「うるう年って何だっけ?」
ある日の俺達が学校で駄弁っていると友人のヒロがいきなりそんな質問をして来た。
「うるう年ってあれだろ?あれ?あれだよ‼」
「何だよあれって...」
ヒロに聞かれた質問に答えられずに答えきれなくてあればかり連呼しているショウを見てライは呆れていた。
「...説明できないならあれとか連呼するなよ...うるう年て言うのはな...四年に一度1日増えている年の事を言うんだよ」
俺も何時もと同じぐらいのグダグダ感に少しあきれながらうるう年の説明を全員に説明してやる。
「そうなんだ。なんだかな~」
「どうした?」
俺の説明を聞いていたヒロが何故かすっきりしない表情をしているので聞いてみると...
「自分で言っといて何だけど大した議題じゃあないよね」
「お前それ言ったらここに集まって話している俺らがバカみたいだからそれを言うなよ...」
「まぁ確かにな。俺達が思うことって言ったらせいぜい生まれた日がうるう年の人がいてしかも1日増えた日だったら誕生日が四年に一回しか来ないとか可愛そうだよなとかそんな事を思うぐらいだもんな」
ヒロの言葉に少しだけげんなりしながらそう話しているとショウが余計に見も蓋もないことを言ってきた。ショウがそう言うと今度はライが、
「そんなことはない。一つだけ利点がある」
無駄にキリッとした声でそう言うので俺達全員の視線がライに集まる。
「それはだな...」
もったいぶって溜めるライにさらに全員集中して一言も聞き逃さないようにしていると...
「本来無かった日なんだから...」
「だから...?」
この沈黙に耐えきれないショウがライに続きを促す。
「一日中ゲームのレベル上げしていても1日無駄にした後悔が襲ってこない‼」
「よし、帰るかショウ、ヒロ」
「「賛成~」」
「ちょっと待ってくれよ‼悪かったから帰るのだけは止めてくれ‼」
全くもって無駄な事を言ってきたライをほっといてライ以外の全員が椅子から立ち上がって近くに置いてあったカバンを取るとライが慌てた様子で止めてくるので俺達はまたカバンを置き椅子に座る。
「つまり結局は誰もうるう年の良いところを思い付かなかったんだな...」
「まぁ当たり前だよな...高校生の俺達には平日なら学校があるからたいして関係ないからね」
「つまりあれだよ。あれ」
「何だよ?」
俺の呟きにヒロが反応してまともなことを言うとショウがまたあれと言い出したので話を振る。
「つまりうるう年は食玩の食の方なんだよ」
「つまりあんまり必要とされてないと言うことか...」
俺達は今日も下らない話を話している...。