ルーミアを倒すことに成功した霊夢たち、しかしそれぞれ満身創痍という状況。挙げ句の果てにきみを置いていく始末
たぶん今ごろ寝ているだろう···
彰はめいに製作された報告書を見ていた
相変わらず並みの速さではない
(一体、いつそんな時間があるのよ、こあにもこのくらいの仕事の速さがあれば)
パチュリーは心のなかで感心する
レミリアと咲夜はいつの間にかフランを探しにいっていて居なくなっていた。
「ねぇ、説明してくれるのよね?」
パチュリーとはさっきまで事件の概要を話し合っていた。
「ん、どこまで話したっけ?」
「この事件とフランの関係よ」
「おお、そうだった」
相変わらず緊張感がないこの男である
「この天狗の里の事件は全体の一部にすぎないってことはわかるよね?「そこからわからないわよ?」そう・・・」
じゃあと彰は続ける
「この天狗の里にいる天狗の数はどのくらいかな?「確か、数百くらいかしら?」その予想くらいでいいよ。次に今回の襲撃に使った敵妖怪の数は?「さっきの報告書によれば百あるかないかくらいよね」そう、しかも構成はルーミアを除いて下級妖怪ばかり「っ!普通妖怪のなかでも速さと団結がとれる天狗がいくら奇襲でも負けるはずがない」そういうこと」
パチュリーは奇襲の真意の一歩手前まできている
「けどどうして何処からでも見えやすい妖怪の山を選んだのかしら?」
疑問と自己意識の海に入ろうとするパチュリーに
「最後のヒーント、何故ではなくそうせざるおえなかった訳だよ」
「?・・・あ!そうだったなぜわからなかったの」
ようやく理解したようだ
「そう、この事件は見せつけるためにしたもの、まずは博麗神社からでも見える場所で事件をおこし霊夢を誘導、そこをルーミアが仕留める。
その時と同時に別で密かに行動する。ここで大切なのは別々になった団体の連絡方法だ。」
それにパチュリーが質問する
「普通に遠隔の魔法を使って連絡はとれないの?」
「それだといざ霊夢と鉢合わせたとき異様な魔力で気づかれる可能性がある。
そもそも下級妖怪が魔法を使えるかどうかも怪しい」
「じゃあ途中にそれぞれの連絡する係りを設定して係りの妖怪自身が移動して連絡するという方法は?」
「成る程わざとアナログな方法にするのか。でもそうなるとこれから襲撃するのに余分な人員を割くことになるんだよ。だからそれはない」
「じゃあなんなの?」
答は簡単でかつ合理的だ
「この事件の襲撃が他の場所にする合図なんだよ」
「なる・・ほどそうなると奇襲の様子が見れる場所で事件を起こすことが予想されるのね」
その場所とは
「「人里だ(よ)」」
しかしここまでは一部にすぎない事件の概要、パチュリーの根本的な質問にまだ答えていない
「だけどまだフランとの関係が見えないわ」
「さっきこの集団の構成に俺はなんていった?」
「下級妖怪ばかりな構成よね?」
「下級妖怪は本来独りで行動している。そんな下級妖怪が言う通りに動くはずがないと思う。やつらが動くときは確信が持てるとき」
「吸血鬼って肩書きがあることがこの集団の大きさを物語っている、そういうことね」
「今までで肩書きがあり失踪した妖怪はいなかった。つまりフランしかこの役目を果たせない」
「さっきまで調べものをしていると思ったらそんなこと調べてたの」
パチュリーが感心して言う
「一応管理人代理ですから」
「まぁ私もフランが居ることに確信を持てたからレミィに伝えておくわ」
「ん、ありがとう」
そういうとパチュリーはいっていまう
「まだまだ分からないことが多いな
だけど時間もないし皆に指示出してからでいいか」
暫くすると三人来たきみは徒歩なので居ない
「ご主人様お呼びですか?」
くおが訊いてきた
「くおは人里でまだ襲撃されていない箇所を守備、めいは戦闘で怪我をしている天狗などを回復、セレスは敵の除去
それじゃあ行動開始」
(きみのことだから絶対被弾しておくれてるよな~、よしきみは置いていこう)
どこまでも不遇なきみなのであった。
やっと中頃かな?
「無駄なところはないと思うけどお前のスキルが危ういな」
いちいち毒舌をいれなくていいんですよ
「ここではこれが俺のアイデンティティーだからな」
そこ誇ってもあまり宜しくないですよ(笑)
「煩い。次回は俺の能力を最大限使う予定だ」