涼宮ハルヒの日常   作:My11

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キョン子「ついに来たなあ文化祭」
キョン「ああ…」
キョン子「ん?どうした?」
キョン「…何も起こりませんように…」
キョン子「ああ…なるほど」


第15章 文化祭

秋晴れのいい天気に見舞われた今日、まさに文化祭日和。

朝の開会式を終えたあたしたちは、自身の教室に戻りさっそく占いの準備に取り掛かっていた。

まあ大半の準備は昨日のうちに終わっていて、後は例の衣装に着替えてそれぞれの場所にスタンバイするだけだが。

 

「よーし、それじゃあみんな今日は頑張っていこう!」

『おおう!!』

 

そんな夏姫の掛け声と同時に学校内に一般者の入場開始の放送も入る。

いよいよ北高文化祭のスタートである。

 

 

 

「……このカードを引いたあなた、今日の恋愛運はあまりよくありません。意中の彼との進展は厳しいかも」

「えぇ、嘘でしょ…」

「うーん、あんまりよくなかったね」

「まあでもあまり真に受けちゃうのもあれだしね、気にしないでおく」

「そうですか。そんなあなたにこちら、四葉のクローバーのしおりを差し上げます」

「わあ!ありがとう!占い頑張ってね!」

「はい、ありがとうございました~」

 

同学年の女子生徒二人への占いが終わり、あたしと有希は一息ついた。

あたしたちのクラスの占い屋はそれなりに好評だったみたいで結構な人で賑わっていた。

ほとんどの客層は女子生徒ばかりだったが時たま恋人同士だったり、父兄の人が来たりなどもしている。

 

「ふう、結構いろんな人が来るなあ」

「うん」

 

広げていたトランプをまとめながら有希は頷いた。

 

あたしと有希でやっているトランプ占いもそれなりにウケていた。

来てもらった人に自分でトランプを切ってもらい、それぞれの占いによって決まったカードの枚数を引いてもらうだけのいたってシンプルな占い方法。有希が出たトランプを見て結果を言い、運勢が悪かった人には先ほどのようにクローバーのしおりなどをあたしがあげたりしている。それがいい感じに好評みたいで、有希と一緒にいろいろ作ったかいがあった。

 

「あっと…キョっキョン子ちゃん、次のお客さんだよ!!」

「?おう、了解ー」

 

少し違和感を感じながら夏姫の呼び声に軽く返事をして次の客を迎え入れる。

 

「よーす」

 

やって来たのはキョンだった。

ああ、なるほどな。どうりで夏姫の声に違和感を感じたわけだ。いくらあれから吹っ切れたと言ってもまだそれほどの日時は経っていない中で本人と出くわしたらちょっとは動揺するもんだろう。

まあ、これは本人たちの問題であるからあまり口出しはしないが。

 

「なんだキョンか」

「なんだとはなんだ。ちゃんと客として来たんだからそれなりの対応しろよな」

 

そう言いながらあたしたちの前にある椅子に座る。

 

「はいはい。それにしても一人か?」

「ああ。さっきまで国木田と谷口と一緒だったんだがちょっと別行動でな。んで、今そこで早川に会ってせっかくだから占ってもらおうかなと」

「ふうん、そうなんだ」

「それでは、何を占う?」

 

そう言いながら有希は机の上に置いてある紙を出した。

メニュー表みたいなもので、『今日の運勢』『恋愛運』等といろいろ書いてある。

 

「そうだな…じゃあ『今日の運勢』と『これからの運勢』についてお願いしようかな」

「わかった。それではこのトランプを切って」

「おう」

 

有希からトランプを受け取りさっそく切り始める。

 

「そういえばハルヒは何してるんだ?」

 

ふと気になったことをキョンに訊いてみる。

 

「ああ、あいつなら校門前や玄関前で映画の宣伝チラシ配ってたぞ。…なぜかチャイナ服で…」

「…ああ、そうかい」

 

ハルヒもまあ…頑張ってるんだな。

 

それにしてもあの映画…そういえば一回目の上映もうすぐだったな、…くう、やっぱり恥ずかしいな。

 

「…うん、こんなもんだろう。ほい」

 

そう言ってキョンはトランプを切るのをやめてテーブルの上に置いた。

 

「そしたら上から二枚、下から二枚引いて表に返して」

「よし」

 

キョンは有希に言われた通りにトランプを引き計四枚のカードを机に並べる。

 

「それでは占います。まず今日の運勢……、今日のあなたの運勢は悪くはないけど良いとも言い難い、いつもと変わらないと出た」

「なんだ、可もなく不可もなしってか」

 

ある意味キョンらしい占い結果だな。

 

「そしてこれからの運勢の方は……、これから近いうちにあなたの運命を左右する出会いが待っていると出た」

「出会いか…何があるんだろうな」

 

そう言いながらキョンはこの占いの結果にまんざらでもないようだった。

 

「うん、まあ結構面白かったよ。ありがとうな二人とも」

 

そう言いながら立ち上がったキョン。

 

「どういたしまして。この後はどうするんだ?」

「そうだな、とりあえず別れた国木田たちと合流するかな…、そしたら朝比奈さんたちのクラスに顔出したり古泉んとこに行ってみたりするよ。二人はまだ占いしてるのか?」

「うん。私たちはまだ」

「交代まではもう少し時間あるかな。終わったらあたしたちも顔出し行くって言っておいてくれ」

「おう、了解した」

 

そう言ってキョンは占いスペースから出て行った。

 

「よし、交代まであと半分ってとこかな。もうひと踏ん張りと行こうか」

「うん、頑張ろう」

「キョン子ちゃーん!次行くよー!」

「はいよー」

 

 

 

 

 

キョンが来てから1時間ほど――。

 

「キョン子ちゃん、ユッキー、お疲れ様~」

 

占いの交代時間になったのでやって来たクラスメイトと交代し控室に入ると、紙コップに入ったお茶を持った夏姫が出迎えた。

 

「はい、お茶どうぞ~」

「お、ありがと」

「ありがとう」

 

受け取ったあたしたちはお礼を言い一息ついた。

 

「どうだった?楽しめたかな?」

「おお、そうだな。十数組くらいに占いをやっただけだけど結構楽しくできたよ」

「私も、楽しかった」

「そう!それは良かった!」

 

夏姫は満面の笑みで返した。

 

「それじゃあ、着替えた衣装はここに置いておいていいから」

「ああ、それなんだけど…」

「今日一日来てちゃ…だめ?」

 

有希が物欲しそうに言った。

 

「有希この衣装すっごい気に入ってるからさ、今日一日着てたいってさ。ついでにあたしも着て行こうって思うんだけど」

「そうなんだ。いやあユッキーにそこまで気に入ってもらえるなんて衣装を考えた身としてはすっごく嬉しいよ!衣装はそのまま着ていてもいいよ!むしろそのまま校内を歩いてもらった方が宣伝にもなるしね!」

「そうか。よかったな有希」

「!うん」

 

有希はとても嬉しそうに頷いた。

 

「よし、それじゃああたしたちは校内を回ってくるよ。夏姫は?」

「私はもう少しここでやることあるからまだいるよ。二人していってらっしゃい~」

「そうか。そんじゃ有希、行くか」

「うん、行こう」

 

夏姫とはその場で別れてあたしと有希は校内の探索に向かっていった。

 

 

 

最初に訪れたのは古泉のいる9組のクラスだった。

劇の途中だったが、行くとちょうどクライマックスのシーンで古泉の見せ場のようだったので立ち寄った。そういえばここでも古泉は主役だったか。あいつも大変だよな。

客の中にはキョンたちの姿もあった。谷口は顔をころころと変えながら見ていた。どうもかなり感情移入するタイプみたいだ。

時々女子生徒から黄色い歓声も上がっていた。てか客層の三分の二は女子生徒だったので驚いた。中にはさっき占いに来た子までいた。

劇が終わると拍手喝采だった。最後しか見てないがかなり出来のいいものだったみたいだ。

 

 

 

「いやあ、よかったぞ古泉」

 

劇後、古泉と話せたのでお疲れさまと簡単に感想を言う。

 

「ありがとうございます。お二人もその衣装お似合いですよ」

 

さらりと言う古泉。こういうところが女子に人気の出る部分なんだろうな。

 

「しかしお前よくあんなに劇のセリフ覚えられたな。SOS団の映画もあったのに」

 

キョンが古泉から借りた劇の台本を見ながら言った。

 

「いやあ、少し大変でしたけど何とか覚えられました。意外とこういうの僕に合っているのかもしれません」

「確かに、古泉にピッタリかもな」

 

そんな風に軽く雑談を交わしてあたしと有希は古泉たちと別れた。

 

 

 

次にあたしと有希は朝比奈さんのクラスの焼きそば喫茶に来ていた。

時間はお昼過ぎだったからかそこまで人はいなかった。

そんなクラスの前にウェイトレスの格好をした鶴屋さんが呼び込みを行っていた。

 

「およ!キョン子ちゃんに長門っちじゃないか!いらっしゃあい!」

「こんにちは鶴屋さん。ウェイトレス衣装とても似合ってますね」

「照れるっさね~。そういう二人もペアルックみたいでお似合いにょろよ!」

 

鶴屋さんが照れながら満面の笑みで言った。

そんな鶴屋さんに有希も照れながら頭を下げた。

 

「ありがとうございます。今二人いいですか?」

「おお、オッケーさね!お二人様ご案内~」

 

鶴屋さんに案内された席にあたしと有希が座ると、すぐに朝比奈さんがお水を持ってやって来てくれた。

 

「二人ともいらっしゃぁい」

「あ、朝比奈さん、どもです」

 

有希もぺこりと頭を下げてあいさつした。

 

「よし!じゃあ今焼きそば持ってくるからね!ちょーっとだけ待ってるにょろよー。あ、みくるももうすぐ終わりだし、一緒にくつろいでいるといいっさ」

「えっ、でもまだ…」

「いっていって!今あんまりお客さんもいないし、朝からずっと接客しっぱなしで疲れてるはずにょろからみくるは座ってていいのさ!そんじゃ待っててねー」

 

そう言って鶴屋さんは奥の方に行ってしまった。

 

「鶴屋さんも疲れてると思うんだけどなぁ…ずっと外で客寄せしてたし……」

「そうだったんですか?」

 

朝比奈さんは行ってしまった鶴屋さんを見ながら心配そうに言った。

鶴屋さんって疲れてても周りには全く見せなさそうではあるよな。それでいて他の人の気配りができるんだからほんと尊敬する先輩だよ。

 

「んー、まあここは鶴屋さんに感謝しつつ少しあたしたちとおしゃべりしていましょう」

「うーん、うん。後で鶴屋さんにお礼言わなきゃですね」

 

そう言いながら朝比奈さんは微笑んだ。

やっぱり朝比奈さんの笑顔はとても癒される。キョンみたいに糸目になってそうだ。

 

「キョン子ちゃんたちはもう学校内を結構回ってきたんですか?」

 

あたしたちの近くにあった椅子を引き寄せて座りながら朝比奈さんが訊いてきた。

 

「あたしたちはまだあんまりですかね。休憩に入ってからここに来る前に古泉のクラスに寄って来ただけなんで」

「へえ。古泉くんのクラスって確か劇でしたよね?どうでしたか?」

「ええ、かなり賑わってましたよ。最後の方しか見ませんけど、いい舞台だったですね。もう一度やるみたいなんで、時間があったら見に行ってみては?」

「そうなんですか?それじゃあ後で鶴屋さんと見に行ってみようかなぁ」

 

朝比奈さんはニコニコとしながら言った。

 

「あ、でももう少ししたらお母さんが来る時間だった」

 

朝比奈さんが時計を見ながらはっとして言った。

 

「親御さんが見に来られるんですか?」

「うん。お母さんだけね。実はここの卒業生なんだあ。去年も見に来たんだけどね」

「そうでしたか。それは良かったです…あ」

 

そう言いながらあたしは有希のほうを見る。

有希の前でこういう話はまだまずかったか?

そう思ったが、有希は特に気にしているようなそぶりはしていなかった。

 

「?……!、大丈夫」

 

あたしの視線に気づいた有希はしっかりと頷いた。

そうか、有希も少しづつ強くなっているもんな。

 

「どうかしましたか?」

 

事情をよく知らない朝比奈さんは不思議そうに尋ねてきた。

 

「あ、いえ。何でもないです。お母さんと楽しんでくださいね」

「うん。ありがとう」

 

 

すぐして鶴屋さんが四人分の焼きそばを持ってやって来た。鶴屋さんも一緒にお昼休憩でお食事だそうだ。

しばらく一緒に談笑しながら食事をしてあたしと有希は朝比奈さんたちのクラスを後にした。

 

 

 

校内を転々としていると、目立つ看板を掲げて歩いているチャイナ服姿の生徒を見つけた。

てかまあハルヒだ。

 

「あらキョン子と有希じゃない!」

 

ハルヒは元気いっぱいにこちらへとやって来た。

 

「ようハルヒ」

「クラスのやつはもう終わったの?」

「まあとりあえずな。ハルヒは?さっきキョンに映画の宣伝やってるって聞いてたけど、まだやってるのか?」

「まあね。計3回の上映もあと1回だから最後の宣伝中よ!かなりお客の入りいいんだから!」

 

ハルヒは満面の笑みで答えた。

…マジか。そんなに人が入ってるのか……。やっぱ恥ずかしい……。

 

「あ!もうすぐ次の上映が始まっちゃうから行かなきゃ!あんたたちも来る?」

「あ、いやあ…有希はどうする?」

「…屋台で何か食べたい」

 

さっき朝比奈さんたちのクラスで焼きそばを食べたばかりだが、有希はまだまだ物足りないらしい。まあ屋台回りもしたいってのはあたしも賛成だし、あれをもう一回見れってのはちょっとな…。

 

「そうだな。あたしたちは他のとこ回ってみるよ。せっかくだけど悪いな」

「あらそ。まあいいわ、それじゃあね!」

 

そう言うとハルヒは烈火の速度で視聴覚室へと向かっていった。

にしても、すごい生き生きとしてたな。

 

 

 

玄関先で真田と会った。

手にはそこらの屋台で手に入れたのか、何かの景品とクレープを手にしていた。

 

「やあお二人さん。今休憩かい?」

「ああ。真田は?」

「これから当番なんだ。夏姫はまだ教室に居たかい?」

「あたしたちが出るときはまだ教室に居たけど、まだ居るかはわからないな」

「そうなんだ、ありがとう」

 

真田は少し考えながら外履きから上履きへと履き替えていた。

 

「夏姫も頑張り屋さんだが、自分も楽しむってこともして欲しいからな。まだ仕事してるようだったらちゃんと休憩して遊びに出てくれって言っててくれ」

「ああ、了解した」

 

そう言いながら真田と別れてあたしたちは校舎の外へと向かった。

 

 

 

校舎外の屋台やらを物色しながら、たこ焼きや綿あめなんかを食べたりしていると早川と会った。いつの間にか教室にいなかったと思えば、両手に焼き鳥やらフランクフルトやらを持ってかなり満喫している様子だった。

 

「ようお二人さん、楽しんどるか~」

「早川、姿が見えないと思っていたらお前もかなり楽しんでいるじゃないか」

「なんやええやろー、ちゃんと客引きの仕事してたんやからな」

「まあ、ちゃんとしてたならなにも文句は言わないけども」

「まったく、厳しいやっちゃなあ」

 

ま、文化祭はみんなで楽しむ行事だ。ちゃんと楽しんでいるんだからケチをつけていたらせっかくの祭りも台無しってもんか。

 

そんな風にしてしばらく早川も加わって三人で散策していると、校門付近で再び朝比奈さんと鶴屋さんに会った。

 

「あ、キョン子ちゃん」

「あれ、朝比奈さんたちもここに?」

「はい、ちょうどお母さんを迎えに来てました」

 

そう言った朝比奈さんの後ろにはそれらしき人が立っていた。

 

「ちょうど良かった、紹介するね。これが私のお母さん」

 

そう言うと、後ろにいた女の人が朝比奈さんの横に出て来て軽くお辞儀した。

 

「初めまして。みくるの母です」

 

とても綺麗な方だなというのが第一印象だった。たたずまいがすごく優雅というか、ビシッとした感じではなくおっとりとしている感じなんだが、取り合えず綺麗だった。語彙力ないなあたし。

容姿のほうは、なるほど確かに朝比奈さんにとても良く似ている。朝比奈さんが大人になったらきっとこんな風になるんだなってくらいだ。

 

「お母さん、こちらの子たちは同じ部活動をしている1年生の子たちです」

「あらあらそうだったの。みくるがいつもお世話になってるわね」

「あ、いえいえこちらこそお世話になってます」

 

頭を下げながら言う朝比奈さんのお母さんにあたしたちも頭を下げる。

実際、ほぼ毎日お茶を淹れてもらったりしているわけだし、かなりお世話になっています。

 

「まあ、礼儀正しい子たちねぇ…あら?」

 

朝比奈さんのお母さんは軽く微笑みながら言った。するとあたしの横にいた早川に視線が行く。疑問に思った早川が質問する。

 

「?えっと、なんでしょう?」

「あっ、ごめんなさい。あなた前に、私とどこかで会ったことあるかしら?」

「へ?えーっと、いやお初にお目にかかると思うんですけど…」

「……お名前は?」

「えっと、早川言います。下は諒です」

「早川……」

 

少し戸惑ってる早川を見ていた朝比奈さんのお母さんは、すぐしてにこやかな笑顔になった。

 

「ごめんなさい、私の勘違いだったかも」

「どうしたのお母さん?」

「ううん、何でもないわ」

 

朝比奈さんの疑問にも笑顔で答える朝比奈さんのお母さん。

早川のほうはあたしの横で頭から?が見えるような顔をしていた。

 

「時間を取らしてしまってごめんなさい。うちのみくるとこれからもよろしくね」

 

そう言いながら再度会釈した朝比奈さんのお母さん。こちらも同じく頭を下げた。

すぐして朝比奈さんたちは朝比奈さんのお母さんを案内するからと校舎のほうへと行ってしまった。

残されたあたしたちにはそれなりの疑問が。

 

「おい早川、あんな素敵なお方といつ知り合ってたんだ」

「な、だから知らんちゅうねん!あんなお綺麗な人に会ってたら逆に忘れるわけないやろ!」

「うーん、まそれもそうか」

「本当に、綺麗な人だった」

 

疑うあたしに早川は反論し、有希は少しうっとりとしていた。

 

 

 

その後も周りの屋台やらを見て回ったり、部活動ごとの展示物だったりを見て回ったりしてあたしと有希は文化祭を楽しんだ。早川も一緒にだったな。

 

体育館では、個々人で漫才をしていたりライブ披露なんかをしていてそこでキョン達とも再会。

有志のバンドがライブ中に、ハルヒが乱入しかけたときはあたしも肝を冷やしたが。キョン達と一緒に懸命に止めに入ったが。

 

『来年はバンドもいいかもね!』なんて言い出したからもう溜息しか出ない。まあ、来年は来年に考えようとキョンと頷き合った。やれやれ。

 

 

 

いろいろと大変なこともあったが、北高文化祭は大きな混乱もなく無事に終幕となったのだった。




~あとがきのようなもの~

どうもMy11です。
ほんとーーーーーーにお久しぶりの投稿になりました!
遅くなり大変申し訳ありませんm(_ _)m
まあ、待ってくださってる方なんてもういないのかもしれませんが……。

前回の投稿からまさかの6年近い月日が経ってしまいました…。(前回投稿2013年~今回2019年)時代も変わってしまいましたね。

ほぼ失踪状態であったこの物語を今回また投稿しようと思いましたのは、自分の中で一つ区切りをつけようと思い投稿に至りました。
一度書き始めたものを丸投げにしたまま放置して長い年月が経ってしまいましたが、少しづつ投稿意欲が再燃してきました。
投稿していない期間にも、こういう話を書きたいなあくらいの構想をいくつか書き溜めていました。(完璧なものではないですが)

以前は台本形式で書いていたこの物語も2017年に一新させていただき、第13章に関しては長すぎたため二つに章を分けるなど行っていました。

長々と言い訳がましいことを書かせていただきましたが、またこれから投稿をしていきたいかなと思います。
今更投稿して読んでくださる方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、頑張りたいと思います。

今回のお話に関しても、最後のほうはチャチャっと書いた感じになってしまったので少し内容が薄っぺらい感じかもしれませんがご容赦をm(_ _)m
誤字脱字等あればご指摘いただきたいです。

何はともあれ、こんな自己満小説ですがまたよろしくお願いします。
それではまた。

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