ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
更新遅れてすみません。やっと最終章の半ば程まで来ました。
「今回の騒動はハウル・グリンデルバルドの犯行であるという事を上に報告した。大臣はこの事を国民全員に伝えなければならないと考えている。そこで明日の日刊預言者新聞に全国民は自宅待機とし、明後日の正午にイギリスに住む全魔法使いにふくろう便で水晶を送ることにした。まぁおそらく大臣自ら語るのだろう。」
ハリー達の腕に書かれたメッセージはハウル・グリンデルバルドの宣戦布告であると判断されたようだ。この判断は正しいだろう。学生時代に闇の帝王と互角の力量を誇り、賢人のダンブルドアでさえも凌ぐ頭脳と行動力を持っている。姿をくらました4年間でさらに力量もあると判断するべきだ。
「僕らは何をすべきですか?」
ハリーは何気ない疑問をキングズリーにぶつける。正直、未だにハウルがあんな事をしたという実感がない。だがハウルが何をするかわからない以上、ハウルの居場所を押さえておくべきだと考えていた。
「大臣の警護を担当する私以外は自宅待機をするようにと言われている。」
その後、しばらく報告を終えると解散となった。ハリーは親友達に話を聞こうと考え自宅へ帰った後にふくろう便を送った。
***
2日後
<ロン宅>
「彼<ハウル>は本当に貴方を襲ったの?」
ハーマイオニーはハリーに尋ねた。ハーマイオニーはハリーと共通の友人のロンと結婚していた。ハリーは自宅待機を命じられため、かつてハリーと共にヴォルデモートと戦った友人達に意見を聞きたかったのだ。
「あぁ、僕もまだ信じられないよ。ロンはどう思う?」
学生時代の時はハウルをスリザリンだからという理由で一方的に毛嫌いしていたため、聞くまでもないかと思ったが、ハーマイオニーに意見を聞いてロンに聞かないのも何か引っかかる。
「...僕もわからない。確かにあいつはスリザリンだけど僕らの命も魔法界も救った。」
ロンの意外な言葉にハリーは目を見開いた。貸しを作ってもらいながらも意地を張り続けていたので学生時代、二人はハウルに気軽に話しかけづらかったのだ。ハリーがロンを見ているとハーマイオニーはクスッと笑った。
「ロンはヴォルデモートを倒した後にハウルへの態度を反省しだしたのよ。」
ハーマイオニーはそう言うと家の煙突から梟が4匹飛んできて水晶を足元に落とした。保護呪文がかかっていたのか大きな音もせずに地面に落ちた水晶を持ち上げる。時計を見るとまだ正午まで5分ほどある。その後議論を続けていると水晶がピカッと光った。どうやら始まるようだ。
だが水晶に映った者は魔法大臣ではなく、美しい金髪をした青年だった。
「ご機嫌麗しゅう魔法使い、魔女達よ。ハウル・グリンデルバルドだ。」