そしてその頃...
「護符 ボーダーライン」
弾幕の密度を濃くして周りに線を引くように散りばめる。
そしてそのまま静止。
今遊びと違う戦いをしている。
それは相手はスペルを使わない点である。
スペルカードルールが適応されていない状態でするわけにはいかない。
きみがスペルを発動してたのは内緒。
(相手が何をしてくるかわからない今取り敢えず足止めで十分のはず。)
くおがそう考えていると相手、枝麻が攻撃を開始した。
根を動かしくおに近づこうとする。
弾幕に当たりほとんど撃ち落とす。
残りの対処をするに当たってはくおの
「展開!」
防御壁が敵と自分を包むように形成される。
くおの防御壁には唯一の弱点がある。
防御壁は自分の周りにしか生成出来ない。
あくまでも自分を守る盾なのだからそれはしょうがない。
ここではひとつだけよかったことがある。
今まで地面に埋まっていた根を防御壁により引きちぎっていた。
くおの能力、防御壁を操る程度の能力それは実は紫の能力と似ている。
自分のテリトリーを生成すること
しかし紫と圧倒的に違うところは境界線がはっきりすること
「ぐっ!切られちゃった。まぁ新しく作るけど」
防御壁にはもうひとつ弱点がある。当事者の疲労の蓄積
「私も行くよ~」
軽いのりとは違って物凄い力を込めて根を動かす。
うねうねとしていて気持ち悪い。
やつは理解している。
この状況の打開策を、スペルを使う必要などない。
無限と生えるその根をただくおにぶつければ良いのだ。
(誰かに伝えなければ)
そろそろ防御壁を維持するのが難しくなってきたようだ。
額に汗を浮かべ最後の一手として
「神符 神の導き」
弾幕がくおに平行に並ぶ、向きは相手にランダムに放出させる。それにともない防御壁が消える。
最後の足掻きは上手く根を直撃させた。
いや、違う。数本残っていた、地中だ。くおのあの隙をぬって進み伸ばしていた。
くおは諦め、目を閉じる。
「啓符 思想の広まり」
くおのそばにあった根が破壊される。
「よく耐えましたね。久し振りに誉めてあげますよ。」
「めい!」
「確かにこれは貴女に荷が重いでしょう。私が相手します。貴女は速くご主人様のもとへ」
はいと、くおは言い退散する。
「全てはご主人様のために、あっあとくおは虐められてしまいましたね。それも入れて責任とれますよね?」
めいが助太刀に来ていた。
「えーあの、ねぇさんじゃないの?せっかく楽できると思ったのにーまぁいいか。それじゃあいっくよー」
「戯符 嫌われた者共へ」
相手は持っていた。
今まで殺そうとしていた相手が、対戦相手が変わったとたん目的を変えるかのように切り替えていた。
弾幕は根から放出される。
誘導弾と普通の弾幕を使い分けている。
弾は四方を回転しながら普通の弾幕を放っている。
しかし、避けようとすると誘導弾を駆使してそれを止めにいく。
ある程度の相手であれば倒せていただろう。
だがめいが相手では話は別、何故なら
「私は冷静を焦りを司るから」
最小限の労力で避ける。
その行動には余裕の顔も見える。
時間が過ぎたようだ。
スペルの効力は無くなる。
「次は私ですよ。精々反省することです。
啓符 思想が導く世界」
弾幕の数は多いが一つ一つが小さい、冷静に対処すればすむ話だろう。
めいの能力を忘れてはいないだろうか?
冷静さを操る程度の能力
つまりめいはどのようにすれば相手の冷静さを欠くことができるかを知っていると言うことだ。
例えば
「えい!」
弾幕の行動を変える誘導弾と思わせて違う。相手の意表をつく事が容易である。
「むー面倒だなー」
枝麻は体を根で隠す。
弾はそれに直撃したが
「いない...」
あとに残るのは人一人分の穴だけであった。
枝麻はいったい何体居るんだろう?
一つ一つの性格が違うのもあります。