私は冷静な私を殺しました。悔いなんてない。それで居られるなら私が冷静でいられるなら。焦らずにいられる。冷静になれない感情などいらない。冷静になれない記憶もいらない。例えそれが主人の記憶だとしても。記憶は脆い。だってそうでしょう?記憶を司る私がそう言うのだからそうなの。それにご主人様のためですもの。勿論理解してくれるはず、そしていつしか私を褒めてくださる。だから今日も記憶を消していこういずれご主人様に褒めてもらうため。
いま私はある女性と対峙している。本屋の小鈴。前に解決?した異変の被害者の一人。
「めいさんには感謝しているんですよ。」
この発言を真剣に捉えられない私もある意味傲慢である。
「当然のことをしただけです。(私に感謝される資格などない。)」
しかし彼女はそれでも強引に言葉をおくる。そんな押し問答のような会話を終わらせずにいると
「があーー!!」「きゃっ!な、なに!?なにが…?」
そんな近くだと小鈴が卒倒しそうな大きな声が聴こえてきた。
声主は何処にいるかはわからないゆえ、めいは早速冷静を欠く。
その理由は簡単で、
(ご主人様の信用が!)
これだけである。単純でしょう?でもそれが私…。
「私が様子を見に行きます。博麗神社に連絡を!」
「は、はい」
子鈴の背が小さくなるのを網膜で感じながらめいは現場へと向かうのである。
騒動が始まる前
力をどう使おうと勝手ではありますが、私のせいにしてもらっては困ります。だから記憶は消去消去ふふふ。
一日目
今日は日記というものを書いてみた。もちろん小鈴の本屋で。何故書こうと思っていたのかは忘れやすい俺のために用意してくれたそうだけどいまいち使い方がわからない上今日がいつなのか忘れたので簡単に一から数えていくことにした。それにしても今日は記念日でもある。それは初めて村を守れる力が手に入ったのだ。教えてはくれなかったがいずれ分かるだろうと思い、今日の嬉しさをここの記す。
七日目
最近体の調子が良い。畑仕事の後に村の見回りがあるし今日も一所懸命に頑張るとしよう。
二十日目
今日村はずれで少し鍛えていると頭の悪そうな妖怪が現れた。しょうがなく倒していたが昔ではこんなことも出来なかっただろう。自惚れているわけではないが、力をくれたあの女には感謝しないとな。
三十日目
おかしい。一言で言い表すことができないが体が不調だ。それに視線が気になってしょうがない。自意識過剰なのかどうかは知らないが気がつくと人を目で追っている。自警団の仕事もあるし明日には治っているといいんだが。
今日
キヒ!?ニンゲンダ…キヒヒ。
倉持邸
「うーんそんなことがねー。」
事情を聞いたとしても皮肉か彼女はやはり冷静である。
今回も遅れ申し訳ありません。どうしても忙しい為このペースになってしまうと思います。(それでも投稿速度をあげられるよう努力します。)
纏まった時間があれば一気に投稿もすると思うので今後もよろしくお願いします。
居ずらくなった雰囲気の中めいはあることに気づいていく。その一方紫と彰は今後についてを話し合うこととなっていた。
次回 管理するもの