ジントとラフィールの話です。完全にネタ話です。
突発的に思いついたので、その辺りはご勘弁をお願いします。ちなみに、某ゲームをやったことは、ある人は、もっと楽しめます(爆)


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一応、「ソビークの秘密」の後の話ですね。まあ、ジント君がちょっと、壊れ君なのかな・・・・。
とにかく、最後の場面というか、ジント君の要求は、読んでいる人の想像力に任せます。


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星界の風章「思考結晶遊戯(ゲーム)」

「ジント、そなた部屋で何をやっているのだ?」

黝い髪の美少女は、彼の翔士個室に入るなり、そうつぶやいた。

 

 

「ああ、ラフィール。ごめん。ちょっと、この思考結晶遊戯(ゲーム)をやっていたよ。」そういって、ゲーム専用のバイザーをジントははずした。

 

 

「ゲームか。しかし、そなたが、ゲームをやるなんて、はじめて見たぞ。どんなものをやっているのだ?」

 

 

「恋愛しゅみれーしょんゲームで『モネりあ』っていうんだ。ダリシュが作ったのを体験プレイして感想が欲しいみたいなんだ。」

ジントはなぜか、少し恥ずかしそうに言った。

 

 

「あのものがゲームを作るのか。初めて聞いた。それにしても、恋愛しゅみれーしょんゲームとはどんなものなのだ。教えるがよい」

ラフィールは不思議そうな顔でジントを見つめた。

 

 

「ようは、擬似恋愛をすることさ。ラフィール。このゲームは、様々なキャラクターを音声入力、つまり会話で口説くという内容だよ。一応、地上人向けだから、僕に感想が欲しいと言っていた。」

 

 

「何、擬似恋愛だと。ジント、そなたは、私がいるのにそんなものは、必要無いはずだ。」

その言葉に怒り出すラフィール

 

 

「だから、ラフィール。親友に頼まれたんだ。しょうがないよ。それにもうお金ももらっている。ちゃんと、契約を果たさないと行けないだろう。」

ラフィールをなだめるように言うジント

 

 

「そうか。契約か。なら、しょうがない。ところで、ジント、ダリシュが作ったゲームとやらに興味がある。私にも少しやらせるがよい」

 

 

「ああ、別にいいよ。でも、ラフィールには、あまり興味がひかないと思うよ。これは、男の子むけだからね。女の子むけのも作っていて、両方同時に販売するみたい。」

 

 

その後、ラフィールはジントから奪いとるようにゲーム用のバイザーを装着して、音声入力用マイクを軍衣につけた。

 

「ラフィール、僕の続きでいいかい?」

 

「うん。わかった。はやく起動するよい(ジントがどのようなものを口説いていたか気になるからな)」

 

 

ジントがゲームを起動させるとそこには、ラフィールよりかなり年下のすみれ色の肩くらいの長さ髪の少女が映っていた。瞳は、金色だったが、頭環がないことから、地上人だとわかった。

 

 

「(こんなに幼い容姿の少女を口説くのか?ダリシュは、何を考えているのだ。それとも、地上人にはこういう方が好まれるのか?)」

ラフィールの頭には疑念の思いが渦巻いていた。

 

すると、両手の拳を軽く胸の顎の下で握っていて、その少女は満面の笑顔で突然言った。

 

 

「モネ!!」

 

 

「は?」

その突然の言葉にあきれるラフィール

 

「モーネ、モネモネ〜。モネ」

 

 

「そなた、ちゃんと、アーヴ語を話すがよい。それでは、話が通じぬぞ」

 

「モーネ、モネ?モネーーー?」

 

その発言にその少女は、悲しそうな顔をした。

 

 

すると、ジントは、ラフィールに聞こえるように、しかも、面白そうに言った。

「ラフィール、その少女は、モネという名前でその名の通り、であったときは、モネとしか、しゃべれないんだ。だから、表情や言葉ニュアンスやしぐさで彼女の言っていることを理解するんだ。」

 

 

「ジント、それは、本当か?ならどうやって、会話を成立させるのだ。」

ラフィールは不満そうに言った。

 

 

「ラフィール、彼女はプレイヤーつまり、君の言葉を理解しているんだ。だから、それをふまえて、得意の洞察力と判断力で頑張ってよ。ラフィール。ちなみに、二人が親密になると、彼女の少しずつ話せるようになるんだ。」

いつもは、冷凍野菜並とか言われているので、反撃するジント

 

 

「しかし……わかった。そこまで言うなら、もう少しやろう」

 

 

「モネー、モネモネモネ〜。」

 

 

「そなた、お腹がすいているのか?」

 

 

「モネモネー」

そういって、首を横に振るモネ

 

 

「では、どうしたのだ。何かして欲しいのか?」

 

 

「モネ!」

そういって、思いきり首を縦に振るモネ

 

 

「そうか。何をして欲しいのだ?」

 

 

「モーネ、モネモネーーーー、モネ!」

そういって、四角いなにか大きな物を体で表現した後に、両手で何かを回すような動作をモネはした。

 

 

「うーん………。そうだ。そなた運転、つまり、一緒にドライブをしたいということか。」

 

 

「モネ!モネーーーーーーー!!!」

そういって、ラフィールの言葉を肯定するように大きくうなずいて満面の笑みを浮かべながら、ラフィールにモネは飛ぶように抱きついた。

 

 

「うわ、何をする。驚くではないか。」

 

 

「モネ???」

その言葉にキョトンとした表情をモネはした。

 

 

数分後、ラフィールは、結局、そのモネというキャラクターに、かなりふりまわされたらしく、少しつかれた表情をしてバイザーをはずした。

 

 

「それにしても、こんな動くのか。このモネというのは。まあ、あれだけ動きや表情があるので、なんとか、話しこめば、わかるな。ジント、本当に地上人は、あのようなものと擬似恋愛できると思うのか?」

 

 

「うーん、わからないよ。僕は、そんなに惹かれなかったな。でも、人の好みは千差万別だから、あんなのが好きな人もいると思うよ。」

 

 

「そうか、よかった。そなたは、好みではないということだな。」

そういって、安心した風にラフィールは言った。

 

 

「まあね。ただ、20人もキャラクターがいるし、複数同時に口説くことも可能みたいだよ。『モネりあ』は。」

さらっというジント

 

 

「な……そんなに節操がないのか。そのゲームは。」

 

「まあ、色々なタイプの女の子を用意すれば、その一つでも引っかかれば、買うというのも考慮したゲームみたい。ダリシュ自身は、初めてのジャンルだから自信はないといっていたけどね。」

 

 

「その話の様子だと、ダリシュはゲームを以前からつくっている風だな。」

 

 

「ああ、言い忘れていたね。確か、ダリシュは、ゲームのぷろでゅさーとして、『ザ・フール』という名前でいくつか作っているんだよ。」

 

 

「な…あのものが伝説の『ザ・フール』なのか……。」絶句するラフィール

 

 

「うん、そうみたいだよ。それより、この体験版だけ特別のキャラがあるんだ。」

そういって、端末腕環に操作を打ちこむと、ジントは悪戯っ子の笑みをした。

 

 

「どういうことなのだ?」

 

 

「あ、ちょっとまって、立体映像モードにするから。」

ジントがそういったあとに、ジントの目の前に美少女の映像が現れた。

 

ゲーム用に一応、抽象化されているが、左右にとがった耳、卵形の輪郭の顔、黒瑪瑙の瞳、そして額の中央にある空識覚は、あきらかにラフィールをモデルしたことがわかった。唯一違うのは、髪の色が黝いものではなく、真っ黒の色だった。そして、クラスビュールのとき同様に白い帽子にわんぴーすを着ていた。着色はあのときほど、きついものではなかったが。

 

 

「ダリシュが、ラフィールをモデルに作ったキャラをこの体験版にいれたんだ。悪趣味かな。」そういいながらも、ジントはた楽しんでいる様子だった。

 

 

「ふん、どうせ、まがい物であろ。私の麗しさから比べたら数万分の一の魅力しかないであろ。」

そういいながらもラフィールは微妙な表情をした。

 

 

 

「まあね。しょせん、ゲームだからね。ちなみにこのゲームは相手の女の子が告白するまでというのが目的なんで、それ以降の続きは、成人向け専用のもので続きをやるってダリシュがいっていたよ。そっちのほうは、さすがに断ったけどね。」

そういいながらもジントは苦笑した。

 

 

「そんなものまで……それより、ジント、このキャラクターの名前はなんというのだ?」

 

 

「もちろん、ラフィールだよ。まあ、とりあえず、どんな感じが見てくれよ。」

そういって、ジントはバイザーを再び、装着して話しかけた。

 

 

「やあ、ラフィール、遅くなったね。」

 

「遅いぞジント。そなた今まで何をしておったのだ。私が一生懸命、そなたのために料理を作っていたのに?」

その少女は不満らしく眉をひそめていた。

 

 

 

その声を聞いた瞬間、ラフィールは絶句した。声がそっくりだったのである。それを確認しようとジントをラフィールは怒りの表情で詰問した。

 

 

「そなた、なんだ、この声は、悪趣味にも程があるぞ。私の声とそっくりではないか。どうしたのだ?」

 

「あ、ごめん。言い忘れたけど、そうなんだ。ダリシュができるだけ、本人に近づけるように作ったんだ。なんでも、声紋レベルまで調整したとか言っていたから。」

 

 

「まったく、とにかく、もうやめだ。こんなものは、見たくない。」

本格的に機嫌を悪くして、ラフィールはゲームをやめさせた。

 

 

「そうか、残念だな。ラフィールがやってくれそうもない場面や状況をなるべく、このゲームをダリシュは入れているといったので、それなりに楽しんでいたけどね。」

ジントがそういって、バイザーをはずすと、立体映像のゲーム版ラフィールは消えた。

 

 

 

「そうなのか?なら、ジント………そなた望むなら………」

ラフィールは少し恥ずかしそうにしながらも決意していた。

 

 

「うーん………やっぱり、ラフィールには無理だよ。だって、君はこのアーヴ帝国の王女殿下だよ。僕だけのために、その……しなくていいよ。」

言葉が濁すように言うジント

 

 

「だが、私はそなたの想人だ。そなたは、私に不満があるから、こんなまがい物をするのであろ」

ラフィールのその瞳は真剣だった。

 

 

「うーん、なんといえばいいかな。確かにこのゲームのラフィールを地上的感覚がすっかりと染み込んでいる僕なりに楽しめるものだけど、だからといって、本当に君にやってほしいとは、思っていない。だいたい、ダリシュがこれをつくったのだし……」

 

そういっても、ラフィールがあまりにも真剣に見つめているので、ジントも言葉が続けられなくなっていた。

 

 

「どうした、早く言うがよい。その代わり、そのゲームは2度とするな。もちろん、違約金なら私がダリシュに払う。」

一歩も譲らない雰囲気でラフィールは言った。

 

 

 

「うん、わかった。今から考えるよ。」

ジントは、その後、ラフィールの顔をこれ以上に無いくらい真剣に見つめた。

 

 

結局、ジントはラフィール見つめたまま、3分間、真剣な表情で沈黙していた。

そのとき、ジントの頭の中は、彼の人生の中でも最大級の回転ぶりだった。

ラフィールはジントの真剣な視線に鼓動を高鳴らせて、頬も徐々に赤みをましていき、ジントの言葉を緊張して待っていた。

すると、ジントは、真剣な表情から一転して、いつもの曖昧の笑顔とは違う、ある種のいやらしさを感じる笑みをしたのであった。

 

ラフィールは、その表情を感じ取り、一瞬、眉をひそめたが、ジントが耳を貸してくれという動作を行ったので、左耳をジントの口元へ移動させた。

 

ラフィールとがった耳にジントは自分の言葉をつぶやいた。それを聞いた後、ラフィールの顔はさらに赤くなり、ついには、アブリアル特有の耳まで赤くして、ジントに向かって言い放った。

 

 

「ジントのばかぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 

そして、足早にジントの翔士個室から去っていった。

 

 

 

「ふー、やっぱり、無理か。しょうがない。こっちのラフィールの方をやるか。でも、言わない方がよかったのかもしれないな。」ジントは、ラフィールに嫌われたと思い、その発言を後悔したのであった。

 

ジントはラフィールがいなくなった後、ゲームのバイザーを装着して、起動させた。そして、『モネりあ』のラフィールに再び、熱中しようと思った瞬間、彼の端末腕環がなった。

 

 

「あれ……ラフィールから伝言が届いている。」

 

 

 

『<ジント、先ほどの提案の答えを言っていなかったな。結論から言えば、了承だ。ただし、この艦<フリーコヴ>では、絶対に無理だ。そなたの帝都城館で、それを受け入れよう。それにしても、そなたはよくも、あのような恥ずかしい行為を………。まあ、よい。返事は以上だ。最後に一言だけ言わせてもらうぞ。ジントのばか。麗しの王女より>』

 

 

ジントは、その文面を読んだ瞬間、彼の人生において最初で最後で最大のガッツポーズをして叫んだ。。

 

 

「やったー、僕はやったんだーーーー!!!」

 

 

結局、ジントは、今回のことでゲームというのも悪いものじゃないなと思うのだった。

 

 

 

(完)

 


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