今回は全体的に敵視点をとらえた内容にしています。
「やりました。我狼様、天狗の里は壊滅的になり戦況はこちらが有利、
あとどのくらいルーミアがもつかによりますが
「そうか。やっと、やっと!」
(人間どもを殺せる!)
密かに人間への恨みをもつ我狼は元々ただの狼であった。
外の世界
「この間俺の親友が人間に殺された。」「···俺もだ。」
そんな会話をよく聞く。
作物や畜産動物を食べる狼は大抵殺されている。更に人間は自然を破壊する。
つまり狼は絶滅の一途を進んでいるのだ。
しかし、
「俺には関係ない。」
そう言って新しくできた女房と自分の子供のために餌を
(このくらいあれば今年の冬も越せるな。)
そう思い帰ってきたときの事だった。
自分たち、いや他の多くの狼が姿を消した。
(私がいない間に散歩でもしていたのだろうか?)
少なくとも身内のことだけを気にすることにした。
しかし、二日たち一週間、一ヶ月経っても女房たちは帰ってこなかった。
段々と不安をつのらせていく我狼。
「他のやつもいないがどうしたのだろうか?」
ふと思い別の場所を探していた。
するとコツン
足になにかが当たったようだ石程度ならこの雪原のなか見逃すはずはない。
(なんだろうか?)
そう思い足元を見ると白骨化した狼の骨であった。
驚き跳びのき辺りをよく見渡したり掘り起こしたりした。
そしておびただしい数の骨が辺りを埋め尽くしているのを悟った。
向こうから声が聞こえる。
「あー拳銃は最高だな」「ああ、そうだな。そういえばこないだ俺は此処等で狼の群れを見つけたんだ」
嫌な予感が我狼の頭をよぎった。
しかし、
(女房たちとは他の群れに行ったんだ)
そう現実逃避をするしかなかったのだ。
「そしてその時さ、二匹の狼が俺の前に出てきたんだ。親子みたいだったな。」
(もうそれ以上言うな!)
心のなかで叫んでも声が出なかった。
男たちは続ける。
「そして俺はその親子を殺した。その子供面白い毛並みでな」
我狼にはまだ希望があった。
(俺の子供には特徴がある。それさえなければ)
がさごそがさごそ
そう言うと男が一つの袋を取り出す
「これがその子供で作った袋だ。ここ見ろよ、綺麗に此処だけ菱形に脱色してんだ。」
緊張の糸がプツンと切れた。もうその先には怒りしか残らなかった。
「グアァァー!!」
「うわ!何だよ生き残りか?」
パン!
乾いた音が静かな森林を揺るがす。
「ずりーよ俺も撃ちたかったぜ。」「次はお前に撃たせてやるから安心しな。」
男たちは赤くなっていく雪をそのままにしてポイントを変えて行ってしまう。
(おれは死ぬのか。)
薄れいく意識にもかかわらず不思議と冷静に分析していた。
「そこの貴方、貴方よ狼くん?」
一人の女がここを見下ろす。
(心が読めるのか?)
「そんなことはいいのよ。貴方はどうしたいの?」
すごい話の切り替えに面食らったが我狼は思う。
(俺は死んで女房たちに会ってもいいが人間に復讐したい)
「分かりやすくて好きよ、私は。欲望はそうでなくっちゃ!」
女は指をならし最後に言う
「ようこそ、妖怪の世界へ
妖怪になっても少しくらい私の言うこときいてよ?」
赤黒く光る光を身に纏い意識が途絶えた。
昔を思いだしふつふつと怒りを大きくしていると
じゅるりと参謀長が舌舐めずりをしていた。
そして
「この作戦は絶対に成功させましょう!」
と言うのだった。
それに「ああ。」
と呼応し作戦の確認を今一度おこなっていた。
妖怪が天狗の里にいた妖怪は
「おい逃げろ!あのルーミアがやられたんだぞ。」
ルーミアが倒されたことによって妖怪たちの団結力はないに等しかった。
「妖怪の山を取り戻すぞ!」「「「「「おー!」」」」」
掛け声と共に天狗たちがなだれ込んでくる。
天狗たちも今が好機と勝負を仕掛けたのだ。
「やべーよ」
焦る者や
「俺たちはおしまいだ全て計画は幻想に過ぎなかったんだ。」
諦める者もいた。
当然そのような組織が勝てるわけでもなくあえなく散っていったのだった。
「あやや?霊夢さんは?」
文が戻ってきたようだ。
「え~とはい、寝てますね。」
犬走椛が能力を使い千里を見渡し文に言う。
「戦闘の状況を取材したかったんですが」
がっくしと肩を落とし残念そうに言う。
「しょうがないですよ。もうとっくに夜なので」
椛はその記者根性に呆れを感じながら言う。
「それにしてもよかったです。
それに呼応するかのように文も言う。
「ええ、それもそうですね取材は明日からとしますか。勝利の余韻にも浸りたいですし」
皆を呼ぼうと思い能力を使ってはたてたちを探しているときだった。
「(っ!?)文さん!文さん!人里を見てください何か強大な力がぶつかってます!」
「何ですって椛!これは事件の予感行ってきまーす。」
幻想一の最速は風の速さで行ってしまった。
「文さーん危険ですよー」
椛の声が聞こえるわけもなく忽然と声がこだまするのだった。
「彰か。「てっ天魔様!」」
後ろから声がして驚く
「ビックリしたじゃないですか!」
「まぁまぁそれより見てみよ、あれでもまだ本気を出していないのだよ彰は。」
すると天狗たちが集まってきた。
「なにかあったのですか?人里で!」
最近入ってきた天狗たちだ。
「もう少しで解決するから皆もあやつをみよ」
「はあ?」
天魔の言葉に疑問を隠せずにいた彼らだった。
この事件とは別に黒の着物がちゃくちゃくと準備を進める
「今では少しの変化だけどいずれ大きく変わる。
彰様のためにやってるんだもの、喜んでくれるわ!ふふふ」
最初にあった設定は全てのことが書かれているわけではなく
設定を章ごとに解ってきたことを追加していくようにしたいです。
なのでこの第2章が終わったら新たに設定を公開していきます。
私の文才が無いばかりにお手数ですが解らないことがある場合、閲覧して頂きたいです。
更に伏線をはるために傍線を入れることにしました。
少し分かりやすくなっていると嬉しいです。
それでは次回の小説をお楽しみください。