カルデアの1日   作:大学生カッコカリ

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遅くなってすいませんでした!(土下座

1週間ペースで投稿しようと考えていたのですが、流石にこの3ビット程度の容量しかない頭では難しいようです……。

今後のことはあとがきに書きますので、新話をどうぞ!


きよひーの1日 続々

「……今なんて言いましたか、ドラ娘?」

 

 

「だーかーらー、子イヌの相手はアタシがするからアンタたちは部屋に帰ってなさいって言ってるの。これからアタシたちでやることがあるから♡」

 

 

ふふっ、旦那様とやることがある……?冗談じゃありません。今の今までずっと我慢していたのに、何を言うかと思えば……うふふふふふ…!

 

 

「え、いや、何するつもりなんゔっ!?」

 

 

「……別に部屋に帰るのは良いけど、何をする気なのか聞かせてもらえないかしら?流石にその説明だけで納得なんてできないのよね」

 

 

「そうですわね。全くもってその通りです。そして旦那様は今からわたくしの料理を食べる予定です。そうですわよね、旦那様?」

 

 

「いや、他のみんなとご飯買って食べるつもりだったんだげふっ!?」

 

 

あら、旦那様はなぜお腹を抱えて丸まっているのでしょうか。清姫分かりませんね……。

 

 

「ふーん……私はマスターとお茶でもどうかなって思ってたの。どうかしら、マスター?」

 

 

「それは後でちゃんと付き合ってあげるからぐふっ!?」

 

 

「……あの、何故皆さん先輩の話を途中で途切れさせるんです?しかも執拗にお腹を狙って……」

 

 

『『『話す許可を出してないから』』』

 

 

「まさかの異口同音!?そして質問しているのに回答不可という理不尽!?マシュー!ヘルプ!ヘルプミ"ッ!?」

 

 

「ああっ、先輩!ごめんなさい、さすがに無理です。ブラヴァツキー夫人まで向こう側じゃちょっと無理です!」

 

 

あら?私たちが何か酷いことをしているかのような良いようですが……まあ良いですわ。あら……

 

 

「む、少し目を離したすきに何があった……?ええっと……おっぱ、いやマシュ嬢?」

 

 

「デミサーヴァントです!実はかくかくしかじか……」

 

 

また荊軻様ですか……。しかし、この方は以外とこのカルデア内では空気の読めるお方です。しばし私が黙っていれば自然と立ち去ってくれるはずです。それに、旦那様のすぐ側で静かに待っているのが伴侶として当然の立場なのですから……♡

 

 

「ふむ……触らぬ神になんとやら。では我々はここで『あの、申し訳ありませんお客様?お金を払っていただけますか?』…………マスター、何とかして支払いを頼む」

 

 

「マシュ……建て替えといてくれる?あとで払うから」

 

 

「すいません、今私もお金なくて……」

 

 

どうやら素直に立ち去ってくれるそうですね。

 

 

「じゃあ財布持ってって払って。サーヴァントの筋力で抑え込まれたらさすがに動けないし」

 

 

「なぁに?あたし達が無駄に力があるって言いたいの?」

 

 

「あのね、サーヴァントの筋力Eでも人間と比べると凄まじいの。そして君は俺の上に乗ってるわけだから動けないし、首筋に槍を突き立てられちゃ動こうとも思わないよ」

 

 

まあ御尤もですね。確か浪漫殿は《サーヴァントの筋力Eは、大人の男10人分に匹敵する力だよ。Dなら20人、Cなら30人と言った感じにね》と仰っていましたね……。

 

 

「じゃあ何?アタシ達がアンタを脅してるってことかしら?」

 

 

「そうともとれるけど、まずはどいてくれない?オレはマゾでもなけりゃ腹ばいになって床を愛でる異常性癖者でもないんだからさ……」

 

 

「旦那様?大丈夫です、私は旦那様がどんなに変態でも、受け入れてみせます!そしてそのあとは閨で共にしっぽりと……きゃっ♡」

 

 

「だから変態じゃないってば…………。あと閨云々はアウトだからね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「さて、お金は支払いましたが、どうするんですか、先輩?」

 

「まずはオレ腹減ったから飯食いたいんだが……。あ、そうだ。全員で料理対決でもやってみよう?オレはその中で優勝した料理を食べる、的な!」

 

 

「料理?私、料理なんてほとんどしたことないんだけど」

 

 

「その場合はエミヤさんに少しだけ手伝ってもらうよ。もちろん、包丁の持ち方や具材の切り方、ご飯の炊き方とかそのくらいだけだけどね」

 

 

「アタシはちょこっとだけだけどやった事あるから大丈夫よ」

 

 

「私もです。旦那様?清姫が頬も落ちてしまうほどの美味しい料理を作りますので、楽しみにしてくださいね?」

 

 

「ハハハ、期待しとくね。 じゃあ食堂に先に行ってて。オレは審査員を見繕って読んでくるから。あ、マシュは俺の部屋で待ってて。ちょっと用があるから。これ部屋のカードキーね」

 

 

「はい、分かりました。私は先輩の部屋に行きますので、みなさんは食堂へ移動をお願いします」

 

 

『『『はーい!』』』

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【さーて突如始まりました料理対決!カルデア内では珍しい戦闘が絡まないイベントでございます!

しかし参加するはサーヴァント、付け加えるとカルデア内でも屈指の問題児がおります故、緊張感が凄まじい!】

 

 

どうやら旦那様が連れてきた方の中に、あの作家様もいらっしゃったみたいですね。しかし、やはりといいますか……大声が過ぎると言いますか、少しうるさいですね………………焼いてしまいましょうか(ボソッ

 

 

【そして私こと、シェイクスピアの隣にいるマスター殿に今の気持ちをお聞きしましょう!今、どんな気分ですかな?】

 

 

【思いつきで動くのはアカン。はっきりわかんだね(ええ、皆頑張って美味しい料理を作ってもらいたいですね)】

 

 

【心の中の言葉と逆転してますぞ、今後注意をお願いします!さて、今回料理対決を行う方々をご紹介しましょう!】

 

 

【まずはNo. 1!惚れた方にとことん尽くします!されど嘘つきは地獄に落とします!清姫!】

 

 

「ああ、何を作りましょうか。魚の開き、豚肉の生姜焼き……いえ、やはりここは今夜のことも考えてすっぽん鍋にしましょうか!?ああ、旦那様の、とても……おおき【これ以上はお聞かせできませんので、次の方を紹介しましょう!】……チッ」

 

 

【No.2!歌って踊って戦うアイドル!当然料理も出来ちゃいます!エリザベート・バートリー!】

 

 

「あの時よりは美味しくなってるから、安心してね、マスター♡」

 

 

【No.3!魔術や神秘ならおまかせ!料理だって神秘の一部、どんなものだってできちゃうんだから!エレナ・ブラヴァツキー!】

 

 

「料理は初めてだけど、要は間違った組み合わせをしなきゃいいだけでしょう?なら定番で行けばいいだけよ!」

 

 

【さてマスター?全ての参加者が登場しましたが、この中で最も美味しい料理を作るのは誰だと思います?ちなみに我輩は清姫殿ですね、ハコイリムスメとやらは花嫁修業とやらで料理をよくしていたと聴きますしな?】

 

 

【うーん……確かに。だけどオレはエレナかな?定番で行くのはインパクトに欠けるけど、その分一定の評価を得られるしね。下手を踏まなきゃ、断然優位に立てるから。あとこの中で一番の常識人だし】

 

 

むむむ、これはいけませんね。旦那様の心がえれな様に向かっています…………これはだれが本妻なのか、思い出させなければ……!

 

 

【間違いなく最後のが本音でありますな。では、ここで各方々に作ってもらう料理を発表してもらいます!ではみなさん、順番に発表をお願いします】

 

 

「まずは私、清姫から。私ははんばぁぐなる物と、すーぷ、さらだなる洋食物を作りたいと思いますわ」

 

 

【ほほう?清姫様はたしか極東の日本出身と聞きましたが……何故洋食をお選びに?】

 

 

「前に旦那様にお好きな料理をお聞きになった時に、はんばぁぐが好きだと仰ったので……♡」

 

 

【あー、確かに言った。ハンバーグか……うん、間違いがなけりゃ大丈夫だね。作り方がわからなかったら、エミヤさんにつくり方を教わってね】

 

 

ああ、旦那様の気づかいが嬉しい……!ハッ!?ここまで気遣ってもらえるなんて……まさか、この勝負は旦那様が私を立たせるために……?!ああ、ああ……!!旦那様、旦那様、旦那様ああああああああああああ!!今夜、必ず閨に行き(ry

 

 

「次はアタシよ!アタシはステーキとサラダ、チーズと赤ワインを用意するわ!」

 

 

【ほほう?思ったよりシンプルなものを選びましたな〜。我輩はてっきり、和食などをお選びになるかと思いましたが】

 

 

「そっちも悪くないけど、こっちの方が手間がかからなくて良いのよ。中まで火が通るように焼いて、野菜を刻めばいいんだから」

 

 

【なるほどね。けどエリザ?肉を直接焼くような古典的な失敗はないようにね?】

 

 

「そ、そんなことしないわよ!?大丈夫なんだから、首を長くして待ってなさい!」

 

 

「(あっ、あかんやつやコレ)」

 

 

【えー、では次にブラヴァツキー夫人ですが…】

 

 

「私はカレーとサラダ、コーンスープにするわ。わかりやすい、作りやすいと良いでしょ?」

 

 

【うんうん、納得。そして安心感。カレーなら余程のことがない限り大丈夫だと思えるね。間違えてもおコメを洗剤で洗ったりはしないでね?】

 

 

「え?洗剤で洗っちゃダメなの?」

 

 

【あれ、なんかものすごく嫌な予感がしてきたぞ?実はこの中で一番の地雷持ちだった?】

 

 

【さて、ここからはcooking time!飛ばし飛ばしですが、調理風景をお楽しみください!】

 

 

ハァハァ……ハッ!?もう調理開始時間ですか!?では早速旦那様へ、愛情たっぷりの清姫特製はんばぁぐを作らねば……!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『さて、まずは合挽き肉、豚挽肉、玉ねぎに、すっぽんを……』

 

『えっと、お肉の厚みはどれくらいかしら……?まあこんな感じで良いわよね!30センチあっても問題ないでしょ』

 

『野菜を切って、あとは玉ねぎが透明になるくらい炒める……炒めるなら火力は強いほうが良いかな。じゃあ強火で5分くらいかしら?』

 

ーーーーーーー

 

『よし。では次はタネを焼いて……うん、良い匂いですわ。次はさらだですから、トマトとキュウリと……』

 

『えーと、チーズと赤ワインはこれで良いとして、私もサラダかしらね。お肉は焼けたかしら……?って真っ黒ー!?』

 

『ええっと、アクが出てきたらそれを取り除く。………………?アクって何かしら?あ、この白っぽいのかしら……えい。《ガゴォン!》あっ、鍋が!?』

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

トーキングルーム

※〔この部屋の中では自由に発言できます。参加者に声が聞こえることはありませんが、同時に料理風景を見ることもできません〕

 

 

「さて、料理の結果はどうなると思いますか、マスター?ちなみに我輩は大惨事になると思います。『悲しみが来るときは、短期ではやってこない。かならず軍団で押し寄せる』ものですぞ」

 

 

「うーん……一部不穏な空気を漂わせてだけど、清姫がまだ大丈夫そうだね。エリザのステーキはもう表面が丸焦げだし、エレナはなんか危ないし……。あ、なんか怖くなってきた。すいません、ちょっと席を外しますね」

 

 

「おっと、逃がしませんよマスター?このまま逃げることなど許されませんぞ、主に乙女たちが怒りますしね」

 

 

「逃げるんじゃなくて、ドクターから胃薬もらってくるんですよ。 てか、逃げたら炎の竜とハウリングボイスとUFOが襲ってきますから、そもそもの選択肢に入れてませんし……」

 

 

「それは失礼。しかし、胃薬を飲んでも耐えられるとお思いですかな?」

 

 

「きっと無理。あ、ハサン先生。ブーディカさんとエミヤさんに何か優しい味の料理をお願いしてもらって良いですか?ちょっと胃が心配なので…。あ、ありがとうございます。」

 

 

「マスターの心残りも無くなったことですし、調理室の様子を見てみましょうか。さて、蛇が出るか竜が出るか……」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『よし、あとは盛り付けて……完成です!

旦那様、見ていらっしゃいますかー?旦那様のためのはんばぁぐが完成いたしましたわー!』

 

 

【どうやら清姫様は完成したようでございますね。遠目から見た限りでは、なんの遜色もない普通のハンバーグですが……】

 

 

【うん、ちょっと何が混ぜ込んであるか心配。あー、清姫?そのハンバーグには何が混ぜ込んであるんだい?】

 

 

『旦那様に精をつけてもらおうと思いまして、すっぽんとニンニクを混ぜ込んであります』

 

 

【あ、思ってたよりは普通だ、すっぽんはアレだけど。ニンニクで臭みとかは取れそうだし、薬味として使われることもあるから大丈夫そうだ。あとのスープとサラダは……】

 

 

『エミヤさまにお願いして、こんそめすーぷとすてぃっくさらだ?なるものを用意しました。これなら旦那さまの好みに合うと仰られたのですが……』

 

 

【エミヤさん、グッジョブ!キュウリと味噌が多ければなお良し!】

 

 

どうやら満足していただけたみたいですわね……!もはやこの勝負、この清姫が貰ったも同然です!最後は愛が勝つのですから!

 

 

【マスターはまるで日本の河に住むと言われる童のようですな……まあ構わないのですが。さて、他のお二人はどうですかな?】

 

 

『アタシも出来たわ!ちょっと焦げちゃったけど、これでも食べられるわよ!口直しのチーズと赤ワインは最高級のものを用意したし、これでアタシの勝利は確定ね!』

 

 

『私もできた!ちょっと形は悪いけど、完成よ!』

 

 

【ふむ、どれどれ?………………これは……】

 

 

【エリザベート殿のは……黒く焦げた肉ですかな?焦げた部分がちょっと以上の気がするのですが……】

 

 

【…………エリザ、試しに中がどれくらい焼けたか見せてくれる?】

 

 

『良いわよ。それっ!』

 

 

ザクン!

 

 

あとドラ娘……何を血迷ったのか、思いっきり槍で切りました……。普通に包丁を使えばよかったのではと思いましたが、よく考えれば、厚さが30センチもあって、しかも外側が焦げてカチコチになってるお肉を切れる包丁なんてほとんどありませんね……。

 

 

【…………中は普通に焼けてるか。なら良いかな、少し安心したよ】

 

 

【そしてエレナ殿はそれは……………………作るのは…カレーだったのでは、ないのですかな?】

 

 

『これもカレーよ!何時ぞやだったか、カソックを着てるくせに、カレーの匂いを染み付かせたシスターに出会った時に教えてもらったカレーよ。あとは概念礼装の神父が《このレシピのものを乗せると良い》って渡してくれた料理を乗っけたわ!』

 

 

あれは……何でしょう、とにかく赤黒い……餡のようなものがカレーにかかってます。なにやら豆腐のようなものや、ひき肉、細かく切った鷹の爪を見るに……麻婆でしょうか?しかし、赤すぎて目がチカチカしてきますわね……目が辛いですわ……(泣

 

 

【これは…………具材にジャパニーズトーフが入っている…………?】

 

 

【なんか謎当てゲームみたいになってるけど、間違いなくあれだよね。エレナさん?今度から概念礼装の神父の言うことはほとんど無視して構わないから。】

 

 

『あれ、顔見知りだったの?』

 

 

【うん。1度彼の作った麻婆を食べたんだけど、危うく三途の河を渡るところだったよ……。

ん、どうしたのエミヤ?…………うん、わかった。えーと、エレナさん。今からエミヤさんがそっちに行くから、そのレシピを渡してあげて】

 

 

『はーい』

 

 

【じゃあ、今から試食するかな。今からそっちに行くから、ちょっと待っててね。】

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

大会は次回に続く!




お待たせしました……そして遅くなって申し訳ありません。

ネタが出てきませんでした……。今後はいろんな本を読んでネタ出しに勤しみたいと思いますので、更新ペースが2週間に1話ほどになると思いますー今後とも『カルデアの1日』をよろしくお願いします。

さて、FGOではジャンヌオルタ、贋作英霊第5章、一部英霊のモーション変更、zeroコラボ、そしてイスカンダルとアンリマユの実装ですね。だいぶ前の話題になってしまいましたが……(汗
作者は頑張ってジャンヌオルタを出しました。諭吉さん3人ほど飛んで行きましたが……(汗

5章は面白かったですね!ラーマ君が完全にいじられキャラだったし、李書文とスカサハの一騎打ちがあったり……!ランサー兄貴がオルタニキになって来たのは驚きで目を白黒させてました(笑
だがエジソン。テメーはいろんな意味でアウトだ(真顔

イスカンダルは作者は諦めました。呼苻つぎ込んでもこないし、10連やれる分のお金はないし……。まあ次の星5確定ガチャが来るまで待ってます。アサシンエミヤと大量のソラウは来たんですけどね…。

zeroコラボは作者はほぼ完クリしました。交換してないのは各ピースとモニュメントくらいですね。正直、最初はクリアするか迷いましたが、楽しんでクリアしました。ストーリーもよかったし、参加してよかったです。

アンリマユは星5より出る確率低いとかの話ですね。確かに低すぎです。普通に来ませんでした。出る確率絞りすぎィ……

おっと、話が長過ぎました。これから1週間足らずできよひーの話は終わらせます。次はエミヤさんの1日にする予定ですので、お楽しみに!

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