東方幾能録   作:arnehe

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どうも久しぶりなあねへです。
投稿ペースは大体毎週月曜日になりそうです。
ではまたまた本編スタートです。


二・五章
花言葉


「冬はやっぱり炬燵ね。」

ぬくぬくと炬燵に温まる紫、

「そうだな」

彰が返す。

永琳の一件から大分経ち、そろそろ冬の醍醐味年明けの季節だ。

「炬燵っていいわよね温かくて。でもね...」

と霊夢も同意する。

「わざわざ神社に来る必要ないでしょ!何しに来たのよ!」

「「温まりに」」「息ぴったりか!」

まぁまぁと怒らせた張本人たちが霊夢をなだめる。

「そろそろ年越しだからぱーっと宴会でもするかとおもってな。それのための事前準備について話がしたいんだ。」

宴会場はまた博麗神社になろうとしている。もちろん無断である。

「するにしてもこの季節じゃあそうそう金が集まらないのよ。」

「じゃあ俺が負担しよう。「え!?いいの?」」

彰の思いがけない発言に霊夢は身をのりだし飛び込んできた。

「ああ、思いの外幻想郷の妖怪には俺の知らないやつもいるらしいからな。挨拶がわりに開催したいんだ。」

「あなたそういうところ律儀よね、まぁそこがいいのだけど」

紫が何か言っていたが彰は無視していた。

彰には考えがあった。それはこの宴会と同時に実地調査も兼ねてみようというまさに一石二鳥の考えだ。

「まぁどちらにせよ私は面倒だから後は任せるわ」

と紫はすたこらさっさと帰っていく。

それを呆れながら二人は紫を見ていた。

 

「さぁって仕事にかかるか。」

今彰は太陽の畑へと来ていた。

他の従者は大掃除をしている。

因みに彰はなにもしていないわけでもなくさっさと終わらしていた。

それはあとにして、

見事な花畑に目を奪われていると

「あら?久しぶりに客かと思ってきてみれば貴方だったの、彰」

 

倉持邸 同時刻

 

「終わらないよ!」

「さっさとしなさい。これも仕事よ」

セレスが駄々をこね、めいが叱るこの構図はもう見飽きた光景だった。

「だってご主人ズルいよ。すべて能力で解決しちゃってさ。自室の掃除数秒で終わらしたんだよ!」

彰の能力、ベクトル操作と様々な力のを操る能力はまさに掃除に向いている。

動かしたくないものと塵の重力を変換して塵をまきあげ、大事なものはさらに下へと押し付ける。

その塵を風力か何かで吹き飛ばせはよいのだ。

倉持邸の構造は西館、東館、南館、本館の四つで成り立っている。西館は前にいってたように書物を、食材については東館、南館は客室、そして本館は自室等の多目的ルームとなる。

勿論それぞれに、めい、くお、きみ、セレスが担当している。

そこにパリーンと窓から迷惑な客が来たようだ。

「彰さんはいますかね?」

「いませんのでお帰りください」

「あやや、そうですか。じゃあここらへんで失礼···しませんよ!本人がいないってこ、と、は」

と不気味にクスクス笑い、辺りを見渡す。

「主にパパラッチは禁止なのでお帰りください。」

さっきからめいが的確に対応に当たる。

一応説明すると掃除中は結界は解いてます

「というのはおいといて、もう大掃除ですか?」

文がそう聞くと、

「そうです。我が屋敷はこのくらい早くしないと賄えないので」

「扱いに困るとこですね」

さっきまで窓割った者とは思えない言葉だ。

「窓割った請求は天魔様にお伝えしておきますので」

「あやや、そこをなんとか」

「ご主人様次第ですので私に懇願しないでください。

それにご主人様を待つと言うのであればそれなりに対応させていただきます。いい意味で」

どういう意味だと文が半信半疑で様々なことを思いながら

「じゃあそうさせていただきます。」

よっぽど済ませたい案件なのだろう。あの文が待つといったのだった。

 

花畑は彰を歓迎するかのように風になびいている。

「ふぅん、花束ねぇ」

概要を説明すると悩んでしまった。

「出来ればあそこに咲いているポインセチアの花にして欲しい」

「なんで?他にも花はあると思うけど」

純粋な疑問を幽香が言うと

「人間はこの花を贈ると花言葉で祝福と言う意味になるらしいんだ。年越しに最適だろう?」

ポインセチア、十月~十二月までに咲く時期の花だ。

花言葉ねぇ。私、名前もそうだけど人間が勝手にそう言うだけで花一つ一つに直接の名前はないのよ。本当に人間は自分勝手よね」

「まぁまぁそう言うなよ、たまにはそれにあやかってみるのも一興だろ?」

花をこよなく愛する幽香の不満を彰があいずちを打ちながらも説得する。

「ふふ、何よそれ。まぁたまにはいいわよ。じゃあそれにしましょ」

「とまぁ一応仕事終わったから俺はこれで帰る···わ」

そう言おうとした彰の肩を何かがかすりながら射線上にあった木を横たわらせる。

「まさか、せっかくの再開を何もなく帰らせるわけないじゃない。ねぇちゃんと約束覚えてる?(あなたが欲しい)」

幽香が誰にも近づけさせない冷たい笑顔で口を開く。

「ああ、勝ったほうが相手にひとつ何でもことをきかせる、だっけか?」

「あなたに一回も勝てたことないけど、もう一回挑戦よ」

「わかった始めよう。確か被弾を二回か?」

「ええ。あと何を使ってもよい。」

花畑の中二つの影が対峙する。

「「じゃあ始めよう(ましょう)」」

「元祖マスタースパーク」

「いきなりかよ」

そう言いつつ避ける彰。

「決着は早くしたいの」

そう言うが幽香の顔には焦っているわけではない。

「どうしたの貴方ならもっと速く避けれたでしょ?」

「こっちにも事情があるんだよ!」

彰は妖力弾を形成し放つ。

流石大妖怪と言うべきか軽々と避ける様はまるでドッチボールを避けるように遊んで見える。

一進一退の攻防をしていると彰が花畑に足をつける。

すると

「今よ!」

幽香がそう言うと植物が彰の足に絡み付く。

「んな!?」

彰は反応が鈍り幽香の弾幕に当たってしまう。

「お前植物操れたっけ?」

「違うわ。お願いしたの。足に絡み付くようにね」

幽香はさらに弾幕を追加する。

「そろそろ終わりにしないと心配をかけてしまう。」

西日が眩しくなっていた。

「いくぞ!」

そう叫ぶ彰

それに対し身構える幽香

奇跡的に互いの弾幕がぶつかり合う。

土煙が辺りをたちこめる。

幽香が

「彰、あなたこれを狙ったでしょ。」

「この勝負は御預けだ」

またあなたは逃げるのかと幽香が訝しげに彰を見る。

結局その日はおじゃんとなった。

ポインセチアが幽香を励ますように風に揺れていた。

ポインセチア花言葉

         祝福そして「元気出して」




今回は幽香回になりました。
花言葉の使い方がよくわからなかったので今回使ってみました。
どうですか?
深い内容に仕上げたつもりです。
今後も花言葉は多用させていただきますので
よろしくお願いします。
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