そう俺は神になったしかし俺は見守ることしか出来ないなぜなら神は下界に降りれないからだ。だから俺は愛しい恋人の運命を黙って見続けなければいかなかったのだ…
「今朝あいつが殺された辛いじゃろうがまず犯人を見つけ出さなければいけない」
村長がそう言った。
「でもあの人を恨む人なんていないよ!」
これは俺の愛しい恋人シノンだ
「でもお前の事でアイツとケンカした野郎もいるじゃないか」
こいつは俺の幼なじみのレンだ
「でもあのあとちゃんとアイツと和解したって言っただろ!まだ信じてなかったのかよ」
そうこの男こそがかつて俺とシノンを混乱に陥れようとした張本人ユタカだ
「でも私を使ったのは許さないから!」
この女ミノリは知らない間に勝手にユタカに名前を使われ俺を陥れる道具にされたやつだ
「そういえば!この中にはあの伝説の人狼。つまり人に化けられる狼らしきやつが紛れ込んでいるらしい。」
やはりきた物知りのカズハだ
「マジで俺、怖えーよ」
なぜだかヒキニートのカツヤまで話に入っているあいつコミショーじゃなかったのか?
「お前、昔からびびりだもんなw」
カツヤお兄コノハまで話に入っている
「それよりじゃ、人狼が紛れ込んでいるなら一刻も早く見つけなければならない」
ここで村長ごもっともな意見
「じゃが、今日はもう遅い明日から必死になってこの中からやつらを見つけ出すぞ!」
…てなわけで翌日
(心配しないでください読者の皆様この手を使うのはこれで最後ですから毎回これってわけではありません(作者))
「じゃあ誰か怪しいと思うやつを処刑しよう。そうすれば被害はなくなるじゃろう」
村長は悲しそうに言った
「俺は一昨日こいつがあいつと一緒にいるの見たぜ!」
コノハが言った
「そうなのかねカツヤ君?」
「じゃあカミングアウトスッけどよ、オレは占い師だ。そしてシノンは人狼じゃねぇ白だ。」
カツヤは男らしくそう言い切った
「どうしてそれを黙っておったのじゃ?」
村長は少し怒っている
「それは簡単だよ。オレが占い師だって知ったら人狼さんはどうするかな?」
「…殺しに来る…か…」
村長は少し青ざめた
「正解。だから俺は死ぬ前にシノンの無実をいって、守ってやったのさ。さぁ来いよ人狼さんオレは逃げも隠れもしねぇぜ。」
カツヤは少し誇らしげに少し怯えたようにそう言った
「ところで、カツヤとシノンの疑いは晴れたわけだ、ではそのカツヤに疑いをかけたコノハが怪しいと思うのが普通じゃないかな?」
カズハは冷静にそう言った
それから投票が行われた。その結果コノハが処刑された
この日の夜カツヤは何者かに無惨に殺された。
そして夜が明けた
「残念ながらまだ人狼の脅威は去っていないようじゃ」
村長は残念そうだ
「村長!なぜあなたから血の臭いがするのでしょうか?あなたがカツヤを殺したのではないでしょうか?」
「!何を言っておるわしはわしは…」
村長の言い分は聞かれずすぐに処刑された
その日の夜俺の愛しい恋人シノンは無惨な姿で見つかった…
「いったいあと何人殺せば気が済むの?教えてよ誰なの?私たちを殺すのは?」
ユタカだ!
その日は物知りのカズハが処刑された…なぜなら一番怪しいのはもう彼しかいないのだ
平和になった…と思われたその日の夜。最後の被害者レンは殺された…
「フフフフフフフ!あの人間どもは簡単だったわ。まぁ血の臭いでばれたあいつを失ったのは残念だけどね」
その時何かがユタカの胸を貫いた
「!なぜだこの村にはもう人はいないはず…」
ユタカはゆっくりと後ろに振り向いたそこに立っていたのは…
「よくも…よくも俺と俺の愛しいシノンを殺してくれたな!俺はもお前に復讐するためだけに神をやめ再びこの世に戻って来たのだ!」
そうだやつ(ユタカ)をやったのは間違いなくこの俺、カミヤだ!
そして俺は自害した
俺の意識が遠ざかる中、最後にシノンの声が聞こえたような気がした…
「またダメだったよ…」
彼女はそう言った。
どうも作者の斉木ですこれからこの物語から始まるシリーズものを描いていきたいと思いますどうぞよろしくお願いします‼