はい忙しいし、設定2の作成もしていましたし、あっもうそろ設定2を投稿しますよ
「はいはいそれでは全てはいたずらに後編スタートだ」
私の台詞ですよー(哀)
今彰たち五番隊は都市周辺の殲滅作戦に乗り出していた。
都市の外の妖怪に対抗するための防衛線を築くことも兼ねての事らしい。
五番隊以外にも一番隊や六番隊等も同行している。
一番隊は全ての特攻隊的な仕事だけでなく、都市内の施設の建造にも携わっている。
どうも最初の特攻で砦を建てるのに使えるんだとか
五番隊は今回、その建造する施設の警護だ。
広大な敷地である砦の周りをたった10人いるかいないかの軍勢が警護とは、些か現代では考えられないだろう。
こういった任務を任せられるのは死神の五番隊と言われる由縁だ。
広々とした森で行動していると
「一番隊がきているから案外難しくない任務か?」
王珍が不満そうに言う。
「一概にそうとは言えんだろう」
三吉がそう言い返す。
「確かに一番隊はこういう任務の先駆けだけですぐに乱戦となることは少ないが今回は六番隊もいる」
三吉の言う六番隊は都市内の警備を主に活動している。
「俺たちはどちらかと言うと一対団体での攻撃が得意だが六番隊は一対一の戦闘に慣れている。そういう点で六番隊を使うということはそれだけこの任務が重要なんだろうな」
きょとんと王珍が訊いてくる。
「もしかして、任務長くなるのか?」
「お前もしかして子供置いてきてるから心配とか言わないよな?」
彰が会話に入ってくる。
「ちっ違いますよ隊長!私はまだ安心できないので見回りしていたいだけです」
「おー王珍はいつから仕事熱心になったんだろうなー(棒)」
あくまでも信じない彰と三吉。
「さっさと仕事すれば案外任務が六番隊に移行するかも...」
ここで清葉がにゅっと発言する。それに王珍が驚き
「うおっ!止めてくれよ清葉、それは心臓に悪い。
まぁ確かにその可能性も無きにしもあらずだな。ちゃっちゃっと終わらせますか」
「その意気だ。おっと、御到着かな?」
普段外にでない人間の臭いに誘われたか、妖気が砦の周りに集まっていた。
彰が命令を出す。
「五番隊出撃!」
数分経てば終わるこの仕事、点呼をとると一人いないのに気付く
「あれ?王珍は?」
「あーアイツなら多分まだ森じゃないっすかね」
他の隊員が答える。
アイツが妖怪相手に遅れをとるはずがないそれは彰にもわかっていた。
が
「隊長、何処へ行くんですか?」
「んっいや何でもない」
と言いつつ森の方へ顔を向ける彰であった。
「おいおい、俺は虫が嫌いなんだ。」
王珍の前には妖怪が一匹
外見はどことなくムカデに似ている。
虫嫌いでなくても身の毛もよだつ風貌だった。
「ぱぱっとするかな。お前は取り敢えず死ね!」
王珍は近接格闘、二刀流の使い手
一打に力を乗せ一気に振り払う。
ムカデは綺麗に一刀両断、普段見ない変な色の血を撒き、
頭と反対に切られた体はびくんびくんしている。
「お次は頭か」
そう言いきるや否や王珍は動きをなにかに止められる。
「んなっ!」
切り落としたはずの体は触手を伸ばし王珍に巻き付いていた。
ほどこうとしても力強く締め付けられる。
もう妖怪も数メートルと近くなっていた。
「キシャー!」
妖怪の悲鳴なのか奇声を聞き、諦めかけたその時
一本の矢が妖怪に向かって飛ぶのが見えた。
「王珍···やっぱりバカだったか」
清葉の非難の声がする。
「虫退治には俺たち五番隊の仕事だっつの。抜け駆けはずるいぞ?」
三吉も参加している。
「ったく心配させやがって、言っただろ?皆で任務を終らして帰るとな。清葉!虫くらい簡単だろ?」
「隊長は俺をなめすぎですよ」
そう言って清葉は弓を構えるそして、矢を放つと同時に
「行くぞ!」「「「はい!」」」
彰は能力(当時は身体能力をあげる程度の能力だと考えている)を使い一瞬で一匹の懐へと入り込み触手を切る。
矢は綺麗に体の節にさくっとはいりまた新しく妖怪の体は分離する。
三吉も槍で敵の首もとの節を狙い突いていく。
他の隊員も戦闘に参加する。前衛後衛がしっかり仕事をこなす。この隊の統率はとてもとれている。
「キシェー!」
そうこうしていると一匹の妖怪を殺したようだ。
「終わったか?」
隊の誰かが綺麗にフラグをたてて
ぞろぞろと同じ形をした妖怪が十数匹現れた。さっきよりも大きく牙みたいなものも肥大化している。
どうやらこの妖怪は死を感じると仲間を呼ぶようだ。さっきのは子供らしい。
「おいおい、ご家族登場ですかね?」
「ははは、これは呑気にしてられないな。」
「いってる場合か!来るぞ!」
彰、王珍の発言を三吉がたしなめる。
幸いこの妖怪の触手は分裂しない限り出ないようだ。
「皆、頭を狙え!この量を長時間相手してられない、他の隊にも危険が及ぶぞ。さっさとけりをつける。まぁ俺が言いたいのは」
そこで彰は隊全員を見渡す。皆決意に満ち溢れたいい顔ぶれだ。
「やるなら隊全員で暴れるぞ!」
この掛け声に合わせて敵に突っ込んでいく。
「おじっ、司令なんですか?」
「今間違えなかった?おじさんって間違えなかった?」
「間違えてません」
きっぱりと言う
彰がおじさんと間違えた人は彰が小さい頃に世話になった人である。今は軍の司令官を勤める。
「なんですか?ではなくてだなハァ
今回のお前の隊の行動、案の定上から隊の処分の件で圧力がかかってきた。おじさん悲しい。で、さすがにこれまで沢山五番隊を支えてきたが庇い切れん。そこで上は五番隊を解散、再構築する方向となった。因みにお前は懲戒解雇だ。···最後に聞く
本当にお前だな?」
「···はい」
「そうかこれは上からの些細な退職金だ。こんな世の中だからな。家で開けろよ」
司令長官は腰かけた椅子を回し彰に背を向ける。
「じゃあなお人好し坊主」
「ああ、おっさん」
と言い残し扉を開けて帰ろうとすると
「何故嘘をつくんですか隊長」
見慣れた顔が彰の前に現れる。
口々に五番隊の皆が不満を言う。
すると彰は
「今度嫁さんの誕生日だろ?···しっかり祝ってやれよ」
適当にはぐらかし彰はもう会うことがない奴等と別れた。
一応説明すると
王珍は所帯を持ち彰には家族がいない。
この都市で再就職は不可能に近い。それはそうだ皆寿命が無いんだ。当然、仕事なんてないに決まってる。
だから彰は家庭を持つ王珍を守ることにした。今回の件で明らかに五番隊の解散が予想された、勿論首謀者は解雇が妥当だろう。
王珍の代わりに罰則を受ける。これが唯一のあいつとその家族を守る手段だった。
「家で開けろ、か」
家といっても軍に支給された仮設住居、これも手放さなくてはならない。
そして封筒開けると本当に些細な金だった。これからどうすればいいか、と彰が封筒を覗きながら思っているとあることに気づく。
封筒の壁がいつもより厚い。
(ん!?)
接着されたとこを綺麗にはがすと一枚の紙があった。
極秘文書[新部署 特務課について]
特務課とは政治等によくある不正(横領、機密事項の漏洩等)を極秘に取り締まる。
結果はなんであれ、それを行われなければどんな手段もいとわない。
なお、この部署にて個人を特定されることを防ぐため正確な場所は存在しない。
任務については紙が個人へと依頼される。
また同じ理由で個人の戸籍等は自動的に排除される。
これの志願者を募ることを軍の司令長官に任せる。規則として候補を一人に絞ること。
ここで紙の内容は終わっている。
要は司令長官は彰を特務課に推薦した、ということだろう。
「おっさん、あんたの方がお人好しだよ。」
意図を悟ったのか、彰の目に活力がみなぎっている。
特務課に移って数年たった。
司令長官が何者かに殺され新しく世代交代も有ったりしたが不思議と哀しく思わなかった彰である。
何かと最近は頻繁に不正が多い。
妖怪の報告書について驚くこと、いや可能性としてはあった、
人と同じく知能を持つようになった報告例[その時の隊員はほぼ瀕死の状態]
を改竄しようとした研究者もいた。世も末だ。
「え~となになに?八意永琳」(確か最近を賑わす都市の頭脳と呼ばれるほどの天才だったか?)
研究に興味がある彰はあることを思い付く。
(丁度いい、俺だけだとうまく進まないとこがあったんだ。)
早速永琳についての情報、潜入のための構想を練り始める。
ピンポーン「すみませーん今度そちらで助手をさせていただきます。坂本といいますが」
無声音が続く、相手は生きてるんですかね。
ボーン「生きてます!?」
爆発音が聞こえると笑い事ではない。無礼と思いながら部屋に入る。
「これは派手にやっちゃいましたね」(あぶねぇ!)
女性はこちらに向かいはっとしたように瞳孔を見開き手や足がこちらへ飛んでくる。
「あなたのことはもう調べてるのよ?死神の坂本さん?いや、元五番隊隊長倉持さんの方がいいかしら」
「おー怖い怖い、俺のことは彰でいいよ。八意さん」
「永琳でいいわ。皮肉なものね。軍の死神が官僚の死神になるなんて」
永琳はつんと冷たい表情で言い放つ。
「よく調べたな。もう抹消してるはずなのに流石都市の頭脳と呼ばれるほどの事はあるな」
「止めてちょうだいその呼び方は私好きじゃないの、で何しに来たの特別諜報組織特務課は」
「お前を調べに来たってのは建前で提案があるんだ」
にかっと笑い彰がそう言うと
「···怪しいけど一応聞くわ」
訝しそうに彰を細めた目で見る。
「俺の研究を手伝ってほしい。勿論対価はある。実験台要るだろう?」
と言って自分を指差す。
「あなた正気?私の研究の主は薬よ。五体満足は保証できないのよ?」
「ああ分かってる。だけどその位しないと信じてもらえないからな。」
「研究にかけるその精神気に入ったわ。今度地下室まで案内するわ。」
満足そうにそう言い次の薬の研究について考えている永琳は仲間ができたと言わんばかりに嬉しそうな顔だった。
研究始めてから一週間過ぎた。
「あなたの能力の研究は面白いわね。」
と永琳が言う。
「そうか?元は俺の能力の疑問から来たんだが」
「あなたがいう[概念解釈の変化]は他の能力にも応用が効くわ」
「だけど扱うには不向きとか個人差があるしおれ自身も半信半疑だったしさ。永琳のお陰さ」
「そんなこと無くはないわね。」
「無いのかよ」
「ふふ、そう。無いのよ」
笑い声をこらえきれずえいりんは声を漏らす。
「初めて俺の研究見たお前の顔は爆笑もんだったよ」
「あれは忘れてよ!」
最初に見せた研究は概念解釈の変化を証明する研究だった。
彰は二つの同じコップを持ってきて永琳に持たせる。
重力を片方強めたコップを。
重力を操れることを知ったときの永琳はこの世のものじゃないものを見たような顔で滑稽だった。
「しかしあれは副作用があったから使いにくい。そこで永琳が提案した全てを足せば等しくなる理論。例えばエネルギー保存がそれに当たる理論を俺に教えてくれた。実行すると副作用は和らいだ。」
彰の能力は何をするんでも副作用があった。身体能力を上げると必ず筋肉が損傷し炎症を起こす。
「ここ一週間のあなたの研究の成果ね。私はあなたのお陰で薬の研究は進歩したわ。一度に傷を癒せる回復量もあがったしこれもあなたの身体能力を上げる程度の能力改め、能力を操る程度の能力のお陰だわ。回復力の変動のメカリズムを知れたのだもの。」
「まだまだ一週間だこれからの研究が楽しみだよ。あー久しぶりに充実してる。こんな生活が毎日過ごせればいいのに」
彰が他の人と仲良く何かをすることは無かった。だから彰にとってこの経験はとても新鮮に感じているだろう
「え?あっそうよね続けばいいわよね。」
「おいおい顔赤いぞ。まさか徹夜続きだったからか?気を付けろよ。お前がいないとこっちはこれからどうすればいいのか(研究を)」
「だっ大丈夫、なっなんでもないわよ(私のこと?)」
今またここに勘違いの種を産み付けて永琳は話を変える。
「それよりあなた、料理がうますぎよ。」
「これでも独り暮らしだったんだ、それくらい心得てるさ」
「それでも短時間で仕上げる技には目を見張るものがあるわ。研究者としては一分一秒は惜しいものだもの」
「軍の知識の賜物だよ。」
そう簡単に返す彰であった。
数年後
「今度飛ばすロケットの設計図か?」
「そうよ。また上も考えたものね。地上をどうにかできなくなったからって月に逃げるだなんて」
妖怪は知能をつけ人間の兵器に対抗できるようになりつつあった。
「まぁしょうがないことなんだよ。妖怪と人間は交わることはないんだ。」
「それにしても無茶な提案よね。この低予算でロケット全員分でしょ?人数の名簿は役所からもらってるけど···」
「ん、ああそうだな」
彰は気づいていた。この名簿の中に自分の名前がないことに、戸籍などはとっくに消したのだからのってるはずがない。
それに特務課としての最期の仕事としてこのロケットの護衛任務もある。明らかにここで死ねと伝えられているようだ。永琳の一件がバレたか?
ロケット発射前約一時間
ロケットは完成し一応皆乗れるようだ。一人を除いて
永琳に任務の話をするとひどく悲しんでいた。
これからその任務に向かうところだ。
「彰!待って行かないで私にはあなたが必要なの!(いろんな意味で)」
「ああ、俺もだ(同じ研究者として)だけど行かないと仕事だからそれに守るべきものがあるからさ」
「守るべき、もの?」
そこで警報が鳴った。
「それじゃ妖怪とダンスしに行かなきゃ」
「クスこんなときに何言ってんのよ。守るべきものを答えてよね、月で待ってるから」
「ああ、月でな」
妖怪はもう第二防衛ラインを突破しそうになっていた。
「おいおい、一番隊はどうした、いつから貧弱集団に成ったんだか」
一番隊はほぼ全滅六番隊もそろそろ総崩れしそうな勢いだ。
「仕事の時間だ」
と彰が行動しようとすると
「何一人でいこうとしてんすか隊長?五番隊はみんな同じ墓に入る。そう言ったの隊長ご自身ですよ」
「そうですよいつぞやの王珍みたいに抜け駆けですか」
「あれは違うっつーの」
「王珍五月蝿い。今大事な時間」
「なんだと?」
「まぁまぁそうかっかするなよ」
五番隊の面々が前に立ちふさがる。
「お前らの隊長はもう」
「なにいってんですか?私たちの隊長は貴方だけですよ倉持隊長、ささ早く指示を」
「お前ら···」
突然の三吉の発言に目頭があつくなる。
「物好きなやつがいたもんだ。
いくぞ!我ら五番隊はここ最終防衛ラインを突破されないこと、それだけだ。後は好きに暴れてこい!」
「「「「「はい!」」」」」
久しいメンバーを従え、ようかいたちを待ち受ける。
わーわーと妖怪が押し寄せる混乱の中に十数人の戦士たちが華麗に舞う。
どんな相手でも遅れをとらない五番隊、死神は健在だ。
ロケットは大半が射ち上がる。
ロケット発射終了まで約三十分
「あんた強そうだね。勝負しないかい?」
角を生やした妖怪が彰の前に立つ。
「生憎勝負する気はないな何せこんな乱戦じゃあな」
「戦場で軽口を叩けるなんて気に入った。絶対にいつかお前と戦ってやる。」
「オー怖い怖いまぁ一回くらいならしてやんよ」
と言いながら彰は周りの妖怪、二十数匹を相手にしている。
「私の名は鬼子母神 茜
宜しく」
実にこの状況で宜しくしたいやつなんていないだろうに
「あーはいはい何時か···な!」
華麗な不意打ちは軽くかわされる。
「不意打ちとは卑怯な!」
「勝負事には頭を使わんとな」
屁理屈を言い正当化すると
「確かに一理ある」
納得してしまう茜である。
ロケット発射終了まで約十分
「もうそろか」
辺りいったいを光が照らす。
「なんだなんだ?」
妖怪たちも驚いているようだ。
「あれは核か!」
「なんで発射したのよ!」
「いっいえ分かりませんからだが勝手に」
これでは妖怪もろとも五番隊のメンバー全員死んでしまう。
(あの大きさだと着弾まで数分とないぞここは都市の中心逃げることは不可能だ。)
すると彰は攻撃をやめ意識を集中する
(やったことないが一か八かだ)
力の方向を設定自分から放射線状に力を発達させる。
そして
「ENTER!」
「んなっ?」
茜も遠くへと吹っ飛ぶ。
「いつか勝負するんだろ?だったら生きろよ」
光は都市を包んだ。
焼け野原に一人の男が佇む。
小さな墓がポツリとそこにはあった。
遠くで女の子が見ている。
しかしなぜか誰もしっかりと補足できない。
「彰様、五番隊は。みんな一緒の墓よ」
と言いながら顔は狂喜に満ちていた。
「これで彰様の願いが叶った。嬉しい!」
言葉のとんちだけが事態を急速に方向転換を果たしていた。
一人の女の子のイタズラによって
そんな過去や行き違いが今を作り出している。
「そっそれで今彰は研究の方はどう?進んでる?」
「いや、これがうまくいかないんだ。横に幅広くはなるんだけど昔みたいに劇的に変化することはなかったよ。」
「それなら久しぶりに手伝いましょうか?」
「お、いいのか?なら助かる。ここへは定期的に来るとするよ。最近友達の仕事手伝ってるからさ」
「分かったわ待ってるから(やったー!)」
そう言い彰は屋敷に帰ることにした。買ってきたキノコと共に
(今度こそ逃さないわよ。彰)
そう永琳は決心していくのだった。
投稿日時が長くなってしまいました。
すみません。
言い訳させてもらうとデータが飛びました(笑)
もとに戻すのに手間と時間が··
そもそも時間がないのにームキー
まぁいつもどうりに戻ったので投稿を再開した次第です。