茅場晶彦を名乗るアバターが一方的にログアウト出来ないことを告げたあと広場は喧騒に包まれていた
既に何人か自殺者も出ているようだ
この状況は明らかに不味い
だが私はまだこれからどうするか決めあぐねていた
「……クライン、ヒースクリフ。こっちへ来てくれ」
「えっ、キリト?」
「どうしたのかね?」
キリト君に言われるまま私は路地裏に付いていく
「よく聞いて欲しい。この世界がデスゲームになった今みんな生き残ることを頭において行動するはずだ。そのために必要なことはとにかくレベルをあげることだ。そうなると……」
「……この辺りのモンスターはすぐに狩りつくされる。我々が生き残るためにはここから移動しよう。そういう提案かね?」
「!……あっ、ああ。そうだ。ここから先はスタートダッシュを早々にすることが有利だ。多分もう他のベータテスターは動き出しているはずだ」
「……キリト、すまねぇ。俺はダチがここに来ているんだ。置いてはいけねぇ……」
クライン君が申し訳なさそうにそういう
先程茅場の手によって素顔が露見した彼を改めて見ると何となくお人好しなのがわかる
目に見えて中性的な顔が萎れる
キリト君だ
「そんな顔すんなって!キリト。俺は、いや。俺達は必ず追いついてみせるぜ!お前に受けたレクチャーは無駄にしねえからよ!」
「…わかった。必ずまた。ヒースクリフはどうするんだ?」
キリト君が私の方を見る
不安そうな顔だ。
心配しなくてももう私の肚は決まっている
「…私は君と共に行こう。まだ実戦をするには不安要素が残る。君のレクチャーをもう少し受けさせてもらおう」
「わかった。でももう俺があんたに教えられることなんてあまりないぞ?」
「なに。今この瞬間も勉強させてもらっているよ。」
「…あんたがいいなら別にいいが…」
「うむ。さて、キリト君。そろそろ行こうか。クライン君、頑張ってくれたまえ」
「ああ。じゃあ、またな。クライン」
「おう!またな!」
私たちが歩き始めてしばらくして
「キリトよぅ!お前の顔可愛いじゃねぇか!結構好みだぜ!」
クライン君の声が後ろから聞こえた
「お前もその野武士顔の方が似合ってるぜ!」
そう返すキリト君
「ヒースクリフ!キリトのこと頼んだぜ」
「うむ!心得た!また会おうクライン君!」
彼と別れた後しばらく進みやがて私たちはホルンカの村へとたどり着いた
キリト君曰くここで受けるクエストで手に入る片手剣アニールブレードが質がよくしばらく使えるのだという
私も片手剣使いなのでそのクエストを受けることにした
クエストの内容は病気の娘を持つ母親からで病気を治すための胚珠を手に入れてきて欲しいというものだったのだが…
ここで切ります
なんというか進み具合が中途半端だな…