ある提督の恋愛観を描いてみました。やや過激な表現が多い為、苦手な方はブラウザバックをお願いします。

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寝取られた提督の変な恋愛観

居酒屋「潮風」

 

 

「ねぇ聞いてくださいよ…中佐ぁ……」

俺は、酒が入りスラスラ喋れるようになった知り合いの工藤少佐(通称:童提督)の話を聞いていた。

「俺…昔っからついて来てくれたぁ…榛名が好きで……ずっとデート重ねて…好きな物買ってあげて………で、今日結婚指輪を持って行こうとしたんですよぉ〜…」

「それで?」

ウィスキーの入ったコップを揺らしながら俺は続きを催促する。

「そしたら…榛名が……チャラ男3人寮に入れてキメセクしてたんですよぉ‼︎ウワァアアアアアアアアアアアアアア‼︎」

突然泣き出した工藤少佐に苦笑しつつ背中を摩る。

「まぁまぁお前も女難なもんだなぁ‼︎ハハハハハ‼︎」

「笑い事じゃないッスよ‼︎寝取られたんですよ俺‼︎あんな優しくて清純だった榛名が……処女じゃなくて淫乱ビッチだったなんて‼︎うぅぅぅぅ………」

ワンワン泣く少佐を見ていた俺は、その肩を叩いた。

「女なんて好きな人が出来れば一直線、女に目覚めればその快楽に一直線…そんなもんなんだよ。諦めな」

「なんでそんな薄情なんですか‼︎中佐だって好きな人いるんでしょぉおおおおおおおお‼︎」

あー…その話ね。何度他人に聞かせた事か。

「俺は…居ないな」

「嘘つかないで下さいよ。中佐の部隊なんて大和さんとかプリンツオイゲンさんとか加賀さんとか…優秀で…しかも可愛い女性いっぱいいるじゃないですか」

 

 

 

 

 

 

「なーに言ってんだ。皆んな彼氏持ちだぞ」

俺の言葉で少佐の目が点になった。暫くフリーズしてから、少佐の手に持っていた枝豆のサヤが床に落ちた。

「マジっすか……?」

「そうだぞ〜?大和は行きつけの洋服屋の兄ちゃんとデキてるし、プリンツは憲兵の加齢臭するオッサンと付き合ってるし、加賀なんて年下の高校生と出会い系で出会って即寝たらしいからな‼︎」

「…………なんで許すんスか?」

「許す?」

そう返した俺はいつの間にか少佐に襟首掴まれていた。

「少佐はなんでそんな可愛い子が他の男と付き合ってるの許せるんですか‼︎俺だったら……俺だったら………」

勝手に怒って勝手に泣く姿に呆れたので俺は少佐の腕を外した。実にアッサリと取れた為にひ弱である事が用意に分かる。

「だったら何だ?自分との恋愛は良くて艦娘の不純異性交遊は自分以外許さないって言うのか?」

「……それの何が悪いんですか?艦娘皆んなが提督を好きだって思ってたから…俺……」

あー……よくいるよなぁ。こういう勘違い野郎は……。

「あのなぁ…俺達男だって…艦娘を始めとした女だって皆んなそう言う体の繋がりって欲しがるもんなんだよ。それに、恋愛だって人それぞれ。お前の事が好きだって艦娘も居れば俺が好きだって艦娘も居る。それを不純異性交遊禁止‼︎実質俺以外との恋愛禁止‼︎なんて言ってたら艦娘の方が可哀想だぜ」

カウンター席に座り直して俺はウィスキーを煽った。

「まぁ、俺もその境地に達するのには少し時間が経ったけどな。」

「……中佐はどうしてそうオーラルなんですか?」

そう不貞腐れながら尋ねる彼に俺はサラリと言ってのけた。

 

 

 

「『信じて送り出した清純な彼女がアメリカで淫紋彫ってヤク吸って男達囲ってキメ顔ダブルピースしたDVD』を送って来たら誰だって悟るだろ?」

 

 

 

「あー………」

少佐も流石に引いたようで酔いが醒めてしまったらしい。

「あの時は俺も今のお前みたいに泣いたさ。泣いて泣いて……もう泣いたって元の彼女が戻る訳ないって気付いたその時…天から降って来たんだよ。俺の恋愛観って奴がさ」

俺はウィスキーを一口喉に通すと思った事をベラベラと喋った。

「部下として出来た女の子には極力自由に恋愛させる。寝る事だって許す。止めるのは俺の元カノみたいになりかけた時だけ。兵器として生まれてしまった彼女達にやれる事は何かと考えた時に俺はそうする事にしたんだ。」

「彼女達にさせてあげられる事……」

「そして、出来るなら彼女達の恋愛の成果を聞いてあげる事だ。そうすれば色んな女性の恋愛観が分かるし、どう接すれば良いかも分かる。艦娘という悪い言い方するとサンプルがいるなら彼女の恋愛を学んでそれを蓄積した上で大人な付き合いをするってのも良いものだぞ。因みに俺はそろそろ残った仕事を片付けなきゃならない。ここらで帰らせてもらうぞ。」

「は…はぁ」

あー…言うだけ言った。帰ろ帰ろ。その前に寄る所あるんだっけな。

「じゃ、女将さん。この優秀な後輩が全部払ってくれるらしいんでよろしくたのんます」

「え、え〜‼︎中佐ぁ〜‼︎」

「俺を引き止め過ぎた罰だぞ〜童貞‼︎文句あんなら捨ててから来い‼︎」

それだけ言うと、俺は荷物を手に店を出て行った………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、提督どの〜♪」

「あきつ丸…また飲んだのか」

俺は少し歩いた道で壁に寄り掛かっていたあきつ丸に絡まれた。どうも最近、俺に絡むようになった彼女は前にいた彼氏と遠距離恋愛の末に別の女に寝取られた俺と似たような境遇にいる。

「提督どのも今日もいっぱ〜い飲むでありますぅ〜♪姫始めも準備万端でありま〜す♪」

「やれやれ…今日も慰め合いでもしますかねぇ」

「そうと決まれば出発しんこーでありま〜す♪」

 

 

寝取られた俺とあきつ丸の傷口を舐め合う付き合いも今日で1年目を迎える………。




以上、寝取られた提督の恋愛観でした。今回は『寝取られ』を題材に『居酒屋』を舞台に『2人の提督』を焦点に当てて物語を作ってみました。自分は初めて『エレクトさわる』という方のあるR-18漫画を見た時に卒倒した記憶がありまして……現在は『そういう展開になるのもまた運命なのかな』とやや達観しております。

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