これ言っとかないと失踪とか言われそうなんで言いました。
「成功だ。封印第一号おはよう」
声がして目を開けると男の人が前にいました。
「う、おはよう、ございます?」
「何だか元気ないなどうした?」
最初のぎこちない挨拶を元気がないととらえ自己紹介をする
「取り敢えず俺は倉持彰お前の名前は···」
そこで言葉を切り考えている男の人、はっとしたかと思うと
「倉持きみだ!」
いきなり名前が決まった。
しかも意味がよくわからない
「きみですか、その名前に意味があるんですか?」
「俺の友達がいってたんだが、きみとは愛しき人と言うらしい
きみ、お前は俺の分身、いわば俺の娘みたいなものだ。だからこれからよろしく」
主は会ったときからこの接し方でした。
暫くすると私の口調はあたいになり他にも従者を造り、しだいにご主人は思い詰めるようになりました。
主が言うには、いくら自分を分解したところでそれぞれがうまく立ち回らないと
厄介事が多くなるだとか。
正直分かりにくいです。
気にしなくてもいいのに私達は今それだけで幸せですよ。
またあるとき主は私にこう言いました。
「力は人を裏切るか?」
「へ?どうしたんです急に」
いきなりの疑問に対処などできず
「いや、今答えなくていい。だけどこの質問の答えを考えてほしいんだ。
ところで今日の献立なにかなー」
下手にはぐらかされました。
「はぁ?解りました。」
主は時々意味不明なことを口走りますがこのときは真剣な表情でした。
力は人を裏切るか、そもそもの話この疑問すらなぜ出た、みたいに私は思いました。
他の子にも同じように疑問を言っていたそうです。
私達はそれに答えないといけないと本能的に感じました。
私達の造られた目的さえわかれば答えられるかもしれません。
私は主のように頭よくないですしご主人に菓子類をたかるしか能がないですし、
卑下は自嘲して
この問いを答えるには材料が足りませんでした。
ある時紫がここを訪れました。
幻想郷と呼ばれる所に招待したようですが主はそれを断りました。
「俺は一応この世界にやり残したことがあったからごめん。」
確かにご主人はよく出掛けていました。
緑髪の女の子がどうとか。
私にはさっぱりなので二つ返事でOKをだし経過を見守ることにしました。
その後の記録は残すというよりイベントさえ無かったように感じます。
[力は人を裏切るか?]
この質問だけが長い間消えずに残って頭に響いています。
今私は皆に置いてきぼりとなり森をさまよっています。
力を使いすぎたとはいえ扱いひどくないですか?
霊夢と魔理沙は帰っちゃうし、めいは私に対して高圧なんですよ。
愚痴を思いつつ進行方向にある屋敷に目を向けていると
「あー!あれはくおの防御壁じゃん」
人里の方に幾何学的模様が赤く広がる大地を包んでいる
「状況を知りたいなー」
そんなことを思っても何もかもが遅すぎである。
そんな悲痛の言葉を誰も聞かない。
「貴女にはお礼の言葉しかございません」
「いえいえ、主の命令なので」
防御壁のおかげで里の人を助けられたのは大きい
「貴女の事を幻想郷縁起に書きたいものです。」
「はいはいおだててそっちに持ってかないでほしいですね」
面倒そうにめいが仲裁に入る
「バレましたか」
悪びれながら言う阿求である。
突然後ろから声がする
「あとっ!本もありがとうございました!」
こちらは小鈴と言ったか、本屋をしているようだ。
「いえ、良いのです。これも好意として受け取りください」
明らかに最初よりも多くなっている本の数に困惑しているようだ。
どこからとはいわないが
「我狼様そろそろ準備を」
「分かってる」
想像とは違い失敗に終わりそうな妖怪本部あんなにいた妖怪もすべて肉片となり
あとは少数と参謀長と我狼となっていた。
「俺様の手で人間どもを殺してやる!」
一人語りのような構成で書いてみました。
所謂きみ視点ってやつですね。
丁寧口調なのは主のことを話しているからです。
普段は例えると現代の中高生辺りの口調です。(因みにあげぽよーとかのギャル語はありません)
とまぁ設定を少しいった所であとは最終戦となります。(二つに分けるかもしれませんが···)
皆さん長ったらしい彰のごたくに付き合ってくれてありがとうございます。
それではまた