私達の小説でお暇を潰せたら幸いです。
草木も眠る丑三つ時古代林は、ひっそりとその時を過ごしている。その樹木達は悠久の時を過ごし、そこに住まう生物に数多の困難を与え見守ってきた。
高台に重火器を背負う狩人の姿がある、満月を背景に遠くを見渡していた。
「嫌だな・・・」
そう呟き溜め息をつく。
(全く、鯱と鮫は・・・)
再び溜め息が出る。
それもそのはず、彼は二人の狩人に拉致に近いやり方で仕事に誘われたのだから。
(ああ、帰りたい)
その場に座り込み、自分の相棒を撫でる。長年苦楽を共にした銃を見て、少しホッとした。
「さて、おっぱじめるか!!」
気合いを込め、夜空に弾丸を放つ。
(さぁ、来い来い!)
一つのマガジンがなくなる頃には、森に異変が起きていた。正確には彼の居る場所に。
星が見える夜空を黒く覆い隠すように、美しい月を汚すようにしながら奴は現れた。
ーー黒触竜 ゴア・マガラ
ゴア・マガラは叫ぶ、その雄叫びは重火器の轟音よりも荒々しい。
「オッケー!」
そう言い、彼は銃のトリガーを引く。しかし、効いていないのかゴア・マガラは平然と歩く、己の攻撃が届くまで接近すると跳躍した。狙うのは勿論、ハンターだ。
彼は、高台を飛び降りることでその攻撃を避けた。コア・マガラは獲物がいきなり、消えたことに驚き、その場に佇んだ。
その隙を待っていたかのように茂みから、二人の狩人が飛びかかる。想像していない奇襲にゴア・マガラは反応が遅れバランスを崩し、ハンター達にチャンスを与えてしまう。
「ha ha ha ♪どうした、ゴア君?」
愉快そうに話しながらも、ゴア・マガラの足下で大剣を振り回す。彼は鯱と呼ばれており、この狩団の遊撃手を任されている。
「・・・・・」
無言でゴア・マガラの頭部付近で攻撃を繰り返す。彼は鮫と呼ばれ、その攻撃は無駄がない。
鯱と鮫の連撃を受けながらもゴア・マガラは暴れ二人を振り払う。
自分に傷を与えたハンター達を見据え怒りの咆哮を上げる、怨念のような咆哮に共鳴するかのようにゴア・マガラは姿を変えた。
場の雰囲気が変わり、鯱と鮫は身構える。
「ha! 気合い入れ直すぞ!」
そう言い、彼等は武器の柄を再度握りしめる。ゴア・マガラは鯱にブレスを放つ、しかし彼はそれを避け接近する。
「っ退け!」
鮫が警告を上げる、鯱の目の前にゴア・マガラの爪が待ち構えていた。気づいた頃には、かわすことは愚か、防ぐことすら叶わない。
鈍い音を上げ、鯱は後方に吹き飛んだ。鮫はそれに動じず、大剣を構える。
(やべぇーーー!!!!ちょっと、だ、だい、大丈夫か?)
続く反撃を鮫は辛うじて受け流しながらそう思っていた。短くも深い攻防を、終わらせようとゴア・マガラはブレスを行おうとした、が
ー数発の弾丸が、的確にゴア・マガラを貫いた。
「悪ぃ、遅くなった。」
クリオネは弾を装填しながら、場所を移動する。その間も鮫は、退け反り空いたゴア・マガラの腹を大剣で薙ぐ。クリオネの撃った弾丸は、ゴア・マガラのブレスを中断させることに成功し鮫は安堵の表情を上げる。
ゴア・マガラは苦しそう悶えており、見るからに重症だ。
しかし、ハンター達は油断なく身構え、止めをさそうとしたとき不意に後方から声が聞こえてきた。
「おいおい、俺は蚊帳の外かよ」
鯱が胸元から鮮血を流しながらやって来た、どうやら一命はとりとめているようだ。しかし、致命傷であることには代わりはない。その姿を見た鮫は、誰にも気づかれないように息を飲んだ。
クリオネは、驚き急いで手当てをする。
「早いとこ終らせて、まともな治療した方がいいな」
クリオネは苦虫を噛んだように顔をしかめる、鮫も頷きゴア・マガラの頭に大剣を突き刺した。
悲鳴を上げず、動かなくなったゴア・マガラをおいて、彼等は急いで引き上げた。
どうでしたか?此度の小説は。
アドバイスなどをもらえると嬉しいです_(._.)_今回はゴア・マガラさんに出演していただきました。個人的に好きなんですよね(笑)
〆に一言
読んでくれてありがとう。寿薬局は皆様が楽しんで貰えるよう頑張ります。