☆ ☆ ☆
――俺は、本物が欲しい。
涙声の、かすれた情けない先輩の声。それでいて、どこか胸の内に秘めていたものを吐き出したような声。奉仕部で起きた、わたしを変える原因になった出来事。
その時から、もやもやとした気持ち抱くようになって。
葉山先輩が好きなはずなのに、その頃からなぜか先輩ばかり目で追うようになっていた。理由を作っては、または隙を見つけては、先輩に近づいていく自分がいる。
わからないから、知りたくなった。知ろうとして葉山先輩に告白してみたものの、やっぱり振られちゃったわけで。
その事実は悲しくて辛いはずなのに、間違いようのない失恋のはずなのに。心のどこかでほっとしている自分に気付いてしまった。
先輩にはいつもいつも「あざとい」と言われ、最初はそれが癪だった。でも、いつの間にか「可愛い」と言って欲しいと思うようになってしまっていて。
一色いろは、一生の不覚だった。
今のわたしは、完全に恋する乙女。最初は、腐った目をしたどうでもいい人だったはずなのに。海浜総合高校との合同クリスマスパーティーの時から、ちょーっとだけ、ほんのちょこーっとだけ興味が湧いていたのは認めるけどさ、うん……。
と、そうやって否定しようとしても、心が許してくれなかった。……はぁ、ここまできたらもう認めるしかないよね。
……よしっ! だったらぜったい、ぜーったいわたしのことを「可愛い」って先輩に言わせてやる!
一人、そんな決意をした夜だった。
☆ ☆ ☆
次の日。
奉仕部へ向かおうとする先輩を掴まえて、強引に生徒会室に連れ込む。他の役員は大した仕事もなかったために、是非ともお休みしてもらうことにした。ふふっ、邪魔者もいない今度こそ可愛いって言ってもらいますよ。
「で、何すりゃいいの」
もはや定位置となった椅子に腰掛けて、やれやれとため息交じりに先輩が声をかけてきた。んーまぁ、ぶっちゃけ今日は手伝ってもらうほどの仕事じゃないんだけど。
「じゃあ、これをお願いしますー」
めんどくさそうに書類を受け取った姿を横目に見つつ、考える。
……わたし、なんでこんな人好きになっちゃったんだろ。あーでも、葉山先輩みたいにキラキラしたさわやかなスマイルで「いろは、手伝うぞ」なんて言われても、それはそれで引くかも。や、でもでも先輩に名前で呼んでもらえるのは嬉しい、かな? ……っていやいやそうじゃなくて!
「なにお前、どしたの?」
脱線した思考のレールを戻すために首をふるふる振っているわたしを見て、まるで奇妙なものを見るような目をしながら先輩が眉をひくつかせていた。
「なんですかその顔……」
「いやだってお前、突然首振り出したら何かと思うだろ」
うん、それは否定できない。でもいろいろ妄想していたなんて正直に言えるわけない。
「一色?」
「あ、や、な、なんでもないですからっ! ……それよりわたし、先輩に聞きたかったことがあるんですよー」
はっとしたわたしは咳払いで誤魔化しつつ、本題に入ることにする。そんなわたしに先輩が何だよと言いたげな視線を送ってきたので、頷きを返す。さぁさぁ、作戦開始ですよ!
「前に葉山先輩に好きな女の子のタイプを聞いてみたことがあったんですけど、答えてくれなかったんですよー」
もちろん嘘だけど。
「……………まぁ、そりゃそうだろ」
「なんですか今の間……。あ、もしかして何か知ってるんですかー?」
もう葉山先輩のことはどうでもいいんだけど、これはある意味チャンスだ。そう思ったわたしは先輩の腕を両手で掴み、ゆさゆさと揺さぶる。
「知らん知らん、だからやめろ離せ」
「ほんとのこと言ってくださいよー。ねぇ、せんぱーい!」
ここぞとばかりに出来る限りの甘ったるい猫なで声を出し、先輩の身体を揺すり続ける。
「だから知らんっての……。っつーか、もし知ってたとしても、それは俺が勝手に言っていいことじゃねぇだろ。あとあざとい」
あ、また言われた。くそー……。
「むー」
その言葉に、ついつい頬をぷくっと膨らませてしまう。不満なのはもちろん葉山先輩のことじゃなくて、あざといと言われたことだけど。
不満は残るが、大事なのはここからなので今は話を進めることにして。
「まぁ、しょうがないのでそこは自分で考えます」
「協力できなくて悪いが、そうしてくれ」
わたしのおねだり攻撃に疲れたのか、先輩は長々とした息を吐く。でも残念ながらここで終わりじゃないんですよ!
「じゃあ参考にするので、先輩の好きな女の子のタイプを教えてください」
「……は?」
返しがあまりに予想外だったらしく、素っ頓狂な声をあげて先輩が固まってしまった。
「……先輩?」
「あ、ああ悪い。ていうか、近いんだが」
ずいっと顔を近づけると、先輩が居心地悪そうに身をのけ反らせる。……あっ、先輩のほっぺが赤い! ってことは、女の子として少しは意識してくれてるってことでいいんだよ、ね?
……まぁ、わたしも顔が熱い、気がする、けど。
「一色、とりあえず離れてくれ……」
身体を傾けたまま、ぽしょりと先輩が呟く。……うん、とりあえずこのままだと話が進まなそうだし、一回離れたほうがよさそうだ。わたしも恥ずかしくて限界だし、そうしよう。
「で、一応聞くがなんで俺の好みを知る必要があんの?」
「それはですねー……」
意味ありげに言葉を区切り、こほんと二回目の咳払い。そして、ぴっと人差し指を立てつつ説明する。
「いいですか? 前に雪ノ下先輩も言ってたように葉山先輩と先輩は正反対なんですよ。つまり、先輩の好みがわかれば必然的に葉山先輩の好みもわかるということですよ」
自分でも無茶苦茶な、単なるこじつけだと思う。まぁそれがわたしだし、似たような前例もあったし、先輩に対しては無理を貫いてきたし、大丈夫、大丈夫ー。
「あぁ、そういうこと……」
納得がいったように、先輩が小さく頷く。
「はい! ……というわけで、どんな女の子がいいですかー?」
「小町だな」
改めて同じ質問をすると、ふっと笑いながら先輩が即答する。
「あの、そういう意味じゃないんですけど」
「それでも、答えは変わらん」
じとっとした視線で睨みつけてみても、口をへの字にされただけだった。
「はぁ、先輩がシスコンなのはわかってましたけど……」
予測していた通りのまったくブレることがない回答に、呆れたため息を吐きながら肩を落としてしまう。あーもうほんとこの人はー……。
「もういいです、先輩のばか」
「何拗ねてんだよ……」
「拗ねてません!」
目をつぶり、んべーっと舌を出してから止めていた仕事を再開させる。つーんとしているわたしを見て、なんなんだこいつと言いたげな表情を浮かべた後、先輩もしぶしぶ手を動かし始めた。
……はぁ。
うまくかわされちゃったし、作戦考え直さないとだめだなぁ。
☆ ☆ ☆
次の日の朝、いつもより少しだけ早起きして先輩が来るのを待つ。
多少いじったりはするものの、基本的にわたしは髪の毛はおろしたままのナチュラルな感じにしている。
でも、今日は違う。
両サイドの後ろ髪をまとめ、長さが足りない分はわたしなりにアレンジした、いわゆる二つ結びのような髪型にしている。
いつもなら小悪魔的なイメージがあるわたしだけど、清純なイメージにしたらどうなるかという実験も兼ねて、この作戦をとることにした。
先輩はわずかな変化に気付くタイプだし、何かしら言ってくれるんじゃないかと思っている。
も、もしかしたら今度こそ可愛いって言ってくれるかも……?
わくわくという期待、そしてどきどきとした緊張を胸に抱えながらきょろきょろしだした時、待ち人の姿が視界に飛び込んでくる。
「せんぱーい!」
ぶんぶんと大げさに手を振って存在を主張すると、先輩は自転車を降りてゆっくりとこちらに歩いてきた。……なんでそんなに嫌そうな顔するんですかね。さすがに傷つくんですけど。
「……こんなとこで何してんのお前」
「やだなー、先輩を待ってたに決まってるじゃないですかー」
覗き込むように顔を見上げながら、はにかんでみる。けど、あぁそうと言われただけで全然効果がなさそうだった。
「それで何の用だ」
えっ。
「あ、あの……」
なんと言おうか迷っているわたしに、ちらと目を向けながら先輩が言葉の続きを待つ。が、その時に予鈴のチャイムが鳴り響いてしまう。
「あぁ俺もう行くわ。ほれ、お前も急げ」
そう告げて、自転車をとめた先輩は校舎の中に歩いていく。ぽかんと口を開けたままでいるわたしを気にして、何度か足を止めてくれている。
そのことは嬉しいけど、けど。
ま、まさかの無反応とか……。
その日の昼休み。
やっぱりあのくらいじゃインパクトが弱かったかなーと思ったわたしは、二つ結びでついてしまったクセを必死に直し、サイドアップに髪型を変えてみる。たぶん、これなら先輩も反応してくれるよね?
一人心の中で意気込みながら二年F組を目指し歩いていくと、その途中で先輩とばったり出くわした。
「あ、先輩」
「よう、一色」
挨拶はしてくれたものの、わたしの髪型に対しての反応はいつも通り。……さすがにへこみそう。
「じゃあな」
そして、早々にこの場を離れようとする先輩。
「ちょちょ、ちょっと待ってください!」
がしっと腕を掴んで引き止めると、先輩は困ったような表情を浮かべてしまう。……あれ? もしかして本気で嫌がってる?
「悪い、平塚先生に呼ばれててもう行かなくちゃいけねぇんだ」
あ、そういうこと……。内心嫌われてなくてよかったとほっとしつつも、わたしにまったく興味を示してくれないことに、しょんぼりとしつつも。
「じゃ、じゃあ放課後、生徒会室に来てくれませんか?」
「また手伝いか? はぁ、しょうがねぇな……」
んじゃまた後でと言い残して、先輩が職員室がある方向へ歩いていく。
結局、髪型については何一つ触れてくれなかった。
そして放課後。
もはや女の子としてのプライドというか、意地というか、半分やけくそ気味に後ろ髪をあげて、ちらりとうなじが見えるガーリーハーフアップに髪型を変えてみる。
いい加減、反応して欲しい。
そして、来るのが遅い。
遅くなるなら連絡くらいくれたっていいのにと考えたところで、連絡先を聞いていなかったことを思い出した。でも、聞いたところで教えてくれなさそうな気がするのは否定できなくて。
まぁ、今までを考えれば自業自得かなーとも思いつつ。
……ほんともう、なんだかなぁ。
もんもんやら、むかむかやらがいろいろ混じったため息を何度か吐きながら待っていると、生徒会室の扉ががらっと音を立てて開かれた。
「先輩、おっそーい!」
「すまん、ホームルームが長引いた。ってそんな遅くねぇだろ」
実際には授業が終わってから数十分も経っていない。わたしの頭の中に流れている時間が、時計が示す時間と違うだけ。
「それでも女の子を待たせるのはポイント低いですよー?」
「いや、ホームルームはしょうがないだろ」
「まぁそうですけど……」
むむむと唸るわたしに先輩は呆れたような顔をする。ただ髪型についてはやっぱり何も言ってくれないし、すっとぼけてるんじゃ? ってくらい、そのことに触れようとしない。
……よくよく考えたら、充分に有り得る。よしっ、聞いてみよう。
「先輩、気付いてないフリですよね?」
……あっ、目を逸らした。ふふん、ならここからはわたしのターンですよ!
「そうなんですね?」
にやりとしながらじりじり詰め寄ると、先輩がうぐっとくぐもった声をあげて後ずさる。それを繰り返して壁際まで追い詰めた時、観念したように視線を逸らしながら先輩が口を開く。
「わ、悪かったって。でもほら、わざわざ言うもんじゃあないと思ってたからよ……」
顔を真っ赤にしながら、先輩がぽしょりと言い訳をした。
……うーん、あともう一押し、必要かな。
「なら答えてください。こんなわたし、どうですか?」
「あ、ああ、悪くないんじゃねぇの。つかマジで近い、近いから」
その言葉を聞き、胸元に手を添えすーはーと深呼吸してから、わたしは身体をより近づける。そのまま先輩の腰に腕を回し、手先にある制服の裾をきゅっと掴む。
「……じゃあ、わたしは、……可愛い、ですか?」
密着した状態で、熱っぽく、切れ切れに囁く。
わくわく。
どきどき。
いくらかの間の後、すぅと先輩が息を吸った音。その瞬間、こんこんとノックの音が響く。
………………あともうちょっとだったのに。
「ちっ、どーぞー」
「はぁ……」
舌打ちをしつつも離れたわたしに、先輩がほっとして肩の力を抜いていた。その様子に、なーんかなーと不満を漏らしつつも、開かれた扉に視線を移す。
「こんにちは」
「やっはろー!」
そこから現れたのは、雪ノ下先輩と、結衣先輩だった。
……あーもう、なんでこうタイミング悪いかなー。そう心の中で愚痴を言いつつも、思考のスイッチを切り替える。
「お二人とも、こんにちはですー」
いつも通りに挨拶を返したところで、もう一つ見落としていたことに気付いてしまう。けど、もう遅かった。
「……二人は何をしていたのかしら」
「あ、あはは……」
お互いに顔を真っ赤にしたままのわたしと先輩に、冷ややかな視線と気まずそうな表情がそれぞれ飛んでくる。
やばっ、めんどくさいことになる前になんとかしないと……。
「な、なななんでもないですよ?」
「うんなんでもないからほんとなんでもないから」
そして口から出ていったのは、明らかに焦りを滲ませている、まくし立てるような言葉だった。
……あ、いつもの癖でつい。ていうか、なんで先輩まで。
結局、わたしと先輩が二人仲良く動揺してしまったのが原因で、それ以降は雪ノ下先輩と結衣先輩に問い詰められるはめになった。
濁したり、誤魔化したりしてなんとかかわしていたものの、最終的に生徒会の手伝いという名目の監視体制を敷かれてしまったせいで、あれっきり何も進展させることはできなかった。
いいところを邪魔され、さらには寸止めを食らわせられ、ただでさえもやもやしていた気持ちが一気に膨れ上がっていく。
あー、もう。
なんでいっつもこうなるの。
雪ノ下先輩のばか。
結衣先輩のばか。
ついでに先輩のばか。
………………うがーっ!
その日の夜は、あまり眠れなかった。
☆ ☆ ☆
またまた翌日の放課後。
睡眠不足のせいで普段より少しだけ寝坊してしまい、今日は先輩を待ち伏せすることができなかった。さらには急ぎ足で準備を済ませたため、普段どおりのナチュラルヘアのまま。
どうしてこううまくいかないんだろう。
もやもや、むかむかがどんどん増していく。
一人でうーうー唸っていると、生徒会室の扉が開かれ先輩がやってきた。……まぁ、わたしが呼び出したんだけど。
「よう……ってお前、すげぇ眠そうだな。何かあったのか?」
やや虚ろ気味なわたしの表情を見て、心配そうに声をかけてくる。
「まぁ、いろいろありまして……」
恋煩いのせいでまともに寝れなかった、なんて素直に言えるわけもなく。
でも、すっとぼけられたり邪魔されたりして、心の距離をなかなか縮めることができないことに焦りを感じているのも、また事実で。
だから、もう我慢できなくなりつつもあって。
「先輩」
「ん?」
立ったままの先輩の胸元に、おでこをこつんとぶつけた。
「ちょっ、何を……」
「昨日の続き、聞かせてもらえませんか」
逃げないように、逃がさないように、先輩の制服の裾をぎゅっと掴み、弱々しく呟く。
「……なぁ、どうしてそんなに知りたがるんだ?」
「じゃあ、どうしたらわたしのこと、可愛いって言ってくれるんですか?」
先輩の問いかけを無視して心の中の思いを紡ぎ、吐き出した。
しばらくの間、空白が流れる。その静けさにどんどんいたたまれなくなり、早まったかなとため息を吐きかけた時だった。
「その、なんだ」
緊張が混じったような先輩の声音に、思わず顔を上げる。
「何を考えていろいろ試してたのか知らんが、まぁ、そのままのお前の方が可愛いと思うぞ、うん」
頭をがしがしと掻きながら、ふいと顔を逸らしつつも。
不器用な言い方でも、やっと可愛いと言ってもらえた。
その報われたような言葉に、心の底から涙と喜びがじわじわこみ上げてきて。
「なんですかそれ口説いてるんですかあまりに嬉しくて幸せなのでよかったらわたしと付き合ってくださいお願いします」
…………ついつい告白しちゃった。
あー。
どうしよう。
何か言って欲しい。
沈黙が、辛い。
「……本気か、それ。第一葉山はどうしたんだ」
しばらくしてから、困ったような、疑っているような眼差しをわたしに向けてきた。
……ここまで来たら、後には引けない。
大きく息を吸い込み、吐き出して覚悟を決める。
「言ったじゃないですか、わたしも本物が欲しくなったって」
そう告げて、ちょっとだけ背伸びして。
わたしの唇を、そっと、先輩の唇に触れ合わせて。
「これが、わたしの気持ち、です」
ずっと大切にとっておいたわたしのファーストキスを、先輩に捧げた。
後悔なんて、するわけない。
だって――。
「お、お、お前……」
記憶の中から一つ一つの出来事を引っ張り出して、繋ぎ合わせ、噛みしめながら。
「好きです、先輩。大好きです」
顔を赤くしながらも、真剣に、はっきりと気持ちを伝える。
「……お前なら、もっといいやつがいると思うんだが」
そんな人なんて、いない。
あの言葉を聞いてしまった時から、何度思い返しても、いつだって頭に浮かんでくるのは。
爽やかな笑顔や、何でもそつなくこなす、かっこいい葉山先輩の姿なんかじゃなくて。
超めんどくさそうな顔をしつつも、なんだかんだわたしのわがままを聞いてくれる、捻くれた先輩の姿だから。
「わたしは、先輩がいいです。先輩じゃなきゃ、だめなんです」
この思いだけは絶対に譲れない。そんな言葉なんかに負けたくない。
「………………はぁ、わかった。俺の負けだ」
諦めたように一つ息を吐き、先輩が言葉を続ける。
「こういう時なんつったらいいのかわからんが……まぁ、よろしく頼むわ」
その答えを聞いて、わたしは言葉を返さずに。
もう一度、先輩の唇に自身の唇を寄せて、心からの気持ちを返した――。
☆ ☆ ☆
その日からわたしと先輩は付き合い始めるようになり、今は楽しい日々を過ごしている。
わざわざお願いしなくても生徒会の仕事を手伝ってくれたりするし、毎日下校する時に寄り道デートをしたり、お休みの日は先輩の家にお泊りなんかしちゃったりして。
あ、あと、その、いろいろあんなことやこんなこととか……。
……えへへ。
らぶらぶなわたしと先輩を見て、奉仕部の二人はとても悔しそうな顔をしていたけど。
恋は戦争なんですから、うかうかしてるほうが悪いんですよ?
ねっ? せーんぱいっ!
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!