キョン「そういうことだ。で、こっちの世界はどうだ?」
キョン子「ああ、もう驚かされてばかりだよ…やれやれ」
空が夕焼けの紅に綺麗に染まる頃、こちらの世界もあたしの世界と同じように長門の本を閉じる音で部活は終了となった。
「用事を思い出したから先に行くわね!最後の人鍵閉めよろしく!」
そう言ってハルヒはすぐに部室を出て帰っていった。
「これは好都合ですね。さてそれでは朝のお話の続きをいたしましょうか」
古泉がいつもの爽やかスマイルを見せながら言ってきた。
「どうでしたかキョン子さん。今日一日過ごしてみて」
「ああ、さすがにあたしが異世界人って事を受け入れるしかないと思ったよ。あたしの世界とは違いがあったしな」
古泉はそうですかと返した。
「ちょっと質問いいか?この世界には早川諒と言う人物はいないのか?」
あたしは少し気になっていたことを訊いた。
「ああ、朝話してたやつか。この学校にはいないんじゃないか?」
キョンがそう答えた。
すると古泉がまたスマイルを見せながら言った。
「その方ならこの学校にはいませんが、我々の機関にいますよ」
「何!?いるのか、その人物は」
「機関?機関ってなんだ?」
「あなたは知らないのでしたね。お教えしましょう」
そう言って古泉は機関について話し始めた。
簡潔にまとめると
機関とは古泉のような超能力者たちが集まってできているという組織。
閉鎖空間というやつの中で『神人』と呼ばれるものを倒すのがその機関の役目らしい。
「はあ、まあその機関ってのはなんとなくわかった。でもまだ閉鎖空間ってのはよく理解ができないんだが」
「そうでしたね。閉鎖空間と言うのは一種の別世界という感じの物でして……」
古泉がそう話していると、古泉の携帯が鳴り出した。
「ちょっと失礼。…はい。…はい、…はい。わかりました」
話し終えると古泉は携帯をしまいながら立ち上がった。
「タイミングがいいのか悪いのか。今閉鎖空間が発生したそうです」
「何!?ほんとか!?」
古泉が言うとキョンがビックリして席を立った。
「はい。しかも、ここにですね」
古泉が下を指差しながら言った。えっとつまり学校にってことか?
「な!?マジかよ!?」
「ええ。ここは話すより実際見ていただきましょう。キョン子さん、ちょっとお願いします」
そう言って古泉は部室のドアを開いた。
「え?何をするんだ?」
「これから実際に閉鎖空間を見ていただきます。僕について来てもらえますか?」
古泉は爽やかスマイルをあたしに向けながら言った。
「わ、わかった」
「それでは…あ、あなたも一応一緒に来てください」
古泉はキョンにそう言った。
「え、俺も行くのか!?俺あそこ苦手なんだがな」
「まあそうおっしゃらずに」
キョンは嫌そうな顔をしたが古泉に言われ、やれやれと肩をすくめた。
「わかった、俺も行こう。だが、この話し合いはどうするんだ?」
「そうですね、この後長門さんの家でということにしませんか?どうですか、長門さん」
古泉は長門の方へ向き言った。
長門は無表情のまま答えた。
「構わない」
「わかった。じゃあ長門と朝比奈さんは先に校門に行っていてください」
「わかりましたぁ。気をつけて行ってきてください」
そうして長門と朝比奈さんと部室で別れ、あたしとキョンは古泉の後について行った。
いったい、これから何が起きるんだ?
古泉に連れられてやってきたのは屋上だった。昼休みにハルヒと来たばかりだな。
「それで、ここで何をするんだ?」
古泉はあたしとキョンの方を向いた。
「これから閉鎖空間に入ります。僕の手をとってください」
そう言って古泉は両手を前に出した。
キョンは少し嫌そうにその片方の手を握った。あたしもそれに習い、古泉の手を握った。
「それでは軽く目を閉じて、体を楽にしてください」
あたしは言われた通りに目を閉じ、体の力を抜いた。
すると古泉が少し引っ張った。それに従って数歩歩くとすぐに古泉は止まった。
「はい、目を開けて結構です」
ん?もういいのか?
言われるまま目を開けた。
「な!?なんだここは!?」
あたしはその場で絶句した。
そこは全てが『灰色』だった。空も山も校舎も……。本当に『別世界』だった。
「ここが『閉鎖空間』です」
あたしはあまりの事で言葉を失った。
「おっと、出てきましたね。見てください」
古泉がそう言いながらグラウンドの方を指した。
そこには突如として得体のしれない半透明の巨人が現れたのだ。
「な、な、なんだあれは!?」
あたしがそう叫ぶと古泉が言った。
「あれが『神人』です。では行ってくるので、後の説明をキョン子さんにお願いします」
「それで俺を呼んだってか、わかった」
そして古泉はなんと赤い球体に身を包んで巨人のところに飛んで行ったではないか。
「な!?キョ、キョン!古泉はな、何を!?」
「ああ、これからあの神人を倒すんだ」
「な!?倒す!?一人でか!?」
「いや、今からたぶん…ほら来た。機関の人たちだ」
そう言ってキョンが指差した方を見ると、古泉と同じような赤い球体が何個かどこからともなく飛んできて巨人の周りを回り始めた。
巨人は自分の周りを飛ぶ球体が嫌ならしく暴れ始めた。
「さて、古泉の代わりに話すぞ」
そう言ってキョンが話し始めた。
「閉鎖空間はなハルヒによって創られた空間だ」
「はあ?」
ハルヒが創った?
「ハルヒの不思議パワーについては朝話したと思うが、その力によってこの空間は創られる。発生原因はハルヒが不機嫌になったり、精神が不安定になったり、悪夢を見たりした時に発生するらしい」
「な、そんな事で発生するのか!?」
「そうだ。この空間は言うなればハルヒのストレス発散のための物として見てもいい」
「ストレス発散?」
「ああ、この空間を発生させてあの神人を暴れさせストレスを発散させているんだ」
なんつーはた迷惑な。ストレスを発散するのにこんな空間を創るのかハルヒは。
「あれ?でもなぜわざわざあれを倒すんだ?この空間は別世界のような物なんだろう?」
「それは放っておくとこの空間は拡大していくんだ。そうすると世界が変わっちまうらしい」
な、世界が変わる!?またなんか規模というかすごい事になるな。
「前に一度、ハルヒは世界を創り変えようとした事があってな」
「はいぃ!?」
「ハルヒは無意識にやった事だが。その時この閉鎖空間になぜか俺とハルヒは閉じ込められたんだ。なんとか俺がハルヒを説得させて世界は変えられずに済んだがな」
ま、まさかそんな事が。
今日のハルヒを見ていてほんとにただの女子高生にしか見えなかったんだけどな。
なんと言うか、……神か?ハルヒは。
ドゴーーン!!
「!?」
考えているとグラウンドからすごい音が響いた。
見ると神人という巨人の左腕が切られていた。
そのままあっという間にその神人は赤い球体の集団によってバラバラにされていったのだ。そしてその巨人『神人』は消えた。
飛んでいた球体の集団はそれぞれ飛び散った。一つはあたしたちのところへ。
もちろん古泉だ。
「お待たせしました。今回の閉鎖空間はかなり小規模な物でしたので、早く片付けられましたね。説明の方は大丈夫でしたか?」
「ああ、まあ大体は」
「そうですか、ありがとうございます。あ、閉鎖空間がなくなります。空を見てください」
そう言われ空を見上げると、なんと空に亀裂が出来ていた。それはみるみるうちに広がり一瞬にして灰色の世界が消えさった。
あたしたちは元の世界に戻っていた。
「どうでしたか?閉鎖空間についておわかりいただけたでしょうか」
古泉はいつもの爽やかスマイルを見せながら訊いてきた。
あたしはまだ困惑しながら『あ、ああ。』と答えた。
まだ信じられないんだがな。
「そうですか。でもいったい涼宮さんに何があったんでしょうか」
「さあな。何か不機嫌になることがあったんだろう?俺は知らなくていいんだがな」
そうか、閉鎖空間ができるのってハルヒが不機嫌な時や精神が不安定になるとできるんだっけ。
あ、だったらもしかして……。あの昼休みの?
……いや、違うかな。
まあいいや。
「古泉、もしかして超能力ってのはさっきの力の事か?」
「ええ、そうです。僕のこの力は閉鎖空間内でしか使えないんです。なので、普段はただの一般人にすぎません」
「そうなのか」
「さて、それでは長門さんと朝比奈さんがお待ちです。行きましょうか」
「そうだな」
「わかった」
そうしてあたしたちは屋上を後にした。
校門にいた長門、朝比奈さんと合流して長門宅へと向かった。やはりこの世界でも長門の家はあのマンションだった。
長門家に入ると、そこはあたしが知っている長門の家よりさらに家具が少なかった。本当に人一人がなんとか住める程度だ。
あたしはそう思いながらリビングにある机の前に座った。
長門は人数分のお茶を煎れて持ってきた。みんなに配り、長門も座った。
座った配置はあたしの左に古泉、右に朝比奈さん、真ん前に長門、キョンは古泉の後ろの壁に腕を組んで寄り掛かっていた。
「じゃあまず質問なんだが、なんで宇宙人や未来人やら超能力者がいるんだ?こんなそろって。まるでハルヒが願ったかのように」
あたしがそう訊くと古泉はスマイルを見せ答えた。
「はい、その通りです。涼宮さんが願ったからこうして長門さんや朝比奈さん、僕という存在がいます」
「な、本当なのか?」
「はい。朝にも話したと思いますが、彼女には願望を実現にする力があります。本人は無自覚ですが。ですから宇宙人や未来人、超能力者に会いたいと思い自然と僕たちが集まってしまったわけです」
「えっと、そうするとあたしがこの世界に来た原因って……」
「ええ、お察しの通り涼宮さんが原因です。と僕は思います」
な、なんてこった。あたしはハルヒが原因でこの世界に来たのか!?
「……でもなんであたしなんだ?仮に、異世界人に会いたいとか思ったんだろうが、なぜあたしが?」
あたしがそう訊くと長門が答えた。
「その理由は彼が知っている」
そう言って長門はキョンを見た。あたしたちもキョンを見た。
「お、俺がか!?」
キョンはビックリとして長門に訊き返した。
「そう。ここ最近の涼宮ハルヒとの会話にこうなった原因がある」
長門にそう言われキョンが考えていると、ハッとしてわかったと言うような顔をした。
「わ、忘れてた。一昨日あたりにハルヒと話していて……」
――――――――――
『ねえキョン』
『なんだ?』
『あんたに双子の妹とかいたらおもしろいと思わない!?』
『はあ?いや、それはどう面白いんだ?というか別にいらん』
『何言ってるの!おもしろいに決まってるじゃない!見てみたいわ~、キョンの双子とか』
『あーそうかい』
――――――――――
「……てな事があった…」
「…つまりは、涼宮さんのその発言が主な原因だと言う事ですかね」
「そう」
……なんでハルヒはそんな事考えるかな。まったくもっていい迷惑だ。
でも実際、あたしはキョンと双子なわけだが。
「というより、それはキョンがもう少しハルヒにちゃんと否定しておけばもしかしたらなかった事にならなかったか?」
「それもそうですね。一理あるかと思います」
「えっと……すまん」
キョンは頭を下げて謝った。
「……まあいいさ」
その後も驚かされる話ばかり聞いた。
長門、古泉、朝比奈さんはそれぞれの立場からハルヒを観察しているとか。
朝比奈さんとキョンが3年前の七夕に行って中学のハルヒに会ったとか。
つい最近では夏休みの最後の二週間を永遠とループして、記憶はないにしろ約600年分も経験したとか。
どれもこれも驚かされる事ばかりだったが、一番驚愕したのはこれだ。
「あ、朝倉に襲われた~!?」
「ああ、俺は朝倉に殺されかけたよ。長門が助けてくれたがな」
キョンが言うには朝倉も長門と同じ情報なんたらに造られたヒューマノイドなんたらで、キョンを殺してハルヒの情報爆発とかいうのを見ようとしたらしい。
なんとか長門がそれを防ぎ朝倉は長門によって消滅したとの事。
そんな事が………あたしの世界じゃあ想像もできん。
いろいろな情報を頭に注ぎ込んだので少々顔色が悪かったようだ。朝比奈さんが心配してくださった。
「キョン子ちゃん、顔色悪いですよ。だ、大丈夫ですか?」
「あ、平気ですよ朝比奈さん。ありがとうございます」
古泉は時計を見た。
「もう7時になりますね。どうでしょう?一旦休憩して夕食でも。長門さん、何かありますか?」
「……なんとかなる」
そう言って長門は立ち上がり、キッチンへと向かった。
「あ、私も手伝います」
「それでは僕も」
そう言って朝比奈さんと古泉も行った。
すぐに三人は戻ってきた。
夕食は『カレー』だった。時間的に考えてレトルトだろう。
それにしても、長門の部屋で食べたものの半分がカレーなのは気のせいだろうか?
夕食を済ませ、食器を片付けた後話し合い再開。
今度は紛れも無い、あたしについての話し合い。
「さて、どうやってキョン子さんを元の世界に戻しましょうか」
そうだよ。あたしは第一にそれを知らなきゃいけなかったのに。関係ない質問ばかりだったな。
「そうだな。長門、何かいい方法はないのか?」
キョンがそう長門に訊くと、長門はまた淡々と答えた。
「今情報統合思念体が戻す方法を検索中。一番は涼宮ハルヒに望ませる事」
「やはりそうか」
「どういう事だ?」
「つまりですね、涼宮さんがあなたを元の世界に戻したいと願うのです。まあ、確率は低いですが」
そ、そうか。まあたしかにハルヒがそう願えば、なんでも実現するっいう不思議パワーで帰れるかもな。
「ただどうしてキョン子さんをこの世界に呼んだのか、それがわからないとどうすることもできませんね。そこらへんはどうなのでしょう、長門さん?」
「理由はわからないが、涼宮ハルヒがここに呼んだのは確か。目的を達成すれば自然に元の世界に戻れる可能性もある」
「ほんとか!?」
長門は頷いた。
「その方法が一番妥当のようですね」
「もしも戻れない場合の事を考えて別の方法も探しておく」
「そうか。ありがとう長門」
なんだかとても頼りになる長門だ。頼もしいよ。
「さて、だいたい話は終わったかな」
「そうですね。時間も遅いですし、そろそろおいとましましょうか」
そう言ってキョンと古泉は立ち上がった。
「あ、キョン。あたしもう少し長門と話していてもいいか?」
あたしは恐る恐る訊いてみた。
「ん?あ、ああ。長門がいいんなら俺は構わんがな」
「長門、ダメか?」
そう訊くと長門はすぐに答えた。
「構わない。私個人としてもあなたと話したいと思っている。必要とならば泊まっていっても構わない」
「ほんとか!?いや~実は、キョンの部屋の二段ベッドで寝るってのはなんか嫌でな。長門がそう言ってくれると助かる」
「……そう」
こうしてあたしは、長門の部屋に泊まる事になった。
一度家に戻り、着替えを持って再び長門のマンションへ。
キョンがチャリで送ってくれたのであまり時間はかからなかった。ここはキョンに感謝だな。
長門の部屋に着くと長門はお風呂に入るように言った。長門はあたしが着替えを取りに行っている時に入ったらしい。ほんのりとシャンプーの香りがしたから入ったんだろう。
だがなぜまた制服なんだ?長門。……まあそこはツッコまないでおこう。
あたしがお風呂からあがると、長門は話があると言いまた机を挟んで向かい合わせになった。
長門にもらったお茶を飲んでいると、話し始めた。
「あなたはこの話を聞いて多少なりとも動揺するかもしれない。でも、あなたにとってとても大事な事。聞いて」
「あ、ああ」
長門は真剣な目つきで話した。
というか、さっきの話し合いもそうだが、こんなに話す長門を初めて見た。いつもなら話して原稿用紙の一行分程度だからな。
まあ、今はそんな事より長門の話を聞こう。
「情報統合思念体があなたを元の世界に戻す方法を探しながらあなたの事についても調べた。その結果、あなたはとても不安定な状態でこの世界に存在している事が判明した」
え?あたしが、不安定な状態?
「詳しく話すと、あなたの体はあなたの体であってあなたの体ではない」
え?えぇ?
言ってる事がよく理解できませんよ、長門さん?
「あなたの体は涼宮ハルヒの情報操作によって造られたもの。正確に言うとあなたは精神のみがこちらの世界に来ている状態。
ある学者の一説で人間の体は、精神・神経・身体の三つで出来ていると言われている。その説で言うと、あなたは精神が身体から離れてしまった状態になっている。いわゆる幽体離脱の状態。
だからその体は本当のあなたのものではない。あなたの本当の体は、あなたの世界にあるものと思われる」
ここまで話すと長門は自分のお茶をとり飲んだ。
………それ、マジ?
「じゃ、じゃあつまりあたしは今正確には魂だけがこっちの世界に来たって感じか?」
「そう解釈しても構わない」
「そ、そんなもん、信じられるわけが……」
「信じて」
そう言って長門はあたしの目をしっかりと見据えた。
その力強い目に圧倒された。
「わ、わかった。でもなんで精神だけが?」
「それはまだわかっていない。情報統合思念体はあなたが向こうの世界であった事故に一つ原因があると見ている。涼宮ハルヒがあなたを呼ぼうとした瞬間とあなたが事故にあった瞬間がほぼ同時だったと推測する」
「そうか。それで、あたしは何か気をつけないといけないのか?」
「必ずしもそうではない。今のところあなたが危険になるような事は起こらないと推測される。ただし断言はできない。何が起きるかはこちらもわかりきっていない状態。もしあなたが危なくなったら、私が守る。約束する」
そう長門は力強い目で言った。
ああ、本当にこの長門は頼もしい。とても力強い。なんか安心感を得ることができるな。
「ありがとう長門。よろしくな」
そう言うと長門は頷いて応えた。
その後、長門に対していろいろと話をしているとすでに11時を廻っていた。まだ長門と話したい事がいろいろとあったが、そろそろ寝ないと。
今日はいろいろと疲れたし、明日も学校があるしな。
「長門、そろそろ寝よう」
そう言うと長門は立ち、隣の部屋へ。
そこには前に(あたしの世界で)泊まった時のように、二つの布団がきれいに敷いてあった。
あたしが布団に入ると長門は電気を消して隣の布団に入った。いつの間にか長門は制服からパジャマ姿になっていたが気にしなかった。
こうしていると、あの泊まった日を思い出すな~。あの時長門は、枕を持ってこっちに入ってきたっけ。
そんな事を思っていると、なんと長門が枕を持ってあたしのところにやってきたのだ。
「一緒に……寝ていい?」
「あ、ああ。いいよ。ほら」
そう言ってあたしは長門が入れるように隅に寄った。
長門が入った。
「狭くない?」
「ああ。長門こそ狭くないか?」
「大丈夫」
ああ、やっぱり長門は長門なんだな。例え宇宙人でもあたしの世界の長門と考えは変わらないのか。
今日は泊まってよかった。
あたしは自然に長門の手を握りながら眠りへと入った。
―――――――――
~余談~
キョン「なあ長門」
長門「何?」
キョン「今回の説明、長門にしては簡単な言葉を使ってたな。いつもならもっと難しい言葉使うのに」
長門「……それは、作者の頭の問題」
キョン「……そ、そうなのか?」
作者「はい、すみません。自分頭悪いんであんまり難しい言葉知りません。馬鹿なんで、すみません」
キョン「ま、まあいいんじゃないか?それより、最後の長門なんか雰囲気が違くな……」
作者「あー、そこはあれだよあれ。みなさん、これからも『涼宮ハルヒの日常』よろしくお願いします!」
キョン「お、おい!ちゃんと説明し……」
作者「じゃ!」ダッシュ!
キョン「あ!逃げた……」
長門「………」
~あとがきのようなもの~
どうも、My11です。
今回のお話、いかがでしたでしょうか。
今回はキョン子の今の状況確認をする話でした。
ついでに閉鎖空間にもお邪魔しておこうかと思いその話を入れました。
キョン子についての話し合いの部分を書いているときに、あれ?朝比奈さん空気じゃね?と思いながら書いてました。すみません朝比奈さん……でも次回は活躍してるからいいですよね?
え?最後のあれはって?まあ、あれですよあれ!My11の作品はこんな感じかと思ってください。
それではまた。