デート・ア・ライブ パラレルIF   作:猫犬

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どの曜日に更新するか悩み中な感じで、とりあえず投稿。
今回は完全に日常回です。

では、どうぞ。


番外編 驚異?千花の家

これは、士道が千花の霊力を封印した数日後にあった話。

 

「やっほぉ、士道君。いらっしゃぁい」

 

千花の家に入ると、千花に玄関で出迎えられた。

何で今日、千花の家に来たかと言えば、昨日千花に暇か聞かれて、暇と答えたら、用があるからって家に呼ばれたからだった。

 

「お邪魔します。で、用って何なんだ?」

「それは、後で言うよぉ。とりあえず、リビングに来てぇ」

 

そう言って、リビングに通される。

家に上がろうとして横を見たら、士道は靴箱の上にある物が目に入った。大きさは小さめな箱で真ん中には黒い穴があり、今は閉じられている。この前、来た時には無かったはずだった。

 

「なぁ、千花これって何だ?」

「それは、私たち以外の人が入ると、センサーが感知して、半日は寝てしまう睡眠ガスを出す機械。ただの泥棒対策だよぉ」

「そうなのか。たしかに女の子だけで住んでいる家には必要……なのか?」

 

この家に住んでいるのは、精霊と元DEMの少女。ただの泥棒なら普通に迎撃できるような気がするが士道は言わない。

リビングに入って、椅子に座ると、お茶が出される。

 

「今日来てもらったのは、なんとぉ、特に理由はありません」

 

千花はどや顔で言う。

 

「ん?用があるって言ってなかったか?」

「それはただの口実だよぉ」

「で、真那はどうしたんだ?見当たらないけど」

 

士道はあたりを見ながら言う。

今は、千花の家に住んでいるのだからてっきり今後の話し合いかと思っていた。

 

「真那ちゃんはASTの知り合いに呼ばれて、出かけて行ったよぉ」

 

そう言いながら、お茶を飲む千花。

 

「だから、この家には今、私たちだけだよぉ。で、今から何するぅ?」

「そうだなぁ、そう言えば、この手の機械ってどこで作っているんだ?というか、俺あまり千花のこと知らないんだよな」

 

辺りを見た時から気になっていたんだが、機械が多すぎる。だから、なんとなく返してみたら、

 

「そうだねぇ。あ、士道君に頼みたいことがあったんだぁ。実は今作っている機械があるんだけど、散らかり過ぎて置く場所がなくなっちゃってねぇ」

「片づけを手伝って欲しいと、まぁいいぞ。それに、作っている場所が見られるんだろ?」

「うん。ありがとぉ。じゃぁ、早速」

 

そう言って二人は立ち上がる。

リビングを出ると、隣の部屋に入る。そこは何もない部屋だった。

辺りを見回していると、千花が入り口の近くにあった機械をいじる。

すると、部屋が振動し、エレベーターのようにして下に動く。振動が収まると、そこはやたらと広い場所だった。というか、この家の敷地面積はある気がした。近くの壁伝いにはたくさんの棚があり、その中に小さめの機械が収められていて、奥の方には大きめの機械が並べられていた。その中には、CRユニットも紛れていた。そして、部屋の中心には工具や製造器具が置かれていて、部屋のいたるところに、工具や電子パーツが転がっていた。

 

「何ここ。想像より大きすぎるだろ。CRユニットもあるし」

 

驚きながら呟くと、隣の千花が言った。

 

「ここが、私の研究室だよぉ。何と言ったって、私の趣味は植物栽培と機械づくりだからねぇ」

「随分と偏った趣味だよな。えっと、転がっている物をまとめて片付ければいいんだな」

「うん。そうだよぉ、後でお礼はするから、お願ぁい」

「別に、お礼はしなくてもいいよ」

 

まぁ、そんなこんなで、片づけが始まった。

 

 

 

~☆~

 

 

 

そんなこんなで二時間後。

片づけがあらかた終わり、お昼の時間になった。千花がお礼にお昼をごちそうすると言って、今は待っている。

片づけをしている時に、色々な機械を見た。普通なとこで言えば、自作の家電。変わり種だと、カメラみたいな機械や周囲から気配を消す機械などがあった。

そんなこんなで、テレビを見て待っていたら、千花が二つの皿を持って来て、机に置いた。

千花が持って来たのはカレーだった。

そして、小皿でケチャップを主としたドレッシングのサラダもあった。

 

「お、カレーか。おいしそうだな」

「昨日の残りだけど、私は一日置いたカレーが好きなんだ。さぁ、とりあえず食べよぉ」

 

そう言って、二人は千花特性のカレーとサラダを食べる。

辛さはちょうどよく、具材には味が染み込んでいるのだが、野菜本来の味も感じられた。

サラダも野菜が新鮮なためおいしかった。

 

「このカレーおいしいな。それにこの野菜、もしかして外で栽培しているやつか?」

「うん、そうだよぉ。よく気付いたねぇ」

 

千花に感想を言い、質問をしたらそう返された。

 

「どの野菜も新鮮な感じだったからな。それにしても、千花がここまで料理ができたとは。いいお嫁さんになれそうだなぁ」

「ふふっ、そんなに褒めなくてもいいんだよぉ。それに、令姉と一緒に暮らしていた頃に教わったからねぇ。まぁ、そのうち士道君の料理も食べてみたいけどぉ」

「そっか、これは、俺もうかうかしていられないな。近いうちに食べに来ていいぞ」

 

そんな会話をして、食事をした。

 

 

 

~☆~

 

 

 

「士道君。その辺の収穫していいよぉ」

 

昼を食べ終え、少し休憩した後、二階に上がり、さらに上、屋上に来ていた。

千花は、庭と屋上で野菜を育てていて、今はそれを収穫していた。と言っても、今日使う分だが、少しくれるとのことだ。

 

「まさか、屋上がこうなっていたとはな」

 

見渡す限りでも、庭にはニンジンやジャガイモなどの根に作るもの、屋上にはトマトやナスなどの実を作るものがあった。ついでに言えば、庭には一本のリンゴの木と葡萄の木があった。

 

「これは、この一年間で作ったモノねぇ。精霊になってから、隣界に飛ぶこと多かったから、買って来た野菜をダメにすることも多くてねぇ。まぁ、最初の一回以外は静粛現界で戻って来てるけどぉ。これなら、土の養分にもなるからぁ」

「そっか、大変だったんだな。あ、手洗い借りていいか?」

「うん、いいよぉ。二階の階段のそばにあるからぁ」

「わかった」

 

そう言って、士道は階段を下り、手洗いを済まし、屋上に戻ろうとして、一つの部屋が中途半端に開いていたのに気づいた。

 

「なんだろ、この部屋?」

 

そう言いながら、気になったので、中を覗いてみたら驚くべきものがあり、そのまま中に入る。この部屋は千花の部屋のようで、机やベッドなどがあった。しかしそんな物が気にならないぐらいのものがあった。部屋中に写真が貼ってあり、どの写真にも一人の人が写っていた。

 

「これは一体……?」

 

一人呟くと、ガチャンッとドアが閉まる音がして、

 

「あぁ、見ちゃったのかぁ」

 

振り返ると、そこには千花がいた。

何故か笑みを浮かべて。

 

「なぁ、千花これはどういうことだ?なんで、俺の写真がこんなにあるんだ?」

 

そう、この部屋にある写真は、全部士道が写っていた。その中には千花に出会うよりも前の中学生の頃の写真も含まれていた。

 

「ん?そうだ、聞きたいことがあったんだぁ」

 

しかし、士道の問いを無視して、千花は逆に質問した。

 

「今後士道君は、精霊の霊力を封印していくことになったけど、それには、デートしてキスをするんだよねぇ?」

「ああ、そうなるなぁ」

「ふーん、そっかぁ。じゃ、この部屋のことを教えてあげる、いや私のことかぁ。私はね、中学の頃から士道君のことを知っていて、一目惚れしてたんだぁ。で、ちょうど、士道君の家の裏だったこともあって、ちょくちょく写真を撮っていたんだ。気配を消す機械を使ってねぇ」

 

千花の口から伝えられる真実に士道は驚いた。そんな前から、千花は士道のことを知っていたなんて。

 

「じゃぁ、何で、最初に会った時、知らない振りをしたんだ?」

「そんなの、知らない振りしないと、変に思われちゃうからねぇ」

 

そう言って、千花は士道に近づき、そのまま抱きつく。

士道は動揺していたことと、千花に霊力が少し戻っていたのか力が戻っていて、ベッドに押し倒される。

千花はその状態で、士道の腹の上に乗っかる。

 

「で、話を戻すけど、私はそれくらい士道君のことが好きだから、できれば他の女の子と一緒に居てほしくないんだぁ。だから、真那ちゃんをここに住まわせた訳だしねぇ」

 

どんどん告げられていく言葉。

確かに、士道の家には琴里がいるから、真那が士道の家に住んだら家の女子比率が上がってしまう。

 

「じゃぁ、なんで精霊を救うのに賛成したんだ?」

「それは、士道君の願いを叶えてあげたいからねぇ。それに、士道君の方法が一番安全だしねぇ。だから、私は考えたよぉ。他の女の子といても私のことを考えてしまうくらいに、私のことを好きになってもらおうとねぇ。それに、さっきのカレーには私の血も入っていたんだぁ。おいしい、って言ってくれたよね?」

「そんなことしていたのか?」

(これって、いわゆるヤンデレなのか?)

「だから、私が士道君の一番になるのぉ……」

 

そう言って、千花が顔を近づける。

 

「何を、する気だ?」

 

千花が何をする気なのか、わかっていながら士道は聞いた。

 

「とりあえず、キスをするのぉ。一回しているから問題ないねぇ」

 

そう言いながら、どんどん顔を近づける千花。

千花の顔を間近で見て、心臓の鼓動が早くなる。

あと数センチになり、こんなわけのわからない状態でキスをするのか、とあきらめた時、唐突にドアが開き、

 

「千花さん、今帰りましたよ。ただいま……あ、お取込み中でしたか」

 

士道たちはドアの開く音で、ドアの方を見た。

そこには真那がいた。

確かに、今の士道たちの状態は完全にあれだけど、真那は冷静だった

 

「真那、違うんだ、これは……」

「はい、わかっていますよ。二人きりになったから、そういうことをしていたんですね。兄様もお年頃ですから仕方ねーです」

 

真那は勝手に納得していた。

士道はあたふたしていた。

千花は体を起こしてベッドの下を漁っていた。

そして、ベッドの下から『ドッキリ大成功』と書かれた板を出した。

士道が事態の把握をするのに少し時間を要した。

 

「はぁぁ?」

 

そして、士道の声が家中に響いた。

 

 

 

~☆~

 

 

 

「つまり、俺で遊んだと」

「うん!」

 

士道の質問に笑顔で答える千花。

あの後、リビングに戻り説明された。

一昨日、ドッキリ番組を見てやってみたくなり、実践してみたらしい。

 

「じゃぁ、あの写真は?」

 

しかし、あの量の写真がよくわからず、聞いてみる。昨日、一昨日で集まる量じゃないし、中学の写真がある理由も分からない。

 

「あぁ、それはですね。私がそれっぽい恰好をして、千花さんの作った、顔変えカメラを使いました。これ、撮った写真をセットしておいた写真の顔に変える仕組みらしいです。ちなみに、誰もいないときに兄様の家に入って、昔の写真を拝借しました」

 

そう言ってカメラを持って説明する。

 

「なるほどなぁ、二人に一杯食わされたわけだ。使用用途が全く分かんないけど?で、さっき言ってたことは何だったんだ?」

 

一番になるとか、女子を近づけないとか、ずっと前から好きだったとか千花が言っていたことは、

 

「あぁ、それは半分以上がでっち上げだよぉ。カレーには、血は入れてないし、写真も撮ってないよぉ。士道君はどんどん精霊を救ってくれていいからぁ。そうすれば、可愛い子と仲良くできるしねぇ」

 

とのことだ。この家には、あと二部屋は空き部屋があった。

 

「あ、でも、士道君のことを中学の頃から知ってたのは本当だよぉ。通学の時とかよく見かけてたからねぇ。と言っても、遅刻ギリギリの時間に登校してて、学校も違ったけどぉ」

「はぁ、何か一気に疲れたわ。千花にヤンデレ属性が無くて、安心したしそろそろ帰るわ」

「そうだねぇ、じゃぁねぇ」

「また明日です、兄様」

 

そう言って、士道は千花の家を出た。

士道はとりあえず、家の防犯を考え直さないとな、と思ったのだった。

 

 

 

~☆~

 

 

 

士道が家を出て、時間も経ち千花と真那が夕飯を食べようとしていた。

 

「いやぁ、士道君の反応面白かったねぇ」

「しかし、私が戻ってくるのが少しでも遅かったら、どうする気だったんですか?」

「ん?そしたらキスしてたんじゃないのかなぁ。士道君のこと好きだしねぇ」

「千花さん……ん?」

 

真那は少し引きながら、夕飯のカレーと昼に作ったサラダを食べようとしたが、そこで真那は違和感に気付いた。

 

「あの、昼にカレー出した時にこのサラダも出しましたか?」

「うん、出したよ」

「あの、このサラダのドレッシングから血のにおいがするんですが……?」

「うん、入ってるよ。機械を片付けていたら、ちょっと切っちゃってねぇ。私も言ったよぉ、カレーには、って」

「……」

 

真那は一度沈黙をしてから言った。

 

「千花さん、もうこれはヤンデレ化が始まってますね……」




今回は、千花の本性?が少し現れた回でした。
ちなみに、なんとなく思いついたから書いただけです。

ヤンデレってこれでいいのか分からないので、違和感があるかもしれませんが……。

さて、ここからは、今後のことです。
どの曜日に更新するかを今週中にはっきりさせたいと思っていたりしています。

それと、
そろそろ、あらすじに書いてあった通りゲームのキャラを出しますが、ネタバレになっちゃうから、やっぱ出さない方がいいのかな?
でも、あらすじに書いてあるから、問題ないのかな?
なんてことを今更ながら思い始めたり……。


どうしよう?
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