実戦?霊夢が相手してくれるの?」
「それじゃ、意味がないでしょ。お互い同じスペルカードだし。だから、私の知り合いを一人呼んどいたわ」
霊魔は、わくわくしながら相手が来るのを待った。いろいろなスペルカードが見れるからだ。
「さっそく来たわよ」
二人の前に姿を現したのは、背中に蝙蝠のような翼を生やした少女だ。
「霊夢、来たわよ」
「レミリア、来てくれてありがとう」
「あら、あの子が記憶喪失の少年?」
レミリアは、霊魔の前まで歩いてきた。
「こんにちは。たしか、霊魔だったわね。私は、レミリア・スカーレット、吸血鬼よ。以後よろしくね」
律儀に挨拶をしてきたので、霊魔も挨拶をした。
「こんにちは、レミリアさん」
挨拶を終えて、さっそく実戦を始めた。勝敗は、霊夢が説明してくれた。
「勝敗は、相手の弾が当たったら負けよ。わかった?」
「えぇ、わかったわ」
「うん。わかった」
「それじゃあ、始めるわよ。二人とも構えて」
霊魔とレミリアは、距離を置き構えた。
「それじゃあ、始め!」
霊夢の合図と同時に無数の弾が飛びあった。
「その程度かしら。貴方の弾は」
「くっそ!」
霊魔の弾は、軽々くレミリアに避けられた。さっそく霊魔、一つ目のスペルカードを使う。
「行くぞ!霊符『夢想封印』!」
無数の光の玉がレミリアに向けて飛んだ。
「霊夢のスペルカードね。一度見たことがあるから避けられるわ」
霊魔のスペルカードは、容易く避けられた。
「えっ?こんなにも簡単に避けられた?!」
レミリアは、霊魔のスペルカードを避けた後、スペルカードを使ってきた。
「行くわよ。紅符『スカーレットシュート』!」
紅々しく光る玉が霊魔に向けて飛んだ。
「あれが、レミリアさんの」
言葉を口に出す余裕がなかった。霊魔は、一生懸命避けて、なんとか避けきれた。
「さすが、霊夢が教えてるだけあるわ」
「あ、危なかった!」
「続き行くわよ」
「は、はい!」
弾を避けながら霊魔は、考える。このままだと負けると。
(向こうは、霊夢のスペルカードを知っている。だったら、勝つ方法は一つだけ)
「何を考えながら避けてるのかしら?行かないならこっちから行くわよ!」
レミリアは、二つ目のスペルカードを使う。
「神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
レミリアが二つ目のスペルカードを使い、紅い槍が霊魔に向かって飛んだ。
「貴方に避けれるかしら」
霊魔は、目を閉じ意識を集中した。
(集中して。そして、避けた後に)
霊魔は、槍を避けた。
「避けたですって?!」
レミリアが驚いてる瞬間を見逃さなかった。霊魔は、二つ目のスペルカードを使う。
「天霊『夢想封印』」
「えっ?!」
霊魔の二つ目のスペルカードがレミリアを襲う。
「何それ!霊夢のスペルカードじゃ、ない?!」
霊魔が使ったスペルカードは、天使の羽見たいな弾が不規則で高速に動き相手に正確に向かって飛んでいる。
「行っけー!!」
「これは、無理ね」
レミリアは、潔く諦め弾に当たった。
「か、勝った!」
「私の負けね。今のって貴方が考えたスペルカードかしら?」
「はっ、はい。霊夢のスペルカードを元に考えました」
霊魔は、霊夢にスペルカードを教わってる間に暇な時間を見つけ、自分のスペルカードを考えていたのだ。
「霊魔、貴方すごいじゃない!」
霊夢は、霊魔に近ずき頭を撫でた。
「ちょっ、霊夢!」
頭を撫でられた霊魔は、慌てて離れた。その時、霊夢は、思春期の息子を見るような顔で見ていた。
「照れちゃって」
「うっ、うるさい!」
「あらあら」
博麗神社に笑い声が響く中、こうして霊魔のスペルカード修行が終わった。
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霊魔がスペルカードの実戦をしている同時刻、一人の式神がスキマから見ていた。
「藍、様子はどうかしら?」
「紫様。今は、大丈夫そうです。だけど、寝ている時に悪夢にうなされていました」
彼女の名は、八雲藍。八雲紫の式神で、紫の命令で霊魔を監視していた。
「わかったわ。ありがとう。でも、何かあったらすぐに言ってね」
「わかりました」
紫は、藍に監視の続きを頼み、この場を去った。
(そう、あの子の力が解放されてしまったその時は)
紫は、不安そうな表情を顔に出しながら歩いていった。
霊魔のスペルカードは、ネタがなかったので元からある霊夢のスペルカードを参考(パクリ)ました。後、誤字、脱字があったら教えてください。