前回のあらすじ
今度あったら鳥鍋にしてやる
里山防衛戦~上巻~1
辺りは夜なのに熱く明るい突然起こった暗闇は私たちを混乱へ招く。
射命丸文はその惨状をただ呆然と立ち尽くす。
ふと声がして振り返ると妖怪が一人口をにやけさせ大振りに手を下ろしていく、突然の出来事につい目を閉じてしまう
「文!」
切り裂く音、他の断末魔と混じって声が聞こえる。
「て、天魔様」
「たく、これでは彰にもてなすことも出来んだろうが、それより文大丈夫か?」
「はい、ありがとうございます」
(敵の奇襲に対応しきれず約半分ほど相手と差が生じてしまっている。このままでは押し負けるな。)と天魔は考える。
「文、お前は博麗の巫女に助けを求めよ、出来れば彰にもだ」
「しかし、この数いくら天魔様でもキツいです。それに・・・「いけ!」」
「いけ、命令だ」
そして文は無言で羽を伸ばすと飛び立っていく
(彰、お前ならこうするだろう?)
昔に思いふけ、言い放つ
「この山はこの、天魔の名に懸けて死守いたす、総員かかれ!」
声が山に響いて消えていった。
博麗神社
霊夢は相変わらず呑気に昼に作っておいた焼き芋、栗等の秋の実りを食べている。
すると、障子が吹き飛ぶ
「おい霊夢来てやったぜ「このくだり何回目よ」それより異変だぜ」
(?)
霊夢はわからんといった様子で魔理沙を見据える。
ドゴーン!
今度は反対側が吹き飛ぶ
霊夢はうんざりとして注意をしようとするが
「霊夢さん来てください! 妖怪の山が、妖怪の山が大変なんです!」
焦りを隠せずにいる文だった。
「どうしたって言うのよ?」「やっぱり異変なのか?」
「事情はよくわかりません、分かるのは何者かに奇襲されたことだけです」
ふと妖怪の山をよくみると赤くたたずむ点々としたものが目に写る。
(あれは燃えている!?)
驚愕だった、博麗の巫女が山火事でさえ気づけないのだ
「あと、彰さんがどこにいるか知っていますか?」
「彰の居場所何てわかるはずないんだぜ」
魔理沙がそう言うが霊夢の勘がわかると告げている。
「いや、分かるかもしれないわ、彰の居場所は分からないけどその従者はわかるもの」
「それは本当です!?」
「あの従者は神力、霊力、妖力、魔力が異常に多い。それが密集している場所が彰の居場所よ」
さすが霊夢と魔理沙が感心していると
「早く探しましょう。魔理沙さんは先に天狗の里まで、今は白狼天狗もそれどころではありませんので行ってください」
分かったぜと魔理沙がほうきにまたがり飛んでいく
「私たちもいくわよ」と霊夢が先導して彰の元へ行く
その日の月は何かを象徴するように欠けていた。
次回彰視点で始めます