シノンバージョンで書いてみました

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私はもう死ぬのはうんざりだ
だってこれで数千年目なのだから…



人狼シリーズ

私の彼は死んだ。これで、数千回目だ。また始まるこのなにもない私から何もかもを奪い去る無惨な悲劇が…

 

「今朝あいつが殺された辛いじゃろうがまず犯人を見つけ出さなければいけない」

村長がそう言った。私はこの台詞に正直飽き飽きしている。

 

「でもあの人を恨む人なんていないよ!」

この台詞も数千回目だ。

 

「でもお前の事でアイツとケンカした野郎もいるじゃないか」

この人は彼の幼なじみのレン君だ

「でもあのあとちゃんとアイツと和解したって言っただろ!まだ信じてなかったのかよ」

そうこの男こそがかつて私と彼を混乱に陥れようとした張本人ユタカ君だ。

「でも私を使ったのは許さないから!」

この娘はミノリちゃんと言って知らない間に勝手にユタカ君に名前を使われ私の彼を陥れる道具にされたかわいそうな娘だ。

 

「そういえばこの中にはあの伝説の人狼つまり人に化けられる狼らしきやつが紛れ込んでいるらしい」

やっぱりまたこの台詞物知りのカズハ君だ

「マジで俺怖えーよ」

なぜだかヒキニートのカツヤ君まで話に入っていた。仕事探しなよ。

 

「お前昔からびびりだもんな」

カツヤの兄コノハ君まで話に入っている

 

「それよりじゃ人狼が紛れ込んでいるなら一刻も早く見つけなければならない」

ここで村長らしい意見

 

「じゃが今日はもう遅い明日から必死になってこの中からやつらを見つけ出すぞ!」

 

「じゃあ誰か怪しいと思うやつを処刑しようそうすれば被害はなくなるじゃろう」

村長は悲しそうに言った。ほんとは悲しいのかどうかわからない

 

「俺は一昨日こいつがあいつと一緒にいるの見たぜ!」

コノハ君が言った

「そうなのかねカツヤ君?」

カズハ君はまた得意気にあの台詞を言った。

 

「じゃあカミングアウトスッけどよオレは占い師だそしてシノンは人狼じゃねぇ白だ」

カツヤ君が本当は占い師じゃないことだって本当はとっくに気づいている。私を守るためにこんな嘘ついたんだよね。

 

「どうしてそれを黙っておったのじゃ?」

村長は本当は安心しているんだよ。

 

「それは簡単だよオレが占い師だって知ったら人狼さんはどうするかな?」

 

「…殺しに来る…か…」

村長は少し青ざめたフリをした。

 

「正解だ!だから俺は死ぬ前にシノンの無実をいい守ってやったのさ!さぁ来いよ人狼さんオレは逃げも隠れもしないぜ!」

カツヤ君は少し誇らしげにそして少し怯えたようにそう言った。

 

「ところでカツヤとシノンの疑いは晴れたわけだではそのカツヤに疑いをかけたコノハが怪しいと思うのが普通じゃないかな?」

カズハ君は冷静にそう言った。

それから投票が行われた。その結果コノハ君が処刑された

この日の夜カツヤ君は何者かに無惨に殺された。ゴメンねカツヤ君

そして夜が明けた

「残念ながらまだ人狼の脅威は去っていないようじゃ」

村長は残念そうだ

「村長!なぜあなたから血の臭いがするのでしょうか?あなたがカツヤを殺したのではないでしょうか?」

 

「なっ!何を言っておるわしはわしは…」

村長の言い分は聞かれずすぐに処刑された

しかしその日の夜私は無惨な姿で殺された…

「いったいあと何人殺せば気が済むの?教えてよ誰なの?私たちを殺すのは?」

ユタカちゃんだ!

その日は物知りのカズハ君が処刑された…なぜなら一番怪しいのはもう彼しかいないのだ

 

平和になったと思われたその日の夜最後の被害者レン君は殺された…

「フフフフフフフ!あの人間どもは簡単だったわまぁ血の臭いでばれたあいつを失ったのは残念だけどね」

その時何かがユタカちゃんの胸を貫いた

「!なぜだこの村にはもう人はいないはず…」

ユタカちゃんはゆっくりと後ろに振り向いたそこに立っていたのは…

 

 

 

「よくも…よくも俺と俺の愛しいシノンを殺してくれたな!俺はお前に復讐するためだけに神をやめ再びこの世に戻って来たのだ!」

そうだユタカちゃんを殺したのは間違いなく私の彼カミヤだ!

そして彼は自害した。

と思わせ実は私が殺した

 

彼の意識が遠ざかる中、最後に私は呟いた

 

「またダメだったよゴメンねカミヤ君またあなたを止められなかった…」

私はそう言った。

彼の死に顔は笑っているように見えた。




どうも作者の斉木です今回はスポットライトをシノンちゃんに当ててみましたw
これからもよろしくお願いします


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