真也「んー、久しぶりだね」
こいし「どうしたの?」
えっとですね、ちょいとスランプのようなものになりまして
真也「どんまーい」
こいし「お疲れ様」
はぁ、サクサク行きたいんですけどね
真也「はじめよー」
こいし「そだね」
では
「「「スタート」」」
真也とこいしは迷いの竹林と言うところに来ていた
迷いの竹林というのは、不思議な霧と少し斜めったような地形により入った者を迷わせると有名な竹林である
2人がこんな所にいるのは
真也「んー、永遠亭ってどこかなー?」
こいし「たしか鈴仙はそこにいるって言ってたはずだよねー」
この前の異変で会った鈴仙に会うためである
永遠亭という名前だけを聞いたため細かい場所が分からなかったので、無意識に頼ってきたのだが竹林につくとそれも頼りにならなくなってしまった
2人は名前は聞いていたので竹林の前で
真也「どーするー?迷いのとか言われてるからー入ったら迷うんだよねー」
こいし「誰かここを案内してくれる人がいると居居んけどね」
そんな話をしてどうやって行こうかと話し合っていると
?「ん?お前らなにやってるんだ?こんな所で」
後ろから誰かに声をかけられた
2人は後ろを振り向くと、そこにいたのは
長くいろんなところを結んだ白髪に白いシャツ、赤いもんぺを着てポケットに手を突っ込んだ女性が立っていた
真也はその女性の姿を確認してから
真也「あー、その前に君は誰ー?」
そう聞いた
聞かれた女性はそのままの格好で
?「私は藤原妹紅、妹紅でいいよ。2人は?」
自身の名前を言って、真也とこいしにも同じことを聞く
真也「僕は全無真也、真也でいいよーよろしくねーもこたーん」
こいし「私は古明地こいし、こいしでいいよ、よろしくねもこたん」
2人は笑顔でそう言うが
妹紅「いや、もこたん言うな。誰がもこたんだ」
妹紅が2人の自身の呼び方に疑問を覚え、突っ込みを入れるが、2人は聞く耳を持っておらず
真也「あー、もこたんさーこの先にある永遠亭の行き方わかるー?」
こいし「もし分かるなら案内して欲しいなーもこたーん」
妹紅に永遠亭まで案内して欲しいと頼んだ、呼び方を変えずに
妹紅「あー、まあ行けるが。あともこたん言うな」
妹紅は少しためらいつつもそう言った
真也とこいしはよし来たと言わんばかりに妹紅の手を取り
真也「なら話が早いよーもこたーん」
こいし「連れてってねーもこたん」
妹紅「えっちょ、待って連れてくから、引っ張るなっ!あともこたんじゃなーい!」
妹紅の制止も聞かずに引っ張っていく、妹紅は相変わらずもこたんと言われるのを否定するが、2人が変える気が無さそうな顔に諦めた
妹紅「はぁ、ここが永遠亭だ」
2人は妹紅の案内により無事永遠亭についた
2人は永遠亭をついて周りを見て、鈴仙が外にいないことを確認すると
真也「もこたんありがとねー!」
こいし「ありがとっ!もこたん!」
妹紅に感謝の言葉を送りつつ、中に入ろうとした
が
妹紅「あ、そう言えばここ、悪戯兎がいるから気をつけろよ……って遅かったな」
妹紅が2人に注意を促そうとして、視界から2人が消えていることに気付いてため息を付いた
妹紅がいる場所より下から
真也「もう少し早く言って欲しかったなーあはは……」
こいし「そ、そうだね、いてて……」
真也とこいしの声が聞こえた
妹紅はその声に返事をしようとすると
?「うささ、成功したうさね」
その落とし穴の近くにいつの間にか妹紅には見覚えのある人がいた
妹紅「あ、またかお前」
?「うさ?あ、また姫様と殺りに来たうさ?」
2人はごくふつうに会話しているが
こいし「ねー、これ中々深いから軽く足ひねったー」
中からこいしの愚痴のようなものが聞こえてくる
妹紅はやれやれと思いつつ助けようとした
そのとき
真也「とりあえずこの落とし穴作った人には、しっかりお話してあげないとね……」
真也の語尾の延びた口調ではない声と共に、肌がぴりぴりするような空気を感じた
妹紅は何事かと思い中を見ようとしたが、その前に真也が穴からこいしをおんぶして出てきた
妹紅「おい!大丈夫か……って大丈夫そうだな、ん?」
妹紅は2人の格好が落ちる前と変わってないことから、大丈夫だと判断した
こいしは足をひねったという割には元気そうに立っている、その顔は少し心配そうだが
妹紅はこいしの様子に問題ないだろうと思って真也を見た
妹紅「こいしは大丈夫そうだな、真也は……っ!?」
真也を見た妹紅は息をのむ
真也は会ったときのにこにこ顔はそのまま、明らかに怒気を放っている
真也「誰がこの落とし穴作ったかな?」
そう言うと妹紅の方をみる
妹紅はなにも言わずに首を激しく横に振る
真也はそれを見て近くにいて、いきなり上がってきた2人に驚いている妹紅の知り合いを見た
?「わ、私じゃないうさ!」
その少女は全力で否定したが、真也は落ちたときに妹紅が言っていたことを思い出すと
真也「君か、あれ作ったの。さて、少しお話ししようか……」
いつもの笑顔をとてつもなく黒い笑顔に変え、その少女に近付く
少女は危機を察知し、脱兎のごとく逃げ始めた
真也もそれを追って少女の逃げた永遠亭内に入る
その場に残されたこいしと妹紅は
こいし「あーぁ、またやっちゃったね。あの子が生き残れることを祈っておこっと」
妹紅「真也って一体……」
片や祈りつつ、片や真也の変わりように驚きつつ、中に入った
?「ちょ、しつこいうさー!」
真也「逃げちゃダメだよ」
少女は未だに真也から逃げていた
かれこれ10分ほどは逃げ続けているだろう
真也は少しめんどくさくなってきたのと、こいしを置いてきてしまったことを思い出し
真也「悪いけど、そろそろ終わりだよ」
そう言うと手を握り、少女の力を無くして捕まえた
少女はすぐに戻った力でじたばたともがくが、がっちりと真也に掴まれてしまい逃げることも叶わない
真也は捕まえた少女を逃がさないようにしつつ、こいしたちを探し始めた
すると
鈴仙「あ、真也さん。こんなところでなにして……って、てゐ!?えっ真也さん、もしかしててゐが何かしましたか!?」
どこからともなく鈴仙が現れた。鈴仙は真也を見て何でここにいるのかと聞くが、真也がてゐと呼ばれた少女をがっちり捕まえていることに気付くと、顔を白くして申し訳無さそうにそう聞いた
真也は先ほどの黒い笑顔ではなくいつもの笑顔で鈴仙を見ると
真也「んー?この子は落とし穴作って僕とこいしをはめた上にーこいしが足をひねっちゃったからーちょーっとお話してあげようかなって思ってねー?」
そう言うとあははははと笑いながら、てゐを掴んでいる腕に力を込める
てゐは悲鳴を上げているが、真也は気にした様子もなく、鈴仙は少し青ざめているが気にしないようにと頭を振り
鈴仙「うちのてゐがすいません!やらないようにといつも言ってるんですが……」
とても申し訳無さそうに頭を下げ耳も垂れているが、真也はそんなことないと手を振ると
真也「いやいやー鈴仙は悪くないよーこの子がいけないからね……」
そう言って黒い笑みを浮かべててゐを睨む
睨まれたてゐはびくっとするとがたがたと震え始める
その様子に鈴仙は何ともいえぬ気持ちになるが、このままではらちがあかないと思い
鈴仙「と、とりあえず、こいしさんと合流しましょう?」
真也にそう提案してなんとかこの場を乗り切ろうとする
真也は少し考えると、頷き歩き始める
鈴仙はほっと一息付くと歩き始めた真也についていった
真也「んー、どこかなー……あ、いたー」
こいし「あ、やっと帰ってきた。ふふっ捕まえたのね、その子」
妹紅「すまん、邪魔してる」
鈴仙「これはまた不思議なメンバーだなぁ」
真也と鈴仙(+てゐ)はこいしと妹紅がいる部屋にたどり着いた
2人はなにも気にせずしゃべり始めたが、真也の腕にはてゐが捕まっており相変わらずじたばたするてゐを力を入れて静かにさせていた
こいしもこいしでそんな状態のてゐを全く気にせず話している
妹紅と鈴仙はそんな2人に頭を抱えてため息を付くと
妹紅「なぁ、そろそろそいつ放してやれよ」
鈴仙「謝りますから、そろそろ放してもらえませんか?」
真也にそう言うと、真也はこいしを見てこいしがこくんとうなずくのを見ると、てゐ軽く放り投げた
てゐ「うさっ」
投げられたらてゐは床でワンバウンドすると壁に当たり止まった
投げた真也は全く気にしていなかったが、何か思い出したようではっとすると
真也「あ、そう言えばーこの子の名前聞いてなかったなー。鈴仙ー教えてー」
そう言うと鈴仙を見る
鈴仙はあれ?知らないのにやってたの?と、思いつつ
鈴仙「あ、はい、因幡てゐですよ」
そう答えた
真也はそれを聞くとふーんとだけ言ってこいしとまた話し始めた
鈴仙は壁にぶつかって気絶しているてゐを指でつつき始める
妹紅はなにもすることが無くなったので帰ろうとすると
?「あら。誰か来てると思えば妹紅じゃない。また殺られに来たのかしら?」
?「あら?見たことない2人も混じってるようです」
妹紅「げっ」
妹紅が出ようとした入り口から2人の女性が現れる
1人はピンク色のゆったりした服の胸元にピンク色のリボン、赤いロングスカートそして長く美しい黒い髪
もう1人は特徴的な赤と青を半々に分けた服に、同じく服と反対の配色のロングスカート、長い銀髪を三つ編みにし、頭に赤十字の入った青い帽子を被っている
真也は二人の声に反応して振り向き、2人の姿を確認すると
真也「んー?君たちは誰ー?」
妹紅に聞いたように2人に聞いた
黒髪の女性が先に口を開く
?「私は蓬莱山輝夜、お姫様だけど堅苦しいのは嫌いだから輝夜でいいわ」
?「私は八意永琳、医者のようなことをしているわ」
2人はそう言うと自分たちの知らない真也とこいしにも同じように聞くと、真也とこいしは先ほどの妹紅と同じように返した
それを聞いた輝夜は妹紅の方を向き、挑発的な笑顔を浮かべながら
輝夜「で?また来たのはそういう理由でいいのかしら?」
妹紅「ちっ。今回はそう言う訳じゃなかったが、会ってしまったからにはやるしかないな!」
妹紅に確認すると、妹紅は舌打ちをしてやれやれと頭を振りつつ外に出て行った
輝夜もそれを追い、静かになったところ
永琳「で、あなたたちはなにをしに来たのかしら?」
外に出て行った輝夜を見ていた永琳が真也たちの方を向きそう聞く
真也は少し考えると
真也「別にー?何となく来ただけだよー?強いて言うならー鈴仙から聞いたから鈴仙に会いに来たって感じかなー」
そう答え、てゐをつついている鈴仙の方をちらりと見る
永琳はふむと呟き少し考えると
永琳「ところで、こんなところにふつうに来てるのだから、あなた能力持ちよね?」
真也にそう聞く
真也ははぁ、とため息を付くとこいしにちらりと視線を送り、こいしが少し間を空けてから頷いたのを確認すると
真也「うん、あるよ。僕の能力は「『無』を操る程度の能力」だよー」
そう答えた
それを聞いた永琳は一瞬とても驚いた顔をするが、すぐに平時の顔に戻ると
永琳「あなたはその能力でここでなにをする気かしら?もし姫様に何かする気なら……殺すわよ、この場で」
どこから取り出したのか弓を構えながら、真也に向かって殺気を出してそう問いかける
その殺気乃矛先である真也は同じやりとりをしたことがあるからか、うんざりした様子で
真也「はぁ……別に何もしないよ。したところで何も面白くもないしね。それに悪いけど、君じゃ僕を殺せないよ。僕を殺せるのは……だけだよ」
永琳に光のない目を向けながらそう答える
最後に言った部分はこの場にいる誰も聞こえなかったが、誰も気にしてはいなかった
永琳はただのはったりだと思い真也に狙いを定め弓を引くが
永琳「!?」
ちらと、真也の位置を確認した瞬間に引いていたはずの弓が無くなっていることに気付き、また真也から殺気が出ていることにも気付き冷や汗をかき始める
そんな様子の永琳にまたもため息をついた真也はかなりびくびくしている鈴仙の方に顔を向け
真也「鈴仙、今日は邪魔しちゃってごめんね?また今度なにもないときにこいしと3人で話そうね」
そう言うとこいしの方を向きこいしの手を取り、頷くのを確認して2人は一瞬にして消えた
永琳はその事に驚き絶句しているが、一度見た鈴仙は冷静に考えていた
鈴仙「(真也さん……あんな能力を持っていたなんて……たぶん私よりも辛い目にあってるんだろうな……)」
そう考えつつ鈴仙はただならぬ殺気を感じて戻ってくる、空で殺し合っていた2人をぼーっと見つめているのだった
地霊殿に帰ってきた2人は真也の部屋で話していた
こいし「真也。あまり目立つことはしちゃだめだよ?あんまり敵を作ると大変だよ?」
真也「うん。分かってる。でもああいうのは一度分かってもらわないとダメだからね」
こいしは相も変わらず無茶しかける真也を心配してそう言うが、真也はそこまでやめる気は無さそうに見える
こいしはそんな真也の様子を悲しそうに見ながら、話題を変えて1日を終えた
はい、久しぶりに書いたらなんかもう、よく分かんなくなりました
真也「なんかいつもより長いねー」
こいし「新しい人が来るとシリアスになるのは安定だね」
あはは……しょうがないですよね~
真也「次回は早めに投稿しなよー?」
こいし「無理は良くないけどしっかり更新しないと忘れられちゃうからね?」
分かってますよ、次回はもう少し早くしたいです
あと、活動報告の好きなキャラアンケートよろです
では次回まで
「「「ばいばーい」」」