バカと魔導師たちと召喚獣   作:ソルレイン

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Bクラス戦後

「明久!それに高町たちも無事だったか!」

 

教室に入ると僕たちに気づいた雄二たちが立ち上がり駆け寄ってくる。

そんなに慌ててどうしたんだろう?

 

「Bクラスに罠にかけられて足止めに残ったと聞いて、

帰りが遅いからてっきりやられたかと思ったぞい」

 

「…無事で何より」

 

僕たちが全員無事なのを見て安堵の声を漏らす秀吉と康太。

なるほど…そういえば僕らの点数がどのくらいか雄二にも伝えていなかったっけ。

 

「それで、あの後どうなったんだ?」

 

そんなことを考え、1人納得していると、雄二があの後のことを

聞いてきたので結果だけを先に言った。

 

「はやてが広域殲滅攻撃をして、あの場にいたBクラスの人たち諸共、

Bクラス代表を打ち取ったよ」

 

「…ちょっと待て、今、なんつった?」

 

「だから、Bクラス代表をはやてが戦死させた、って言ったんだよ」

 

僕の話を聞いた雄二は、まったく予想していなかったことを言われ、聞き間違いかと思ったのか、もう一度僕に聞いてくるが僕は先ほどとほとんど同じ内容を再度雄二に話した。

 

「…なぁ、秀吉、ムッツリーニ」

 

「…なんじゃ」

 

「……なんだ」

 

「俺の耳がおかしいみたいなんだ…さっきから明久がBクラス代表を討ち取った、と話してるように聞こえるんだが…」

 

「安心せい、儂にもそう聞こえておるからお主の耳はおかしくはなっておらん」

 

「…正常」

 

「そうか…」

 

秀吉と康太の言葉を聞いて、自分が聞いたことが間違っていないとようやく納得する雄二。…とりあえずさっきあったことをちゃんと説明するか。そう考えた僕は、雄二たちに説明を始めた。

 

 

 

「それじゃ、嬉し恥ずかし戦後対談といこうか」

 

次の日の昼休み、Bクラスの教室にお互いのクラスの生徒が

一同に集まり注目する中、雄二がそう切り出した。

 

根本を討ち取ったときのことを話し終えた後、雄二に戦後対談をどうするのか聞いてみたところ、もう時間も遅く、帰宅している人がいるということで戦後対談は翌日の昼休みに行うと言い、それをBクラスに伝えて昨日はそれで解散、といった流れになった。

 

「本来ならお前たちには素敵なちゃぶ台をプレゼントするところだが、

こちらの条件を飲めばそれは免除してやってもいい」

 

「…その条件って言うのは一体何だ?」

 

「Bクラス代表であるお前がAクラスに試召戦争の準備ができていると宣言することだ、

これを着てな」

 

そう言って、女子の制服を取り出す雄二。…雄二、そんなものをどこで手に入れたんだい、君は?…あ、康太か、納得。

 

「な、なんだと!?そんなふざけたこと、誰が…」

 

雄二の条件を聞いた根本は慌てふためき、要求を拒否しようとするが、

 

「Bクラス全員で必ず実行させよう!」

 

「任せて!何が何でも絶対にやらせてみせるわ!!」

 

「クz…根本1匹で教室を守れるなら、やらない手はない!!」

 

「お前たちぃ!?てか誰かクズって言いかけなかったか!?」

 

Bクラスの人たちのそんな暖かい声を聞き、素っ頓狂な声を上げる。

すごいな…何の躊躇いもなく見捨てられたよ。

 

「元々てめぇがセコいこと仕掛けてやられたのが悪いんだろ、根本(クズ)!」

 

「そうだそうだ!テメェの不始末はテメェでつけやがれ、根本(クズ)!」

 

「彼、今まで何してきたのかな…?」

 

さらにBクラスから上がる声に、フェイトが口元を引き攣らせながらそんなことを呟いた。

よく見るとなのはとはやても口元を引き攣らせている…うん、その気持ちはすごく共感できるよ。

だってもう彼らが根本と書いてクズと呼んでいるのがはっきりわかるからだ、なぜかはわからないけど。

 

「それじゃ決定だな。頑張れよ」

 

「くっ!お、俺は絶対にやらなごはぁ!!」

 

「それでは着付けに入ります」

 

なおも抵抗しようとする根本を物理的に黙らせ、すぐさま着付けに入るBクラスの生徒たち。さすがの雄二もそこまでするとは思わなかったのか、心なしか冷や汗を流しているように見えた。

 

 

 

その日の昼休みの終わり頃に根本は女子の制服を着て、Aクラスと試召戦争の準備を

終えているとちゃんと宣言したらしい。

それを見たAクラスのほぼ全員が、お昼に食べた物をリバースしそうになるという事件が起こったということが僕の耳にも入っていたのでまず間違いないだろう。

 

 

 

 

 

「はい、高町です」

 

『あ、なのはちゃん?久しぶりー』

 

「あ、――――ちゃん!久しぶり!一体どうしたの、こんな夜中に?』

 

『うん、実はね、私も文月学園に行くことになったんだ!あ、もちろん2人も一緒だよ』

 

「え、3人とも、こっちに来るの!そ、それでいつこっちに?」

 

『明日ー』

 

「…明日!?な、なんで!?」

 

『私は管理局の方からの任務かなー、なのはたちの増援として行くことになったらしいよ。

他の2人はアキに会いたいからだって。あ、フェイトたちにもちゃんと伝えておいてね』

 

「う、うん、わかった。フェイトちゃんたちにも伝えておくね…」

 

『あ、でもアキにはまだ伝えないでね』

 

「え、明久君には伝えないで、ってどうして?」

 

『もちろん…驚かせたいからだよ!』

 

「あはは…なるほどね。わかったよ、それじゃ残りの2人にもよろしくって伝えておいてね」

 

『オッケー!それじゃ、なのはちゃんおやすみ~』

 

「うん、おやすみ…()()()()ちゃん」




どうもー、ソルレインです。

ちょっと内容は少ないと思いますが、ご了承を。
今回はBクラス戦後のお話です。
原作よりも根本に対するBクラスの扱いが悪いですが、
卑怯なことをして、それで返り討ちにあった結果ですから、
これぐらいやられるのは普通だよね?と思って書きました。

そして、最後の最後にアリシアの登場。
の、のこりのふたりとはだれのことなんだー(棒読み)

ということで、次話もどうか宜しくお願いします。

それでは~。
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