この爆裂娘に親友を!   作:刃こぼれした日本刀

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お久しぶりです。ネタやシーンは思いついて書き溜めとかもしていましたが、思ったように文章科できずにまたまた気づけば2年も時間がたっていました。
大変申し訳ない。ただ、いろいろ試してAIを利用することで執筆効率を上げることができたので、月1投稿ができそうな気がします。
目標は今年中に原作1巻を終わらせることです。


この美しい湖に殺戮を!

■■■カズマ視点■■■

 今回アクアが選んだクエストは、湖の浄化だった。

 街から少し離れたところにある大きな湖。アクセルの水源の1つとされているそこは、依頼にあった通り水が濁っていた。

「ぐす、ひっく、私が爆裂魔法さえ使えればこんな湖、跡形もなく消してやるのに」

 湖を眺める俺の後方から、少女のすすり泣く声がする。

 振り返れば、湖の水よりも濁り澱んだ瞳をしたルミカが、青ざめた顔をして立ちすくんでいた。

「ねえアクア、私が頑張ってバイトして養ってあげるから帰ろうよ。湖でモンスターに襲われたら危ないよ? いっそ、めぐみんに湖ごとモンスターを吹っ飛ばしてもらって、綺麗な水が溜まるのを待たない?」

 実はカナヅチだったルミカは、何かと理由をつけて帰ろうとしていた。

「ダメよ、お姉ちゃんとして金欠なルミカにこれ以上迷惑はかけられないわ」

「ルーちゃん、私が手を握っててあげるので目をつぶらないでください。これに懲りたら、もう食費に困るほどお金を使ってはいけませんよ」

「……うぐ、分かったよ。帰るのは諦める……でも、アクアのことが心配なのは本当だよ?」

 まったく、ルミカは俺の考えたパーフェクトなプランのどこが不安なんだか。

 モンスター捕獲用の頑丈な檻の中にアクアを入れて、檻ごと湖に浸すのだ。

 浄化魔法は水に触れなければ使えない。それと腐っても水の女神であるアクアは、水中でも無呼吸で活動できる上、触れるだけでも水を浄化できるとのことだ。

 アクアが入った檻は、俺とダクネスの二人掛かりで湖に運んだ。

 湖の際に、アクアがちょっと浸かる程度に檻を置いておけば、浄化中にモンスターが襲ってきても、安全な檻の中のアクアには攻撃が届かないはずだ。

 もしもの時は檻につないだ鎖を馬に引かせて湖から離脱する手はずだ。

「……アクアお姉ちゃん、……どうか無事に帰ってきてね! 私、ずっと待ってるから! いたっ!」

 湖の際に沈められた檻の中で、体育座りをしたアクアを見て、悲痛な表情をしたルミカにめぐみんがデコピンした。

「ルーちゃん、湖が怖いのもアクアが心配なのも分かるんですが、その悲しそうな顔はやめてください。……なんか、すごい悪いことをしている気持ちになります」

「いやだ、離ればなれなんて嫌だよアクア!」

 悲壮感がにじみ出る様子のルミカの手を掴み、めぐみんは檻から離れていく。

「……ルミカ、そんなにアクアが心配ならそばで見ていたらどうだ……」

!!

 ダクネスがぽつりと言った途端、ルミカはめぐみんとつないでいた手を離す。そして5メートルほど後方へ一気に跳躍して、湖に背を向けて着地した。

「……私は過去を振り返らない女、だから後ろの湖も、アクアのことも、もう振り返らない!」

 こ、こいつ……。

 

 そして2時間後。いまだにモンスターが襲ってくる気配はない。

 俺たちは、アクアから20メートルほど離れた陸地から浄化の様子を見守っていた。

「おーいアクア! 浄化の方はどんなもんだ? 湖に浸かりっぱなしだと冷えるだろ。トイレ行きたくなったら言えよ?」

「浄化の方は順調よ! あと、トイレはいいわよ! アークプリーストはトイレなんて行かないし!!」

 俺が心配して声をかけると、アクアからは結構余裕そうな返答が来た。

「……で、ルミカは大丈夫なのか?」

 俺はうつむいてずっと体を小刻みに震わせているルミカに問いかける。

「だ、大丈夫だし! 美少女はトイレとか行かないし!」

 初対面の時に普通にトイレ行ってた奴が何言ってんだか。

「いや、そっちじゃなくてさ。いくら泳げないとは言え、湖から20メートルくらい離れた場所にいても震えてるじゃん?」

「……大丈夫、湖を直接見なければ平気。平気だけど、今なら特別に美少女の手を握る権利をあげてもいいよ?」

 ルミカはそう言うと、俺の方にそっと手を伸ばした。こんなにしおらしい姿を見せられると、調子狂うなあ。

「ダ、ダメですよルーちゃん! 付き合ってもいない異性と手をつなぐなんて、そんなふしだらなことをしてはいけません! 破廉恥です! 人肌恋しいなら私がいくらでもぎゅってしてあげますから。まったく、お姉ちゃんはあなたをそんなエッチな子に育てた覚えはありませんよ」

 俺がお兄ちゃん的な優しさからルミカの手を握ってやろうとした途端、慌てたようにめぐみんがルミカを正面から抱きしめた。

……もうこいつら、さっさと付き合っちゃえばいいのに。

「気にするなカズマ、……貴族の箱入り娘だって、異性の手くらいはつなぐさ」

「いや、別に女子と手をつなげなくて残念だとかはちょっとしか思ってないが」

「……ちょっとは思ってたのか。わ、私の手でよければ握らせてやっても、……や、やってもいいぞ?」

 恥ずかしそうに差し出されたダクネスの手を握ってみた。

「お、おい、なんでお前はお前でそんなにもじもじしてんだよ?」

 まあいい、女の子の手を握るなんて子供の頃以来かもしれない。せっかくの機会を堪能させてもらうか。

「……おい、カズマ?」

 にぎにぎ。

「……こ、こらカズマ!」

 にぎにぎ。にぎにぎ。

「……い、いい加減にしろ! いつまで人の手を触っているつもりだ!」

 なるほど、よく分かった。羞恥に身を震わせるダクネスに対して、俺は気づいた重大なことを告げた。

「ダクネス、お前の生命線ありえないレベルで太くて長いな!」

「女相手に、ふ、太いとか言うなっ!」

 いってえー!! ついついダクネスの手を撫で回してしまったことを誤魔化そうとしたら、強烈なデコピンを受けてしまった。

「ねえ、私が一人寂しく頑張ってる中、いちゃつかないでほしいんですけどっ! ルミカとめぐみんは、あとで頑張ったお姉ちゃんのことも抱きしめてほしいんですけど!」

 陸地で騒ぐ俺たちの様子を察して、アクアが叫んだ。

「なんだか、アクアも元気そうですし、この調子なら何事もなく浄化が終わりそうですね」

「……ブルータルアリゲーターは群れで襲ってくると聞いていたから、私のデコイと防御力が大活躍する予感がしたのに。ちょっと残念だ」

「……私、このクエストが無事に終わったらアクアお姉ちゃんのおごりでプリンを食べるんだ。あと、頑張って泳ぐ練習も、……な、なるべく頑張るね」

 元気そうなアクアの声を聴き、俺以外の3人がフラグとしか思えないようなことを言った途端。

「か、カズマー! なんか来た! ねえ、なんかいっぱい来たわ!」

 檻の中で叫ぶアクアを取り囲むように、湖の中から次々とワニが現れた。

 

 

「『ピュリフィケーション』! 『ピュリフィケーション』! カズマー! これ本当に檻の隙間からワニの口が入ってこない!? ガリガリ言ってる! なんか檻の鉄格子をめちゃくちゃ噛まれてるんですけどーっ!?」

湖に沈められた檻の中で、アクアが涙目で絶叫しながら浄化の魔法を唱える。

女神の力だけでは足りないと判断したらしく、必死にプリーストの浄化魔法を繰り返し使用し始める。

しかし、しばらく眺めていると、浄化される水を嫌がったブルータルアリゲーターどもが、本当に檻を本格的にかじり引きちぎろうとし始めた。

「おい、さすがにあの数のワニに囲まれるのはマズいんじゃ……」

俺が引き上げの鎖に手をかけようとした、その時だった。

「ふふん、こういう時こそ私の出番だね! えい!」

 隣でずっとガタガタ震えていたはずのルミカが、懐から怪しげな小瓶を取り出すと、プロ野球のピッチャーばりの美しいフォームで湖へと投げ込んだ。

おい、待て。お前今、何投げた?

パリン、と小瓶が湖面で割れ、禍々しい紫色の液体が水に混ざっていく。

「これでよし! ウィズさんの店で買った『麻痺毒入りポーション』だよ! ブルータルアリゲーターもこれできっと一網打尽、ひとたまりもないはず!」

「うああああああん! なんかさらに凶暴になってるぅぅぅ! 毒を受けたせいで、モンスターが死に物狂いで凶暴になってるんですけどーっ!? 『ピュリフィケーション』! 『ピュリフィケーション』!!」

 檻の周りのワニどもが、白目を剥いて泡を吹きながら、凄まじい勢いで檻に攻撃を始めた。完全に逆効果じゃねえか!

「ルーちゃん! 浄化するはずの湖を毒でさらに汚染してどうするんですか!?」

「ひゃんっ!? ご、ごめんめぐみん、良かれと思って!」

めぐみんの鋭い怒号が飛び、ルミカが頭を抱えて縮こまる。

その横で、ダクネスが真面目な顔をして湖を見つめながら言った。

「……毒が混入したせいで、水質がさらに悪化したな。これでは下手したら余計に浄化の時間が必要かもしれない。カズマ、一度アクアを引き上げた方がいいのではないか?」

「いや、今引き上げたらあの怒り狂ったワニの群れが陸地の俺たちに襲いかかってくるだろ! アクア、そのまま頑張れ! 毒ごと一気に浄化しろ!」

「鬼! 悪魔! 引きニートの分際で女神をこき使うなーっ!」

 アクアの呪詛のような叫びが響き渡る中、俺たちは遠巻きにそれを見守るしかなかった。

◇

 そうして、さらに地獄のような時間が経過し。

 ようやく湖全体の濁りが消え、美しい澄んだ水へと変わった。ミッション完了である。

 ……いや、完了なのだが。

 アクアの必死の浄化により美しく澄み渡った水面には、ルミカの毒によって息絶えた、大量のワニの死体がぷかぷかとシュールに浮かんでいる。

 そして檻の中では、完全に精神が崩壊したアクアが、膝を抱えてぐすんぐすんとすすり泣いていた。

「ごめんねアクア……。前にアクアが『私の羽衣は状態異常無効の神器装備だから毒なんて平気』って言ってたから大丈夫だと思って! ワニがあそこまでしぶといとは思わなかったんだよぅ……」

 檻の隙間から、バツが悪そうに手を合わせて必死に謝罪するルミカ。

 しかしアクアは完全に心を閉ざしており、虚空を見つめたまま返事もしない。

さすがにちょっと哀れになってきたので、俺は檻に近づいて声をかけた。

「おいアクア、よく頑張ったな。今回はお前のおかげだ。……なぁ、俺たちは今回の報酬はいらないから、全額お前のものにしていいよ。だからもう出てこいって」

いつもなら「えっ、本当!?」と現金に飛びついてくるはずのアクアだったが、今回ばかりは檻の隅っこに丸まったまま、カタカタと震えている。

「嫌よ……檻の外の世界は怖いから、このまま街まで連れてって。……あと、ルミカはこっち来て!」

「えっ、私!? ……わ、分かった、アクアのそばにいるよ」

なぜか加害者であるルミカを檻の中に引き込むと、アクアはガッチリと彼女をホールドした。

 

 

そうして俺たちは、馬に檻に入った二人の女を引かせて、アクセルの街へと帰還した。

当然、街の中を進む俺たちに注がれる視線は、痛いなんてレベルではない。周囲の冒険者や街の住人たちが、ヒソヒソとこちらを見ながら距離を取っていく。完全に「ヤバい奴らが帰ってきた」という目だ。

「おいアクア、もう街の中なんだからいい加減に出てこい! 周囲の目が恥ずかしすぎて俺の精神的ダメージが限界突破しそうなんだよ!」

 俺が歩きながら檻の中に怒鳴り散らすと、アクアはルミカを抱きしめたまま、堂々と胸を張って言い返してきた。

「嫌! ここが私の聖域よ。ギルドに到着するまでは絶対に出ないわ!」

 いや、その聖域とやらに、今回お前を大ピンチに追い込んだ諸悪の根源(ルミカ)が一緒に収まっていることに問題はないのだろうか?

檻の中で、ルミカが顔を真っ赤にしながら檻の鉄格子を掴んだ。

「アクア、私は行きも帰りも檻の中に入れられて運ばれるという扱いを受けているんだけど……! さすがに街の中は恥ずかしいから、私だけでも外に出して。お願い、アクアお姉ちゃん!」

「ダメ! ルミカはお姉ちゃんの精神安定に必要な栄養素だから! 人の温もりを感じてないと、私まだちょっと怖いの!」

「うう、私のせいだけど。アクアのバカぁ……!」

 ぎゅうぎゅうにアクアに抱きしめられ、身動きの取れないルミカが情けない声を上げる。

そんな二人を見ながら、俺たちの後ろを歩いていためぐみんが、じとーっとした目をダクネスに向けた。

「……ダクネス、私はこの状況に嫉妬すればいいのでしょうか? それとも、あの幼馴染にきつく説教した方がいいですか? ルーちゃんは反省しているような顔をしていますが、絶対にブルータルアリゲーターを大量討伐できた分の経験値を心の中で喜んでると思います」

「い、いや、めぐみん……。檻の中で女性二人が密着し、街の人々の好奇の目に晒されながら辱めを受けるなど……くっ、なんて羨ましい……いや、破廉恥なプレイなんだ……! ルミカめ、あのようなご褒美を一人で独占するとは……!」

「……もう、どいつもこいつもまともな奴がいない」

 俺は深いため息をつきながら、一刻も早くこの公開処刑の時間を終わらせるべく、ギルドへの歩みを速めるのだった。

 

 

■■■ルミカ視点■■■

 ブルータルアリゲーターのおかげで、また少しレベルアップができた。この調子でガンガンレベルを上げて、魔力量が増えれば、憧れの爆裂魔法が打てる日も遠くないはず!

「女神様! 女神様じゃないですか! こんなところにどうして女神様が!?」

 私が檻の中でアクアにぎゅうぎゅうに抱きしめられながら、若干現実逃避気味に爆裂魔法へ思いを馳せていたら。なんか、わけのわからないことを叫びながらイケメンが猛ダッシュで駆け寄ってきた。

 そして次の瞬間。モンスターたちの猛攻からアクアを無事に守り抜いた、超頑丈な鋼鉄製の檻を、その男は腕力だけでメキメキと捻じ曲げてしまったのだ。

……女神様? っていうことは、アクアの知り合いかな。でも、当のアクアは完全に無反応だし、まさかこれって新手のアクシズ教式の宗教勧誘?

「私の仲間に気安く触れるな」

 困惑する私をかばうように、ダクネスがすかさず男の前に立ちはだかった。そして、やれやれ仕方ないなとばかりに首を振る。

 あ、ダクネスがめっちゃイラッとしてる。あの男の顔、確かに妙にエリートぶっていて殴りたくなる表情だものね。

「おい、アクア? お前の知り合いっぽいから、あの男をなんとかしろ」

 カズマが面倒くさそうに言うと、アクアは私の体からようやく腕を解放し、のそのそと檻の外に出て行った。

 ふう、よくわからないけど、あの密着地獄から助かった。

 さてと。

「ルーちゃん、厄介事っぽいんですが、さっきから檻をぺたぺた触って何してるんですか?」

 隣に来ためぐみんが不思議そうに首をかしげる。

「だって、この檻、ギルドからの借り物だし。あの変な人が折り曲げた部分を、なんとか修理できないかなって……。私が昔取得した鍛冶スキルも道具がないと使えないし、あとでダクネスの腕力で元通りにできないか試してもらおうと思って」

「あ、武器屋と鍛冶屋でバイトする時に取ったやつですね。相変わらず多芸ですね、ルーちゃんは」

 私たちがそんなのんびりした話をしている間に、どうやら新たな動きがあったようで。

「君は、いったい何を考えているんだ! 女神様をこんな異世界に連れてきて! 今回は檻ごと湖に! しかも、その白髪の女の子まで檻に閉じ込めて街中を移動するなんて!」

 何やら怒り狂った不審者が、カズマの胸ぐらを掴んでいた。

「ほらめぐみん、やっぱり人を檻の中に入れて運ぶなんて非常識だよ! 今後は反省して、罰ゲームの内容をもっと考えてよね!」

「ルーちゃん、あなたはもっと反省させられないように、日頃の行動をよく考えてくださいね」

 私たちが檻のそばで、お互いに反省を促し合っていたら、不審者の会話はさらにヒートアップしていた。

 カズマの胸ぐらを掴む男の手を、ダクネスがガシッと力強く掴み取る。それを見ためぐみんも即座に杖を向け、私も背負っていた大鎌を構えた。

 そうしたら、男はカズマから手を離し、今度は私たちを値踏みするようにジロジロと観察してきた。

「……クルセイダーにアークウィザード? あと、その白髪の子は……なんの職業なんだい?」

「私はアクアお姉様の義妹(いもうと)ですが? このハイセンスな服装を見て、私をアークウィザードと見抜けないなんて、マジありえないんですけど。これが女神たるお姉様が選んだ勇者候補とは、笑わせてくれますわねっ!」

 めぐみんへの無作法な視線を遮るべく、私は一歩前に出た。とりあえず、この人が口にした「女神に選ばれた勇者」という妄想設定に話を合わせた上で、カズマを責めた分くらいはバカにしてやる。

「アークウィザードで、アクア様の妹さんっ! それは失礼いたしました。……しかし、大鎌を背負っているし、死神だろうか……」

 こちらの迫力ある雰囲気に流されたのか、男は慌てて頭を下げてきた。

「ふっ、わかればいいのよ」

 なんか死神と勘違いされている気がするけど、響きがカッコいいから気にしない。とりあえず不敵に笑っておく。そして、めぐみんの手を引いてダクネスの背中に隠れるように引っ込んだ。

「……大丈夫、めぐみん? 女神とか勇者とか意味不明なことを言う不審者にジロジロ見られて。こういう危ないことは、盾役のダクネスに任せよう」

「……ルーちゃん、あの思い込みが激しそうな人にアクアの妹だなんて言って大丈夫ですか? もし付きまとわれたりなんかしたら、すぐ言ってください。こういう時こそダクネスの鉄拳が炸裂しますからね」

「……任せておけ。奴の魔剣と私の防御、どちらが強いか試してやる」

 ダクネスが頼もしく拳を鳴らす。

 すると、その不審者は何を勘違いしたのか、私たちを自分のパーティにぴったりだ、などとスカした顔で誘ってきた。

「ちょっと、ヤバいんですけど。あの人本気で、引くくらいヤバいんですけど。っていうか、勝手に話進めるし、ナルシストも入ってる系で、普通に怖いんですけど。うちの子たちの教育に悪いから、もう関わりたくないんですけど」

「どーしよー、あの男はなんだが生理的に受け付けない。攻めるより受けるのが好きな私だが、あいつだけはなんだか無性に殴りたいのだが」

「打っていいですか? あの苦労知らずの、スカしたエリート顔に、爆裂魔法を打ってもいいですか? 金持ちに貧乏人の怒りを思い知らせてやります!」

「私の武装のカッコよさがわからないとか……。あの人、めぐみんに手を出そうとしてるのかな。八つ裂きにされたいのかな?」

 私たち女性陣の意見としては、満場一致でお断りだ。

 元々、男の後ろには取り巻きの女の子が2人もいる。もし、めぐみんまで自分のハーレム要員にしたいとか思っているのなら、私のデスメテオの錆にしてやる。

 もうこの人に関わらないようにしようと、私たちがこの場を去ろうとした、その時。カズマの前に立ちふさがった男が、アクアの所有権(?)をかけて勝負だ、負けたら何でも言うことを聞くと言い出した。

 ――そして、カズマにあっさりと負けた。

 本当に一瞬だった。

 さすがカズマ、小狡い手を使わせたら、この世界で彼の右に出る者はいないかもしれない!

 

■■■カズマ視点■■■

「気絶してるし、俺の勝ちだよな。負けたら何でも一つ言うこと聞くって言ったよな? それじゃあ、この魔剣グラムはいただきますね」

俺が地面に転がったミツルギから奪い取った魔剣を掲げると、その言葉に、取り巻きの女の片方がいきり立った。

「なっ!? ば、馬鹿言ってるんじゃないわよ! それに、グラムはキョウヤにしか使いこなせないわ。魔剣は持ち主を選ぶのよ。すでにその剣は、キョウヤを持ち主と認めたのよ? あんたには、魔剣の加護は効果がないわ!」

 自信たっぷりに言って進んでくる少女の言葉に、俺は少し眉をひそめ、アクアに確認する。

「……なあ? この戦利品、俺には使えないの? なら質屋に売るくらいしか使い道ナインだけど」

「残念だけど、魔剣グラムはあの痛い人専用よ。装備すると人の限界を超えた筋力が手に入り、石だろうが鉄だろうがさっくり切れる魔剣だけれど。他の人が使ったって普通の剣よ」

くそ……。あのイケメンの専用装備かよ。

でも、まあせっかくだし、金目のものには変わりないから一応もらっておこうか。拠点が手に入ったら飾るのもいいしな。

「じゃあな。そいつが起きたら、これはお前が持ちかけた勝負なんだから恨みっこなしだって言っといてくれ。……よし、ギルドに報告に行こうぜ」

言ってきびすを返す俺に、御剣の仲間の少女たちが再び武器を構えた。

「嘘でしょ! ちょっとあんた待ちなさいよっ!」

「キョウヤの魔剣、返してもらうわよ。こんな勝ち方、私たちは認めない!」

さて、どうしよう。この少女たちは話してわかってくれそうにないし、仕方ない。『スティール』で武器でもパンツでも没収して、物理的かつ精神的に説得するしかないか――。

「……なるほど、つまりあなたたちはカズマのような不意打ち上等、卑怯卑劣、悪逆非道な、騎士道精神の欠片もない情け容赦ない勝ち方は認められないんだよね?」

気がつけば、いつの間にかルミカが御剣の取り巻きの少女たちの手をがっしりと握り締め、やけに熱のこもった声色で語りかけていた。

……なにあいつ。気配を完全に殺して、あそこまでいつの間に近づいたんだ。暗殺者か何かか?

「そ、そうよ!」

「あんな不意打ちさえなければ、キョウヤが負けるはずないんだから!」

相手の二人も、眼前の至近距離まで近寄られていたことにかなりびっくりしているようだ。

「うんうん、そうだよね! 実際の戦いが『よーいドン』で始まるなんてあり得ないけど、もしもこれが魔王軍との戦いの最前線だったら、魔剣の人は今頃天に召されているだろうけど、あくまでこれは手合わせみたいなものだものね!」

あれ、なんかこれって……。

「……そ、そうよ。これは手合わせ、そう、手合わせなんだから!」

「正々堂々勝負してこその手合わせなのよ!」

ルミカの「戦場なら死んでるよお前」という辛辣すぎる指摘に、みるみるバツが悪そうな顔になっていく取り巻きたち。

「そうだよね、正々堂々の決闘にこそ感動が生まれるんだよ! 男同士の熱い友情が戦いの中で芽生えたりして、いつか英雄譚に語られたりして、超わっかるー! ……でも」

ルミカの声色と表情はひたすら明るいものなのに、なぜか俺たちも、御剣の取り巻きの二人も、肌がビリビリとするような異様なプレッシャーを感じ始めていた。

「駆け出しで低レベル冒険者のカズマに対して、37レベルの上級職で魔剣まで持っている『アララギ』さんに、カズマが勝つとか最初から無理、無茶、無謀だよね? ほとんどの人が見たら、スメラギさんの勝ちだと思うよね?」

……どうやら、こいつは俺のために本気で怒ってくれているらしい。

というか、絶妙に名前を間違え続けているのはわざとなのだろうか。

「あの、キョウヤはミツルギ……」

「あぁ!?」

「ひ、な、なんでもないです!」

 どすの利いた声と、完全に据わった目で睨みつけるルミカに、取り巻きが恐怖で一歩後ずさる。それを確認すると、ルミカはまた何事もなかったかのようにニコニコと話し出した。

「おっと、話が逸れちゃったね。つまり私が言いたいのは、正々堂々どころか条件が対等じゃないってこと。むしろ、大切な仲間であるアクアを守るためなら、卑劣な手段をとらざるを得ないんじゃないかな? カズマは大切な仲間を守るためなら、卑怯者の謗りを受けることも恐れない、勇敢で仲間想いの好青年なんだよ!」

「……!」

 ルミカの圧倒的な熱量と詭弁に、ぐうの音も出ずに黙り込む取り巻き。そんな少女たちに、ルミカはトドメとばかりに、虫けらでも見るかのような冷徹な視線を向けた。

「……あなたたちも、そう思うよね?」

「……ひっ! そ、そうね、その通りね!」

「ごめんなさい! わ、私たちも、ちょっと言い過ぎたわ!」

 ミツルギの取り巻きは激しく首を縦に振りながら、怯えたように後ずさった。いまのルミカには、肯定しないと何をされるかわからない凄みがあった。

ヤバい、うちの義妹が完全に裏社会の人物みたいになってる。

「わかってくれればいいんだよ。なら、いまの勝負はなしにしようか! カズマも、そこの可哀想な人に魔剣を返してあげない? ダメかな?」

 ルミカが今度は一転して、おねだりするような申し訳なさそうな顔で頼んできた。

……まあ、俺に魔剣グラムは使えないし、一発入れて多少はスッキリもしたからな。取り巻きもルミカが完璧に脅し……ゲフン、説得してくれたことだし。

「わかったよ、しょうがねえな」

 俺が肩をすくめてグラムを差し出すと、ルミカはパッと表情を輝かせた。

「本当にいいの? ありがとー、カズマお兄ちゃんっ!」

 そう言って、ルミカは輝くような笑顔で俺から魔剣を受け取り、そのまま地面に気絶して倒れ伏した御剣にタタタッと駆け寄ると――。

「早く起きてくださいメララギさんっ! ここからが本番、魔剣を賭けてこの私と尋常に勝負しなさい! ぶちのめして差し上げますから早く起きて!」

 ミツルギの肩をガクガクと前後に激しく揺さぶりながら、とんでもない極悪非道なセリフを吐き散らした。

……あれ、もしかしてこれ。ルミカ、俺のために怒ってたんじゃなくて、単に自分で魔剣を賭けた勝負をして分捕りたかっただけなんじゃ?

 

■■■ルミカ視点■■■

 

「早く起きてくださいメララギさんっ! ここからが本番、魔剣を賭けてこの私と尋常に勝負しなさい! ぶちのめして差し上げますから早く起きて!」

 私が気絶している男の肩をガクガクと前後に激しく揺さぶると、不審者は。

「う、うう……」とマヌケな声を漏らしながらようやく意識を取り戻した。

 私は一度カズマから受け取った魔剣グラムをミツルギの前に突き出し、これを一度返してあげるから、私と改めて魔剣を賭けて勝負しろと要求する。

「ぼ、僕は女の子を傷つけたくはないんだけど……。勝ったら魔剣をきちんと返してくれるというからには、受けて立つしかないか」

 フラフラと立ち上がりながら、なおも紳士ぶったセリフを吐く御剣。その態度がすでに気に入らない。

「レベル37のソードマスター、武器は魔剣グラム。相手にとって不足なし。カズマはレベル10なんだよ、私はレベル34のアークウィザードだから、甘く見ないでよね」

 私は不敵な笑みを浮かべて言い放った。――まあ、本当のレベルは14なんだけどね。こいつに勝って、後でネタバラシをして「レベルが倍以上低い魔法使いの女の子に負けた」と煽ってやれば、この男のプライドはズタズタのボロボロになるはずだ。

 さすが天災美少女ルミカちゃん。発送が冴え渡りすぎでは?

「では、カッコいいのでお互い名乗り合ってから勝負してください!」

「よし、なら審判は私が務めよう」

 なぜかめぐみんとダクネスがノリノリで前に出てきて、勝手に仕切り始めた。

「ほらカズマ、こういうのが勝負ってやつなのよ。さっきのあんたのゲスい手口とは大違いね」

「いや、正々堂々やったら俺が勝てるはずないだろ。でも、確かにこういうのはテンプレっぽいな。ちょっとワクワクしてきたわ」

 アクアとカズマが後ろでそんな呑気なことを言っている。よし、舞台は整った。

「ソードマスター、ミツルギキョウヤだ。お手柔らかに」

 ミツルギが魔剣を構えてキリッとした表情を作る。対する私も、背負っていた愛鎌をスラリと引き抜いた。

「外道案黒流(げどうあんこくりゅう)三代目継承者、ルシフェリオン・ミッドナイト・カタストロフィ、参る!」

「な、何だと……!? まさか、外道案黒流だと!? かつて『斬り姫デストラクション』が生み出したという伝説の三つの剣の流派――非道残酷流(ひどうざんこくりゅう)、|邪道神速流(じゃどうしんそくりゅう)、そして外道案黒流! その中でも最も戦場で恐れられたという、あの伝説の流派か……! もしルミカが本当にその使い手なら、魔剣相手でも十分に勝ち目があるぞ!」

「え、ちょっと待ってくださいダクネス! 本当にあるんですか、そんな流派!? ……っていうか『斬り姫デストラクション』って、紅魔の里であるえとルーちゃんが会話の中でよく使っていましたけど、実在の人物なんですか!? てっきり2人が書いていた小説の登場人物か何かかと……!」

 背後でダクネスがなぜかガチのトーンで驚愕し、めぐみんが盛大に困惑しているが、そんな周囲の声は無視だ。

「くたばりやがれですわよ、マツルギ!」

「いや、さすがにその呼び間違いは無理があるよね!?」

 まずは小手調べということで、私は全力で大鎌をミツルギの魔剣グラムに向けて真っ直ぐに振り下ろした。

「速い! だが、僕には通用しない!」

 ――ガキンッ!!!

 耳をつんざくような鋭い金属音が響く。次の瞬間、私の愛鎌の刃が、無残にも真っ二つに分かれてキラキラと宙を舞った。

「嘘……っ! 私のデスメテオ零式がぁぁぁーーっ!?」

 私は絶叫してその場に崩れ落ちた。信じられない、鍛冶屋でアダマンタイトを混ぜ込んで作ってもらった超頑丈な刃が、こんなにあっさりと両断されるなんて……。魔剣グラム、何でも切れるというのは本当のことらしい。

 ……あれ? ってことは、アクアが本当に「女神アクア」だって言ってたあの話も本当のことなの? まさかね……うん、戦闘中だから今は深く考えないようにしよう。

 それにしても、許せない!

 この間のキャベツ狩りの報酬の7割をごっそりつぎ込んで、鍛冶屋のおじさんと一緒に試行錯誤して作り上げた大鎌を、よくも切りやがったわね! まだ、モンスター相手に一度も試し切りすらできていなかったのに! よくも我が魂の片割れを……!

「デ、デスメテオ零式……独特の名前だね。武器がなければ戦えないだろう、僕の勝ちということでいいかな?」

 若干申し訳なさそうな顔をする魔剣の人。

 ……ちょっと待って。この名前、私が夜な夜な宿屋の鏡の前で、最高にクールでミステリアスなポーズを決めながら考え抜いた名前なんだけど!? それを独特って何よ! しかももう勝った気でいるの? めちゃくちゃムカついてきた。私の本気を見せてやる!

「やるじゃないですか、ミツルギキョウヤ。どうやら、私はあなたのことを少し甘く見ていたようね」

 私は壊れて刃がなくなった鎌の柄をぐっと握り直し、赤い瞳を細めて男を睨み据えた。

「これ以上やっても、君に怪我をさせるだけだからね。次やるなら、今度はその鎌を完全に切るよ?」

「もう勝った気でいるとは、笑わせてくれる。あまり私を舐めるなよ」

 このエリート気取りのすかした男に、現実の厳しさを思い知らせてやる。

 私には、こいつに対してどうしても許せないことが3つあるのだ。

 1つ、カズマは確かに卑怯かもしれない。でも、他のパーティから断られ続けていた私やめぐみん、ダクネスを仲間に入れてくれたんだ。恥ずかしいから本人には絶対言わないけど、私はすごく感謝してるんだよ。

 2つ、アクアはとんでもない美人だから、一目惚れするのも仕方ない。でも、本当のアクアは、私とめぐみんを妹扱いして可愛がってくれるし、時々抜けてるし、おバカだし……。たぶん、ミツルギが思っているような高潔で凄い人ではないと思う。アクアを魔剣と交換だなんて、アクアはレアアイテムじゃないんだぞ!

 そして3つ、何より私が許せないのは、めぐみんをジロジロと見て「僕のパーティにふさわしい」とかほざいたことだ! 私の大切な幼馴染と仲間に変な目を向けたこと、骨の髄まで後悔させてやる……!

「格の差を教えてあげる。――宣言します、今から一撃であなたを倒す」

 壊れた鎌の柄を構え、一歩下がり、私は地面を蹴って全力で突撃した。

「そんな同じ手が通用するとでも――はっ!?」

 ミツルギが再び魔剣を振るい、私の鎌の柄の先端を切断しようと動く。

 しかし、それは織り込み済み!

「なっ……!?」

 デスメテオの先端を切断されたことなど一瞥もくれず、私は残った柄をそのまま勢いよく地面に叩きつけた!

 石畳に壊れた柄を激しく叩きつけたその反動を利用し、私は棒高跳びの要領で、男の頭上高くへと大きく跳躍する。

 驚愕の表情で、ミツルギがマヌケに上を見上げた。

 計算通りだ! カズマの不意打ちをあっさり受けていたことからも、この人が突然のイレギュラーな事態にめちゃくちゃ弱いことは予想がついていた。

 重力と、落下の勢い。そして、配達のアルバイトでこれでもかと鍛え上げられた私の強靭な脚力!

 すべてを一点に集中させて、私は空中で身体を鋭くひねった。

「喰らえ! 外道案黒流奥義――邪龍撃滅流星脚(じゃりゅうげきめつりゅうせいきゃく)!!!」

 渾身の力を込めたかかと落としが、呆然とこちらを見上げるミツルギの脳天を正確に捉える!

 ――ドンッ!!!

 鈍く重い衝撃音と共に、男は石畳に顔面から激しく叩きつけられた。

「……はぁ、はぁ。……言ったでしょ? 格の差を教えてあげるって」

 私は華麗に着地すると、先端が切り落とされ少し短くなった鎌の柄を背中に担ぎ、ピクリとも動かなくなった敗北者を見下ろした。

 周囲は水を打ったように静まり返っている。みんなの驚いた顔がはっきりと見える。

よし、ここで何かそれっぽい、最高にクールな台詞を言っておこう!

私は気絶して倒れ伏したミツルギの襟首をグッと掴み上げると、冷徹な声で言い放った。

「二度と、私の女に手を出すな」

……ふふ、ふふふふ! 今のセリフ、めちゃくちゃカッコよかったんじゃない!? 今夜の私は興奮で寝られないかもしれない!

 内心で大絶賛を繰り広げながら、私は転がった魔剣を拾い上げる。

「わーい! これで魔剣グラムは私のものだね! せっかくだから新たな名前を付けないと。よし、今日からあなたは――魔剣『ブラックめけめけ丸』よ!」

 私が新しい相棒の名前を決めて悦に浸っていると、背後から何やら様子のおかしい声が聞こえてきた。

「……今、ルーちゃんが私のこと『私の女』って言った。えっ、私に向けて言いましたよね……!? いや、これは夢、きっと私の勘違い。あの子のことだから深い意味なんてない、私の仲間に手を出すな的な意味のはず……。でも、万が一っていう可能性もある……!? カズマ、ちょっと私の頬を思いっきりつねってもらってもいいですか!?」

「お、おいアクア……? お前、あの凄まじい勢いで叩きつけられて微動だにしないミツルギのことは心配じゃないのか? 一応ヒールをかけてやった方がいいんじゃないかな……」

 何かぶつぶつつぶやいていためぐみんが顔を真っ赤にしてパニックになりながらカズマに詰め寄っている。すると、ミツルギの取り巻きの女二人がヒステリックに叫びだした。

「嘘でしょキョウヤ!」「あなた、あの落下の角度的に、まさかあの子のスカートの中身……パンツを見て油断して負けたんじゃないわよね!?」

「おい、バカ! この状況でなんてこと言うんだ! シスコンと幼馴染の微妙な距離感を気にしている多感な思春期のめぐみんが、怒りと嫉妬で爆裂魔法を今にも放ちそうに構えてるじゃないか!!」

「どいてくださいダクネス、その元魔剣使いの男を今すぐ肉片一つ残さず消し炭にしますから! 無防備なルーちゃんを守るのは、私の役目ですから――!!」

「ちょ、めぐみん待て! ここで爆裂魔法はやめろ、街が吹き飛ぶ!!」

 あれ……?

 私が完璧な勝利の余韻に浸っている間に、なぜか他のみんなが修羅場一歩手前のカオスな状況になっているんだけど、一体どうしてこうなったの?

 

 





・ルミカ
金槌。謎の流派の継承者であることが判明した。なお、今回投げた分で麻痺毒の在庫はなくなった。ちなみにデスメテオもなくなったので、この後のベルディア戦はどうするんだこの娘?
次回は光と闇が合わさって最強に見える的な覚醒シーンがあるらしい。

・めぐみん
ルーちゃんがアクアに抱きしめられて檻の中にいたこと、ミツルギにスカートの下を見られた可能性などにもやもやしていた。斬り姫が実在の存在であることに驚愕している。
この前麻痺毒で死にかけたくせに、また毒で問題を起こした幼馴染に内心怒っていたが、私の女と言われたことで有耶無耶になった。

・カズマ
ミツルギの取り巻きにスティールのそぶりを見せなかったので、原作よりは嫌われていない。ただし、街中をアクアとルミカを檻に入れて移動していたので、鬼畜のカズマと呼ばれる日は近いかもしれない。

・アクア
原作よりもブルータルアリゲーターが死に物狂いで殺しにかかってきたため、かなりトラウマ。でもアクア様はそういう立ち位置の方が輝くよね。

・ダクネス
めぐみんやルミカに平然と盾にされていた。でもダクネスの一人称視点の番外編がなぜか本編より先にできているから活躍の機会はいっぱいあるぞ。

・ミツルギ
取り巻きの2人からしばらく、ルミカのパンツを見て負けたのではと白い目で見られることになる。だが、ミツルギさんは見ていない。
今後もルミカによって、ひどいことになる未来が彼を待っている。

ダクネスとクリスが行き倒れのルミカを拾った時の番外編がほぼ完成しています。最新話より先に投稿した方がいいですか?

  • とりあえず番外編でもいいから投稿
  • 本編最新話を先に投稿
  • ベルディアを討伐後に番外編投稿
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