勇者の子孫は元囚人である   作:ポン菓子茶

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書き終わった時、投稿する時に閲覧数を見た時100超えていて「ファ!?」と声を上げてしまった上にお気に入りにも数があって倒れかけたw(実話)


第3話 妖精は生きている。 前編

アトラ・・・正式名称アトランティックタウン。町としては人口も少なく、広くはない。この街の売りは沢山の旅商人がここで情報交換と商品の売買を行っている。また、冒険者もここを中間地として利用している。そして町はこう呼ばれた。商人街 アトラと。

 

国を出て半日、ディノは商人街アトラに着いた。しかし、空は茜色に染まっており商人達は馬車に

商品を乗せ店じまいをしていた。しかし、たった一つ店を続ける所を見つけた。

「さあさあ!狸印の萬移動商店、タヌキチですよー!傷薬から武器まで何でもござれ!安くしときますよ〜!」

売り込みしているのは狸の獣人だ。

狸印・・・獣人商人ギルド『ビーストショップ』の傘下の一つだ。

「お!お客さん、変わった剣持ってるねぇ」

「まあな、情報提供して貰いたい。要求するのは「うわぁ!外れた!!」何だ?」

叫び声が聞こえ方を見ると人が集まっていた。鼠の獣人と男が向かい合って座っていた。テーブルにはサイコロにコップがある。賭け事である。賭けに負けた男は去り、次の男が座る。

「お客さん、あれどう思う?」

「先に偶数か聞いてサイコロを選び、瞬時に入れる。分かりやすいイカサマだな」

「へぇ、お客さんも解るんだ。ちなみに商品はあれだよ」

ディノは狸が指さす方を見ると鳥カゴがあった。しかし、中にいるのは鳥では無かった。草で出来た服を着ており、蝶のような羽を持つ小さな人。

「妖精か」

妖精は冒険者の大切な存在。転移魔法が使え、危険な時に瞬時に逃げる。だが、それは人と共に生きている妖精。森や密林に住む野生の妖精は魔法が豊富で転移はもちろん、回復、付術も使え、捕まえて高値で取り引きされてる。

「あー!!」「またか」「次は俺だ!」

っと、次々と挑戦者が名乗り出る。

「お客さんも気をつけな。最近ああ言うの増えて「次は俺がやる」ハイ?」

狸は忠告していたディノはイカサマの賭け事に挑戦していた。

「ほうほう、よろしいですよ。シシシシ」

(お客さん!?さっき自分でイカサマって言ってませんでした!?)

「俺が予想するのは奇数だ」

「分かりました(シシシシ、当てさせるかっての。偶数のを入れて)では始めましょう」

周りはディノを嘲笑いながら見ていた。そして、イカサマ師はコップを持ち上げると5と6、合わせて11。結果奇数でディノの勝ちである。

イカサマ師は口をあんぐりと開け驚いていた。サイコロは一個しか入れてない。しかし、入れてない筈の奇数のサイコロが入って居た。

「俺の勝ちでこいつは頂くぜ」

妖精が入っているカゴ持って去ろうとすると

「き、貴様!どんなイカサマをした!?」

イカサマ師は怒り浮かべて叫んだ。

「イカサマ?別にただあんたのサイコロを二つとも入れただけだ」

それを聞くと周りの男達はサイコロをよく見た。片方は偶数、片方は奇数しか書かれてない。イカサマ師は青ざめ逃げた。脱兎ならぬ脱鼠の如く。周りの男達は騙された事に苛立ちイカサマ師を追いかけた。

完全なる自業自得である。

「お、お客さん。やるねぇ」

「別に、こいつが欲しかっただけだ。話の続きだが、情報と傷薬を頼む」

「傷薬一個に5G。だけど凄いの見せてもらったから3Gで良いよ」

「10個買おう」

「はい、ひー、ふー、みー、うん確かに頂いたよ。それで情報は?」

「ここら辺で竜に乗った奴見なかったか?」

「竜ねぇ、そもそも竜ってあんま見る事ないし。あ、カラリアの森に何か降りたし、それかな?はい、傷薬」

「ああ、あんがとよ。ん?おい、干し肉なんて頼んでねぇぞ」

「それはサービス。オマケも入れといたよ」

「ありがとよ、お前名前は?」

「シャーリー、シャーリー・テスタロス」

「先輩!ギルマスの指示で次の街に行きますよ〜」

「あー、悪い。じゃあねぇー」

シャーリーはその場去り、ディノは妖精を連れて宿屋に向かった。

 

あれから夜更け、部屋にはカンテラの光しか無かった。そこに居るのはディノとカゴに入ったままの妖精だった。カゴはいつでも出て良い様に既に開けており、ディノは刀剣の手入れをしていた。しかし、妖精は出ようとしない。

「おい、さっさと出てけ。そしてもう捕まるんじゃねぇぞ」

しかし、妖精はなんと言おうが動こうしない。ディノは諦め、勝手にどっか行くだろうと思い刀剣を仕舞い、そのまま眠りに着いた。

 

「・・ろ!・・ぬか・・・ の!」

夜が明け、朝になると知らぬ声がディノを起こす様に話しかける。自分が泊まったのこんなサービスが有るのかと思っていた。しかし、眼が覚める毎に言っている言葉が聞こえて来た。

「何時まで寝ておる!?さっさと起きぬか!馬鹿者!」

・・・この時ディノは確信した。これサービスでは無いとこんなのがサービスならそいつはどう言うセンスしているのか問いたくなる。眼を開けると視界に映ったのはサファイアの様に青く綺麗に輝く髪、魅力する様に煌めく蝶の羽、そして皮で出来た服、それがディノが視界に入れた妖精の姿であった。

「てめぇ、誰だ?」

「忘れたか!?昨日、貴様があのクソ鼠(イカサマ師)の賭けに勝ち、妾を救ってくれたでは無いか!」

ディノは昨日の出来事を思い出し、次の質問した。

「なんでお前ここにいるんだ?帰れって言ったはずだが?」

「そ、それはじゃのう。ずっとカゴの中で周りが見えなかったと言うか、ここがどこって言うか・・・。そ、それに!恩人に恩を返さなければ妾の気が収まらん!」

「要は帰り道がわからねぇから、故郷まで送って欲しいと?」

妖精は自分の心境を簡単に見透かされて慌ててしまう。

「ち、違うぞ!?別にただ恩を(ぐう〜)」

妖精のお腹から大きな虫の声が聞こえた。妖精は沸騰している様に顔が赤く染まり、ふらふらと下に降りて行く。

「・・・干し肉で良いか?」

「・・・妾は肉は好かん」

 

一方ディノの部屋を覗く者が居た。その者は鼠の獣人で先日ディノにイカサマを見抜かされ、更に商品も奪われ、自分の商売を台無しにされたのだ。台無しにしたディノが許せなかった。

「シシシシ!絶対、許さねぇ!地獄を見せてやるっシ!」

イカサマ師の後ろに二つの影が現れた。

 

「ハグ、ムグムグ!この果実は美味いな!人間!」

「落ち着いて、そして黙って食え。妖精が」

本人達は呑気に朝食食べていた。妖精は自分と同じ位の林檎、ディノは干し肉を食っていた。

「むー、妖精と呼ぶでない!と言ってもまだ自己紹介がまだじゃからのう。人間よ、名前は?」

「俺の台詞だがまあいい、ディノだ。ディノ・アルスター」

「ディノと言うのか?覚えておこう!!「いや、覚えろよ」妾はプリースト・リ・ニーマーニャじゃ!覚えておけ!」

妖精、プリーストはえっへんと言わんばかりに偉そうにしていた。その言葉に呆れたディノは荷作りし始めた。

「無視するで無い!」

「明日までにカラリアの森に行きたいんでな」

「ぐぬぬ」

宿屋を出てディノはプリーストが住んで場所のヒントについて聞いていた。

「森だったぞ」

「いや、森じゃあわからねぇよ」

「兎に角森じゃ。それ以外はわからん。皆と違って妾は外にあんまり出させてくれ無いからな」

箱入り娘かっつのっと呟くとある事に気付く、後ろからの視線。それも殺気に満ちた視線。ディノは前を向き小走りで足を進めた。

「ぬ?人間、どうした?」

「黙ってろ、舌噛むぞ」

そして、そのまま町の外に出た。すると、次に視界に入ったのは斧だった。ディノは横に飛び、斧を避け、振り落とした者を見た。そこにいたのは二人の戦士と

「シシシシ!覚悟するシ!!」

イカサマ師(クソ鼠)がいた。




よし!書けた!しかし、相変わらず文才無いなー(遠目
次回は戦闘回ですよ!戦闘模写やったこと無いけど出来るかな?
では次回第3話 妖精は生きている。後編
お楽しみに!
誤字、脱字あれば報告して下さい。感想、お待ちしております。
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