これでやっと始まります
これでニ.五章完結です。
妖夢と彰は安全を期すため木刀を所持し対峙する。
それをのほほんと見守る幽々子、
「妖忌は妖夢に斬ることで真実を知るということを教えたんだっけ?」
「はい、そうですが」
「事後解釈も必要だし否定はしないが斬る前の真実も大事ってことだよ」
妖夢は少し考えた後
「は、はぁ?勉強になります。」
あまり理解していないようだ。
「あっ後妖忌は妖夢に一対一の戦闘の仕方しか教えてないのか?」
「違うのですか?」
「ん、基本的には変わらないけど1つのことを念頭に置かないといけないことがあるん...危ない!」
彰が何かに気づき妖夢を押す。
「えっ!?」
何が起こったか分からなかった妖夢だがあるものを見た瞬間、絶句する。
西行妖が枝を妖夢に向かって刺そうとしていたのだ。
(西行妖が三部咲きしてる?)
「多分最近地面に妖力が満ちてきたからそれが溢れて冥界に流れてきたとか?」
適当に推論を展開し今の状況を整理する。
「おっと危ない」
枝によって小さなクレーターができる。
考えている余裕はないようだ。
「丁度良い妖夢、指南を始めよう!」
「え、あっはい!」
「まず最初、相手が一対多数の場合、大切なのは後方の敵のみ」
と言って後ろから来る枝を木刀で叩き落とす。
幸い西行妖は満開ではない。頑丈さがない今が封印には丁度良い
「二つ目
それでも相手の数が減らない場合、人間の反射神経を最大限使え」
他方から来る枝を寸前でかわし叩く
「そして三つ目
相手の本陣を狙う場合、行動で相手を巻いてから攻撃の準備」
木刀を上に投げ、後退する枝が追いかけ集まっていく
なぜであろうか?皆さんも相手に殴られそうなとき相手の腕を押さえる等の行動をとったことがあるはずである。
要は攻撃の適応力が高いため西行妖は攻撃を与える木刀に向けて攻撃をしようとした。
攻撃手段を制限しようとしてきたのである。
そうこうしているうちに決着が着くようだ。
「これで終わりだ!」
最後は彰が直接触り力を吸収する。
まだまだ三部咲きだったのが良かったのか、案外速く鎮圧できた。
「疲れた。」
「ふふ、お疲れ様お茶よ」
幽々子が淹れてくれたようだ。
「ありがとう」
飲みは終えると
「おかしいわね即効性の睡眠薬入りなのに「ぶふー!何入れてんだ!?」」
「だって貴方にはもう少しここにいてほしいもの」
「俺の人権は!?」
小さな論争が始まる。
「満開の時にも来てほしかったわ。」
端から紫が見ていたようだ。
「しょうがないさ、それに今の俺では満開の西行妖を食い止められない。」
紫の不満にごめんと彰は言う
「あなたの戦闘力が未知数というのがわかったわ」
呆れなのか安心からなのか分からないため息を吐くのだった。
一昔のことだ目的を果たすため彰はここを訪れる。
「俺を殺してくれ」
最初に彰はそういった。
「なんで?」
幽々子は訊ねる
しかし彼は答えない。でも何かに絶望したような、そんな虚ろな目をしていた。
暫くすると彼は無言のまま空を見上げていた。
「何を見てるの?」
「空だ。」
「空なんて見て此処なんてあまり良い景色じゃないわよ」
そう幽々子が含み笑いをしながら言うと
また何も答えない。縁側でただ空を見るばかりである。
妖忌が斬ってもよいかを幽々子に訊いていた。
幽々子は少し待ってと言い彰に近づく
「貴方に何があったか知らないけど、そんな思いする位なら死んだ方がマシなのかしらね。
でもあなたを殺せたとしても、私にメリットも何もないわ」
そう言い彰の反応をうかがう。
「それに貴方は今まで生きてきたなかで何でも自分の意思の通りになった?」
はっとしたように彰が幽々子の方を見る
「無いでしょう?だから私は貴方を使い回すと決めたわ。だって殺してくれと頼む者なんて今まで見たこと無いもの。面白そう」
何故か殺してくれと頼んだはずが白玉楼にすむことになる。
あり得ないくらい端的だがこうとしか言いようがない。
そして時間と比例し次第に彰は幽々子に話すようになった。
縁側にて
「前に幽々子は何故空を見るかと言ったな?あれは俺の罪さ」
「行きなりどうしたの?彰」
「これは殺してほしかった理由の一つさ。」
しかしこの話の続きはしなくなった。
西行妖を無力化して暫くすると捜索を開始することになった。
「じゃあ、行くとするよ。」
「寂しいわ。面白い話を聞きたかったのに」
幽々子がそう言うと彰は少し考えて
「お花見の時に続きを話してあげるよ。」
「ならいいわ早く異変を終わらせて」
いつまでもわがままを言うものだろうか
「ああ、善処するよ」
倉持邸
「ご主人様失礼します。おや?彰様その本は前も読んでましたよ」
めいが彰の書斎へ入ってくる
「そうだったっけ?もう古書一周したか」
「いえ、昨日も読んでおられました。」
「ふ、物忘れとは俺も、もう良い年といったところか」
めいは少し違和感を感じていたがすぐ気のせいと思い
「何にせよ内容を憶えるほど読んでますし、気のせいですね。」
と言ってベットメイクを済ませ退出する。
(明日までに本格的に異変への対策を出さなくては)
彰はそう思い一夜を過ごすのだった。
上手く文章がまとまらない
やはり難しいものです