ハイスクールD×D 俺と愉快な神話生物達と偶に神様   作:心太マグナム

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アーシアとの出会い編はカットして今回話をかなり進めに行きます。

アーシアと一誠の出会いは本編と変わらないためです。ていうかイジリようが無ゲフンゲフン。

アーシアはもうちょっとしたら出ますので少々お待ちを。

今回は最初はギャグ、途中からシリアスになりますのでご注意を。

特にシリアスはクオリティが……あっ(察し


不意打ちは回避ロールが出来ない

はぐれ悪魔狩りから数日が経ったとある日の夜。オカルト研究部の部室にはリアス達悪魔と定治がそこにいた。今日は悪魔の稼業を行う日でリアスとその眷属達はやる気を見せているが、定治はというとあからさまに不機嫌な顔をしていた。

 

「さて、今日も仕事を始めましょう」

 

「ねぇ」

 

「はい!今日も仕事頑張りましょう!」

 

「ねぇ、ちょっと」

 

「……今回は何処に行けば良いんですか?」

 

「待って、ちょっと言いたい事あるんだけど」

 

「うふふふ、今日も張り切って行きますわ」

 

「おい……おい……!」

 

「一誠くん定治くんは今日は僕と一緒に行動するからよろしくね」

 

「ちょっと待てやゴラァァァァッ!!」

 

一誠たちがそれぞれやる気のある発言をしていると先ほどから無視されていた定治が我慢の限界とばかりに絶叫する。絶叫する定治にリアスがキョトンとした表情で定治を見る。

 

「あら定治、どうしたの?悪魔の稼業を見るのがイヤなの?別にやましい事はしてないから安心していいわよ?」

 

「それじゃねぇ!悪魔の稼業をやるのはわかりましたよ!それはわかりましたよ!だけどさぁ!だけどさぁ!」

 

キョトンとした表情をするリアスに定治が叫ぶような声でツッコミを入れた後スゥーっと息を吸い込んでから心から思ってることを思い切り叫ぶ。

 

「なんで俺簀巻きにされてんだよぉぉぉぉ!」

 

「え?だってこうでもしないと貴方来ないでしょう?」

 

定治が言った言葉に対してリアスはまたもキョトンとした表情で当たり前のように話す。それに納得がいかない定治はまたも声を大にして叫ぶ。

 

「言えよ!今日予定無かったからそう言えばちゃんと行ったよ!ていうか俺放課後から記憶ないんだけど!何した!?」

 

「子猫をあなたの教室に派遣させただけよ?」

 

定治の問いにリアスは相変わらずキョトンとした表情で言った言葉を聞いて定治は視線をリアスから小猫に移すと小猫が若干ドヤ顔のような表情でVサインをしていた。

 

「……不意打ちは回避出来ないって……言ってたので……振り返る瞬間にボディブローしました……」

 

「お前が犯人かぁぁぁ!」

 

「凄かったぜアレ、人が殴られて浮く所初めて見たよ俺」

 

「おかしくね!?なんで俺いきなり殴られてんのに驚く所がそこなんだよ!?」

 

Vサインをする小猫に定治がキレていると一誠が苦笑いしながら定治が殴られたときの事を話す。それを聞いた定治はそれちょっとおかしいだろとツッコミを入れるが一誠はため息をついて定治の肩を叩く。

 

「お前普段いろんな奴らにやらかしてるから俺以外の奴らも『あぁ、定治に何かやられたんだろうな』くらいにしか思ってないぞ。まぁ俺が言えた義理じゃないけど、普段の行いが悪いからなお前」

 

「チクショウ何も言えねぇ!!」

 

「さて、そろそろ時間だね。それじゃあ行こうか一誠くん定治くん」

 

「ちょ、待っ!俺はまだ納得してねぇぞ!てかそろそろ簀巻きの状態から解放しろよ!『ハイハイ行くぞー』クソがぁぁぁっ!!」

 

木場と一誠は怒りでシダバタと暴れる定治を無理矢理担ぎ上げて転移用の魔方陣へと向かい、木場の魔力を媒介としてクライアントの元へと転移するのであった。

 

 

魔方陣からクライアントの元へと転移した一行達がまず目に入ったのは辺り一面に飛び散る血だった。その光景を目にした一誠は吐き気が込み上げ担いでいた定治を落としてしまう。

 

「な、なんだよコレ……ウプッ」

 

「あひん!」

 

床に落ちた定治は奇妙な声を出して床に激突し、少しの間痛みで動けなかったが直ぐに芋虫のように動き辺り一面に広がる血の一部を舐めとりその味から血と判断し直ぐに吐き出す。

 

「ペッ、これ血じゃん。祐斗、一応聞いておくけどコレがお前らのやってる事なん?」

 

「そんなわけ無い!こんな事僕たちがする訳が……っ!!」

 

ジロリと睨む定治の問いに対して木場が直ぐさま否定した時、外から物音が聞こえてくる。それを聞き取った木場は直ぐさま音のする方へと向かう。

 

「一誠くんたちはそこにいて!僕は音が聞こえた方へと向かう!」

 

「って言ってるけどさ、どうすんの一誠?」

 

「んなもん決まってるだろ!木場の所へ行くぞ定治!」

 

「りょーかい」

 

木場の言葉を無視し、一誠は定治を担ぎ木場が向かった方向へと向かう。一誠たちが着くとそこでは木場と白髪の神父服を身に纏った少年が切り結んでいた。

 

「ヒャハハハ!やるじゃねぇか悪魔クゥゥゥン!!」

 

「何故……!何故罪の無い人を殺したんだキミは!」

 

「ハァ〜?ンなもん決まってるでしょ?悪魔とやり取りする罪深い人間なんて殺すのが当たり前って奴デェェス!!」

 

「この……!これだからカトリック狂いは……!」

 

悪魔である木場と真っ向から切り結んでいる白髪の少年を目の当たりにして一誠は驚きを隠せない。スピードは確実に木場の方が上のはずだが白髪の少年はそれに対して最小限の動きで木場のスピードに対応して見せている。この一場面を目の当たりにして定治は一誠に声をかける。

 

「一誠、この縄ちょっと解いてくんね?」

 

「え!?あ、ああわかった」

 

定治がいきなり発言した事で驚く一誠だったが、このままだと定治が逃げづらいだろうと判断した一誠は定治の縄を解く。

 

「ハァー、それじゃ行きますかね」

 

「お、おい定治!なんでそっちに行くんだよ!」

 

縄が解かれた定治は肩を回し、首を鳴らして身体の調子を確かめ、木場と白髪の少年の元へと歩いていく。木場たちの元へと向かう定治を見て一誠は止めようとするが、定治は手をヒラヒラと揺らして歩みを止めようとはしていない。

 

定治はゆっくりと歩きながら白髪の少年の元へと向かい、白髪の少年が木場に気を取られている内に背後から蹴りを入れる。

 

「法治国家で人殺ししてんじゃねぇよ」

 

「ガハッ!?」

 

定治の身体能力は人類最高峰と言っても差し支えないほどで、定治は自覚していないがその身体能力は歴戦の英雄たちと比べても差し支えないほどである。そんな定治の蹴りを受けた白髪の少年は声を上げて蹴り飛ばされコンクリートの壁に激突してしまう。それを見た木場は驚いた表情で定治を見る。

 

「定治くん!?」

 

「祐斗、ちょっと部長に連絡取っといてくんね?俺あの人のメアド知らないし」

 

「え?でも……『まぁまぁ』」

 

「ここは俺に任せろって。時間稼ぎくらいなら出来るからさ」

 

定治の提案に木場は危険だと思い、それを止めようとするが定治はそれを言わせんとばかりに言葉を被せる。木場が見た定治はこんな時でも相変わらずヘラヘラと笑い、彼が死ぬ所が全く想像出来なかった。木場は恐らく定治に何かしらの秘策があるのだろうと判断し、定治の提案に頷く。

 

「……わかったよ。だけど無理はしないでね定治くん。友達に死なれるのは悲しいんだ……」

 

「あいよ」

 

「何してくれやがりますかこの野郎ォ〜〜ッ!!」

 

木場が一誠を連れて撤退したすぐ後に、白髪の少年は壁に激突したにも関わらず平気そうな声を放ちながら定治を睨む。睨まれた定治はというと背後から蹴りを入れた事に対して全く悪びれていない表情をしていた。

 

「うるせぇ。法治国家日本で人殺ししといて何笑ってんだよこの野郎」

 

「ハァ〜〜?悪魔と取引なんざしてる人間は法じゃ裁けないでショォ?俺っちは法の代わりに裁いてやってんだよ!人としてナ!」

 

「なるほど、正しいかもな」

 

「だろォ?だからさ『けどな』っ!?」

 

白髪の少年に言葉を被せるように定治が言った途端、白髪の少年に寒気が走る。その原因は定治が持つ恐ろしいほどの魔力を感じ取ってしまったからだ。過去に対峙した悪魔たちをはるかに凌ぐ量の魔力を感じ取り、白髪の少年は目の前の定治に対してすぐさま臨戦態勢へと入る。

 

「定治、クリスチャンが仏教徒を裁くってのはおかしいと思うの。それに……お前の喋り方とか正直イラッと来たからとりあえずぶっ飛ばすわ」

 

定治は制服のタイを緩め、自身の神器である深淵の門(ルールブック)を手に取り白髪の少年を挑発的に見る。

 

「来いよクソ神父。武器なんて捨ててかかってこい」




次回は定治が割と真剣に闘うのでシリアスだと思います。まだ書いてないからわかりませんけど。

定治の闘い方はイメージできてるので予め言っておきますと、結構セコいです。身体能力は英雄並みだけど耐久力はたいして無いからね、仕方ないね。
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