デート・ア・ライブ パラレルIF   作:猫犬

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お久しぶり?初めまして?
ギリギリ一週間ぶりの投稿ですね。
UAが1000突破、7話が100を突破、お気に入りに入れてくれる方もいたので、再開することにしました。
この一週間で、やっと二章を書き終え、三章に入りました。

あ、話は変わりますが、6話と7話をほぼ同時に出したことで、混乱させてしまったかもしれないので、ここで謝ります。
すいませんでしたm(  )m
今後は気を付けようと思いますので。

前書きはこれくらいにして。
では、本編をどうぞ。


幕間~日常回~
それから


あの騒動の翌日。

あの騒動は特殊な睡眠剤によるテロということになり、眠った人たちも前後の記憶が無かったこともあって、真実は誰にもわからなかった。

あの後に三人で話して、この事は誰にも話さないということになった。真那はASTに報告すると思われたが、腑に落ちない点がいくつかあるからと言って了承した。

 

「私は、白虎を出撃させた理由を探るために陸自の駐屯地に戻ります。では、兄様、千花さん」

 

そう言うと随意領域を使って陸自の駐屯地に飛んで行く。

 

「じゃ、帰るか」

「そうだねぇ」

 

そう言って二人も家に帰り、途中の分かれ道で別れた。

家に着くと琴里はおらず、夕飯を作り、琴里と食べてから部屋に戻ってベッドに寝転がると、よほど疲れていたのかそのまま寝てしまった。

そして、朝起きると千花から『あの児童公園に十四時に来るように』とメールが来ていたので、今あの児童公園に来ていた。

今の時刻は十三時四十五分。

何故か待ち合わせの時間の前に着くように来ていた。

 

「一体なんなんだろ?」

 

一人呟いていると、

 

「兄様!」

 

背後から誰かが士道に抱きついた。

士道のことを兄様と呼ぶのは一人しか士道は知らない。

 

「真那、昨日振りだな。どうしてここに?」

「はい、昨日振りですね。私も千花さんに呼ばれまして」

 

なので、抱きついている真那にそう言うと真那は士道に抱きついたまま答える。

真那の格好を見ると、水色のパーカーに青のスカートをはいていた。

 

「千花が呼んだのか……何の用だろう?聞いてるか?」

「いえ、私もここに来るように、とだけしか聞いていません」

「やっほぉ。士道君、真那ちゃん」

 

二人で考えていると、そんなことを言いながら千花が二人に抱き付いた。

 

「おう、千花。で、なんのようなんだ?」

「いきなり、抱きつかねーでください」

「いや、真那も抱きついただろ」

「おや、反応薄いねぇ?それよりも私の格好にはノーコメントぉ?」

「千花、似合っているよ。ん?髪、少し染めたのか?」

 

千花が二人から離れ、千花の格好を改めて見ると、デート?の時に着ていた黒いワンピースで、髪には白い花のヘアピンを付けていて、肩掛けバッグには桜のブローチが付いていた。

そして、右側の髪の一部が黒かった。

千花は士道が普通に褒めたことに驚き、黒くなった髪を触る。

 

「ふわぁ、まさか普通にほめてくれるなんてぇ。さすが慣れてるねぇ。あっ、この髪はよくわかんないんだよねぇ。ところで、士道君の意識の中でサマエルにあった時に霊力でも貰ったぁ?」

 

千花は髪から手を離すと、士道に聞く。

 

「あぁ、確かにサマエルはそんなことを言ってたな。それがどうかしたのか?」

「やっぱりかぁー。じゃぁ、これは士道君との霊力のパスが繋がって、サマエルの霊力が私に流れたって事かなぁ?よかったぁ、サマエルは私の中で生きているよぉ」

「そうなのか。じゃぁ、救えたんだな」

「うん!」

 

千花は笑顔で頷く。

すると、背後から視線を感じた。振り向くと、真那がジト目で士道を見ていた。

 

「兄様。千花さんは褒めて、私はノーコメントですか?」

「真那も似合っているよ」

「はい!あたりめーです。ところで、呼び出した要件は?」

「うん。じゃぁ行こぉ」

「「どこへ?」」

「私の家にぃ」

「「え?」」

 

こうして、千花の家に二人は連れて行かれた。

 

 

 

~☆~

 

 

 

「ちょっと待てくれ。ここって……」

「うん。私の家だよぉ」

 

歩くこと十分。

千花の家は普通の一戸建てで、着いたのはいいのだが、

 

「なんで、俺の家の裏?」

 

士道の家の裏が千花の家だった。

 

「説明とかは中でするねぇ」

 

千花がそう言うと中に入ったので、続いて中に入る。

中に入ってリビングに通されると、二人は椅子に座る。

家の中を見渡していると、家のあちこちに機械があった。

 

「なぁ、この機械は一体?」

「ん?それは全部私が作ったものだよぉ。私、機械づくりも趣味だからぁ。霊力を隠すやつもお手製だしぃ」

「これは、すごい量ですね」

 

真那も圧倒されていた。

見た感じテレビや電気すらも自家製のようで、市販品のようなものは一切なかった。

すると、キッチンから千花が話した。

 

「さて、二人に来てもらったのは今後の話と情報の共有が目的ねぇ」

 

真那は千花の言葉を聞きながら、部屋中を見ながら言う。

 

「なるほど、そう言うことですか。たしかにここは安全ですね。外とは電波などが隔離されているようですし」

「うん、それがここに来た理由ねぇ。だから、情報の漏えいの心配はない。そして、『灯台下暗し』の理論で<ラタトスク>にもばれない。それに、<フラクシナス>の艦長の家の近所だしぃ。はい、どうぞぉ」

 

千花はお茶の入ったコップを机に置くと、椅子に座る。

 

「<ラタトスク>とか<フラクシナス>ってなんだ?で、今後の話って?」

「うん。でもその前に情報の共有からねぇ。真那ちゃんの方はもう白虎の件が分かってるんでしょ?」

 

話を振られた真那は、お茶を少し飲むと告げた。

 

「えぇ、わかりましたよ。ですが、その前に兄様のことから。なんで、兄様が千花さんの霊力を持っているのかについて」

 

真那は士道の中に千花の霊力があることに気付いているのかそう言った。

 

「だよねぇ。でもその話は長くなるから簡略化するねぇ。士道君、少し霊力返してもらうねぇ」

 

千花はそう言って、士道の方を見て、ごく自然に頭にヘッドドレスの限定霊装を纏う。

 

「いきなり霊装を出すなよ。平気なのか?」

「ここは私の霊力を隠す機能もついているんだぁ。だから、霊力も使えるよぉ」

「で、何をする気ですか?」

「うん。来て<死之果樹園>」

 

そう言うと、前見た時より小さいスコップ型の天使<死之果樹園>が現れる。

 

「まずは三人の記憶の一部を共有化するのと、二人にはある記憶を思い出してもらうよぉ。そうすれば一気に情報が得られるからねぇ。共有に関しては大体、四、五年ぐらい前から昨日までねぇ」

「そんなことが出来るのか?よくわかんないけど頼む」

「えぇ、わかりました。お願いします」

 

二人が了承すると、千花は机に種を置き、

 

「いっくよぉ。【成長(グロウ)】――【記憶樹(メモリツリー)】」

 

その種に<死之果樹園>を当てると、種から芽が出てそのまま伸びていき、三人に触れる。

直後、三人の頭の中にそれぞれの記憶が流れ込む。

士道と真那には、ある記憶も流れた。

士道が過去の世界から戻って来るはずだった世界での記憶が。

そして、この世界での記憶も少しだけ流れ込んだ。

真那の記憶は一部あいまいで、二、三年前からの記憶しか流れてこず、ほとんど前の世界の記憶と同じで、つい一、二か月前に陸自の駐屯地に来たようだった。

そして、白虎の件はやはりDEMの差し金らしかった。

千花の記憶はほとんど普通の人の生活の記憶だった。五年前の大火事の日、千花の両親が亡くなっていた。

その後、千花はある人に拾われ一緒に生活していたが、一年ほど前にその人は海外出張で家を空けた。

そして、半年ほど前に精霊になり、他の精霊達を助けていた。

二人にも士道の記憶が伝わったようで、記憶の共有が終わると士道と真那が口を開いた。

 

「俺って、あんなことがあったのか。てか、折紙は助けられたのか?あと、なんで世界が変わって、戻ってくる時間もずれているんだろう?」

「まさか兄様にそんな能力があって、そんなことがあったとは……。ですが、これで納得がいきました。時間のずれは、過去を変えた影響で起きてしまったと考えるべきでしょうか。こればっかりは彼女に聞かねーことには……。ですが、なんで私たちは昔の記憶がねぇんですかね?」

「狂三か……。で、昔に一体俺たちの身に何があったんだろ?」

 

自分たちの記憶に悩む二人と、二人の過去を見た千花は、

 

「ふむぅ、二人にも壮絶な過去があるんだねぇ」

「いや、それは千花にも言えるぞ?」

「はい。しかも、元々は人だったとは。そう言えば、一度も私と戦いませんでしたね。他のASTとは戦っていたのに」

「あぁ、それは私が決めていたことだからぁ。年下の子とは戦わないってぇ」

「そうだったんでしたか。確かに、私ぐらいの子は植物で眠らしていましたっけ?私は随意領域でガードできましたが」

「まぁねぇ。じゃぁ、そろそろ今後の話をしようかぁ」

 

千花は限定霊装を解きながら言う。

その際に、<死之果樹園>と【記憶樹】も消失した。

 

「まずはこの世界を二周目とすると、一周目の士道君の記憶の通りにいくとは限らないことぉ。私や真那ちゃんの行動からそう言い切れるねぇ。と言うか私がいる時点で違っているしぃ」

「そうですね。どうしてこんな変化が起きたんでしょうか?ところで、兄様。確認ですが、今後も精霊たちと関わっていくつもりでいやがりますか?」

「あぁ、また助けたいって思っている。こっちに来ただけでASTに襲われるのを見て見ぬ振りしたくない」

「そうですか。まぁ、私的にも<ナイトメア>以外の精霊は救いたいところですが……と言っても困りました。この世界の<ナイトメア>は人から時間は奪いますが、誰も殺してねぇんですよね。となると、彼女も救う対象なのでしょうか?となると、やはり<フラクシナス>の助力は欲しい所でいやがりますが……」

「だねぇ。でも、一周目の記憶だと<ラタトスク>が何を考えているのか分からないんだよねぇ。それに、下手に接触すれば怪しまれるよねぇ。しかも、一周目の記憶を下手に出すのも変に思われて危険だしぃ」

「となると、向こうから接触してくるのを待つしかないか」

「じゃぁ、それまではこの手の話し合いは今後、私の家でするとして。真那ちゃんはどうするのぉ?」

 

話し合いが進むと、唐突に千花が真那に質問をした。

おそらくは、今後真那はどの立ち位置でいくのか。真那は元々DEMの魔術師で、狂三を倒すのが目的だから。

真那は千花の質問に考えることもなく言う。

 

「そのことですが、私DEMとAST辞めますね。兄様に会えましたし、あんな人体実験をされたと分かった以上あそこにいる必要もねーですし」

「そうか。でもいいのか?戦う力を失うんじゃ?というか、AST辞めたらどこに住むんだ?まさか……」

「最初は装備を拝借して、彼女を追おうと思いましたが、たぶん困難でしょうし、住む場所は……できれば、兄様と一緒に居てぇですが……」

「そうだよな」

 

狂三は何処にいるかもわからないし、おそらく、探しても見つけられない。

また、何も知らない琴里に真那を合わせるのは危険かもしれない。というかどう説明すればいいのかわからない。

そんな感じで、二人で悩んでいると、千花が一つの提案をする。

 

「うん、わかったぁ。真那ちゃんはここに住めばいいよぉ。部屋余っているしぃ、一人暮らしはつまらないからねぇ」

「いいんですか?たしかにありがたい提案ですが……」

「うん、いいよぉ。ここならすぐに士道君に会えるしねぇ」

「……わかりました。では、お願いします」

 

本当にいいのか悩んでいた真那だったが、千花の言葉でお願いした。

それからもいくつかの話をして、気が付くと午後四時を回っていた。

 

「とりあえず、こんなところか」

「そうだねぇ。あとは随時状況を判断するしかないからねぇ」

「では、私は荷物を取りに駐屯地に戻りますね」

「じゃぁ、俺も家に戻るかな。少し頭の整理もしたいし」

「わかったぁ。じゃぁ、私は真那ちゃんの部屋を少し掃除しておくねぇ。じゃぁねぇ」

 

そう言って、二人は千花の家を出た。

 

「なぁ、真那」

「はい、兄様」

「謎だよな」

「えぇ、そうですね」

 

この時二人は同じことを思っていた。

とりあえず今は分からないので、保留になった話題の一つ。

五年前一人になった千花を拾い、一年前から海外出張と言う名目で家を離れた人物のこと。

 

「「令音さんって何者(ですか)?」」




一週間前の活動報告で書いた通り、数話日常回?を書いてから、二章に入る予定です。
また、今後の更新は、一週間に一回のペースを予定しています。
書き貯めしつつ更新していきたいので……。

誤字脱字があるかもですが、ご容赦を。

では、ノシ
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