東方幾能録   作:arnehe

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どうもあねへです。
最近の更新に空きが増えていきそうで困ります。
基本的に能力は設定パートでちゃんとした説明をさせていただきますので御参照ください。


事件は会議室で起きている。

重苦しい。

それしか言葉が尽きない。従者四人がひとつの部屋で顔を見合わせている。

その表情にも色々で余裕の表情や、おどおどした表情、そして意味わからないといった表情を振り撒いていた。

今ここは、倉持邸中央二階にある一室

実はこの時、数時間をこの部屋で過ごしている。

そしてその静寂を破るのはめいである。

「今回、いや前回もありましたがここに来てから異変が多く感じます。」

「それもそうですが、それが普通なのではないのですか?」

くおが質問すると

「確かにそうも考えられますが...」

といいきみの方へと向く。

「あなた、知ってますよね?」

そして圧力をかけてきた。

「ははは、嫌だなぁ、あたいがそんなことを知ってるほど頭よくない「黒い着物ボソッ」ぞ?」

「黒の着物、知ってますよね?」

他の二人はなんのこっちゃと頭にクエスチョンマークを浮かべている。

きみはみんなから顔をずらし合わせないようにしている。

「あーばれちまったらしょうがないか」

特に悪びれることもなく

「そうさ。黒の着物に私は会ったよ。だけどそれがどうしたってんだ?」

「私も会ったので皆に確認を、と。」

あれれと聞こえるような顔をきみはする。

ただの確認な訳がない。だったらなぜわざわざきみに念を押すような行為をしたのだろうか。もっとやりようはいくらでもあっただろうに。

「まぁ異変については解決してますし、そこまで言及するべきことでもありません。

それぞれが犯した失態以外はね」

呆れを全面に出しめいは言う。

まず、くお

一回目の異変時より前に暴走

二回目の異変時に倉持邸の襲撃に対処できなかった。

    また、戦闘に向いていないのにも関わらず異変首謀者と対決

 

セレス

二回目異変時 なにもしていないこと。(自宅警備員、人里で団子の試食)

 

めい

二回目異変時 敵の策略により洞窟内を無駄に閉じ込められる。

 

きみ

一回目異変時 迷子

 

「よって財政的状況も芳しくないことでお小遣いなし!」

「「「えー!」」」

不満が爆発した。

「えーじゃないです。特になんですか。セレス、きみ!迷子と仕事してないとか」

「これはしょうがなかったんだよ」

「理由など聞いていません!」

めいは有無を言わさないようだ。それよりお小遣い制ということに驚きたい。

今回の会議の結果三ヶ月お小遣いなし。

 

その頃彰というと

「暇だ。」(いやなんというか。気づいたら布団の中にいたし。いつも定期的にしている会議は「ガールズトークに入らないでください」って感じで入れさせてくれないから悲しくただ天井見ているだけで···いつの間にか説明口調?)

取り敢えず彰は従者に邪険にされるのである。

(暇だから天井の染みでも数えてみよう)

下らない事をしようとする

「あっ数間違えた」

少しして

「あっまた」

そして

「また、ってもうええわ!」

明らかにおかしい。こう頻繁に間違えるというか。

「あれ?あの染み大きくね?」

地味に少しずつ大きくなっていくのがわかる。

(いやいやいや。んな分けないな。うんそうだ。そうだよな?)

一旦目をはなしもう一度見る。

黒い染みは人一人分の大きさになっていた。

(あーもうだめだ。誤魔化せない。)

染みから何かが落ちてきた。

「なっなんだ?」

「うーん、やっぱりこの方法は慣れないわ。」

落ちてきたのは女の子である。

「おっお前はあの時の!」

彰は異変の時のことを思い出す。

あの時枝魔が自殺を図る前に枝魔に言葉を交わした者だ。

「覚えてないのかしら?」

動こうとすると激痛が走る。

「おかしいと思ったでしょう?痛覚は遮断しているのにね?動かさない方がいいわよ。」

彰はなぜその事をと思ったが落ち着きを取り戻し

「あーなんというかまずどかないか?「いや」あっはい。じゃあ質問しとこうかな?あの時御伽になに言った?」

どうしようもないと思ったのか彰は尋ねる。

「なんと言うことでもないわ。ただ、”運命は決まってるから死んだら会えるわよ”って言っただけ」

「それってお前が!?」

仕組んだのか?と彰は怒りを露にする。

「いいえ決断したのはあの子。私は悪くないわ。ただ運命なんていくらでも作れるんだから、核爆弾の時からね」

「お前まさか!何時から知っている?「あらら、時間のようね。くおが来たようね。また会いましょう?彰様。」あっおい!」

普通にふすまを開けて出ていく。

そしてしまると同時にまた同じふすまが開きくおが入ってくる。

「くお、さっきそのふすまから女の子出てこなかったか?」

丁度良く、くおに訊くと

「なんのことです?もしかして浮気ですか!?」

「誰にたいしてなのかな!?」

 

 

縁側にて晩酌を一人でしていると

「怪我人が何してるのかしら?」

「特になにもしてないよ」

してるじゃないと紫が言い、今回の異変について話す。

「今回の異変についてだけど、枝魔は···」

しかし驚くことが発覚した。

「えま?誰のことだ?そもそも異変何てあったのか!?大丈夫だったのか?」

記憶の欠如だ。

(なぜ?なぜ?)

紫は混乱する。

(あの時の事を覚えていない?)

そして思い出すめいの説明の時のことを

「ご主人様の記憶の管理をするのもこの私」

記憶を司ると言っためいだ。

「あのアマーー!!」

なんとも表しにくい感情が紫を支配する。

 

廊下を歩くめいを紫は呼び止める。

「彰が記憶喪失なのだけど?」

「ああ、そりゃあ記憶の改竄ですよ。」

「そんな、平然と」

紫がめいに言うと

「ご主人様のことを知らないくせにいちいち言わないでください。私はご主人様のために都合の悪い記憶を取り除きご主人様の精神状況を安定化されているだけ、ご主人様のためなの。それなのにあなたはそれを破壊しようと言うのですか?」

紫はなにも言えなかった。反論も怒りでさえ出なかった。

思うのは

(確かに私は彰の事をよく知らない。だけど...)

そう紫は暗くなった夜を見上げていた。

 

 

因みにこのあとにあったはずの宴会は彰は出席していない。

だってそもそも彰の中ではなかったことになっているのだから。




せっかく異変を終わらしたが、やはりまだ食糧不足は否めない。
ここで人里では新興宗教に頼るようだ。
それに乗じる博麗霊夢は他の宗教に宣戦布告

次回

神の紛争
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