「いきなり何を言ってるんだお前は」
しかし私には着物を愛でるにも上手く伝えることができない
嗚呼何て悲しきことか!
「はい、時代がかってますね。可笑しいです」
そんな私ことあねへが里山防衛戦~中巻~9
始めさせていただきます。
あ、このタイトル、人里と妖怪の山を掛けて暗示させたんですけど分かりましたか?
寺子屋だったものが土煙を立てて崩れていく。
「ぷは~危なかった」
セレスが瓦礫の山から這い出てきた。
「危なかったじゃないですよー!」
くおも続く。
「悪かったって大丈夫だよ今から誤魔化せばいけるって」
「そんなわけ「じゃあよろしく!」あっ、ちょっと!」
くおにすべて丸投げして自分だけ逃げるセレス。
「あー私の寺子屋が···」
「ごめん慧音、私が不甲斐ないばかりに」
いつの間にかあとの二人も出てきたようだ。
「あの~ごめんなさい!セレスのせいで寺子屋壊してしまいました。」
くおが素直に謝ると
「いや、いいんだ。もうそろ壊れそうだったし、立て替えようとも思ってたところだから」
辺りにいた妖怪たちは瓦礫の下敷きとなり気を失っていた。
(やっぱり主の見立て通り下級妖怪なのでそこまで強くないか、でも油断は禁物です。)
くおは大切な部分だけかいつまんで状況を教えた。
「・・なので私がこの里を守りに来ました。」
「そうでしたか。人里の問題は人が解決する、と言いたいですがそのお心遣い感謝します。
ところでさっきの人も仲間の方ですか?」
「そう、です。適当ですが頼りになりますよ。」
「いえ、そう言うわけではなく。」
そう慧音はいい一呼吸置いて
「寺子屋だけでなく民家までも(怒)
後で灸をすえませんとね?」
「そういうことですか。それならば私も参加しますよ?」
その様子を見ていた妹紅はゾクッと身震いしてくおと慧音を交互に見る
(セレスって子終わったな。)
そうも思う不死鳥だった。
「さぁ雑談してないで私達も行くとするか」
妹紅はそう言い翔んでいく
「そうだな。くおっていったか?里の人たちを頼んだ!」
慧音もあとに続く。
残るは屑と化した寺子屋とくおとなった。
(取り敢えず里の人たちを捜しますか?ん?)
ここであることに気づく
「あっ、聞けばよかった!!」
つくづく上手く立ち回れないくおであった。
(天狗の負傷者はこれで全部か)
めいが天狗の治療をしていると
「彰の従者かい?」
ある天狗が訪ねてくる
めいが突然話し掛けられ臨戦態勢に入っていると
「すまんすまん、素性を言うのなら私からだな。私は天魔と申すものである。」
「···そうですか治療の邪魔なんで退いてもらえますか?」
めいが落ち着き払った口調で言う
「分かった。最後に彰に有難うと伝えておいてくれ」
そう言う天魔にめいは
「伝言はしませんし自分で直接会って伝えてください。
あと、まだ安心するのは早いですよ?」
そう言われ天魔が萎縮していると、めいがなにか見つけたようだ。
(ったく。くおはいくつになったら冷静に物事をこなせるようになるのでしょう。)
そう思いキョロキョロと挙動不審な態度をとっているくおの所へいく。
「なに踊ってるのですか?」
冗談めかしくめいが言う
「ひぇっ!めいですか驚かせないでください。
それに踊ってないですし」
「冗談ですよ。分かりませんか?」
「めいが言うとそう聞こえないんですよー!」
必死でそう言うも
「そうですか」
冷ややかに対応される
「それよりどうしたのですか?」
疑問を問い掛けると
「実は住民の居場所を知りたくて、でも聞くの忘れたんですよ」
「霊力探知しなかったんですか?」
「あっ、忘れてました」
「くおはもう少し冷静に動いてほしいですね。良いでしょう私も行こうとしてましたし、ついてきなさい」
「はっ、はい!」
「これで全部でしょうか?」
阿求が訊ねると
「いえ、稗田様。中にはまだ人が残っています」
「そうですか、救出を早めてください」
まだまだ人里には取り残されたものたちがいた。
しかしそうこうしていると
「キシャシャニンゲンニンゲン」
嬉々として妖怪が集まっていく
妖怪たちが走っていると
壁が現れ妖怪は風が吹く塵のように飛んでいく。
「間に合ったー大丈夫ですか?」
壁を形成した張本人が言う
「あなた興味深いですね取材してもいいですか?」
「え?えっ?」
「すみません主には素性をさらさぬよう言われましたのでお控えください」
「そうですか。分かりました。それと有難うございました
お陰で救出がはかどりそうです!」
阿求がそう言うと人たちのなかへと紛れていく。
一難去っていく人は安堵していた。
「くおもあれくらいの冷静さを持つべきです。」
めいがそう言うとくおは少し面白くなさそうに
「なにか言いました?」
と言う。
いや、なにも、と何事もないように願望を口にするめいだった。
人里の一難を取り敢えず回避した一行
一難去ってまた一難のスパイラルから抜けだせれるか?
次回
狼の呪怨
次回もお楽しみに
「三流アニメか!」
いやいやこれも一種の演出ですよ彰。
「どうせすぐやめるんだろ?」
ええ、気が向いたらこういうの書くスタイルなので
「(断言していうことか?)そうか。まぁ頑張れよー」
はい、それではまた
「バイバイ」