もしかしたら、番外編じゃなくて11話が原因の可能性もあるけど。でも、番外編が原因だと思うので今後は番外編は書かない方向で。海の日とか琴里の誕生日とか考えてましたが、また減るだろうから。書いて減るとわかってると気力が出ませんし。どうなんでしょうか?
「どうやって精霊になったの?」
「もともと、精霊だったらしいですよ。真那の体質で完全に封印されてたらしーんですけどね」
「なるほどね。じゃぁ、精霊になっちゃったことだし、真那捕まえればいいかな?」
「あぁ、そう言えばSSSのメンバーが捕まってるんでしたね。でも、真那が捕まってもたぶん解放されませんよ。或いは一人だけしか解放されないオチですよ」
二人はそんなことをしゃべりながら、互いの武器を振るって戦っていた。しかし、真那はリーチがあるのに対して、アルテミシアは手数があるためこれといった決定打が無い状態が続く。
「なんでそんなことが分かる訳?そもそも、精霊一人連れて行けば三人とも解放してくれる約束だよ」
「そうですか……じゃぁ、なんで三人が捕まってるんですか?だいたいあなたがDEMに来たのは真那が拾われた数年前でしたよね?」
「あー、うん。そう言えばそんなに経つんだね。<シスター>を連れていく案もあったけど、その時にはすでに検査とかあって連れ出せなかったからね。三人が幽閉されてるのも精霊との戦いで大怪我したから治療のために大きな病院に行ったら……」
「で、いくら経っても戻ってこなかったと」
「うん、そんな感じ。探したんだけど、どこにいるのかもわかんないから」
三人が人質になった原因が何とも言えず、真那は頬を掻くとアルテミシアも苦笑いを浮かべる。
注)戦ってます。
「そう言う訳で、真那協力してくれない?居場所がわかれば後はこっちで処理するからさ」
「嫌ですよ。真那にもこの後の予定があるんで」
「そこをなんとかしてほしいんだけど」
「断ります!」
「よし!じゃぁ私が無理やり連れてく!」
「人の話を聞いてくださいよ!」
アルテミシアはそう言って一人納得すると、真那は文句を言う。アルテミシアは真那に向かってクローを振るうと真那はガードし、その反動でアルテミシアは真那から距離を取る。
「そう言う訳だから本気で行くね。起動――<スサノオ>」
アルテミシアが懐からドックタグを取り出すと起動させる。<フェンリル>が光り輝くと四散し、代わりに金の甲冑のような形状のCRユニットを纏う。四肢と身体の中心には透明な結晶があり、その手には一振りの剣が握られる。
「見たことねーCRユニットですね。それに、今出すってことは今までのより強いってことになりますかね?」
「そうゆうこと。まぁ、怪我しても治してあげるから安心してやられてね」
アルテミシアが言って空を蹴り真那に接近すると、真那も<月華狩人>を構える。互いの武器がぶつかり、そこから連撃が繰り広げられる。
真那はその攻撃を全てガードするが、一発一発が重くて反撃に移ることが出来ない。
だから、互いの武器がぶつかった瞬間に真那は手に力を込めてアルテミシアの身体を押すことで距離を無理やり離し、
「<
直後に能力を解放させる。すると、持ち手の結晶が透き通った黒色に染まり、鎌の刃が九十度曲がり片刃の剣のような形状になる。
真那の天使の形状が変化したことにアルテミシアは警戒するが、自身のCRユニットの性能に自信があるのかすぐさま接近して上段斬りをする。
真那も剣になった<月華狩人>を握り直すと、空を蹴って接近して剣を横薙ぎする。互いの剣がぶつかり、真那の剣の威力が上回りアルテミシアの剣を弾く。真那はせっかくできたチャンスなのでアルテミシアのCRユニットを破壊してしまおうと思い、がら空きのアルテミシアの胴に剣を叩きこむ。
アルテミシアは、まともに喰らったらヤバそうだと感じ、
「これはまずいね。モード【玄武】」
攻撃を喰らう直前に言葉を発する。すると、透明な結晶が緑色に輝く。
剣が触れる直前に、何か硬いものに触れてアルテミシアの身体に触れる直前に剣が停止する。
「はて?」
「よし!とまった。じゃぁ次。モード【白虎】」
アルテミシアは強化した随意領域による防御に成功したことに反応すると、続いて別のモードに移行して結晶が白く輝く。その状態で剣に力を込めて振るう。
真那は剣を引いてガードするも、やたらと重く真那は地面に叩き付けられる。
「いたた、急に力が上がりましたね」
「これ攻撃力上げるモードだから。てことで、モード【朱雀】」
真那の真上でそう言うと、白から赤に変わりアルテミシアの姿が一瞬で消え、目の前に現れる。
「これスピードアップね」
「そうですかっ!」
真那は立ち上がると同時に目の前に現れたアルテミシアに向かって剣を振るう。サッとバックジャンプして回避するとそこからさらに空を蹴って反転して真那に向かって剣を振るう。
身体をひねって攻撃を避けると、剣を両手で持って一気に振り抜く。アルテミシアはひょいっと後方に飛んで回避すると、そのまま剣から斬撃が飛びアルテミシアに襲い掛かる。
しかし、アルテミシアは随意領域を足元に張って空を蹴って斬撃を回避する。
「危ない、危ない。まさか斬撃が飛ぶなんてね。そんなわけで、モード【青龍】」
アルテミシアは額を拭う素振りをすると、赤から青に結晶の色が変わる。幻武が防御、白虎が攻撃、朱雀がスピードを上げたので青龍で何が上がるのかという疑問を持ち、一応警戒する。すると、手にしていた剣が中心から分かれて二振りの刀になり、魔力を帯びる。
その状態でアルテミシアは真那に向かって剣を振るう。その際に朱雀ほどではないが速度が上昇していた。
真那は剣で一本目を弾くと続いて二本目が来る。それを、空いた左手を前に出すことで、自身の目の前に霊力の障壁を生じさせて攻撃を防ぐ。
ならばと、アルテミシアは二本の剣を無尽蔵に振るって攻撃し、真那は剣と障壁で全て防いでいく。
すると、唐突に真那の結晶の色が黒から透明に戻り、障壁が消滅して剣から鎌に戻ってしまう。
突然の消滅だったことで、真那は剣をガードし損ねてもろにくらい吹っ飛ぶ。霊装のおかげで怪我は無く済んだが痛かった。
「うぅ、時間切れですか。なら<
真那は身体を起こすと、透明な結晶が橙色に染まり真那の周囲を風が包む。
真那が鎌を振るうと風の刃がアルテミシアに向かって飛んで行く。しかし、アルテミシアは周囲に随意領域を張って防ぐと、真那に向かって接近し、真那は鎌に風と霊力を纏わせて刃を一回り大きくして迎え撃つ。
二人は武器を高速で動かしてぶつかり合い、その余波で周囲の地面が削れていく。
互いの攻撃が一向に決定打が無いまま進み、真那は埒があかないからとアルテミシアの攻撃を風で止めて、がら空きになった胴に<月華狩人>を振るう。
アルテミシアは随意領域を張ってガードするが玄武よりも防御が低いのでガードしきれず吹っ飛ぶ。随意領域を張っていた為傷は無かったが。
吹っ飛ぶアルテミシアの先回りをして鎌を振るい、アルテミシアは空中で身体を回して双剣を重ねることで挟んでガードする。双剣で挟んだ状態で蹴りを行い、真那は形成した刃を解いて鎌の固定を外して距離を取る。
「ありゃ、逃げられちゃったや。それにしても青龍もダメとなるとどうしたものかな?」
「じゃぁ、諦めてくださいな」
「よし、たぶん行ける気がするからあれをやってみよう」
「はぁ、聞く耳持たずですか。なら、真那もあれでいきましょうか」
アルテミシアがどうしたものかと悩んでいたので真那がそう言ったが、真那の言葉を無視して次の手に移ろうとしているのでため息をつくと、真那も別の能力を発動させることにする。
ちょうど、【栄光】の効果も切れて透明な結晶に戻ったので。
「いくよ!モード【
「いきますよ!<
アルテミシアが言った直後結晶が黒く染まり、足の装甲が白い獣の足のような形状になり、腰に龍の尾のような青いもの、背に赤い翼、両腕に緑の亀の甲羅のようなバックラーが装着される。そして、手には一回り大きな大剣が握られる。
対して、真那の方は背に直径三十センチほどの円が四つ出現し、真那の青い瞳が月のような黄色に変わる。
すると、半月のような半分が真っ黒でもう半分が光り輝いている左右対称の2つの円から月のような輝きの翼が形成される。
続いて、満月のように輝いている円が<月華狩人>に触れると片刃の大鎌からサイスのような両側に刃が付いた形態に変化し、刃が一回り大きくなる。
真那は柄を握り直すと、アルテミシアに向かって振るい、アルテミシアも大剣を振るって迎え打ち、両者が衝突することで衝撃が発生して周囲の空気が震える。
威力が互角なのだと理解すると、手数で押し切ることにして、身体を一回転させて逆方向から振るい、アルテミシアもそれを大剣で受け止める。
大剣で受け止めると、足に付いたクローで真那の身体に攻撃をして、真那はクローの横を蹴って攻撃をいなすと、手に力を込めて押し返して翼をはためかせて距離を取る。直後、サイスを振って斬撃を飛ばす。
「そんな攻撃効かないよっ!」
アルテミシアがそう言うと両腕のバックラーが外れて前に移動する。直後、緑のバックラーが巨大化して盾になることで斬撃から身を護る。
「それ盾だったんですか?となると、戦略を変えないといけないですかね?」
「さぁね。ここからさらに攻めるかな?」
アルテミシアが腕を振るうと、バックラーの中心が横に割けて一つは隙間から爪のようなものが出て来てスライサーになり、もう一つは砲門のようなものが四方向に伸びてビットになる。
スライサーが真那に向かって飛んで来て、その後ろから魔力の弾が放たれる。
真那は自身の前でサイスを回転させてそれらの攻撃を弾くと、アルテミシアは天高くに大剣を向けていた。
「これが私の奥義、アマノハバギリ」
そう言うと、大剣が魔力を帯びてさらに数倍もの大きさに伸びてそれを降り下ろす。
真那はあれをまともにガードできる気がせず、回避しようと思うがビットとスライサーが真那の行動の邪魔をして、回避するのがままならなくなる。
真那は仕方なく霊力障壁を何重に張ってガードを試みる。
障壁と大剣がぶつかり合い、拮抗する。
しかし、スライサーとビットの攻撃にも障壁で対応している為、徐々に押され始める。そして、障壁が砕けて真那は魔力の放流に呑まれ、そのまま大剣は地面をも斬り裂く。
結果、砂煙が巻き起こって真那の姿はアルテミシアからは見えなかった。
「あっ、ヤバ。真那ぶった斬っちゃった」
「あー、いえ、斬られてねーんでその心配はねーですよ」
アルテミシアが頬を掻いてまずそうな顔をすると、真那がサイスを振ったのか砂煙が吹き飛び、外套の一部が破れていたがこれといった怪我は無さそうだった。
真那が無事だったのは、新月のような真っ黒な円が真那の前に移動して真那を護り、さらにその上に翼を重ねて斬られる事態だけは避けていた。しかし、完全には防ぎきれず地面に叩き付けられたりはしていたが。
パタパタと外套に着いた砂を掃うと、真那は「ふぅー」と息を吐く。
「さて、さっきはなんとかなりましたけど……次は危なそうですかね?」
「じゃぁ、もう一発ッ!」
「殺す気ですかっ!?」
「あっ、そうだね。危ないか」
アルテミシアは真那のツッコミでハッとしてアマノハバキリの構えを止める。
これで、とりあえずアマノハバキリが使われないと安心すると、アルテミシアは自身の上で大剣をクルクル回し、
「じゃぁ、これで行くかな?ヤクサノイカヅチ」
そう言うと、上空に雷雲が立ち込め、ランダムに雷が落ち始める。真那は雷を見ながら回避して、それでも無理なものはサイスで斬り裂く。
「てか、なんであなたまで雷の被害受けてんですか!?」
「うーん、この技は雷雲を発生させる技であって、操れないからねー」
真那が雷の対処をしていると、アルテミシアにも雷が降ってきていた。
雷を降らせるとか迷惑だなと真那は思うと、真那のもとに雷が同時に大量に降ってくる。回避が困難だと即座に判断すると、真那は自身の真上で<月華狩人>を回転させて自身に雷が直撃しないように身を護り、触れた雷は直後に吸収されて消失する。
「えっ?それって雷吸収できちゃうの?」
「あっ、そう言えばこの能力あなたの前では、まだ使ってなかったんでしたね」
アルテミシアと精霊の姿で戦うのは初めてだったし、この戦いでは一度もエネルギー系の攻撃が無かったので真那はそんな反応をする。
雷の間を縫って、時々吸収しながらアルテミシアに接近してサイスを振るって大剣でガードされるが、手に力を込めてこのまま押し切ろうとする。
「あー、めんどい」
このままでは押し切られると思ったのか、アルテミシアはそう呟くと右足を振り上げ、真那の身体を足のクローで裂こうとする。
真那はそれを持ち手の部分で防ぐと、若干手の力が弱まりその一瞬の隙にアルテミシアは距離を取る。
「さっきは止めたけど、たぶん喰らっても生きられるよね?」
「知らねーですよ」
「じゃぁ、そうゆう訳で」
「はぁ、またですか。なら、真那も覚悟を決めますよ」
アルテミシアが大剣を上空に掲げると、魔力を纏い伸びていく。そして、一発目よりも大きく長い魔力の刃を形成していた。
「いくよ!アマノハバキリ!」
「<
アルテミシアが大剣を振り下ろし、さっきより威力がヤバそうだなぁ、と真那は思うとそう言って、新月の円と二つの半月の円を合わせた三つも刃に加わり闇色の霊力を纏い巨大な刃を形成する。それを一気に横薙ぎをして大剣とサイスがぶつかる。
そして、拮抗すると思われるも一瞬で片が付いた。アルテミシアの魔力の刃が消滅して、真那の天使に吸収される形で。
「えっ!?」
アルテミシアが驚愕の声を上げると、真那はそのまま振り抜き、アルテミシアの身体を闇色の刃が斬り、アルテミシアの身体が真っ二つに……
「あれ?」
「そりゃっ!」
なってはおらず、そのままアルテミシアの身体を通り過ぎていくのだった。そして、半周すると停止する。
真那は小さく息を吐くと、<月華狩人>の中から四つの円が出て来て、元の形状に戻り半月の円から翼が出てくる。
斬られたはずなのに外傷が一切無くアルテミシアは困惑すると、唐突にCRユニットのスラスターが停止して、アルテミシアの身体が地面に向かって落下する。
あわててCRユニットを動かそうとするが、うんともすんとも言わなかった。
そんなアルテミシアを見て真那が満月の円を移動させてアルテミシアの真下に配置させてアルテミシアの落下を止めると、口を開く。
「あなたのCRユニットの魔力を全ていただきましたんで、もうそのユニットは動かねーですよ」
「はぁ、そうみたいだね。はぁ、つまり、真那は私を倒そうと思えばいつでも倒せたわけね……で、私を生かしておく理由は?」
アルテミシアは何度も起動させようとするが一切反応が無い為、真那の言葉が本当なのだと理解してため息をつく。すると、真那の行動に疑問を持ってそう言葉にする。
「逆に聞きますけど、真那があなたを殺す理由は?」
「ん?精霊を護るためとかじゃないの?」
「ですけど、CRユニットを無力化すればもう手立てが無くなるはずですよ。あなたはCRユニットが無い状態で精霊に向かうほど馬鹿ではねーと知ってるんで。それに、DEMに居た頃からあなたには結構お世話になってましたしね。真那的にあなたのこと嫌いではねーんで」
そう言うと、徐々に高度を落して地面に足が付く高さまで来るとアルテミシアは円から降りて地面に足をつく。
「さて、私はどうしよ。<フェンリル>じゃ今の真那には勝てない訳だし……」
「あなたと戦う気はもう真那にもねーですよ。と言う訳で、<
アルテミシアがどうしたものかと悩んでいると、真那はもうアルテミシアと戦う気が無くそう返す。次いで<月華狩人>の能力を使い、持ち手の結晶が灰色に染まる。すると、<月華狩人>が円を描くように曲がり、その円がモニターのように映る。
「えーと、幽閉されているのは、アシュリー、レオノーラ、セシルの三人ですよね?」
「ん?……あ、うん」
「了解です」
真那が確認をすると、手をかざすことで円から情報が映し出される。
それを真那は見ていくと、アルテミシアに向かって話しかける。
「なるほど、三人のいる場所が分かりましたよ」
「ほんと!?……できたら教えてほしいなー、なんてね。精霊たちを襲っておいて、都合よすぎるよね」
しかし、その情報を真那がアルテミシアに教えるメリットが無いので、アルテミシアは「教えてもらえないんだろうなー」と思いながら頬を掻く。
「お三方ならロシアにあるDEMの支部にいますね」
「え!?ほんと?てことはあそこも共謀してたんだ」
「まぁ、そう言うことですね。で、どうしますか?真那を捕まえるか、強行するか」
「うーん、どうしよ?真那捕まえるのは無理な気がするし……」
「じゃぁ、こういうのはどうですか?」
そして、悩んでいるアルテミシアにある提案をするのだった。
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「ふふっ、私の力をもってすればねぇ」
『ストラーイク』
「だまし討ちですかっ!」
「ならば私もこの一撃で仕留める!<ブリューナク>!」
「そう。じゃぁ、私もぉ。【
次回 “千花VSエレン”
四神シリーズパート2"スサノオ"今までの四神の能力を引き継いだ機体。四神関係ないけど。なんとなく思い付いたです。見た目のイメージは、SAOのアリスの装備ですかね?
本当は今までの四体を合体ロボットにする案もありましたが、巨大ロボは巨大ロボで戦わないとあれですし。そうしないと、十香の最後の剣で斬られるオチになりますし。
まぁ、<フラクシナス>を変形させればワンチャン?いや、ないですね。千花ならやりかねないけど・・・。注)本編ではやりません。
では、また来週。ノシ