ハイスクールD×D 俺と愉快な神話生物達と偶に神様   作:心太マグナム

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今まで更新してなくてすみませんでした。

ペルソナ5ずっとやってました!コミュオールMaxにして二週目が終わったので更新します。

相変わらずヨシツネは強かったです。

※下ネタ注意


VSコカビエル&ナイ神父 2

ヨグ=ソトースの拳を受け、校舎に叩きつけられたコカビエル、壁に叩きつけられた顔を俯かせるその姿を定治とビヤーキーは注意深く見つめる。

 

『定治様』

 

『ああ、わかってる』

 

二人がほんの僅かなやり取りをしているとコカビエルの身体が動き始め、その身体からは徐々に強力な力の奔流を溢れ出させ、口から笑みが浮かんでいた。

 

「フフフ、フハ、フハ、フハハハハハハ!!素晴らしい!実に素晴らしい」

 

「……コイツ」

 

『定治様、彼奴の力、先ほどまでとは比べ物になりません、ハスター様ほどではありませんが十分脅威になるでしょう。決して油断なさらぬよう』

 

「……あいよ」

 

コカビエルから溢れ出る力にビヤーキーが反応し定治に注意を促そうとするが既に定治はルールブックに魔力を込め終えており自分の前に向かって飛ぶコカビエルの後ろに門を設置していた。

 

「さあ第二ラウンドといこうか!グォッ!?」

 

"クスクス、クスクス"

 

好戦的な笑みを浮かべて定治に近寄ろうとするコカビエルだがその歩みは突如として聞こえてきた人を小馬鹿にしたようなクスクスという笑い声と同時に何者かにより止められてしまう。

 

何者かに動きを阻害され驚きもがくコカビエルを見て定治は不意打ちが上手くいったのを確信し、ほくそ笑んで呼び出した神話生物の名を呼ぶ。

 

「ーー星の精」

 

『やあやあ久しぶりだね定治。ま、君に僕の姿は見えてないんだろうけどね、クスクスクス』

 

名を呼ばれた見えざる生物、星の精は久しぶりに会えた定治を見て先ほどまでの人を小馬鹿にしたような笑いでは無く、仲の良い友人と下らない話をしているような楽しそうな笑い声を発しながらかぎ爪でコカビエルを拘束する。

 

「くっ!身動きがとれん!?これは、近くに何かいるのか!?」

 

星の精により拘束され困惑するコカビエルの一方で話しかけられた定治はというと星の精の言葉に片手を軽く上げて返事をした後、コカビエルに人差し指を向けるてから親指で自分の首を掻っ切るような仕草を見せる。

 

「ま、そんなところだ。悪ィがお前の力は厄介そうなんでな。お前には力を一切震わせる事無く一方的に倒させてもらうぜ。さぁほっちゃん、吸血をやってくれ」

 

大抵の相手に効く攻撃方法がこの星の精による吸血である。星の精に組みつかれ力が上手く入らないであろうコカビエルにはこの拘束を解く事ができずに致死量まで血を吸い尽くされるだろうと踏んだ定治は星の精に号令を下す。

 

『りょーかい。ハーイ、ちょっとチクっとしますよ』

 

定治の号令を聞いて星の精は吸血を開始するため触手をコカビエルの身体に刺しこむ。

 

そしてあまり良くない音がコカビエルの下半身から聞こえてしまう。

 

"ズブリ"

 

「アッーーーー!!」

 

「……ん?……んー?……ハァ!?」

 

コカビエルの上げた苦悶の声と下半身から聞こえた音、最初定治は何かわからず戸惑っていたが徐々に何が起こったのかを理解し始め表情が驚愕のものへとガラリと変わる。定治の驚きはかなりのものようで上手く言葉が発せなくなってしまう程である。

 

「ちょ、おま!え!?はぁ!?」

 

『まさか…まさか…!?』

 

上手く言葉が出せなくなった定治の一方でビヤーキーは定治のように言葉を発せなくなってはいないが身体から嫌な汗を垂れ流しながらガクガクと震え始める。

 

そして定治とビヤーキーを驚愕させた星の精はというとクスクスと笑っていた。

 

『あれ?刺すとこ間違えちゃった。まぁいいかな?』

 

『よくねぇよ!!どこ刺してんだお前!?』

 

クスクスと笑って刺すところを間違えたという星の精に言葉がしっかりと発せるようになった定治が若干キレ気味でツッコむと星の精は定治の問いに対してキョトンとしたように声を出す。

 

『え?アナ『『アウトーーッ!!』』大丈夫大丈夫、吸えるから。『『何を!?』』ん?』

 

『血と、あと『『ストーーーップ!!』』えー』

 

星の精が言おうとした事を定治とビヤーキーは大声を出して聞こえないようにする。二人も薄々感づいてはいたが、聞いてはいけない、聞いたらもうツッコみきれない、それだけは防がなければいけない。その思いだけが二人を掻き立てていた。

 

『ちょっとタイム!マジでタイム!』

 

『えー』

 

『私からもお願いします!いやほんとに!状況が整理できていないんです!頼みますから落ち着く時間を下さい!』

 

『仕方ないなぁ、ちょっとだけだよ?』

 

『ハイ!ありがとうございます!』

 

二人がまず思ったのはまず最初に落ち着こう、そして状況を整理しよう。その為には星の精に少し時間を貰わなければいけないそう思った二人は星の精に必死に落ち着く時間が欲しいと頼み込むとどうにか了承の返事をもらう事ができ、二人は急いで離れたところに移動する。

 

「くっ!この程度の束縛でこの俺を止められるとでも『ハイ出し入れしちゃいますねー』アッーーー!」

 

『『………』』

 

再び聞こえたコカビエルの苦悶の声、二人は何も言わずに離れた後直ぐに話を始める。

 

『定治様!何ですかアレ!?私の記憶では星の精は血しか吸わない筈では!?何であんなに人の『それ以上言うなバカ野郎!』扱いを心得ているのですか!?』

 

『俺が知るか!俺だってアイツが血以外にウ『それ以上いけません定治様!』を吸えるなんて始めて知ったぞ!?』

 

『落ち着きなさい貴方達!』

 

『ユキちゃん!?だってさぁ!アレだよ!?あそこに触手ぶっ刺してんだよ!?落ち着けるわけないだろ!?』

 

お互いがお互いのOUTの発言を塞いでいると先ほど呼び出していた忌まわしき狩人のユキちゃんが近づき二人を一喝する。

 

『まったく、あれくらいの事で驚かないの。結局は血を吸うのだからどこ刺しても同じよ。一々どこ刺したなんて気にしないの、男らしくないわよ!』

 

『『(いやめっちゃ気にするでしょ……)』』

 

ユキちゃんの言葉により二人は未だ困惑はしているもののどうにかゆっくりと落ち着きを取り戻す。

 

落ち着きを取り戻す事ができた定治だがふとある事に気づき、ユキちゃんに尋ねる。

 

『ん?そういえばユキちゃん、ポリプ達は何処?さっきから見ないんだけど』

 

『ああ、あの子達なら帰ったわよ。テンション維持できなくなったからって』

 

『やっぱアイツらクソフリーダムだなオイ!』

 

『お?ここが弱いんか?ここがええんか?クスクスクス』

 

「アッーーーー!!」

 

『ほっちゃんは少しは自重してぇぇぇ!!もう捌き切れないのぉぉぉ!!』

 

 

定治が絶叫している頃、一誠たちはというとナイ神父に軽くあしらわれ、新たなエクスカリバーが生まれるのを阻止する事ができずにいた。

 

「すっげぇ……!これが複数の芯を掛け合わせた新しいエクスカリバー……!」

 

「エクス、カリバー……ッ!!」

 

バルパーから新たなエクスカリバーを受け取りフリードは子供のように目を輝かせながら手に取ったエクスカリバーを眺める。その光景を木場が憎々しげに見ているが直ぐ近くには自分と仲間が総出でかかっても手も足も出ないナイ神父がいるため迂闊にエクスカリバーの元へ行けない。すると木場の内心に気づいたのかナイ神父は心底面白そうにに笑いながら彼の元へと歩み寄る。

 

「行くといい、君が憎むエクスカリバーだ。好きなだけ闘うといいさ」

 

「………ッ!!」

 

ナイ神父はにこやかな笑みを浮かべながら木場にエクスカリバーの元へと向かうように木場の背中を押す。木場はナイ神父の言葉に揺れるが魔剣をナイ神父の首を斬ろうと動いた。

 

「いい太刀筋だね、だが無意味だよ」

 

「なっ!?だけど!!」

 

「言ったはずだよ、無意味だと」

 

だがナイ神父の首を斬ろうとした魔剣はナイ神父の首には届かず彼の指に挟まれ止められる。自らの剣をこのような形に止められ驚く木場だがその後直ぐにもう片方の手に魔剣を生み出し斬りかかる。だがもう片方の魔剣はナイ神父が人指し指で弾くだけで粉々に砕け散ってしまった。

 

「まったく聞き分けの悪い子だ。私はキミとエクスカリバーの闘いを決して邪魔しないし邪魔させないよ。ん?どうしてかって?私は一部の例外を除いて、面白かったらそれで良いんだ。うーん、これじゃあ納得できないかな?ならこうしよう、キミが行かないなら私はキミの仲間で面白いことをしようじゃないか、ああ面白い事って言うのは楽には殺さないっていう意味だよ。わかるね?うん、これならキミも言い訳ができるね。今の仲間を守る為に、そして過去の仲間の無念を晴らす為に行くんだ。さぁ、行きなさい」

 

「…………」

 

「そう、それで良いんだ」

 

ナイ神父は木場にエクスカリバーの元へ向かわせる言葉に木場は悩みに悩み抜き、その後魔剣を力強く握りしめてフリードの元へと向かっていくとナイ神父は満足そうに笑う。しかし近くにいるであろう一誠の声を聞くとナイ神父は表情を少しの間だけ騒音を聞くような不機嫌な顔を浮かべる。

 

「待てよ木場!俺も行く!」

 

「ハァ…キミはダメだ」

 

ナイ神父が声のする方を向くとそこにはナイ神父の予想通りナイ神父がかけた魔術により動けなくなっているにも関わらず必死に木場の元へと向かう一誠の姿があった。ナイ神父はもがく一誠を見てため息をついてから一誠の前に瞬間移動のような速さで一誠の前に行くと一誠の腹に掌打を打ち込む。

 

「ゲハァッ!?オ、オブッ…!?」

 

ナイ神父が打ち込んだ掌打は一誠の身体内部に深く響き、一誠はその場で蹲り、胃の中のものを吐き出してしまう。蹲る一誠をナイ神父は見下ろして口を開く。

 

「今回の劇にキミの出番は無い。この劇の登場人物は聖剣を憎む魔剣使いと新たなエクスカリバーだけ、弱い赤龍帝の出番は無いよ」

 

「ハァ…ハァ…劇、だと?」

 

蹲る一誠にナイ神父が言うと一誠は口元を拭いながらナイ神父の言った事が気になり尋ねるとナイ神父は先ほどまでの表情から一変し、一誠に向けてとても楽しそうな笑みを向けながら口を開く。

 

「ああ、そうだよ。面白そうだと思わないかい?聖剣を望んだが手に入れられず、仲間を殺されて悪魔へと堕ちた少年が顔に憎悪を浮かべてチャチな魔剣を携えエクスカリバーへと挑む。フフフ、見ごたえがありそうだろう?」

 

この木場の過去、思いを劇のいいスパイス程度にしか思ってないナイ神父の発言に一誠は激怒し、目の前にいる相手が格上の存在だとわかりつつも、怒りのままにナイ神父の足を力の限り掴む。

 

「ふざけんな!木場の想いも知らねぇくせに!木場はテメェなんかを楽しませるためにやってんじゃねぇんだよ!」

 

ナイ神父は自らの足を掴む一誠を見てキョトンとした表情を浮かべる。自らの足を掴む矮小な生き物が何故怒るのか理解ができない。だが遥か格上の相手とわかっているだろう自分に臆する事なく向かおうとする様は好感が持てた。

 

「フフフ、面白い子だ。そうだな、あの子がダメだったら今度はキミで遊ぶのもいいかもしれない。うん、それがいいね。面白そうだ。キミみたいな子は壊れにくくて遊び甲斐があるし、グチャグチャにした時面白い顔を見せてくれるだろうしね」

 

「…………っ!?」

 

ワザと一誠の同じ目線に合わせて笑うナイ神父。ナイ神父の笑みは見た目こそ普通の笑みだが一誠はその裏にある恐ろしさを感じ取り身体から大量の汗を拭き出させ、身体が震え始めて動けなくなってしまう。

 

『気をつけろ相棒!コイツ、人の形ををしてはいるが恐らく人間じゃない!とんでもない力だ、正面からやりあっても勝ち目は無い!ここは我慢して機を待て!』

 

「……クソッ!」

 

 

一誠の神器に宿る龍ドライグはナイ神父の底知れなさを感じ取り警告すると一誠は震えて動けない自分に対して悔しそうに唇を噛み締める事しか出来なかった。

 

一方でナイ神父は悔しそうな表情を見せる一誠に対し、満足そうに笑った後横目で木場の元へと向かおうとしている小猫を一瞥する。

 

「そう、そこで大人しくしていればいい。そうすれば私は何も危害を加えない。そこの猫ちゃんもそうだよ?」

 

「……ッ!!」

 

ナイ神父に警告され、小猫はその足を止める。動きを止めた小猫を見てナイ神父は微笑むと蹲る一誠に腰掛け、高らかに劇の始まりを宣言する。

 

「さぁ、楽しい楽しい劇の始まりだ。さて、キミはどうするのかな定治?」

 

劇の始まりを宣言した後、この光景を見て定治が何を思うのか気になったナイ神父が定治のいる方向をみると先ほどまでの微笑みから表情が一変してしまう。

 

「……無いわー」

 

そこでナイ神父が目にしたのは苦悶と恍惚とした表情を浮かべるコカビエル、そして困惑しながら叫んでいる定治の姿。その光景を見てナイ神父は今まで自分が作ってきたシリアスを壊されたように感じた。




更新しましたが、近日中に資格試験があるのでその勉強のために中々更新できない状況が続くと思いますが許して下さい。

コカビエル戦はあと2話くらいで決着の予定です。

テキトーな神話生物講座

星の精
星間宇宙に住むとされる怪物でクスクスという君の悪い笑い声が特徴的。その姿は透明な為見たものは少なく、もし見たとしても多くの者は星の精により吸血されてしまうだろう。定治の呼びだしたほっちゃんは何故か※※※の扱いを心得ている。理由は面白いから。ムーンさんと気があうのかもしれない。多分擬人化したらカワイイボクっ娘になると思います。
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