pso2仮想戦記二年前の戦争   作:オラニエ公ジャン・バルジャン

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11話です。ここから戦場を宇宙では無く地上に移し、戦い方もガラッと変わっていきます。惑星リリーパ戦は3個軍プラスtakumiのそれぞれの視点で話を進めていきますが、先に言っておきます。ここからのtakumi視点のストーリーは結構色々飛びます。


11話 進軍開始

出兵パレードも済み、いざ出陣すべく兵士達はそれぞれの船に乗り込み戦場への航海をする…はずだった。この時第一、第三艦隊は足止めを食っていた。足止めをしているのは同じ国防軍艦艇2,000隻。現政権派最後の戦力であった分艦隊であった。彼らの任務は2,000隻で船団宙域を守り、接近を阻止することだった。が彼らはあろう事か、その任を放棄し、何処かに身を隠しそして自分達の主たる首相達が宇宙の塵と化したのを指を咥えて見てるだけだったのだ。そんな連中が今になって、首相の死へ追いやったアークス勢の不当。更に延々と自分達の正当性を語りだしたのだ。両艦隊の面々は流石に戦力の厳しい中2,000隻を塵にするわけにはいかないので降伏を勧める為これを黙って聞いていたが第一艦隊、特に第一艦隊幕僚陣はハラハラしていた。怒りが頂点に達し今にも爆発しそうな表情をしているタクミが何時、『あの不届き者共を一匹残らず殺せ‼︎』などと怒鳴りつけるのではないかと気が気では無かった。彼自身はそんな怒りやすい性質ではない。ただ自分の主を見捨て戦場から逃げ、今更主の為の弔合戦だ、復讐だと自分達の主の正当性を主張するような連中が嫌いなだけだった。彼は最初連中が来た時、即刻砲撃しようとしたが、本営からの要請でそれは出来ずただずっとここに居るのだ。アークス達の忍耐は限界を超えそうになっていた。そこに救いの手が現れた。現政権派残党の2000隻が彼らが後方からの無数のレーザーの餌食となったのである。だが各艦隊は攻撃を禁じられており、そんな事は出来ない。放ったのは第五艦隊旗艦…改め第一艦隊分艦隊旗艦アキレスであった。今回第一艦隊は増員する事が決定しこの度第一艦隊は15000隻から20,000隻に増員されたのだ。しかし、ここまでの大艦隊になるとスサノオだけでは扱いきれなくなった。そこで第五艦隊旗艦から外されたアキレスを第一艦隊分艦隊旗艦にしようという事になったのだ。なおアキレス艦長兼前第五艦隊副司令官であったチャールズ・グリッドマン中佐は2階級特進し、准将となった。現政権側に居た将兵の中で一番の待遇を受けた彼は第一艦隊への出向を希望した。この時、タクミもグリッドマンを高く買っており是非とも我が艦隊にと言っていたのですんなりと第一艦隊の仲間入りを果たした。尚、アキレスの代わりに第五艦隊旗艦になったのは大和級三番艦信濃になった。同時に第一艦隊旗艦も大和級二番艦武蔵に変更になる筈だったのだが、武蔵を建造していたドックが内乱の影響で人員と物資が行き通らなくなり武蔵の最終調整が大きく延期されたのである。話を戻そう。艦砲射撃を実施した第五艦隊旗艦にいるグリッドマンに本営が通信を送りつけた。何故発砲したと命令違反であると、そこでグリッドマンは『我が国防軍軍紀には船団宙域に一切の敵勢力の侵入を許さずこれに侵入を許した場合は全力を持ってして殲滅すべしとあります。本官はそれに従って迄の事。如何なる理由があったにせよ敵と認識した者達を延々と船団宙域に留まらせた貴公らは軍記違反を起こしているとみたが如何に!』

本営は何も言わず通信を切った。本来ならグリッドマンは更迭されているだろうがただでさえの指揮官不足や、第一艦隊提督であるタクミも取り継ぎ許してもらえる様計らった事もあるが、実際の所本営自体も残党の話を聞く気は一切無く彼らの興味を引いたのは艦船2,000隻であった。タクミは本営の前ではグリッドマンを叱りつけたが、通信を切ると艦橋内で大笑いし、グリッドマンを大いに褒めた。そんな珍事件を起こした一行はリリーパに向けて出航した。そして約1週間が経ち、艦隊はリリーパに到着した。

早速、艦隊指揮官と副官、そして三個軍軍団長が会議を始めた。艦隊側から騎兵軍団長も兼任するタクミとアリス、バルバラとフーリエ。軍団長はカスペン大将、ブロツワフ大将、アサージ大将の3名の大将である。この三大将はアークス出身であり、功績も残している。ゲルマン系の顔つきを濃く残しているキャストのカスペンは、数年前までは勇猛果敢頭脳明晰のヒューマンであったが戦傷の為キャストへの施術を受けた。ブロツワフ大将はポーランド系のヒューマンである。丸々とした太鼓腹を持つこの男は陽気で、良き父親であり、軍、民間問わずの人気を誇る。だが戦闘時の時は部下を叱咤激励し、最前線で指示を取る。最後にアサージ大将はトルコ系ヒューマンである。 彼は片目が義眼であり、付いたあだ名は義眼のスルタン。スルタンとはトルコ語で征服者を意味する。彼は常に戦う時は敵地であった為その名が付いた。無駄の無く合理的な戦いをするこの男は運には恵まれないタチであった。その為勝機を逃す事もしばしばあるが、それでも有能な将としてオラクルを支えた。性格は大人しいが 言うべき時は言う芯の通った人物である。この7人は知恵を出し合い、作戦を決めた。

先ず艦隊で大気圏に降下し成層圏ギリギリで待機。そこから輸送機で3個軍を輸送。カスペン率いる第1軍は空挺降下し集結地点を確保。ブロツワフ、アサージ両大将率いる第2、第3軍は集結地点後方にある敵拠点を奪い、補給路を確保した上で集結地点に向かうというものだった。その後3個軍で包囲軍後詰(後詰というより数的にも主力だと思うが)約四十数万のダーカーの軍勢と交戦し、フリードリヒ達を包囲する包囲軍6万を引きつけさせフリードリヒ達を脱出またはフリードリヒ達が後方を襲い敵を挟み撃ちにするという作戦となった。普通一方を四千で挟み撃ちにするなんて到底不可能である。だが四千の兵力の中には精鋭ポツダム連隊がおり、更にはA.I.Sと言うアークスの切り札である人型機動兵器も温存している為可能であると判断したのだ。協議は終わり作戦は纏まった。数時間後、先発の第1軍が輸送機に乗り込み空挺降下の態勢をとった。歩兵、砲兵、法撃兵(フォースやテクター)、戦車、装甲車。軍団を編成するそれらが航空機の援護を伴って空から飛び降りてくる様は圧倒的であろう。元々カスペンはアークス空挺部隊部隊長を務めていた事もある為この手については専門家であった。この作戦は彼と彼の将兵達が敵の攻撃を一手に引き受ける作戦であったが彼は、両大将に対し『貴公らは安心して敵拠点を陥落せしめよ。敵が貴公らに襲いかかろうとしたら一人残らず蹴散らしてくれる。』と大きく出たのだ。そして第1軍は降下した。道中敵の妨害があったがそれをくぐり抜け損害を出しながらも地点を確保した。

それと並行し第2第3軍もリリーパに降り立った。第1軍は防衛陣形を取り同数またはそれ以上の数で向かってくるダーカーの軍勢を迎撃する準備に入った。17時35分の事である。第3軍の上陸地点にタクミも降り立っていた。艦隊をグリッドマンとアリスに任せているから安心だとしてここからは激しい陸戦が開始されようとしていた。重装甲有翼槍騎兵5000騎、胸甲擲弾騎兵5000騎、通常騎兵10000騎、軽騎兵6000騎、対戦車騎兵(ランチャーを装備した騎兵。位置的には重騎兵扱い)2000騎法撃騎兵2000騎の騎兵30,000騎と歩兵25000、法撃兵2500、戦車兵(砲兵)2500、戦車、装甲兵員輸送車合わせて833輌の第3軍麾下騎兵支隊総勢60000名が第3軍先発の任に就いた。

タクミは馬上で自分と運命を共にする将兵を見やり、少し息を吸い、下令した。『進軍開始‼︎』




11話です。すいません結構ネタがギリギリで色々と飛んでます。最初フォースも歩兵と一括りにしてしまおうかと思ったんですが、どう考えても剣士や弓兵の中に魔法使いが混じってたらなんか違和感半端ないだろうな…と思い新たに法撃兵と言うクラスを作りましたwww次回は出来れば早いうちに投稿したいと思いますが、ちょっと多忙で…w
まぁ気長にお待ちいただけると幸いです。それでは今後ともご贔屓に
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