神の紛争
異変が終わりを迎えやっと花見の季節なのだと実感させられるように桜が咲き乱れていた。
「いまこそ我らが守矢神社もこの期に乗じていこうと思うのだが「はいはいそういうの要らない要らない」なんだよ諏訪子いまいいところなんだから」
早速争いを始めるこの二人守矢神社の二柱、守矢諏訪子と八坂神奈子である。この二人は人間界では信仰心を得られないことを悟り幻想郷にやって来た。流石に今は絶好のチャンスと思ったのだろう。
「と言ってもどうするのさ」
諏訪子が尋ねると
「そりゃあ...ね?どうしようか「だと思ったよ」煩いなだったら諏訪子も考えなよ」
神奈子がぶすくれて諏訪子に意見を求める。
「それは簡単だよ早苗に手伝って貰おう。あの子は人間としてもあそこで過ごしているんだ。きっと人間界の知識を活かした信仰集めをしてくれるさ」
「え?出来ませんよ?」
早い早すぎる希望を打ち砕くのが。
神奈子と諏訪子は目眩を覚える。
「私そういう情勢とかは特にわからないので」
では、と早苗は夕食の買い出しへ行く。
そこにはへたりこむ諏訪子の姿があった。
「居るかどうか分からないけどあいつを探すかね」
早苗が帰る頃には夕焼けがきらびやかに照らすように焦りが消えていってほしく感じていたがその頼みは叶わなかった。
「諏訪子様、神奈子様!ついさっき人里で...」
(遅かったか)
と諏訪子と神奈子は思いある話をはなしだす。
「早苗、この話をしたっけ?」
その表情は落ち着き払っている。早苗には大変な話なのだと感じた。
「守矢神社には昔もう一人の神がいた。ほんの数日だけね。神にとってとても短い間だがあいつはここの神だった。だから記録には残っていないんだ。」
早苗は驚いていたが静かに聞き
「その神様は今どこに?」
「分からないしかしあいつは守護神だ。きっとこの神社も守ることができる。」
「ならば探してきます「情報もなしにかい?」」
神奈子が飛びたとうとした早苗を止めさせる。
「まあ私たちの話を聞いてくれ」
彼女たちははなしだした。
宗教といえば幻想郷にはまだまだ宗教がある。
例えば命蓮寺がいい例だ。
聖白蓮を筆頭としたこの寺は妖怪と人間との共存を訴えている。また仙界に住む豊聡耳神子を筆頭とした道教も有名である。いずれにせよこれらはこの幻想郷にある宗教勢力であり敵対関係が少なくともあることは確かである。そう紛争は小さく起こりそれが連鎖していくのだ。
「え!ということはその守護神は...妖怪...」
あいつに関してはなしだした諏訪子と神奈子、彼女らが
言うことは早苗を驚愕させた。それはいったい?
次回
第三の柱