μ'sの星空凛とデートする事になったが……
ラブライブ!SSは百合しか認めない!という方はブラウザバックを推奨します。
それでは、お楽しみください
<テレビ局>
司会者「さあ、始まりました!第3回目にして最終回の
『μ'sのメンバーが1日デートのお相手』
の抽選会で〜す!」
司会者「この企画の説明を致しま〜す!」
司会者「テレビの前の皆様には国民的スクールアイドルμ'sのメンバー9人の中から1人を選んで応募してもらいました」
司会者「その数なんと!130万もの応募をお受けしました!」
司会者「そして、その130万人の中からメンバー1人につき1人のみ抽選で選ばれます!」
司会者「その選ばれた人は12時間限定で選んだメンバーの恋人になる権利を得られます!!」
司会者「では、皆さんお待ちかねの抽選を行って行きたいと思います!!」
司会者「まずは、高坂穂乃果さんの恋人になる人は〜?」
デデン!
司会者「抽選番号!534,286番の方!おめでとうございます!」
司会者「では続いて園田海未さんの恋人になる人は〜!」
……..........
............
......
<俺氏(16歳)宅>
俺「げぇ、応募人数130万人もいるのかよ!?」
俺「こんなん当たるわけねぇよ……」
俺「はぁ、」
俺「凛ちゃんに1度でいいから会ってみたかったなぁ〜」
司会者『では続いて星空凛さんの恋人になる人は〜?』
俺「お!凛ちゃんの抽選だ」
『デデン!』
司会者『抽選番号!14,385番の方!おめでとうございます!』
俺 チケットチラッ
抽選番号 14,385番
ん?
1、4、3、8、5
ん〜?
いち、よん、さん、はち、ごー
俺「……」
俺「…………」
俺「……………………」
俺「…………………………は?」
俺「はあああぁぁぁぁ!?!?!?」
………………
…………
……
司会者『はい!という事でメンバー9人の恋人になる9人の発表が終了致しました〜!』
司会者『見事当選を果たした方々には1週間以内に詳細をまとめた説明書をお送りします!』
司会者『これで、抽選会は終了となるぜ!じゃあな!』
カチッ
俺「」ボーゼン
俺「マジか……」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
抽選日から5日後のP.M.4:00頃
俺「郵便は届いてるかな〜♪」
俺はイベントが楽しみすぎて抽選日から毎日郵便受けを確認していた
俺 ポストチラッ
俺 キタ━(゚∀゚)━!
近所のおばさま達 ( ´д)ヤーネ-(´д`)ヒソ(д` )
俺 …………///
俺(ガラにもなくはしゃいじまったな……//)
俺「まあ、そんなことはどうでもいい!」
そう今、俺の頭の中にはイベントの事しかない
俺「早く!説明書!」
俺「おっ!これか?」
俺「どれどれ?」
説明書熟読中
俺「なるほど、まとめるとこんな感じか」
1.イベントの期間は10月の第3週の日曜日A.M.9:00〜P.M.9:00までの12時間
2.デートの場所は当選者が自由に選んでも良い
3.デート中にイベント関係者が関わる事は基本的に無い
4.常識の範囲内なら行動に制限はかけない
5.μ'sのメンバーが過度の不快感や身の危険を感じた場合イベントを中止にすることも可能
俺「ふーむ」
俺「まあ、普通にデートするなら問題なく12時間一緒に過ごせるって事だよな」
俺(ところどころに引っかかるニュアンスが含まれてるけど……)
俺(まあ、気にすることねぇか)
俺(やばい、当日が楽しすぎて頬が緩む)ニヤニヤ
俺 カガミチラッ
俺(今の俺って……)
俺(めっちゃキモイな!)
俺「はぁ、」
俺「興奮したら眠くなってきた……」チラッ
時計「11時やで」
俺(7時間も説明書読んでたのか!?)
俺「……寝るか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌朝 A.M.4:00
俺 ガバッ!
俺「はぁ、はぁ、はぁ」
俺 (夢……か)
俺(なんでこんなタイミングで思い出させるんだよ……)
俺は今、ニートだ
高校には行ってない
原因を話すとしよう
時は小学生の時に遡る
俺は俗に言う自己中だった
世界は自分を中心に回ってると信じてた
まあ、小学生なら良くあることだ
普通なら中学に上がる段階で自分の身の丈を知ることだろう
でも、俺はそのまま中学に上がってしまった
案の定ハブられた
ハブられるの自体は結構早い段階で不登校になったので精神にはあまりこなかった
でも俺の精神を1番ズタズタにしたのは
俺が嫌われてると知った理由だった
俺は自己中だったから自分が嫌われてるなんて知らなかった
いや、思いもしなかったんだ
ある時期にLINEのタイムラインで学校の自分席の周りの人のイメージを書いて貼るってのが流行った
その時俺が少し気になってた人のタイムラインでそれを発見したんだ
それで俺の席の所に書かれたこと
『クラスのお荷物』
ショックだった
自分は嫌われてないと信じていたし、
書かれていたのが気になる女の子のタイムライン
そしてなにより、俺はメンタルがとても弱かったんだ
それから俺は心を閉ざした
女子には近寄れず
クラスの中心にいる男子とも話せなかった
ただ一部の男子に相づちを打つぐらいが限度だった
そんな感じで俺は強制的に中学校生活に幕を下ろした
そして、それがトラウマになり引きこもりになってしまった
さらに中学校時代のトラウマ以外の記憶が曖昧になっていた
俺「でも、中学生の時にたった1人だけ一緒に遊んだり、まともに話が出来た女の子がいたような…気が……する……」
悪夢で急に起こされた俺はまた睡魔に襲われた
俺「あの子は……誰……だっ……け……zzZ」
俺の意識は思考の途中で途切れた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺が心に傷を負って不登校になったのは中学生2年の時だった
その時は何も信じれなくなって暗い部屋の中でただただ座っていた
親が何度も説得しにきたが
トラウマのせいで親すらも信じれなくなっていた俺は
一切親に反応せず無言だった
日に3回部屋の前に置かれる食事を取り
抜け殻のように座っていた
外に出ることもなく
勉強することもなく
漫画を読むこともなく
生きるために必要最低限の行動しか取っていなかった
親は最初怒っていたが
途中から俺が可哀想になってきたのか
何も言わなくなった
それどころか
俺が部屋で何もしていないとこを不憫に思った親が
ある日食事と一緒にパソコンを置いていてくれた
俺はパソコンを部屋に置いて起動させてみた
そして俺が高校1年生の歳になってからしばらくたった頃
俺はスクールアイドルという存在を知った
最初見たグループは
A-RISEだった
俺は彼女らを見た時に
(ああ、こいつらは俺とは別の存在だな)
と感じた
完成された曲
完成された歌声
完成されたダンス
完成されたビデオ
勝ち組のA-RISE
と
負け組の俺
根本的に違うものが何かある
憧れや恨みなどは抱かず
無関心だった
俺は次にμ'sを見た
μ'sの曲も歌もダンスも全てが完璧に近かった
でも、μ'sはA-RISEと何かが違った気がした
その理由を探るべくμ'sについて調べた
最初は3人のライブで始まった
そのライブにはお客さんは居なく
歌も不安定
ダンスもバラつく
ビデオは定点のみ
それを見て俺は思った
(なんか似てんるだなμ'sと俺って)
何故かそんな気がした
しかしその後μ'sについて調べていくと
俺との決定的な違いを発見した
μ'sは俺と違って諦めない
それに気づいた瞬間に
似てると思ってしまった申し訳なさと
恥ずかしさに責め立てられた
そして何故かμ'sに親近感を覚えてしまった俺は
μ'sについて1から調べた
メンバーが少しずつ増え
技術も向上
ライブを次々とこなしていき
大会で優勝
徐々に成長していくμ'sを見ていて
気づいたら俺は
μ'sの虜になっていたんだ
そして俺は
μ'sのお陰で
しばらく忘れていたもの
感情
を取り戻したんだ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント当日A.M.3:00
俺「……寝れん」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント当日A.M.8:30
俺(結局一睡もできなかった……)
俺(まあ、凛ちゃんに会えるからめっちゃ元気なんだけどねw)
俺(てか凄いよな、凛ちゃんが俺ん家に迎えにきてくれるなんて)
俺(まあ、凛ちゃんの家を伝えることもできないし、仕方ないのかな?)
俺(いや、でもどっかに待ち合わせとかにすればいい『ピンポーン』)
俺(?)
俺(いま、チャイム鳴った?早くね?
あと30分あるよ?)
俺(他の人かな?)
『ピンポーン』
俺「はいはい、いま行きますよ」
『ピンポ ピンポーン』
俺「はーい」
ガチャ
凛「遅いにゃ〜!!いつまで待たせるきだにゃ〜!」
玄関の扉を開けるとそこには天使がいた
大きくしかし威圧感のない目元
軽くてふわふわ、なおかつサラサラしてるオレンジ色の髪
スラッとした少し高めの鼻
ぷっくりと膨らみ、赤みを帯びた唇
あごから下に伸びるキレイな首すじ
首からなだらかに続く華奢な肩
控えめながらも赴きのある胸
体の小さい人にしかあらわれない特徴的なクビレ
陸上で引き締まった太もも
俺は一瞬息をするのを忘れていた
俺「」
俺 ポロッ
凛ちゃんを見た瞬間
感動と動揺が一気に押し寄せてきて
涙が流れた
それと同時に懐かしさを感じ安心したのは何故だろう?
凛「にゃっ!?なんで泣いてるにゃ!?」
俺「ごめんなさい。嬉しくてつい……」
凛「ちょっとした事でなくなんて俺くんは泣き虫なんだにゃ」
俺(喋り方、語尾、天然毒舌)
俺(間違いなく凛ちゃんだ!)
俺(そして、名前呼んでくれた!)
俺(死んでもいいかもしれない!!)
凛「なんでさっきから固まってるにゃ?」
俺「あ、そうですよね」
俺「どうぞ、とりあえず中に入ってください。星空さん」
凛「も〜!俺くん!」
俺「はい?なんですか?」
凛「凛は今日、俺くんの……その……か、彼女なんだよ!//」
凛「だから、敬語なし!//名前も凛って呼ぶにゃ!//」
俺(……)
俺(……マジっすかぁぁぁぁ!!!///)
俺(なにこの可愛い生き物!?)
俺(俺をキュン死させるつもりでしょ///)
俺「はい//それじゃ//」
俺「り、凛ちゃん///」
凛「そ、そっちがそんなに照れるとこっちまで恥ずかしくなってくるにゃ〜////」
俺「ごめんなさ、ごめん///」
凛「仕方ないから許してあげるにゃ///」
俺「……///」
凛「……///」
凛「な、中に入ろ!!//」
俺「そ、そだね!どうぞどうぞ!//」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
イベント当日 A.M.9:00
自己紹介諸々略
俺「ところで凛ちゃん?」
凛「ん?どうかしたかにゃ?」クビカシゲ
俺(いちいち可愛いな//)
俺「う、うん//なんで30分も早く来たの?」
凛「え、え〜、え〜と」
凛「な、なんか開催側の不都合で早くついちゃったんだにゃ」
俺「あ、そうなんだ」
凛(ふ〜、危なかったにゃ//)
凛(ほんとは楽しみすぎて早く来ちゃったんだにゃ//)
凛(だって………//)
俺「あ、そうだ!!凛ちゃん!!」
凛「にゃっ!?」
俺「これからどうするの?」
俺「一応プランは考えてるけど凛ちゃんはやりたいこととかある?」
凛「俺くんが考えてくれてるならそのプランでいいにゃ」
俺「ほんとにいいの?」
凛「あ、ごめん間違えたにゃ」
凛「俺くんのプランがいいんだにゃ//」
俺(……///)
俺(ヤバイ///)
俺(かわいい///)
俺「それじゃあ出かけようか//」
凛「うん!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
商店街 A.M.10:00
凛「俺くん!俺くん!これからどこに行くの?」
俺「ショッピングでもしようかなって思ってたけど、いい?」
凛「ショッピング!?やった〜!!」
凛(てか、俺くん何気に凛に慣れてきてる気がするにゃ)
俺「それじゃ、とりあえずここに入ろうか」
凛「え?アパレルショップ?」
俺「うん」
凛「俺くんが何か買うのかにゃ?」
俺「俺が買うようなものは無いよ」ニガワライ
俺「凛ちゃんのを買うんだよ」
凛「え、でもっ」
俺「いいから、とりあえず入ろう」
凛「ちょっと、俺くん!?」
ガラッ
イラッシャイマセ-
俺「凛ちゃんこれなんか似合うんじゃない?」
ヒョイ
凛「どれどれ?ってフリフリのワンピースじゃん!」
俺「そうだよ?」
凛「そうだよ?っじゃないにゃ!そんなかわいい服凛には似合わないよ」
凛「だって凛、かわいくないし」
俺「え?凛ちゃんかわいいよ?」即答
凛「もう!からかうのはやめて!」
俺「からかってないよ」
俺「だって実際に俺がかわいいって思ってるから」
俺「……」
俺(って俺は何を口走ってるんだぁぁぁ!!)
俺(本人を目の前にしてかわいいとか///)
俺(絶対に引かれた)ズーン
チラッ
凛「かっ、かわいい?///そうかなぁ?///えへへ///」モジモジ
俺(あ、まんざらでも無さそう)
凛(かわいいって言われちゃった///)
凛(恥ずかしくて俺くんの顔みれないよ//)
俺「り、凛ちゃん?大丈夫?」ヒョコ
凛「〜〜〜!////」
凛(今、顔近づけないでぇ〜///)
凛「だ、大丈夫にゃ!//」プイッ
凛「し、仕方ないから試着してあげるにゃ///」シャッ
キガエチュウ
凛(……とは言ったものの)
凛(これ、丈が短すぎにゃ〜!///)
俺「凛ちゃん?大丈夫?無理しなくてもいいよ」
凛「あ、いや!大丈夫にゃ!」
凛(ほんとはあんまり大丈夫じゃないけど///)
凛「そ、それじゃ、出るよ?」
俺「おっしゃ!バッチコイ!」
シャッ
凛「ど、どう?」
俺「……」
俺(ヤバい//めっちゃかわいい///)
凛「俺くん?何かしゃべって?恥ずかしいんだけど……//」
俺「……」
俺(なんでこんなにかわいいのに自信を持てないんだろう?//)
凛「ちょっと!?大丈夫!?」
俺「え?あ、ごめん、ついかわいいから見入っちゃった」
凛「きゅ、急にそういうこと言うのは反則にゃ〜!!///」
俺「あはは、ごめんごめん」
俺「店員さん、これ会計お願いします」
俺「あ、そのまま着て行くんで」
店員「ワカリマシタ~、カイケイ39,800エンニナリマス」
凛「え?ちょっと待って!?」
凛「そんな、買って貰うなんて申し訳ないよ!」
凛「凛お金持ってるから払うよ?」
俺「いいのいいの、払わして」
凛「で、でも〜」
俺「彼氏にカッコつけさせてよ、凛」
凛「〜〜〜〜!!///」
凛「ここでの呼び捨てはズルいにゃ!///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アパレルショップ前 A.M.11:30
ガラッ
アリガトウゴザイマシタ~
凛「ごめんね〜、お洋服買って貰っちゃって」
俺「いいのいいの、俺がやりたくてやった事だから」
俺「素直に喜んどいて」
凛「そっか!じゃあ、お言葉に甘えて」
凛「ありがとね!俺くん!」ニコッ
俺「う、うん///どういたしまして///」
凛「あ〜、俺くん照れてるにゃ〜」ニヤニヤ
俺「うっ、うるさいっ!///」
凛(照れてる俺くん、かわいい///)
凛「そーいえば、これからどうするの?」
俺「ん〜、昼食の予定だったんだけど、少し早いね」
俺「凛ちゃん、どっか行きたい所ある?」
凛(行きたい所か〜、せっかくのデート企画だからデートっぽいところがいいのかな?)
凛「あ、凛!ゲームセンターに行きたい!」
俺「お!ゲームセンターか、いいね!」
俺「それじゃ行こうか」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゲームセンター A.M.12:00
俺「はぁ、はぁ、ぜぇ、ぜぇ」
凛「やった〜!また勝ったにゃ〜!」
俺「り……凛ちゃん……エア…ホッケー……つ……強いね」
凛「よくかよちんとやってるんだ〜!いっつも凛が勝っちゃうんだけどね」
俺(かよちんが少し気の毒だなw)
俺(てか、俺、弱っ!)
俺(ん?)
俺「凛ちゃん?何見てるの?」
凛 ジー
スキナハイケイヲエランデネ
イクヨ~
サン ニ イチ パシャ
凛 ジー
俺「凛ちゃん?プリクラ撮りたいの?」
凛「い、いや、そんなことないにゃ!」
凛「凛は俺くんと一緒に撮りたいなんて思ってないから!//」
俺(かわいいな〜//)
俺「それじゃ、俺が凛ちゃんと撮りたいから一緒に行こ?」
凛「お、俺くんが行きたいなら、しょうがないから付き合ってあげるにゃ//」ワクワク
俺「はいはい、ありがとね」ナデナデ
凛「にゃっ!?///」
俺「ご、ごめん、頭撫でられるの嫌だった?」
凛「こっちこそごめん!嫌じゃないの!むしろ……///」
凛「じゃなくて!急だったからちょっとびっくりしたんだにゃ///」
俺「そっか///ごめんね//」
俺「……///」
凛「……///」
俺「行くか//」
凛「うん//」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゲームセンターセンター前 P.M.00:30
凛「にゃ〜!楽しかった〜!」
俺「そうだね〜」
凛「俺くんプリクラ1枚目顔引き攣ってるんだもん」プププ
俺「うるさいなぁ//初めてだったんだから仕方ないだろ//」
凛「え?プリクラ初めてだったの?」
俺「うん、そうだよ」
凛「初めてが凛なんかでよかったの?」モジモジ
俺(あ、理性が)
俺(いかんいかん!)
俺「いやいや、凛ちゃんがよかったんだよ」
俺「あと『凛なんか』とか言っちゃだめだよ?」
俺「俺が凛ちゃんを選んだんだから」
凛「ごめんね」シュン
凛「あと……ありがと」ボソッ
俺「ん?なんか言った?」
凛「なんでもないにゃ//」
俺「そっか、それじゃ」
俺「どういたしまして」ニコッ
凛「しっかり聞こえてるじゃん!///」
俺「あはは、ごめんごめん」
俺「よしっ!ラーメン食いに行くか!」
凛「ラーメン!」キラキラ
凛「そういうことなら早くいくにゃ!」
凛「う〜!」
凛「テンション上がるにゃ〜!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ラーメン屋 P.M.1:00
凛「俺くん!ここのラーメン美味しいね!」
俺「でしょ?俺の行きつけなんだ」ドヤッ
凛 ズズー
凛「俺くん?ちょっと聞きたい事があるんだけどいいかにゃ?」
俺「ん?どうかした?」
凛「俺くんはなんで凛を選んでくれたの?」
俺「え、え〜っとね〜」チラッ
凛「うんうん!」キラキラ
俺(うわ〜、これは答えないとダメなパターンだ〜)
俺「えっとね、最初にμ'sのビデオを見た時に他のメンバーには無い安心感を感じたんだよね」
俺「なんか変な理由だけど、それが本心」
俺「あ、凛ちゃんがかわいいってのもちゃんとあるからね」
凛「そっか〜、分かったにゃ!」
俺「早く食べないとラーメン伸びるよ?」
凛「は〜い!」ズズー
凛(俺くんやっぱり……)
………………
…………
……
俺「ふ〜、腹いっぱい」
凛「そうだね〜、あ、ちょっとお手洗いいってくるにゃ」
俺「は〜い」
タッタッタッタ
俺(凛ちゃんかわいいな〜)
俺(これだとホントに付き合ってるみたいだな)
俺(でも……凛ちゃんはイベントだから仕方なくやってるのかな……)
俺(凛ちゃんにとって俺はそのイベントの1人のお客さんに過ぎないのかな……)
俺(……)
俺(やめやめっ!)
俺(今日という1日を楽しんで行こう!)
タッタッタッタ
凛「お待たせにゃ」
俺「うん、おかえり」
凛(?)
俺「ん?どうかした?」
凛「い、いや、なんでもないにゃ」
俺「そか、じゃあ、俺会計してくるから」
凛(俺くん……元気ない?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ラーメン屋前 P.M.1:30
凛「これからどうするの?」
俺「そうだな〜」
俺「うん、時間もちょうどいいし、遊園地行こうか」
凛「遊園地!?やった〜!」
俺「凛ちゃんは絶叫マシンは大丈夫?」
凛「全然大丈夫にゃ!むしろ大好きにゃ!」
俺「そっか、よかった」
俺「じゃ、行こっか」
凛「うん!」
スタスタ
凛「あ!俺くん!」
俺「ん?」
凛「あの……さ、えっ……と、手……繋いじゃ……だめ?///」ウワメ
俺 フリーズ
凛「あ!だめだったらいいよ!//ムチャ言ってごめんなさい……//」
俺「っは!だめな訳ないよ!」
俺「急だったから息するの忘れたけど!」
俺「でも……俺なんかでいいの?」
凛「俺くんがいいの!だって俺くんは凛が……」
凛「……」
俺(凛が?)
凛「……いや!……今日は凛が俺くんの彼女なんだもん!」
凛「ね?だめ?///」ソデヒッパリ
俺(あ、鼻血でそう)
俺「いいよ//繋ごうか//」
凛「やった!」
ギュッ
俺(うっわ!//)
俺(きめ細かくスベスベな肌、握る力を間違えればすぐに折れてしまいそうなしなやかな指、俺の手の中にスッポリと収まってしまうサイズ感)
俺(こ、これはヤバい///)
凛(にゃぁあ!//)
凛(俺くんと手繋いじゃったにゃ〜!///)
凛(ゴツゴツしてるけど優しく包み込んでくれてる、恥ずかしいけど安心するにゃ〜//)
俺「…………//」
凛「…………//」
俺「……行こっか//」
凛「そ、そだね//」
俺達は手を繋ぎながら遊園地に足を進めた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
遊園地P.M.2:30
<ジェットコースター>
凛「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
俺「」
凛(俺くんが白目剥いてるにゃぁぁ!)
凛(可哀想だけど面白い顔だにゃ)プププ
………………
…………
……
俺「もうお婿にいけない……」
凛「大丈夫にゃ!よくある事にゃ!」
凛(落ち込んでる俺くんもかわいい〜)
凛(お婿に行けなくなったら凛が貰ってあげるにゃ!)
凛(な〜んて//)
<コーヒーカップ>
凛「もっともっと回すにゃ〜!」
俺「ちょっ!凛ちゃん!?」
俺「速すぎるよ!?あ、やば」
凛「にゃにゃにゃにゃにゃにゃぁぁ!」グルグル
俺「」ガクッ
凛「俺く〜ん!!!」
………………
…………
……
凛「回りすぎてちょっと気持ち悪いにゃ……」
俺「回りすぎて結構気持ち悪い……」
俺「ちょっと休もうか……」
凛「そ、それがいいにゃ……」
<メリーゴーランド>
俺「……はずい///」
凛「やっほ〜!俺く〜ん!」
俺「やっほ〜」
俺(まあ、凛ちゃんが喜んでくれればいいか)
凛(恥ずかしがりなからメリーゴーランドに乗る俺くん)
凛(かわい〜!!)
<ゴーカート>
凛「俺くん運転上手いにゃ〜!」
俺「そう?」クイッ
凛(たぶん運転に集中してるから横顔見つめてても気づかないよね//)
凛 ジー
俺「……」
俺「あの、星空さん?見つめられるとすごく恥ずかしいんですけど……//」
凛(気づかれてたにゃ〜〜〜!!)
凛「ごっ、ごめん!つい……」
俺「……//」
凛「……//」
………………
…………
……
俺「凛ちゃんさ、なんでさっき見つめてたの?」
凛(それ聞いてくるかにゃ〜!?)
凛「え〜と、」
凛「俺くんの子供っぽい無邪気な顔が素敵だな〜って思ったから///」
俺「聞いた俺もめっちゃ恥ずかしいんだけど///」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
観覧車前 P.M.8:30
凛「今日はいっ〜ぱい遊んだにゃ!」
俺「そうだね〜」
俺(でも、あと30分で……)
俺「凛ちゃん!」
凛「ん?」
俺「あと残りの30分間、観覧車に乗ってたいんだけどいいかな?」
凛「うん!いいよ!」
ガラガラガラ
凛「うわ〜!いい眺め〜!」
俺「ホントだね〜」
凛「……」
凛「ねぇ、俺くん?少し真面目な話になるけどいいかな」
俺(なんか凛ちゃんの雰囲気が……)
俺「う、うん、いいけど」
凛「俺くんは凛のこと覚えてない?」
俺「……」
俺「……え?」
俺「それってどういう?」
凛「凛と俺くんはこのイベントの前にも会ったことがあるんだよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
観覧車内 P.M.8:40
俺(俺と凛ちゃんが会っていた?)
俺(いつ?どこで?)
俺「……」
凛「やっぱり、覚えてないんだね……」
俺「……ごめん」
凛「違うの!俺くんは悪くない!」
凛「それじゃ、質問を変えるね」
凛「俺くんの初恋はいつ?」
俺「は、初恋!?なっ、なんで急にそんなこ……」
凛「大切な事なの、お願い、真剣に考えて」
俺「……分かった」
俺(俺の初恋?いつだ?)
俺(まず、初恋をしたのかどうか)
俺(うん、なんかしたような気がする)
俺(それじゃ、それをいつしたのか、小学校の間では無かったな)
俺(え、でもそれって中学校に入ったら俺は女の子と喋れなくなって)
俺(それどころか女の子に近寄れなくなって)
俺(どういう事だ?俺は初恋をした?いつ?どこで?誰と?)
凛「俺くん!落ち着いて!」
凛「やっぱり記憶が不安定なんだね」
凛「ふ〜……」
凛「よしっ!」
凛「実は、俺くんと凛は中学2年生の時に1度会っているの」
凛「俺くんが不登校になる直前に」
俺(俺が不登校になる直前?)
俺(『よろしくにゃ〜!』)ズキッ
俺「うっ!」
凛「俺くん!?大丈夫!?」
俺「……大丈夫、続けて」
凛「凛はお母さんに連れられて俺くんの家の近くに行ったことがあるの」
凛「そこで凛がお母さんの用事に飽きちゃって近くにあった公園で休憩してたんだ」
凛「そしたら、暗い顔をした俺くんを見つけたの」
俺「それで、急に後ろから抱きつかれて」
『凛はね!星空凛っていうの!よろしくにゃ〜!』
俺「って言われたんだ」
凛「思い出してきた!?」
俺「うっすらとだけどね」
俺「最初は女の子だから警戒してたけど敵意がないのがわかり、見た目もその時はまだ中性的だったから少し馴染めたんだった」
凛「そしてお互いの悩みを相談した」
凛「俺くんはクラスで嫌われていること」
俺「凛ちゃんは男っぽいと言われること」
凛「そして互いに相談していくうちに」
俺「俺は凛ちゃんに好意を寄せて」
凛「凛は俺くんを好きになったんだにゃ」
俺「まあ、その時は互いに幼かったから直ぐに告白したんだよねw」
凛「それが初恋だってのも暴露してねw」
凛「でも、そこでお母さんが迎えにきて凛は帰った」
俺「その後俺はクラスの重圧に耐えきれなくなって不登校になった」
凛「それで俺くんは凛と会ったことも含めて中学生の時の記憶が曖昧になってしまった」
凛「これが一連の流れだにゃ」
俺「え?じゃあ、今回のイベントで凛ちゃんの相手が俺になったのって」
凛「偶然じゃないんだにゃ」
俺「えっ?」
凛「それも今から説明するにゃ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
観覧車内 P.M.8:45
このイベントが今回で3回目だってのは知ってるよね
実は前回、前々回のデートの最中に相手に乱暴されそうになったメンバーがいるんだにゃ
そのメンバーは無事だったんだけど、このような事態はマズイってことで運営側が動いたんだ
抽選に応募している人たちの犯罪経歴や生活状況を調べて、デートの相手をしても安全に12時間過ごせる相手だけにしようってことになったんだよね
まあ、この時点で不正があるんだけど
メンバーの安全のためなら仕方ないだろって
そして今回
相手をしても大丈夫な人のリストに俺くんを見つけたの
『あ、俺くんだ!』ってすぐに気がついたよ
それで、俺くんの生活状況を見てみると結構大変な思いをしたんだって
1回会った時にそれは感じたんだけど
文章で読んでみると凛まで悲しくなってきちゃって
なんとか俺くんの支えになってあげたいって思ったんだにゃ
俺くんに連絡を取ろうとしたんだけどちょっと恥ずかしくて
先に俺くんのお母さんに連絡したんだ!
でも、俺くんは中学生の時の記憶が曖昧だ
って言われちゃって
もしかしたら凛のことも忘れてるのかな?
って
そう思ったら寂しくなっちゃった
だったら今回のイベントを機会にまた仲良くなろう!って考えて
本来は大丈夫な人の中から抽選なんだけど
運営側に断られても何回も俺くんにしてってお願いしちゃった
えへへ//
そしたら運営側もしぶしぶOKしてくれたの!
それで、俺くんに会えるのが楽しみ過ぎて
開始の30分も早く着いちゃったんだにゃ//
それで、また1から仲良くなれればいいなぁ
って思ってたんだけど
俺くんが凛の扱いに慣れてるっていうか
初対面の人の対応じゃない感じたがしたんだにゃ
もしかしたら、思い出させることが出来るかも!
って思ったからいま、こうして話をしてるんだにゃ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
観覧車内 P.M.8:55
凛ちゃんが話終えると同時に
俺は凛ちゃんを抱き寄せていた
凛「にゃっ!?// ちょっ//俺くん!?//」
俺「……ごめん、ほんっとうにごめん」グズッ
俺「俺、なんで凛ちゃんのこと忘れてたんだろう」グズッ
凛「……仕方ないよ、俺くん、辛かったんだよね」ギュッ
凛ちゃんも俺に腕を回して抱きしめてくれた
俺「凛ちゃんも辛かったよね、自分のことを忘れた相手とデートするなんて」グズッ
凛「いや……最後に思い出してくれるって信じてたから……」グズッ
俺「ごめんね……ほんとうにごめんね」ギュッ
凛「ごわがっだよ〜!俺ぐ〜ん!」ギュッ
俺「うわぁぁぁぁ」
凛「うぇ〜ん」
2人は抱き合ったまま子供のように泣いた
まるで初めて会った中学2年の時を思い出すかのように
………………
…………
……
凛「……落ち着いた?」
俺「……うん」
俺「でも……凛ともう少しこうしたい」
凛「……凛も」
俺「時間に……なっちゃったね」
俺が持っている時計は
9:00を示していた
凛「そうだね……」
俺「降りなきゃ……」
2人の乗ったゴンドラが
もうすぐ1番下に着く
俺「ほら、凛、行くよ」
凛から体を離し手を差し出す
凛「う、うん」
ゴンドラが1番下につき
俺が降りようとした瞬間
凛「まって!」
凛が俺の腕を引っ張った
降りようとしていた俺の体は
バランスを崩し
ゴンドラの中に倒れ込んだ
そして、一緒にバランスを崩した凛が
俺の上にかさなる
俺が状況を把握しようとしていると
頬に水滴が落ちてきた
凛の涙だ
凛「まだ……一緒に……いたい」
凛「俺くんと離れたくない!」
凛がまた泣き出しそうになっている
俺は凛の頭を撫でながら言う
俺「凛、別に観覧車を降りたからまた離れ離れになるって訳じゃないよ」
凛「えっ?」
俺は呆気に取られている凛を起こし
正面に座る
俺「これからもずっと一緒に居よう」
『星空凛さん好きです。俺と付き合って下さい。』
俺は言い終わってから凛の返事を待つ
『はいっ!よろしくお願いします!』
凛は目尻に涙を浮かべながら
元気よく返事をして笑った
よく笑う初恋の相手の
今日一番の笑顔だった
『凛ちゃんを1日だけ彼女にできる神イベントがあるそうです』
完
最後まで読んで頂きありがとうございました。