大変お待たせいたしましたー!
とりあえず一話分書けたので投稿いたします!
なお、この小説は門の閉鎖で一度完結となります。
後は外伝や後日談をちょくちょく書く予定です。
その日、程度の差こそあれ地球と特地双方の世界が震撼した。
双方の世界において、神よりの託宣が下ったのだ。
その内容とは、日本のもっとも新しい神が特地の冥府の古き神を下し、冥府に封じたということ。
以降、よほどのことがないかぎり大きな介入はないということ。
そして、『門』による世界そのものへの影響について。
このまま『門』を維持すれば双方の世界に大きな影響を与え、最悪世界が滅びかねないということ。
『各国天文台より衝撃の発表! 星が動いていた!?』
『米・露 観測及び分析結果が判明するまで静観の構え』
『英国皇太子 円卓縁の地を訪問』
『中国 日本に特地調査チームの派遣を再度打診か?』
『歴史的快挙か新たな火種か 宗教紛争地帯において銃声途絶える』
『WHO 日本への駐在チーム増員を発表』
『遅すぎた恐怖の大王! なにがおこるのか!?』
地球各国のメディアはこぞって『門』の影響について、これからの各国の対応について報道を繰り返し。
地球は未だかつてない混乱に満ちていた。
一方特地においては『門』の影響についてよりも、古き強大な神であるハーディの敗北と、それをなした異界の神についての衝撃のほうが遙かに大きく響きわたっていた。
各地に存在する戦いの神エムロイの神殿、及び神官たちによって布告されたその宣言は盟約の神デルドートにより保証され。 復讐の神パラパンによって賞賛されたことで事実であると人々に認識された。
敗北したハーディについては、その身を完全に冥府へ封じられ。 現世へ干渉する手段の大半を剥奪されている。
ただし冥府及びその機能については、特地の神々によって保証されていた。
そして。
八眼童が自身の権能及び領域として告知したのは、『死者への最期の報い』、そして冥府と現世の狭間である『黄泉路』であり、『誰彼時』。
今まで特地のどの神も自身の領域として指定していなかったため領域そのものについては混乱もなく受け入れられたが、『死者への最期の報い』については特に復讐の神パラパンとの間で争いが起こるのではないかと思われた。
が。 ハーディへの報復がいたくお気に召したらしい復讐の神パラパンから、快く自身が担当する復讐の権能を『生者の復讐』と『死者の復讐』にわけ、『死者の復讐』が八眼童に譲り渡されたことで特に混乱もなく事態は解決した。
現状大混乱に陥っているのはハーディに関連する神殿や神官達であり、それは外部からの要請に対応どころか取り合うことも難しいほどである。
そう、つまり帝国はこの時点で、ハーディの加護という八眼童に対抗する後ろ盾を失ったのだった。
やってやったぜ!!
いやぁ、最後の瞬間まで本当に気が抜けない戦いですた。
あの戦いをものすごく簡単に例えるなら。
遊ぼうぜ! おまえ自機側でわたしラスボスな! と『最終鬼畜弾幕ゲー』を始めたハーディにたいし。
いいぜ! ただしフ○ムな!
とゲーム機本体イジってソフトを入れ替え、
騙して悪いがおまえが自機側なんでな、死んで貰おう。
と、フルスペック全盛期かーちゃん with 艦載上限一杯の某乙女&ハイランカープレイヤー操作次世代機軍団にハーディを単騎で挑ませたようなもんである。
もちろん操作機はⅤ装甲核で。
ちなみにコントローラー投げ捨てて場外乱闘してくる可能性も考えて鬼のように強い方々(比喩でない)にも待機して貰っていたし、まぁ慈悲はないよネ!
なお、ハーディが自力で復活できないように復活できる条件もこちらですでに決めて、縛ってあったりする。
ハーディにも伝えてあるから、今頃どうやって条件を満たすか四苦八苦しながら考えてるんじゃないかな。
その条件は実に簡単で、単純明快。
自身の伴侶に、冥府の奥底にいる自身を地上まで連れ出して貰えばいい。
当然その間のハーディは、すべての力と自身からの行動の全てを封じられ。 さらにハーディに恨みを持つ存在全てからの嫌がらせのフルコース(ただし直接的な危害を加えることは無い)を味わう羽目になるけどな!
そして伴侶に課せられた禁則事項は六つ。
・ひとつ、冥府の物を口にしてはいけない。
もちろん水も駄目だ。
道中は酷い飢えと乾きに苛まれるだろう。
・ひとつ、答えてはならない。
語りかける声に答えることも、助けを求める子供に手を差し出すことも許されない。
選んだのはハーディただ一つなのだから。
・ひとつ、離してはならない。
ハーディを連れ出す際はその手を握り、決して離してはならない。
繋いだ手が握るのは、神事に賭ける己の命である。
・ひとつ、見てはならない。
神事を開始してから完了するまで、自身の前方以外を見てはならない。
振り向くことも、ハーディの姿を見ることも許されない。
その光景は生者の魂に耐えられる物ではないのだから。
・ひとつ、逸れてはならない。
正しい道順をたどらなければならない。
逸れれば最後、二度と還ることはないだろう。
・ひとつ、遅れてはならない。
決められた時間以内に神事を完遂せねばならない。
越えれば二度と現世に還ることはないだろう。
冥府とは本来、生者が訪れる場所ではないのだから。
しかも失敗した伴侶は身体を失い、ハーディの伴侶として冥府に囚われる模様。
さて、何人目で無事連れ出されるかな?
たとえ何人目かで成功しようとも、失敗した伴侶は冥府に囚われたままだ。
その分だけ冥府で伴侶達と過ごすことになる。
たとえば5人目で成功したとするなら、4年間冥府で伴侶達と過ごし、1年間現世で伴侶と過ごすことになるだろう。
実に楽しみだ。
彼の神がいかな過程を見せるのか。
実に、楽しみだ。