ラストからのあのEDは好きですね。というか、やばかった。涙腺的な意味で、そして、挿入歌もすごかった。
ss書こうかな~。まっ、パラレルIFが終わったらですかね。
そんな感じ(どんな感じ?)で第6話です。
「前回のデート・ア・ライブ
主様元に戻そう作戦も順調に進んで、八舞姉妹がいくつもやれば成功するだろうというノープランで出たが、最初のお化け屋敷で成功させたのじゃ。
続いて、四糸乃・琴里が洋服店で主様をドキッとさせようとしたのじゃな。結果は成功じゃったし。よしのんのテンションが謎なのじゃ。
ところで、むくの番はまだなのか?」
~~~~~
「少年、こっちこっち~」
ゲームセンターに着くと、二亜は暇だったのかレースゲームをしており、ちょうど終わったタイミングだったようで、手を振って呼ぶ。ちなみにレースはダントツ一位だった。
「で、来たはいいけど、何するんだ?」
「んとね~、これから少年とゲームで勝負をしようかなーと思ってね」
「勝負?なんでまた……てか、もしかして今の俺の状態忘れてないか?琴里たちもあまり気にしてなかったし……」
「別に少年の状態はわかってるよ。それにコトリンたちも分かってるはずだよ。そもそもあたしたちに少年の状態説明した時、かなり真剣だったしね。だから、いざやるって時に気恥ずかしくなったんでしょ」
二亜は背もたれに寄り掛かってそう言い、士道はだから琴里たちはあまりぐいぐいいかなかったのだと分かり、とりあえずホッとする。すると、二亜は立ち上がり、士道のもとによる。
「ってことで、何で勝負しよっか?ちなみに負けた方が罰ゲームね~」
「あれ?てっきり決めてるのかと思ってたけど、決めてなかったのか。あと罰ゲームあるのかよ」
「まぁね。だって、あたしが決めたらちょっとずるいかな?て思ったし、バツゲームはあった方が面白いっしょ。無いとわざと負けようとするかもだし」
二亜はそんな調子で言い、士道はそんなものかと思うと、どんなゲームがあるのか知らないから辺りを見回して確認する。
「あたしのおすすめはこのレースゲームね」
「結局、二亜が決めてるじゃん。まぁいいや。俺もそれでいいよ。何回かやったことあるし」
「ん、りょうかーい。じゃ、早速始めよっか」
結局、二亜がさっきまでやっていたレースゲームをやることになり、二人はそれぞれのゲームの椅子に座り、お金を入れる。
二人がやるのは、某赤い帽子の人たちによるレースゲームで、コース内にあるアイテムを駆使して行うものだった。
二亜が緑のドラゴンで、士道が赤い帽子の人を選び、同じカートを選択する。
「じゃ、コースはランダムね」
「ああ、わかった」
そう言ってランダムを選択し選ばれたコースは一番難しいコースとされるレインボーロードだった。まさかの一番難しいとされるコースに、士道としては少し不安があるがなんとかなるだろうと割り切る。
そうしてスタート前のカウントが始まる。二人はほぼ同タイミングでアクセルを踏んでスタートダッシュをする。二人のカートの性能は同じなので、ほぼ横並びで進む。そうして最初のコーナー二亜はインコースを取って士道の前に出て、アイテムを二人は取り、士道は赤甲羅を引き当てる。そして、二亜に投げつける。赤甲羅は二亜を追いかけて当たると思った瞬間、二亜はバナナを出して赤甲羅を防ぐ。
「少年、そんな攻撃じゃあたしは止まらないよ」
「まじか。今のは当たると思ったんだけどな」
そう言って、二亜が再びアイテムを取り、士道もアイテムを取る。士道が引いたのはバナナで、正直いらなかったが、後ろから赤甲羅が来た時の為に取っておく。
「よっしゃ、キノコ来たぁ」
「え?一位なのに?」
「てことで、二亜ちゃんはショートカットしちゃうぜー」
何故か一位でキノコを引き当てた二亜は、コースのど真ん中にあいた穴(キノコ等で加速すれば飛び越えられる)にキノコを使って飛ぶ。そして、
「ぎゃぁー、サンダー来たー」
穴の中央でNPCが引き当てたサンダーによって落下する。不運だが、これも勝負なので仕方ないと思いながら、士道は小さくなりながら安全運転で進むのだった。穴に落ちた二亜が復活した時には、二亜は12位になっていたが、
「もう、あたし本気出してやる!」
「あ、キノコだ」
やる気満々になっていた。
そして、なんだかんだで迎えること最終ラップ。士道は一位を維持し続け、二亜は七位だった。
(これは俺の勝ちかな?いや、油断は禁物か)
「よし、青甲羅来た。これで少年を倒す」
二亜は青甲羅を引き当てたようで、そう言って青甲羅を使い、少し経つと青甲羅が士道のもとにやってきた。しかし、士道は慌てることは無かった。青甲羅が士道に当たりそうになった瞬間、士道はなんだかんだでずっと持っていたキノコを使った。
「ちょっ、何で持ってるの少年!いつの間に」
「二亜が本気出した時だな」
「ならば、次にパワフルを引いて一気に追い上げてやる」
「このコースって、パワフル使いづらくないか?」
「よっしゃっ、きたぁー」
そうこうしているうちに二亜は本当に引き当て、パワフルキノコを使って一気に順位を上げる。途中にあった一週目に落下した穴も飛び越え、割と固まっていたことでパワフルが尽きた時には二位になっていた。
「追いついたぜ、少年」
「やっぱこうなるのかよ。というか、できすぎだろ」
「甘いな少年。これが作者によるテコ入れの力だぜ!」
「かっこよく言ってるけど、結局人の力じゃねーか」
残り僅かになったコースで、まだ士道の方が先行しているが、キノコが手元に無い今青甲羅でも来たら、おそらく二亜に追い抜かれる可能性があり、ひやひやしていた。
「あ……」
そして、士道のもとにフラグ回収の如く、青甲羅がやってきた。士道はこうして二亜に抜かれて二位でゴールしたのだった。
「にしし、最後はラッキーだったけど勝利は勝利だぜ」
「ああ、別にどうの言う気は無いよ。俺の負けだ」
「じゃ、少年には罰ゲームとして、私の言うことを一つ聞いてもらうぜ」
「えーと……お手柔らかに?」
「てことで、ついてきて少年」
二人とも椅子から立ち上がると、二亜は士道の手を引っ張って、ゲームセンターの奥の方に行く。そこにあったのはプリクラ機で、
「少年にはあたしと一緒に撮ってもらうよ」
「ん?こんなんでいいのか?別にいいけど。てっきり、もっとすごい命令が来るのかと思ってたけど」
「いいの、あたしはこれで少年と思い出作りたいんだから。それとも少年はあたしと二人で取るのは嫌?」
二亜がそう言って首を傾げて聞いて来ると、士道は別に嫌ではないので、
「いやな訳無いだろ。じゃ、撮るか」
「うんうん、少年ならそう言うと思ってたぜ」
士道は頬を掻いて、そう言うと二亜はそう言って士道に抱きついた。
「少年、大好きだよ」
そして、士道の耳元で囁くようにそう言うと、士道はいつものテンションとは違う二亜の声で、大好きとささやかれたことでドキッとした。
インカムからは音が鳴り響き、二亜にも聞こえていたようで笑みを浮かべていた。
「よしっ!少年をデレさせられた!ってことでプリクラにレッツゴー」
二亜は安堵の表情を浮かべると、士道の手を引っ張ってプリクラ機に入るのだった。
~☆~
二亜と別れてつづいてやってきたのは、美九が指定したカラオケだった。
受付のそばにある椅子に美九は座って待っており、士道の姿を見ると駆け寄ってくる。
「だーりん、待ってましたよー」
「待たしちゃったか?」
「いえ、と言っても来たのは数分前でそれまでは十香ちゃんたちと遊んで待ってましたから問題ないですよー」
美九は士道に抱きついてそう言うと、美九の胸が士道の腕に当たり、士道はドキッとする。
その結果、
パンパカパーン
二人の耳に士道がドキッとしたことを示す音が鳴り響く。
「音鳴ったな」
「いえ、まだ何もしていないので、これはあれです。そう、ノーカンです!」
「いや、だけど……」
「あ~、あ~、聞こえませんよー。と言う訳でレッツゴーです」
美九はあっさりと士道をドキッとさせたが、美九的には士道ともう少し一緒に居たいので、鳴っていないことにして士道の腕を引っ張ってカラオケボックスに突入した。
「これでも、ちゃんとだーりんをドキッとさせるプランは考えたんですよ。それとも、だーりんは私と一緒は嫌ですか?」
「……そう言う訳じゃないけど……まぁ、特に急かす連絡も来ないからいっか」
「それでこそだーりんです」
美九はそう言って微笑むと、早速曲の選択を始める。
(鞠亜から連絡が来ないのは、美九の機嫌を考えてのことだよな?ここで、不満を残して影響を及ぼしたら、何があるかわからないし。まぁ、次の準備がまだできてないって可能性もあるけど……)
そう考えていると、美九は曲を決めたようで、マイクを持つ。
「ではでは、誘宵美九のミニライブの開演ですよぉ~」
美九がそう言うと、アップテンポなイントロが鳴り始める。
その曲は、“GO☆サマーガール”で美九は歌い始め、歌い終わると次の曲に移り、最後に“My Treasure”を歌って終わると、士道は途中から完全に曲に聴き入っていた。
「だーりん、どうでしたか?」
「……ああ、やっぱり美九の曲はいいな」
「ふふっ、ありがとうございます、だーりん……それでなんですけど、一つお願いしてもいいですか?」
士道が率直な感想を言うと、美九は満足したようで、笑顔になり、すぐに士道にそう聞いた。士道としては、自分にできる範囲のことならしたいので
「ああ、俺にできる範囲ならな」
そう返すと、美九は少し考えて、士道の目を見てお願いを口にした。
「そうですか……では、士織ちゃんになってください!」
「ああ、士織にな……え?」
士道は、士織になればいいのか、と了承しそうになるが、よくよく考えると何故?という疑問が生まれ、首を傾げた。
しかし、美九は士道から言質は取ったからニヤニヤして士道がちゃんと了承の言葉を口にするのを待っていた。
(あれ?これって、今更拒否するのはもう無理な感じか?)
「えっと、拒否権は……」
「だーりんは、自分にできることならと言いましたよね~?知ってるんですよ、京都で十香ちゃんとデートした時士織ちゃんになったことは」
「あっ……」
こうして士道は士織にならなければならなくなり、
「分かったよ、言っちゃったからな」
髪を掻くと、士道は自身の中にある<贋造魔女>の能力で自身の見た目を士織に変える。
(というか、こんな感じで霊力使っていいのかな?と言ってもさっき三階にジャンプするときにも使ったから手遅れか)
士織に無事なると美九は目を輝かせていた。そして、
「だーりん……いえ、この場合はなんと呼びましょうか?」
「好きに呼べばいいんじゃないのか?」
「……確かにそうですね。では、ハニー、と呼びましょう」
「士織ちゃんでよろしく」
「えー、いいと思ったんですけどね……ではしおりんでいきましょう!」
結局、士織の意見は尊重されることは無く、しおりん呼びになってしまった。
(てか、士織になったのはいいけど、何が目的なんだろ?)
そんな疑問を持つと、美九は士織の心を読んだかのように口を開く。
「では、これからしおりんと一緒にデュエットをしたいんです!実は前から一緒に歌いたかったので」
「ん?そうだったのか。で、なんの曲にするんだ?」
「そうですね。Q&Aでいきましょうか」
「ああ、あのリサイタルの」
「いえ、十香ちゃんと歌ってた方ですよ~」
「うん、知ってた。あっちはソロ曲だしな」
美九がそう言うと、士織にもマイクを手渡して、士織は受け取る。すると、受け取ったタイミングでイントロが鳴り始める。
美九が最初に歌い始め、士織も歌う。この世界では歌って無く、前の世界でも天宮祭の時以来なのでうろ覚えだったが、歌い始めると自然に歌詞が浮かんで来て、二人はそのまま歌い続けた。
そして歌い終わると、美九が士織に飛びついた。士織はソファーの方に美九ごと倒れ込み、士織は下敷きになる。
美九は士織の上に乗った状態で話しかける。
「ずっと前から一緒に歌ってみたかったんですよ~。だから今日は歌えてよかったです♪」
「ああ、美九が満足してくれたなら良かったよ。とりあえず、退いてくれないか?重い……」
「え?」
美九は驚愕みたいな顔をすると、士道の上から離れてカラオケボックスの端っこに移動してしまう。士織は身体を起こし、しまったと思う。
「悪かったって。別に美九は重くないよ。あれは言葉の綾で……」
「つーん」
しかし、美九は聞く耳を持たず、端っこにうずくまって動かない。
「美九ー」
「つーん」
「みーくさーん」
「つーん」
「美九悪かったって。許してくれないか?」
士織は美九が聞く耳を持たないためどうしたものかと悩む。
すると、美九は顔を上げて士織の方を見る。
「じゃぁ、私は軽いですか?」
「ああ、美九は軽いよ」
「つーん。どうせ美九は軽い女ですよ~」
「ん?なんか意味合い違くないか?」
「じゃぁ、こっちに来てください」
美九はまた士織から顔を背けて、士織の方を見ないでソファーをバンバン叩いて来るように促す。士織は言われた通りそばに行くと、
「確保ー」
唐突に振り向いた美九に抱きつかれた。
さっきまで機嫌を損ねていた美九の急な変化についていけなくなっていると、美九は抱きついたまま、士織の耳元で囁く。
「冗談ですよ♪しおりんはそんなひどい人じゃないんですから。こうすれば簡単に抱きつけますからね~」
「えーと、怒ってないってことでいいのか?」
「はい!そうですよ。私はだーりんのことが大好きなんですから♪」
パンパカパーン
士織は耳元で言われた大好きという言葉でドキッとした。ちなみに美九に抱きつかれてる段階からドキドキはしていた。
(やっぱり、好きとか言われると、すぐにドキッとしちゃうんだよな)
美九は自身のプラン通りにいったことに満足した表情でいた。
「んと、俺がああいうのも織り込み済み?」
「違いますよ~。そこは考えてなかったですけど、最終的に抱きつくつもりでしたから~。それに、私はだーりんよりお姉さんなんですからね」
美九は笑顔のままそう言って、士道は敵わないと思うのだった。
~☆~
「よっと、たぶんこの辺だと思ったんですけど……いねーですね。重いですしとりあえず降ろしますか」
来禅高校の屋上から天宮スクエアの屋上に来た真那は辺りを見回し狂三(本体)が見当たらないので、結局放置するわけにもいかず背負ってきた狂三(分身体)をその場に降ろす。そんでもって、わざと当たりに聞こえるような声でそう言った。特に“重い”の部分を強調して。
「ちょっと真那さん、わたくしはそこまで重くないですわよ」
「おっ、やっと出てきましたね。で、確認ですけど、本当に過去に飛ぶ気なんですね?」
真那の発言に気分を害した狂三は真那のそばの陰から現れて、不機嫌そうにそう言った。真那は真那で狂三が出てきたから要件を口にしたため、会話がかみ合わなかった。
その為、狂三は仏頂面で真那を見る。
「いや、冗談ですよ。随意領域で囲って飛んでましたし」
「……それで、どうやってここへ来たんですの?霊力はわたくしの<時喰みの城>で拡散していて特定は困難なはずですけど?」
狂三はそんな真那に疑問を持ち口にするが、真那はやはり聞かれるのかと肩をすくめる。
「まぁ、それは企業秘密ですよ」
「何処にも属していませんのに、企業秘密ですか」
「あー、面倒くさいですね。とりあえず、時喰みを解除してくれません?このままじゃ死者でますよ?」
「平気ですわ。範囲内に居るのは若い人だけですので」
「交渉決裂ですか……じゃぁ、実力行使でッ!」
言うや否や、真那は地を蹴って狂三に接近するのだった。