デート・ア・ライブ パラレルIF   作:猫犬

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パラレルIFなんやかんやで5周年!
この一年で三話しか出してないだと……。
はい、別のところでラブライブの二次創作書いてました。てことで、第四話~
ちなみに今回はほぼほぼ説明回です。
サブタイ思いつかなかったので、また作中のセリフを。これだけ見ると、何が起きたのやら?


4話 「ちなみに可愛い女の子には真那ちゃんも入ってるよぉ」 「げっ。真那も範囲内なんですか」

「上右真ん中左右左下、随意領域(テリトリー)、銃撃っとぉ」

 

エレン率いるDEMの魔術師との交戦。千花は相手の動きを読んで行動して回避していく。

真那の方もまたDEMを勝手に辞めた身なので魔術師に攻撃されてその対応に追われていた。そのため、真那も千花への攻撃はいったん止め、DEMの対処に追われる。

 

「ねぇ。真那ちゃーん」

「なんですか?今戦闘中なんですけど?」

「知ってるぅ。だから、ここはいったん休戦にして、この人たちどうにかしない?」

「仕方ねーですね。エレンたちの相手をしながらじゃあなたの真意を読み取るのは苦労しそうですし」

「うんうん。そうでしょぉ」

 

「……ずいぶん私たちを舐めているようですね」

 

戦闘中のはずなのに、二人は手を動かしながら会話を行うためエレンは苦そうな顔をしてそう言う。他の魔術師たちもエレン同様な様子だった。

 

「えー。さすがに私、人をなめたりしないよぉ。あっ、でも可愛い女の子ならありかもぉ」

「うわぁ。この人そっちの気があるんですか?美九さんとキャラ被ってるじゃねーですか」

「べ、別に私そういうのじゃないんだからねぇ。か、勘違いしないでよぉ。ただなんとなく言っただけだしぃ。ちなみに可愛い女の子には真那ちゃんも入ってるよぉ」

「げっ。真那も範囲内なんですか。てか、何故ツンデレっぽく言うんですか?」

「てへぺろぉ」

「……どうやら、本当に私たちの事を舐めてかかっているようですね」

 

未だに会話を続ける二人にエレンは怒りの表情を浮かべていた。

それを見て真那は「面倒なことになった」と思った。真那は千花の言動に反応していただけのとばっちりなのだが、まぁそれが無くてもどうせエレンたちが攻撃してくることには変わりない。

 

「ほら、エレンがカンカンですよ」

「あららぁ。激おこぷんぷん丸だねぇ。そのせいで、攻撃が単調になってるけどぉ」

「相変わらずのんきですね。勝算は本当におありなんですか?」

「んー、私これでもエレンと戦って負けなしだよぉ」

「ほう、それはまた」

「この世界では初めましてだけどぉ」

「ん?この世界?」

 

千花の発言に真那は疑問を持った。

今の発言なら、普通に考えれば精霊である以上隣界とここのことをさしているのだと判断できる。ただ、それだとエレンが隣界に行ったことがあるという事になってしまう。仮にそうならば、精霊の捕獲にこんなに手こずるとは思えない。四糸乃や七罪のように戦闘特化ではない精霊は消失して免れていたはずだから。仮に隣界に行ければ消失で逃がすことも無く追いかけられるはず。

つまり、エレンが隣界に行った説は否定できるわけで、ここと隣界以外の世界があり、千花はそこから来たという事になる。

 

「まぁ全部教えてあげるほど私も人が良くないけどねぇ」

「いろいろと聞きたい事がありますし、やはりあなたは捕縛する必要がありそうですね。ついでに真那も」

「真那はついでですか」

「ええ。あなたでは私には勝てないのですから、問題ないですよ。そこの精霊の捕縛を手伝うのなら、出奔したことは帳消しにしてもかまいませんよ?」

「それはいい話ですね。この人を差し出せば、真那も本当の意味で自由の身というわけですか」

「ええ。私たちと事を構えない限りは」

 

エレンの提案に乗れば、真那がDEMに狙われずに済むという事。

しかしながら、真那の中では答えは決まっていた。

 

「まぁ、拒否しますよ」

「なぜ?」

「一つ、信じる要素が無い事。どうせ魔力処理でいらねー部分の記憶を消すつもりでしょう?」

「さあ、どうでしょう?」

「はぐらかすと。まぁ、二つ目が兄様の邪魔をするのならどう転んでも事を構えることになりますから無駄ですよ」

「だよねぇ。否定しない時点で黒だしぃ」

「なるほど。無用の提案だったようですね。なら、あなたも一緒に……」

「<終焉魔王(サタン)>」

 

直後、冷淡な声音で響く魔王名と共に漆黒の光線が空から降り注ぐ。エレンたちは随意領域で防ぎ、真那は回避、千花は<死之果樹園>で弾いて防ぐ。

光線の放たれた方を見れば、漆黒の霊装を纏った、冷酷な瞳の折紙がそこにいた。

 

「あららぁ。オリちゃん来ちゃったかぁ。私はドロンするかなぁ」

「逃がすと思いますか?」

「ん~。といっても、ここで逃げたらオリちゃんを標的にするんだよねぇ……」

 

さすがにDEMと反転折紙との三つ巴は千花としては避けたいところ。しかし、千花の心情的に折紙とDEMを戦わせるのも精霊を護る事を決めているから、逃げるわけにもいかない。そもそもエレンが逃がしてくれるとも思えないが。

 

「(せめて向こうの機械全部持ってきてれば楽なんだけどなぁ。顕現装置止めれるしぃ。持ってるのは霊力隠すのだけだしぃ。早急にこっちでも作らないとなぁ)」

「精霊まで来るとなると困りましたね。しかも、対話できない<デビル>とは」

「ん~」

「……」

 

降り注ぐ黒い光線をバシバシはじきながら千花は考え、

 

「うん。CR-ユニット壊してしまおう」

「はっ!?」

 

考えるのを放棄した。

 

 

~☆~

 

 

「それで、あなたはなんなんですか?」

 

場所は変わって、狂三が使っている隠れ家(無断使用)に千花と真那はいた。結局のところ千花の当初の予定したエレンたちのCR-ユニットの破壊まではいかず、なんやかんやで乱戦していたことでうやむやになり、そのうやむやでちゃっかり逃げてきた。その際に真那を拉致って。

 

「ん~?だから、精霊を護る精霊をしてる木野千花だよぉ。向こうの世界では<ガーデン>って呼ばれてたねぇ」

 

隠れ家にあったソファーに座って足をパタパタさせながらのんきな調子。だから、真那はずっと疑問だったことを聞く。

 

「それですよ。向こうの世界って。隣界の記憶あるんですか?」

「隣界というよりは平行世界だねぇ。もともと私こことは違う別の世界にいたしぃ。向こうだと真那ちゃんと一緒に住んだり、士道君にいたずらしたりって仲良しだったんだよぉ?」

「仲良しですか……」

「ほら、私の目を見てぇ。嘘ついてるように見えるぅ?」

 

どこか疑わしそうな目で見てくる真那に千花はじーっと目を合わせる。

某猫型ロボットのあたたかい目のアイマスクをして。

 

「某猫型ロボットのあたたかい目のアイマスク目につけて話されても困んですが。目が隠れて見えませんし」

「えー」

「まぁ毒を盛られてね―ことですし、とりあえず敵ではねーという事にしておきましょう」

 

真那はクッキーをつまんで口に放り込んでそう言う。匂いを嗅いで毒が無いことも確認したうえで、とりあえず狂三のように完全に倒す相手という認識にはしない。それでも、千花を十香たちと同じ位置にするには情報は足りないが。

 

「話し戻すけど、向こうの世界で終わらせたはずなのに、実はやることが残ってて、それがこっちの世界にあってねぇ。それを済ませに来た……というか、勝手に飛ばされたんだよねぇ」

「やる事?飛ばされた?」

「うん。こっちの世界に現れた本来ならこの世界にいないはずの新たな精霊を還すのぉ。飛ばされた後に調べ上げたんだけどねぇ。狂三ちゃんに聞いてぇ」

「ふーん……時崎狂三にあったんですか?というか、話を聞く限りあなたもいない精霊ですよね?」

「それもそうだねぇ。だいたいの情報狂三ちゃん持ってるじゃん?分身世界中にいるわけだしぃ。なら、狂三ちゃんに聴くのが一番早かったからねぇ。向こうも私に興味があってきてくれたしぃ」

「まぁ、たしかに」

「ん~。平行世界だの、新たな精霊だの聞いてもあんまり驚かないんだねぇ」

 

真那の反応が意外で千花は首をかしげる。

普通に考えれば、平行世界だの、新たな精霊だのと言われれば戸惑うはず。なのに、真那にはその様子はない。

 

「真那たちの情報を知っていたのが平行世界の知識、目の前に新たな精霊がいるからもう一人いてもおかしくない。そもそも、精霊が存在する時点で、もう普通の感覚は捨ててますよ」

「それもそっかぁ。それで、真那ちゃんはどうするぅ?私に付き合うか、このまま単独で狂三ちゃんを追う?」

 

ここまで話したうえで、真那がどうしたいか。

千花についてくるのもいいし、狂三を追うのもいい。結局真那次第。

 

「そうですね。まぁ、あなたと一緒にいますよ。そもそも、あなたには聞きたい事がありますから」

「聞きたい事ってぇ?もぐもぐ」

 

クッキーを口に放り込みながら首をかしげる。

そんな反応に、真那はため息をつくとつづける。

 

「時崎狂三の居場所ですよ。知ってんですよね?」

「あぁ、知ってるよぉ。狂三ちゃん今日本にいるしぃ。だけど、分身がいっぱいだから本人の居場所はすぐにはわからないんだよねぇ。そこで、二亜ちゃんが必要なのぉ」

「DEMに囚われているという?」

「うん。狂三ちゃんもあの子探してるから、あの子見つけちゃえば会いに来るはずだしぃ」

「なるほど。たしかに。そっちの方が探すよりは楽そうですけど。見つけたとして来るんですか?」

「来るんじゃないのぉ?来なきゃ、二亜ちゃんの<囁告篇帙(ラジエル)>に見つけてもらえばいいんだしぃ」

「<囁告篇帙(ラジエル)>?」

 

聞きなれない単語に真那は首を傾げ、千花はその反応にそういえばと続ける。

 

「二亜ちゃんの持つ本の天使だよぉ。知りたい情報が得られたり、書いた事象を引き起こしたりできちゃう優れものぉ」

「なるほど。全知の天使というわけですか。それなら居場所もわかりますね」

「そうそう。てことで、第一目標は二亜ちゃんが囚われているDEMの施設を見つけるんだけどぉ、真那ちゃん知らない?」

「知らねーですよ。ずっと精霊=時崎狂三みたいな感じだと思ってたんですから」

「だよねぇ。となると、地道に探すかなぁ」

 

さすがに真那が知っているとは思ってないが、一応確認しておく。そして、わかっていた反応に反応する。

千花の頭の中では、地道にDEMの施設に行って探し、心読みでそこにいる人の心を読んで見つける方法を考えるが、一般社員が知っているわけがないので却下。

そうなると、確実に知っていそうなエレンやウエストコットに直接聴き出す方が楽なのかもしれない。二亜が囚われている施設に運よく行って聴ければいけるかもしれないが。

 

「(あーあ。さっき聴いとけばよかったなぁ)」

 

ソファーの背もたれに体重を預けて考えをまとめる。

エレンに会うのはいいが、その後が面倒なのが問題。せめて鞠亜がいてくれれば電子の世界から検索もできたが、向こうの世界にいた鞠亜は未来に帰してしまっているため無理。この世界は電子の世界に行っていないルートの世界なので、電子の世界から見つけることもできない。

 

「ん~」

「どうかしたんですか?あと、一人で考えてねーで声にしてくんないですか?」

「だねぇ。DEMの人間に会って聴き出すのが早いと思うんだけど、どう思う?」

「聞き出すって拷問でもするんですか?」

「ううん。普通に質問するだけだよぉ?」

「普通に聞いて話すわけね―じゃないですか」

 

真那はあきれた目で千花を見る。実際、千花の心読みを知らなければその反応も仕方ない。ちなみに、千花としては真那に教える気はない。普通に考えれば、そんな力不信感を与えるものだから。

 

「ところで、一個いいですか?」

「なぁにぃ?」

「読心術でもできるんですか?あっ、唇で読むほうじゃなくて、心を読むほうの」

「ふぇ?」

 

真那の言葉千花にとって予想外だった。そんな素振り見せていないつもりだったから。

 

「まるで相手の次の動きがわかるかのような動きを戦闘中にちょくちょくしてたんで。経験で相手の行動をある程度予想できる可能性も考えましたが、それは初見の相手には無理でしょうし。向こうの世界で何度も戦っているのならもしかするかもしれませんが、それでも向こうとこっちではいろいろちげーはずですし」

「あー、うん。かもねぇ」

「まぁ、言いたくねーんならいいですけど」

「あれ?いいのぉ?」

 

言いたくなければ言わなくていいというのも謎。そんな訳で、真那の真意を読み取ろうと、真那の心を読む。

 

『おそらく、これで真那の思考を読もうとするでしょう』

 

じっと千花を見る真那。まるで、千花の行動を観察するように。

 

「って、カマかけたなぁ!」

「ビンゴ。真那に気を許し過ぎです」

「むぅ。別にいいけどぉ。確かに私は人の心の声が聴けるよぉ。昔は無差別だったけど、今は聴こうと意識すれば聴こえる感じかなぁ」

「なるほどなるほど。確かにそれなら二亜さんとやらの居場所も聞けるわけですか」

「うん。ちなみに知ってそうなメンバーって誰いるぅ?」

 

ばれた以上隠す必要もないので話して、真那に相談。エレンに追いかけまわされるのは面倒なので、できればもっと楽で知っていそうな相手を見つけたいところ。

そもそも、エレンがどこにいるのか知らないし、ウエストコットにはだいたいエレンが付いているので他をあたりたいところ。

 

「んー。捕らえている施設の人間とアダプタスナンバー一桁の人間くらいですかね?」

「そっか。誰いるのか知らないけど、日本にいるのはぁ?」

「エレンくらいですね。ジェシカは殉職しましたし」

「ダメじゃん!」

 

結局エレンに聴き出すしかないないというふりだし。

となると、千花の取れる選択肢は……

 

「うーん。となるとどうしようかねぇ。二個思いついてるんだけどぉ」

「二個?」

「うん。一個はエレンとバトって聴き出すぅ」

「気楽ですね。というか、あなたの目的は新たな精霊であって、二亜さんを救う必要はないんじゃないんですか?空間震が起きたらそこに行けばその精霊に会えるはずですし」

「かもねぇ。でも、捕まってるってわかってるんだったら助けなきゃだしぃ。人体実験されてるはずだから、それを知ってて知らんぷりするのもねぇ。それと、新しい子の天使も霊装も外見も知らないからそのあたりの情報は欲しいしぃ。その辺も二亜ちゃんに聞きたいからねぇ」

「そうですか。ちなみに、どうやってエレンを見つけるおつもりで?まさか、空間震を自発的に起こすとか言いませんよね?」

 

問題はどうやってエレンを見つけるか。

真那の言う通り、空間震を起こせば間違いなく来ることだろう。しかし、千花は狂三みたいに気軽に空間震を起こす方法を知らないのでその手は使えない。できて、警報をハッキングして誤報を起こさせるくらい。

 

「誤報を起こして、霊力を解放させれば勝手に飛んでくるだろうねぇ」

「そういう方向で行く感じですか」

「それが一番楽かなぁってぇ。まあ、ハッキングするにもそれなりのスペックのパソコンが無いとなんだよねぇ。残念ながら狂三ちゃんのパソコン使って痕跡残すわけにもいかないしぃ」

 

狂三の隠れ家の場所がばれるのは、後々狂三に文句を言われかねない。痕跡を残す気はないが、もしもを考えるとそれは避けたいところ。

 

「なるほど。ちなみに、もう一個の方法は?」

 

千花の言う案は確かにエレンたちDEMの魔術師が来るだろう。先の戦いを見ていたからエレンたちとの戦闘もある程度は大丈夫ではあると真那は思う。しかし、絶対はないので万が一でもエレンたちに負けるような事態が起こる可能性もあるわけで、真那は簡単にその案に乗るわけにはいかなかった。

ハッキングして狂三が困ることに関しては真那は一向にかまわないが。

なので、千花が言っていた二個目の案も一応聞く。先にエレンに会う案を言ったことからあまり期待はしていないが。

 

「片っ端からDEMの施設を回っていくんだよぉ。運良ければ知ってる人がいるかもだしぃ」

「片っ端って。世界中に施設があるんですよ?普通に回ってたらどれだけかかるか」

「あっ、そっちは大丈夫ぅ。六喰ちゃんに会えばモーマンタイだよぉ」

「むくろ?って、誰ですか?」

 




目標はひと月に一話登校したいなと思っていたり。
まぁ、どうなるか?三月か四月中に投稿を目標にという事で。
では、ノシ
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