旭日機の提督~若き提督のメチャクチャ後世太平洋戦線! 作:劍神
-------ペナン軍港 第一ドック-------BGM工廠-------
「みんな、集合したか?」
「はい、三菱造船所付属技術妖精150名・陸軍所属技術妖精100名揃いました」
「それでは、これより駆逐艦海風の改修に入る。まず陸軍所属技術妖精第1班から5班の50名は第一砲塔の撤去・15.5㎝三連装両用砲の取り付け。陸軍所属技術妖精6班から10班は第二砲塔の撤去・第3砲塔の撤去・第二魚雷発射管の撤去。三菱造船所付属技術妖精一班から五班の50名は第一魚雷発射管の撤去・第一煙突の艦橋後部への移動・第二煙突の配管と第一煙突の接着。三菱六班から十班の50名は対空砲をはじめとする後部武装や凹凸を平らに加工してくれ。三菱11班から15班の50名は飛行甲板の製造に来てくれ。作業開始。解散」
「了解しました」
-------戦闘機修理工場-------
「提督殿、なぜ戦闘機修理工場なんですか?」
「それが、ペナンにはここ以外広い敷地のある場所がないんだ。それでもドックに近いからよしとしてくれ」
「そうなんですか・・・」
「それではこれより作業に入る。まずは飛行甲板のもとになる資材加工をしてくれ。
敵弾命中に備え飛行甲板の防弾性を上げたい。そのため、飛行甲板は厚さ550mmにする」
「わかりました。ですが重くなりませんか?」
「確かに重くなるかもしれないな・・・」
・・・どうする?妥協するか?・・・
「仕方ない。400mmにして飛行甲板は65mにする。格納庫は飛行甲板の下に5mとし厚さは300mmにする。敵巡洋艦ともやりあえるような防御力も欲しいところだからな。それに貫通されて誘爆なんてことがあったら敵わないからな・・・
「わかりました。爆雷投射機も付けるんですか?」
「うん。付けるぞ。だから15.5㎝三連装両用砲は一つ余り魚雷発射管は飛行甲板後部5mの下に付ける。その後ろに主砲が付く形になる。飛行甲板には左右11丁ずつ25mm連装機銃を付けるためそのための対空砲座もこちらで作ることになる」
「了解しました」
・・・余った15.5㎝三連装砲どうしようかな・・・とりあえずもらうべきかな・・・
「みんな、聞いてくれ」
「どうしました?」
「新型戦闘機の製作に行くのでこの場を空けていいか?」
「わかりました。全員やることはわかっていますし設計図がありますから大丈夫ですよ」
「ありがとう。すべての部品が完成したら伝えてくれ」
「わかりました」
-------輸送艦一番艦艦内製作スペース-------
「みんな、設計図が完成したので見てくれ」
「おっできたんですね・・・・・これ、21型の設計図と同じですよ」
「そう思うか?」
「どっから見たって・・・ん?・・・翼内部が厚くなってますね・・・それに武装から機首の7.7mmが消えてます。翼内12.7mmに変更ですか・・・それと翼内20mmが25mmに変わっていて・・・なんですか機首のコレ?30mm?」
「その30mmは爆撃機奇襲や敵の基地攻撃・対艦攻撃で対空砲や魚雷発射管を攻撃するために装備していてこの戦闘機の特徴の一つだ」
「まだあるんですか?」
「もちろん。まずはエンジン馬力の強化で2640馬力に上げる。設計図はこれで最高速は690km/h以上を最低値としているまた、翼内に防弾ゴムを4㎝入れて推測値だと敵の12.7mmを十数発喰らっても貫通したりタンクに当たり引火するといった事態を防ぐことができるだろう。つまり敵機よりも高速かつ防御力が上がり運動性も21型より若干悪くなる程度と予測できる最後に弾数だが各機銃・機関砲に200ずつ。ただし30mmは60発ずつにして重さを減らす。そのほかゴムの膨張や縮小に備えてゴムにはあらかじめ肉抜きを施したい」
「わかりました。これで作ってみましょう。試作機のテストパイロットはどうしますか?二日あれば試作機の一号機ができますが」
「できれば三機の試作機を作ってほしい。一つは陸軍用のスロットルレバー・もう一つが海軍用スロットルレバー・最後が肉抜き無しの海軍用だ。
パイロットは海軍からは俺がやる。陸軍用は海軍のに改修を加えたときに同じように改修。また、ラバウル航空隊の陸軍にテストしてもらう予定だ」
「三機ですね、わかりました。エンジンの大きさは21型のものと同じくらいまで小さくしてみます。それでも今までの零戦より重くなり、予想でも自重が1930㎏前後、全装備を合わせて2800㎏を超すかもしれません。それに滑走距離60mで離陸するとなるとプロペラは小さめにして加速力重視になると思いますよ・・・」
「そこは問題ない。プロペラを小さくした状態で690km/hを超える見積もりだ。それじゃあ試作機の製作を頼みます。翔鶴航空隊の無線を直しに行くので」
「了解しました。僕らでも考えたんですがあの無線は第五分岐と第八銅線をつなげばいいと思います」
「君らもそう思うか?俺もそこが怪しいなと睨んでたんだ」
「提督殿もですか?理由はなんです?」
「勘だ」
「奇遇ですね。僕らもです。どう見てもあそこ以外はうまくいってる・・・ような気がしますから」
「それじゃ行ってくるからあとを頼んだぞ」
-------翔鶴格納庫-------
「提督殿、これから無線機を直すんですか?」
「うん。おかしいところがわかったからな」
「じゃあ今日からは無線を使った連携の練習ですか?」
「うん。全部直れば今日からでもできるぞ」
「ありがとうございます」
「あとは・・・そうだな・・・あとで連携練習をするために航空隊を分けるから翔鶴所属零戦の半分に緑の塗装をしてくれ」
-------翔鶴格納庫 午後11時-------
「提督殿、海風さんの改修が終わったそうです」
「わかった。この無線機を直したら行くと伝えてくれ」
「わかりました」
-------ペナン陸軍基地 第一ドック 深夜0時-------
「海風さん、提督が来ましたよ」
・・・おっ予想どうりだな・・・飛行甲板がそこまで高い位置にないため後部の魚雷発射管に攻撃が及ぶことはないだろう。弾薬庫も必要最低限のものになっていて装甲を厚くしたから誘爆はしないだろう。
「提督、ありがとうございます。改修、嬉しいです」
「そうか、それはよかった」
「はい、ありがとうございます」
・・・・・・ヤバい・・・目が合ってしまった・・・あっちも気づいてる・・・
「提督さん、顔赤くなってるっぽい? あれ?海風ちゃんも?」
「あっいやっ・・・これはその・・・そうだ、火傷だよ。ちょっとまだ治ってなくて・・・そう火傷・・・」
「あら、提督、隠さなくていいんですよ(*´ω`*)」
・・・察してくれ翔鶴・・・俺の心理状況察してくれ!・・・
「海風」
「はい、どうしましたか?」
「海風に載せる艦載機は今、試作してる最中なんだ。でも、完全なものになったら5機載せようと思ってる」
「わかりました、提督。護衛艦の時のように戦闘機に乗って大空へ羽ばたいていく提督を見るのが楽しみですね」
「そういうものか?」
「はい。・・・好きな人の姿を見て楽しくない人なんていませんよ・・・」
「・・・え?今なんて?・・・最後の方、よく聞こえなかったよ・・・」
「なんでもありません!」
海風は顔を赤くしながら堀越の目を見て今までで一番の笑顔を見せた・・・
次回へ続く
作者「皆さま、今回も読んでいただきありがとうございました。今回はBGM考えてみました。ぜひ一緒に楽しんでくださいね(前書きにかけよ!)後の方では堀越少将、今回も夕立に対して即興のウソをつきましたね。いつか、夕立にもわかる日が来るのかな? 翔鶴さんは前回と変わらず提督をからかっていますね・・・某老人藪医者が出てこなくて堀越少将、今回は運が良かったみたいです。今日は水雷長妖精さんがいないので朝までひたすら魚雷発射管に詰め込まれる地獄は回避できたようです(神回避だぜヒャッハー)そういえば今日はworld of warshipsという海軍系ゲームをやってきました。駆逐艦ニコラスを使って敵のニューメキシコ級戦艦に肉薄し、400mまで迫ったところ味方のティルピッツ戦艦がニューメキシコ級に向かい砲撃をしましてですね、何と!私が魚雷を発射する直前に私にも命中しまして魚雷発射管の機能停止・操舵不能・機関停止・火災発生2か所という被害を受けまして魚雷発射できず、副砲にボコボコにされました。非常にむなしかったです。さて、要らない情報はこのくらいにして次回予告です。次回はラバウル派遣艦隊が再びラバウルへ向けて抜錨します。今後のメチャクチャ艦隊と堀越、海風の関係が気になりますね。ん?あれは・・・? マズイ!奴だっ水雷長妖精だ。それでは皆さま、逃げなきゃいけないので今回はこの辺で・・・それではまた次回お会いしましょう」
水雷長妖精「皆さん、作者みませんでしたか?あの野郎。どこ行きやがった?え?逃げたって?待てー!作者! 今日こそは昼まで魚雷と一緒に発射してやるー」