覚えているか分かりませんが、どうもちゃるもんです。
今回はタイトル通りです。
壁ハメ、ピヨリ等々……この竜には嫌な思いでしかありませんよ。
では、どうぞ!!
「おーい!!」
空に浮かぶ大きな船、飛行船に手を振る。
すると、飛行船から顔を出して手を振り返してくれる二つの影。鮫とクリオネだ。
□■□■
飛行船が着陸した。
皆を迎えるべく入り口のすぐ近くで皆が降りてくるのを待つ。すると、通常客に加え一際目立つ三人組が降りてきた。
「みんな!!」
「よっす蝦蛄。少し遅れて上陸だぜ」
「……元気そうでなにより」
「…………さっそく殺って来たのか」
「あ、うん。ちょっとジンオウガをね」
「ふーん」
「と、兎に角よ?俺等の宿まで案内してくんね?その後軽くクエストにでもいこうじゃん?」
僕は皆をハンター専用の宿へ案内した。背中に刺すような視線を感じながら……。
□■□■
無事宿にたどり着き、宿へ荷物も運び終えた。
けれど皆元々荷物が少ないこともあってか荷物運びに掛かった時間は三十分にも満たない。これに防具や武器等の装備品が入ったら三十分等と言う短い時間で終わることはなっかたんだろうなー。と、ぼんやりと考える。
「さってと、暇になったことだし一狩りいこうじゃん?」
「そうだね。何に行こうか?」
「そうだなー古代林だっけ?その中でも出来ればタフなのが…………『ディノバルドの生態調査』?ほーこの地域にはこんな奴がいるみたいじゃん。まあ、今回はパスっと。となると何が残ってるんだ?」
クリオネが指を指しながらクエストボードを見ていく。
クエストボードには僕がこの前殺したジンオウガ、それが孤島に出たから狩ってほしい。や、研究のために森丘に現れたイャンガルルガを狩猟してください。等といった数多くのクエストが張り出されている。
その中でクリオネが選んだのが……。
「新天地見学も含めてこれがちょうどいいじゃね?」
クエスト名『轟竜ティガレックスの狩猟』
古代林を探索中だったハンターからの報告によりティガレックスが古代林にて暴れていることが分かった。これ以上暴れられては生態系に支障が出る。速やかにこれを撃破せよ。とのこと。
『あ、あのー。新しく来られた方々、ですよね?』
「ん?そうだけど?」
『申し訳ございません。竜歴院はまだ出来たばかりでして、新しく来たハンター様のハンターランクが1へと戻っております。そして、そちらのクエストはハンターランクが3以上の方が対象となっております。申し訳ありませんが、別のクエストをお選びください』
「あー、そういやギルド長がそんなこともいってったけ?」
「あ、それなら大丈夫だよ」
僕は懐から自分のギルドカードを取り出して、受付のお姉さんに見せた。
『これは……はい。確かに拝見させていただきました』
「これで、このクエストを受けれるよね?」
『はい。大丈夫です。では、《轟竜ティガレックスの狩猟》を受注なされますか?』
「うん。僕含めて四人でね。出発は……十分もあればいい?……じゃあ、十分後に出るから」
『かしこまりました。準備を確りなされてから出発なさってくださいね』
手を振るお姉さんに手を振り返しながら、準備の為に一度宿まで移動する。
その際クリオネに何を見せたのかと聞かれたのでキチンと話しておいた。別に隠すものでもないしね。ただのギルド長からの推薦状だから。なんか、もっと上の人からのらしいけど、詳しいことは知らないんだよね。
□■□■
古代林マップでの三番。ちょっとした洞穴となっているその場所でティガレックスは呑気に食事をしていた。
『轟竜ティガレックス』飛竜種に部類されるモンスター。原始的な風貌を残す飛竜。飛竜ではあるが飛ぶ事が苦手で飛行中の攻撃は確認されていない。代わりに発達した四肢は凄まじい破壊力を持つ。その性格はとても狂暴で見たもの全てに襲いかかる。それこそ自身よりも大きな存在にも襲いかかるような暴れものだ。
「それじゃあ、僕から行くね」
「……気をつけて」
「いってらー援護は任せんシャイ!!」
「ケッ、さっさと行ってこいやショタシャコ」
皆の声援?を背に僕は茂みから飛び出した。
選定必勝、その強靭な後ろ足に一撃加え距離をとる。ティガレックスは急な奇襲に驚いたのかその場で一回転。ティガレックスを中心に地面が抉れている事からまともに当たれば只ではすまないことは明らかだ。
武器を構える僕の姿がティガレックスの赤い瞳に写し出される。そして―――
――――――――――――――――ッ!!!!
ただの叫び声が地面を轟かせる。轟竜の名に恥じない咆哮だ。
轟竜の名が付くのはティガレックスの咆哮にある。他のモンスターは敵を威嚇するために奇声のような声を上げるのに対し、ティガレックスは威嚇をするためにただ大きな声を上げるだけ。しかし、それだけのことで軽いソニックブームが起こるのだから恐ろしいものだ。ソニックブームに巻き込まれれば骨が折れる程度では済まないだろう。
咆哮が終わりティガレックスが此方を餌だと認識した。
そして前右足を前にだし腕力で地面を抉り、そのまま抉れた岩を弾き飛ばす。
それを紙一重で危なげなく避ける。
今度はその強靭な口で僕の体を噛み砕かんと伸ばしてくる。が、その口に入ったのは僕の体ではなく、徹甲榴弾。その弾がティガレックスの口に吸い込まれ、爆発する。その衝撃にティガレックスは動きを止めた。
その瞬間にティガレックスの顔の下に潜り込み、だらしなく開けられた口を串刺しにした。これで砲口は簡単に上げられないだろう。
そして、それを待っていましたと言わんが如く二つの影が飛び出してくる。
二人の手には巨大な剣。一人はその腕を突き刺し、一人は身動きの取れなくなったティガレックスの尾に渾身の一撃を振り下ろす。その威力は凄まじくたった一撃でその太い尾を強引に断ち切る。その痛みに声ならぬ声を上げるティガレックス。
暴れだそうとするティガレックスの足にもう一本の剣を突き刺し暴れられなくする。
そして、その痛みに四度目の砲口を上げようとしたとき、ティガレックスの頭から鮮血が咲いた。
「ナイスショット」
クリオネが放った貫通弾がティガレックスの眉間を貫いたのだ。
ティガレックスはその場に力なく倒れ、その命を終えた。
「クエストクリアだね」
「あー、やっぱお前といるとなんか作業ぽっくなっちまう」
「と言いながら連携を合わせるところ流石じゃね?」
「うるせえ!!」
「……お疲れ」
僕らはクエストクリアを報告するためにキャンプへと足を進めた。
その時だった。僕らの前に、巨大な剣を携えた竜が現れたのは―――
お読みいただき有難うございます!!
前書きで嫌な思いでしかないと言った。だからこの仕打ちは当然だと思うんだ……。
誤字脱字報告、感想、アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
ぶっちゃけるとティガレックスの見た目そこまで好きじゃないんだよね……。
タマミツネは美しくて大好きです。
後、嫁モンスはベリオロスです。運営さん、イベクエで出せませんかね?(切実)
では、次の方にバトンタッチして、ちゃるもんの出番は終わりです。
また今度、お会いしましょう!!
では、また次回~