おっと、ここまでにしますか。作者は沖田さん持ってないのでうまく性格を反映させられてるかわかりませんが、頑張って書きましたのでお楽しみ下さると嬉しいです。では、どうぞ!
おき太さんの1日
どもー!みんな大好き、新撰組一番隊隊長の、沖田さんですよー!
……え?体が透けてる?ああ、別に気にしないでください。ええっと……霊基骨子?だとかなんだとか、むつかしい話になるので、そんなのは川にドボン!です!
では、私の生活を紹介します!
まずは朝、7時〜8時の間に起床、身嗜みと朝食をとり、9時にドクター浪漫のもとで喀血を抑える薬を頂きます。その後は自由なので、マスターのお知り合いにお呼ばれしない限りはいろんな事してます。小次郎さんと話してたりだとか、鍛錬してたり、ノッブと喧嘩してたり、牛若丸さんとスイーツ食べたり……生前にはあたり出来なかったことしてますね〜。そして夜の7時には夕飯を食べて、早めに就寝。これが私の1日です。
で、今は……
「え、ランスロットさんも頑張ればいけるかもって?」
「■■■■■……」
「マシュさん、翻訳お願いします」
「はい。『コツはない?』と」
「コツねぇ……なんていうかこう、すんごく早く突くのをイメージするんです。だりゃりゃぁ!って。後は練習しかないですね」
「■■■……?」
こんな感じで、他のサーヴァントの皆さんとお話ししてます。今はランスロットさんが私の三段突きに興味を持っているそうなので、いろいろ説明しているところです。
「あの、流石にそれはコツとしてはどうかと……」
「と言われても、私もコレ、どうしてこうなったのかわかんないんですよ。戦場で偶然こうなっただけなんですから、術理とかわかんないですね」
「■■……」
「偶然……ですか?」
「はい。銃の弾が尽き、仲間も次々と倒れ、あとは刀しかないって時に、がむしゃらで刀振ってた時に起きたんですよ?目の前に敵が何人もいて、刀を振り上げていて、自分が刀を持っていたらマシュさんならどうしますか?」
「それは……」
「私は『全力で斬りつけて突き刺す』です。
戦場なんて死ぬか生きるかしかないんですから、下手に守るよりも全速力で倒す方を選んだんです。で、全力で突き刺したら三段突きが出来た。それだけなんです」
「■■■■■■」
「……小次郎さんと似てるんですね。彼は燕を斬ろうとしてあの技になりましたが……」
「私は人を斬るうちにこうなった……というわけです。ですから私は殆ど何も教えられないんですよ。私ができるのは人斬りだけですから」
そう自嘲気味に話して、思い出を振り返りました。田舎の子供たちと遊んだこと、初めて人を斬った時のこと、近藤さんや土方さんたちと出会った時のこと、数多くの浪士たちを斬ったこと、任務が終わってみんなで宴会をした時のこと……。今となっては懐かしい思い出です。
ですが、自分で言ってなんですが人斬り以外だと何もできないというのは、やはり少し寂しいですね……
「■■■■■、■■■■、■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■」
「え……?……あ、確かにそうですね」
「……?あの、なんですか?」
「ランスロットさんは、『ありがとう。それでも、君も教えられることはある。君は優しいから』と」
「……優しいだけじゃ、何もできませんよ」
「■■、■■■■■■■■■」
「『いや、心を温かくできるさ』……と言われてます」
「……え」
心……を?
「確かに、私もランスロットさんの言う通りだと思います。いかに凄まじい戦闘技術をもっても、心を温めることはできません。優しさは、戦いには使い物にならないかもしれませんが、どんな人でも温めることができます。沖田さんは、お侍さん以外だと教師とかが似合いそうですね」
「ぇ……。や……あの……その……」
な、なんでしょう、なんか凄く気恥ずかしいのとか嬉しいのとかいろんな感情が湧いてきて……こ、言葉になりません!あああ、多分顔真っ赤になってるんだろな、恥ずかしい……!
「あーうー……んっ、んん!そ、それより三段突きのコツでしたね!さっきも言いましたが練習あるのみですよ!マシュさ……デミサーの姫さん!訓練室使わせてもらいますね!」
「デミ!サーヴァント!です!さっきからちゃんと名前で呼んでたのになんで急にボケたんですか!?訓練室は使っても良いですけど、ちゃんと誰か着いていかなくては『んっ、ああ〜、テステス、マイクテス。えー、マシュちゃんとマスター君にドクターから連絡でーす。2人共メディカルチェックの時間だからすぐ来ること、あっと、それと信長ちゃんが私の部屋で少しうるさいから沖田さん、回収しに来てくださーい。以上、ダ・ヴィンチちゃんからの放送でした〜♩』…………」
「…………………………」
「■■〜…」
「……なんかいつもすいません、うちの馬鹿がご迷惑かけて」
「あ、いえ。気にしないでください。仕方ありませんから……」
……なんだか、急にやる気なくなっちゃったな…………。なんで、だびんちさんの声を聞くと急にテンションが下がるんでしょうね。
「ええっと……。そういう訳で、私はあの馬鹿とっちめてきますので」
「アッハイ。私も先輩とドクターの元に行ってきます。あ、ランスロットさんも一緒に来ますか?」
「■■■■」
「了解しました、では行きましょうか。沖田さん、また後で」
「はーい。じゃあね〜」
廊下を歩いていく2人に笑顔で手を振りながら答える。それにしても、侍でなければ教師が似合う、か……。
「……いやいや、ないない。私そもそもそういうキャラじゃないですし、ありえませんからね」
もはや英霊となっている私たちに、もう『もし』なんて言葉は意味はありません。もう死んでいるのですから、聖杯でも使わなければそういった『もし』は叶えられません。
…………けど、そうですね。『もし』戦うこと以外を願うならば、それはきっと…………
「……………………変な考えはここまでにしますか。さっさとノッブ連れてかないと、連帯責任で私まで怒られちゃいますしね。もー、私あの馬鹿の親じゃないんですけどね〜」
軽く頭を振って脳裏に浮かんだ映像を振り払う。そう、あれは夢。ただの理想、妄想の類いです。夢は夢のままが美しいのですし、願いにするべきことではないのです。
少し駆け足気味にショップへと私は走り出す。きっとだびんちさん、笑顔のまま、青筋たてて怒ってるんだろうな〜……とか想像しながら……。
いかがでしたでしょうか?ちょっと短めになったうえ、1話で完結しちゃいました。最初はマシュと同じように数話に分けて投稿しようと思ったんですが、さすがに持ってない鯖では難しくて出来ませんでした……ごめんなさいm(__)m
さて、リアルでゴタゴタしている間にお気に入り件数が40件超えてました。まさかこんなにお気に入りしてくれる人がいるなんて……胸の奥がすごくあったかくなりました。ありがとうございます。
さて、次のサーヴァントはまだ決めていません!ので、感想に「この鯖の話聞きたい!」と書き込んでくれれば、もれなくその鯖の話を頑張って作り上げます!ですので、ドシドシご応募お待ちしてます!
FGOでは遂に本日から高難度イベ&アヴェンジャーの実装ですね!
ルーラーに相性が有利なサーヴァント……ん?ルーラーって……ジャンヌ、オルタ、天草しかおりませんやん?…………………あっ(察し
まあそれは置いといて、天草ガチャはどうでしたか?私はスカでした(笑 ) 単発6回程度じゃあ流石に当たりませんよね〜、そりゃそうだ。
さて、新しい話を作るために、ここまでにしときます。
次は誰出そうかなぁ……。ブーディカも良いし、誰イオスも良いかもなぁ……。あ、シチュエーションも考えなきゃ!
いやぁ、大変だなぁ。だけど楽しいし、頑張んないとなぁ!(嬉々)