それではどうぞ
「拝啓 ギルドネーム鮫様へ
お久しぶりですね…
なんて堅苦し過ぎて言いたくないけど。
体調はどうだ?
聞いた話だとディノバルトってモンスターに師匠の防具と武器をやられたみたいだな。
まぁあんなに使い古したのだから壊れるのはおかしい話ではないな。
まぁ俺は最近二つ名って呼ばれてるモンスターの討伐以来が来ててな。
それに行かなくてはならない。
調査隊の仕事も楽じゃないぜ。
師匠に変わる防具は俺が準備しといたから大切に使ってくれよ。
武器も作ってやろうかと思ったけどお前のことだ。
やたらとお礼をしたがるだろうからやめとくさ。
俺もそろそろしたらそっちの村に行くだろうけどその時に色々と話そうぜ。
調査隊団員 ギルドネーム 無名 敬具」
と、俺の親友から手紙がきた。
それと同時にウラガンキンと呼ばれるモンスターの素材で作られた防具が届いた。
この防具は防御力に特化しただから壊れる心配もないがただ、
「…目立つ」
鮫はベットの上でつぶやいた。
かなりゴッツイし、金色ってなると目立つ。
それが嫌なのを知ってて送ってるのだとしたら悪意を感じるものだ。鮫はやれやれと首を横に振る。
この自分が親友と呼ぶ人間とは古い付き合いだ。
時を遡ること俺が物心つく頃、
その頃にこの親友と出会ったのだ
私は生まれてからすぐに父親をモンスターによってなくし、母は自分を産んでから体を悪くしなくなった。
そんな時に手を差し伸べてくれたのが師匠だった。
その師匠の最初の弟子だったのがその親友なのだ。
師匠は親をなくした子供たちを引き受け、ハンターとして育て上げる子育てハンターだった。
その親友も両親をモンスターに殺されたそうだ。
生まれて物心ついた頃に古龍らしきものに襲われなくなったそうだ。親友は
「いつか探し出して殺す」と言葉にしていた。
自分の親はとても情けない殺され方だったのでなんとも言えない。
(油断してジャギーに襲われ鎧諸共食われたなどと言えるわけない)
それからというもの、師匠と村でハンターになる修行をしていた。
その親友とはとても仲良く修行し、ライバルであり唯一の親友とも呼べるまで2人の中は発展した。
だが、しばらくして才能という物に嫉妬した。
同じ修行しても出来が違う。親友の方が何をしても上。
3年たった時から自分は親友を毛嫌いした。
自分じゃ追いつけない実力の差。
間近で見てきてもう嫌になったのだ。
最初は努力したがやはり才能には勝てないと理解した。
それから数年後、親友に調査隊にならないかと誘いがきた。
村のクエストを迅速で的確に終わらせる親友は師匠と共にクエストに出ることがなかった。
もちろん自分とも…
親友はその調査隊の誘いに乗り先に師匠の元を離れた。別れの時はさっぱりしていた。
何も言うことなく自分たちの元を離れた。
ただ、置き手紙が師匠の元にあった。
その中身は、今までのことと師匠に礼をしていた。そして、ベルナ村で待つ、この一文があった。
まだ親友は自分のことをライバルとして認めていたと涙を不意に流れた。
その後師匠は歳を取り、クエストに行けなくなり、ハンターをやめた。
それから新種のウイルスに師匠が感染し病気し、亡くなった。行く宛もなくプラプラと街を歩いていた時河豚と出会い今に至る。
「そうか…やっと会えるのか…」
少し嬉しかった。
きっとあいつには追いつけてない。
だが、なんだか嬉しい。ライバルに会えるのがいや、唯一の親友に会えるのが。
傷はあと少しで治るため共に狩りに行けるだろう。その時を楽しみにしながら眠りについた。
その翌日、二つ名モンスター燼滅刃ディノバルトの存在の確認とその調査に向かった調査団が全滅したとの報告が村を騒がせていた…
次はマッシュルーム河豚様です
ご期待ください(๑•̀ㅁ•́ฅ✧