こんにちは、風見時音だ
前回から数ヵ月間の日にちが空いていて……それはなんでかって言うと、春になっても冬が終わらなかったからです。 まあ、さほどの原因が私と幽香さんが寒いのが苦手だったって事なんです………太陽の畑は私が
そして、長かった冬も終わりを告げたとある日
「長かった冬も終わり……やっと春の暖かさがやって来ましたね~……幽香さん」
「ふふっ……そうね、あの冬は異変だったのかしら?」
あぁ~……確か春雪異変……だったかな? それか妖々夢。
まあ、私は寒くて動けなかったですがね……動けたら手伝うのも……
「イタッ……なにするんですか? 幽香さん」
なぜか頭を叩かれた……何故だぁ~……
「私の膝を占領しておいて違うこと考えないの」
今更ですが、私は幽香さんに対面座? で座ってます。
幽香さんの綺麗な顔が目の前にあり、良い意味で緊張します。
「えぇ~、でも
「良いけど駄目よ? ………あら?」
ん? どうしたんだろう? ……あ、この気配は霊夢だね。
ここ最近会ってなかったから懐かしく思える
コンコン
「は~い?」
返事はするものの此処から動かず……そんなに動くのが嫌なのかな~?
「ふぅ……邪魔するわね……明日、
「気にしなくても良いわよ……宴会には行くわ、
「その時に食材を持っていく?」
「頼むわ」
即答でした……やっぱり収入はないのかな? ……明日行ったときにお金入れて行こうかな? お金じゃ無くても
「……そう言えば時音って宝石なんて作れたのね? てっきり家具だけかと思ったわ」
あ、霊夢の目がお金のマークに変わった……相変わらずお金関係の話は切り替えが速いね
「ね、ねぇ幽香? その話って本当なの?」
「? どの話かしら?」
「宝石の事よ」
「そうよ? ……それがどうかしたの?」
……あ、もしかして
「よかっt」
「欲の為には使わないよ?」
「……そう、残念だわ」
スッゴい落ち込んでるんだけど、そんなにお金が欲しいなら
「ま、良いわ! 明日は来なさいよ!」
あぁ……きっと不貞腐れたのかな~? 霊夢は見た目は綺麗だし飲食店とかで働いてたら直ぐにお金なんて入りそうだけどね……
「っ! ……幽香さん…………コレはなんですか」ジトー
「なんのことかしら? 私には分からないわ」フイッ
クイックイッ
「くっ……」
グニ……グニ……
「ちょ、ちょっと時音?」
「ん~? なんですか~?」
さわさわ……
「なにって……そんなに触ったら……っ!」
ふっふ~! 最近気づいた事だけど、幽香さんは攻められるのに弱いんですよ! だからこういう風にしていると何時ものキリッとした幽香さんじゃなくて、ふにゃ~って感じの幽香さんになるんです! そりゃあもう可愛いですよ!!
「ま、明日は宴会に行かないと駄目ですし、ヤりませんけどね」
「むぅ~……生殺しよ?」ジトー
あぁ……なんだか癒される!
そういえば……明日なにもって行こうかな?
畑で取れた野菜や幽香さんが狩ってきた
「幽香さん、幽香さん」
「ん~?」
「明日の宴会に持っていく食材、野菜かお肉どっちにしますか?」
「そうね~……どっちもで良いんじゃないかしら? 紅魔館の子らも来るみたいよ」
む、なら両方持っていった方が良いか、フランが結構食べるから………
あんなに小さいのに何処に入るんだろうね?
「う~ん………」
「どうかしたの?」
「フランが食べた物は何処にいくんだろうな~って思ってて」
「基本は妖力じゃないかしら? 私も食べた物は妖力になってるから」
なるほど……妖力か。
「うんうん……ありがと、幽香さん。 スッキリしたよ」
「私もスッキリしたいわね?」
あ、やばいかも……でも今回はそうは行かない!
「だぁめ、明日は宴会ですよ? 宴会が終わってから……ね?」
「……そうね、私の時音のあんな顔……誰にも見せられないわ」
あ、あんな顔って……私は見たこと無いんだけど幽香さん曰『今すぐにでも襲いたくなる顔』らしいです。
「そんな事よりも今日はもう寝ましょ……日もくれてきたみたいですので」
「じゃあ一緒に寝ましょう? それ位は良いわよね?」
「うん、私も幽香さんと一緒に寝るの好きだから良いよ」
幽香さんって良い匂いがして寝起きが何時もより何倍も良いんですよ、例えるなら何時も歩いて通学していたのが車に変わったみたいに
そして、一夜明けて次の日
おはようございます!
朝はこの言葉から始まりますよね!
「幽香さん、朝ですよ? 起きてください」ユサユサ
「んぅ……キスしてくれたら起きるわ……」
……これ絶対起きてますよね
「ん……さ、起きてください? 今日は宴会日ですよ?」
「んぅ~! ……時音のおかげで寝起きは最高ね」
キス一つで喜んでもらえるなら幾らでもしてしまいそうですね
「準備が出来次第、博麗神社に向かいますか? それとも軽く朝食を食べてからいきますか?」
「少し食べて行くわ」
「わかりました、それじゃあ直ぐ作るので待っていてくださいね?」
「は~い」
幽香さんって私に会うまでは食事は気が向いたら食べる……そんな生活をしていたそうです。
流石に健康面的に(妖怪に料理で健康になれるのか不思議ですが)不味そうなので、あの日以来毎日欠かさずご飯を作っています
今回は軽めにサンドイッチでも作りましょうか
トントントン……チーン!
あっと言う間に完成しました、特製サンドイッチ(野菜基本)です! ワーパチパチ
「幽香さ~ん、出来ましたよ~」
「わかったわ、テーブルの上に置いておいてくれる? 私は着替えるから」
「は~い」
今日は何だか友達が増えそうな予感がする……未だに少ないから増えてくれると良いな~……
「お待たせ……さ、たべてしまいましょう?」
「はい、それでは……」
「「頂きます」」
知らない人も居るかもですが、頂きますって食材の犠牲になった物たちへの感謝とあなたの分まで生きるからねって意味があるんだって~
「ふぅ……さ、出掛けましょうか」
「あ、は~い……ご馳走さま……あ、待ってよ幽香さん!」
「ふふっ……そんなに焦らなくても大丈夫よ? 二人でのんびりと行きましょう」
「あ……うん!」
本当に幽香さんってカッコいいですよね……こういう時に待っていてくれたり、私のつまらない話だって聞いてくれる………これが惚れた女のなんとやらって奴なのかな?
「どうしたの? そんなに私を見つめて」
おっと、考えてたら幽香さんを見ていた様だ……気をつけはしないけども
「ん~……内緒!」
「あら、教えてくれないの?」
「教えても良いけど……ちょっと恥ずかしいかなぁ~…なんて」
……え? なんでそんなにパチパチと瞬きをしているんですか?
え、どうしてそんなに嬉しそうな顔になって………ま、まさか!?
「ふふっ………私は貴女の考えている事なんてまる分かりなのよ? ……でも、時音の口から聞きたいわ」
む、むぅ~……しょ、しょうがないなぁ~? 今日だけだよ?
「今日……ね、幽香さんにもう一度惚れちゃったんだ。 まぁ、何時ものカッコいいけどさ? 何だか今日の幽香さんは何時もよりカッコよく見えて……そしたら、こう……胸がドキドキしてきて………」
その頃、幽香の頭の中は
(ふふっ……可愛い事を言うじゃない? それに、惚れちゃったなんて、誘っているとしか考えられないわね。 (ピー)して(ピー)したらスッキリするんだけど……でも、あんな可愛い顔を不特定多数の
と、危険極まりない事を考えてい居たのであった。 その間約一秒。
「今日は早めに帰っても良いわよね? 時音が可愛くて宴会に参加しているのが時間の無駄に思えてくるわ」
「そういうのは……特に最後のは、思ってても言わないの」
まったく、幽香さんは思っている事をズバズバ言っちゃうからはらはらしちゃいますよ……
「わかったわ………っとついたみたいねってまだ誰も来ていないじゃない?」
「あ、本当だ……少し早すぎたかな? ……ま、良いや 幽香さん、場所何処にしますか?」
「そうね~……彼処の桜の下なんてどうかしら? 日陰で良いと思うわよ」
「ならそこにしましょうか」
彼処なら静かに食べれそうですし、もし
「あ、そうだ幽香さん」
「お酒の事? 大丈夫よ、私も飲まないから」
なら安心……一度、家でお酒を飲んだ事があって、気づいたら裸で幽香さんと寝てました……それ以来お酒禁止令が幽香さんから出されたんです。
……ま、宴会の場だから誰かしら飲ませようとするかもだから対策はしてきました
「幽香さん、こっちに顔を向けてください」
「ん~? ……んぅ………さっきは誘ってもしてくれなかったのに、今更誘うの? バッチ来いよ?」
「いえ、お酒を分解する魔法を掛けたんですよ……何故キスかって言うと…………そ、その方が即効性があったんで………だ、だから他意は無いんですよ?」
「ふふっ……わかったわ、『他意は無い』んだものね?」
むぅ~……いじわる……
「こ、これは声をかけるのを戸惑うわね……」
「確かにそうですね……ここは一つ、お嬢様が行ってみたらいかがでしょうか? きっとおもしr……気づいてくれます」
……あれ?
「さ、咲夜!? 貴女いま面白いって言いかけたわね! 私はこれでも貴女の主なのよ!?」
…………あれれ?
「お姉様……煩い……二度と喋れなくするよ?」
「ア、ハイ……あ、姉としての威厳とかそんな物じゃねぇ………もっと恐ろしい物を見たぜ……」
……い、何時からそこに居たの!? 返答次第だと死ぬわよ! 主に私が!
「あら? レミィにフラン、それに咲夜と美鈴、パチュリーと小悪魔じゃない? 何時から此処に?」
「少し前です……お声を掛けようと思ったのですが……その……お二人の良い雰囲気になかなか……」
終わった……人前で……しかも紅魔館の人達の前でキ、キスしている所を見られるなんて……
「……大丈夫よ? それに、あんまり嫌だったら見た人の記憶から(物理的に)消すから……だから安心なさい?」
「う、うん……ごめんね、見られてるなんて気づかなくって……」
「いえ、福眼でした」
「それよりも、そろそろ皆様が揃うと思われますので……」
「あ、もうそんな時間なんですね」
「お母様はお父様とイチャイチャしてたから気づかなかったの?」
くっ! この純粋な眼差しがなんだか心に来る!
「ふふっ……ええ、時音と居ると私は時間なんてたいして気にならないわ」
そういって強く……でも優しく後ろから抱きしめられる。
「っ~!? ゆ、幽香さん!?」
「あら……なにかしら?」
「そのっ……えっと……あぅ……」
幽香さんの顔が直ぐ横にあるし、声は耳の近くで聞こえ、吐息が首に当たり………自分の顔が赤くなってる気がする……
「ふぅ~」
「ひゃっ!? ゆ、ゆう…か……さん?」
「―――」
「あっ………うん…私も………」
ふふっ……この一言で私の戸惑いを安心感に変えるなんて、幽香さんは流石だなぁ~………
「あ、あの……お嬢様! 此処はなんだか居づらいのですが」コショコショ
「そ、そうね……そっと抜け出しましょう、皆」コショコショ
「ア、アイアム!」コショコショ
それから少しして宴会が始まった。
みんな飲めや歌えやでどんちゃん騒ぎ。
とある大食いの幽霊は従者の半霊をも食べ
また、とある人里の守護者はもこたんとラブラブしていたり……
でも………誰も『とある二人』には近く事はしなかった……
その二人とは
二人が作りだす雰囲気はどんなに空気を読めない
宴会が始まってからしばらく経った………とある桜の木の下
「今日も良い日だなぁ~」
「そうね……」
「ねぇ……幽香さん」
「なぁに?」
「ずっと一緒に居てくださいね……これからずっと……私は例え幽香さんに嫌われようとも離れないから……」
そう口にした時音は不自然に震えていた……
「……そのつもりよ……それに」
そんな時音を優しく抱きしめ……
「私は欲深いのよ? 今更時音を離す積もりなんて微塵も無いわ……もし……もしも時音が私から離れると言うのなら、その手足をもぎ取ってでも側に置くわ」
「うん……信じるからね……だから…ずっと………いっ………しょ……に…………」
「えぇ………ずっと一緒よ……」
「………」
「おやすみなさい…………時音………そして――――」